ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

カップ酒を飲み比べーその12(松竹梅「天」)

2021-06-25 22:20:27 | ワイン&酒

日本再発見!カップ酒企画は今後も続きます(笑) から続きます

 

カップ酒の飲み比べ企画を不定期連載していますが、今年に入ってからは今回が初?

カップ酒連載としては、これが第12弾になります。

 

スーパーで売っているスタンダードなものはほぼ飲んできたかと思いますが、

「松竹梅」のカップ酒は意外にも初めてです。

 

松竹梅「天」(てん)200ml 壜カップ 宝酒造(京都市伏見区)

 

手に取ったポイントは「国産米100%」「二段酵母仕込」

スーパーの店頭に並んでいる時点では、「二段酵母仕込」がどういうものかはわかりませんが、なんとなく良さげな感じがしました(笑)

 

ブランドサイトを見ると、

清酒のコクに関わる成分であるコハク酸を多くつくる酵母と、後味に良いキレのある酒質をつくる酵母の二種類の酵母による仕込み、と書いてありました。

二段酵母仕込みをすることで、「コクとキレを同時に実現」し、飲みやすくまろやかな旨みを特徴とした酒になるようです。

 

 

ほどよい飲みごたえの200mlサイズ。

参考小売価格は154円(税抜)

 

 

 

アルコール度数は13%

日本酒度+2、酸度1.3。

 

 

おすすめの飲み頃温度は幅広いようですが、一番のオススメは上燗(45℃前後)となっていましたので、まずは冷蔵庫から取り出した冷たい状態でワインのフランチャコルタグラスに注いで飲みました。

 

香りはフルーティーなニュアンスがあり、味わいは雑味なく、サラリ飲めます。

今の時期のような気温の高い季節には、冷やしてワイングラスで飲むのは大いにアリですね!

 

軽やかに飲めておいしいので、このままフランチャコルタグラスで最後まで飲んでもいいかも、と思いましたが、45℃前後が一番のオススメ温度ということですので、これは試さないといけません。

 

お風呂よりやや高めくらいの温度にお燗し、お気に入りの湯飲みカップで飲んでみると、全然違いました。

うま味、コクが増し、香りも深みが増し、お燗を勧めるのが納得です。

汗ダラダラの猛暑日でなければ、ぜひ、お燗してみてください。

 

あまりクセがなく飲めるので、酒だけでそのまま飲んでもよく、幅広いフードに合わせられるタイプだと思います。

今なら、冷蔵庫で冷やしたのをワイングラスでアペリティフに飲む、という使い方も良さそうです。

1カップを2人でシェアすれば、ちょうど100mlずつ楽しめ、しかもお手頃~

 

 

以前紹介したチーズ味の「ホームパイのみみ 塩対応」が日本酒にも合うかもしれない、と思っていたので、残しておいた一袋を開けて「松竹梅 天」と合わせてみました。

 

 

冷たい酒と燗酒と、両方で合わせてみたところ、燗酒の方がチーズの風味がアップして、いい感じでした。

 

[参考] ワインのつまみになる!「ホームパイのみみ 塩対応」

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/fe23cb46d54f0c5ff1fbab30c271a8d0

 

 

カップ酒はお値段が安く、気軽に色々なチャレンジができるのがいいですね。

特に夏場は、サイズの小さなカップ酒が手軽で便利じゃないでしょうか 。

 

キャップ付きが便利です

 

 

[参考] 「ワイングラスでおいしい日本酒」のグラスって、どんなグラス?

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/8949c0158baf6a2a4610c1d7a46e6e5d

 

 

コメント
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