お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

これで少しは・・・・

2009年03月13日 | 社会
 なんとも不快な出来事だった東京都立七生(ななお)養護学校の性教育妨害に対する判決が出た!都議と都に210万円の賠償命令!(安すぎるぅ)

 普通の学校でも「性教育」は大変だ。
 私は現職時代、性教育の必要性を感じながらもノウハウがわからず、一人で手探り状態で始めた。もう、20年以上前の話だ。
 きっかけは、担任したクラスの子供たちのいじめだった。「性教育」(そのときは誕生教育に過ぎなかったが)を通じて、子供たちにお互いの命の大切さを伝えたかった。それは、とても手応えのある実践で、私は毎年性教育を行うようになった。

 知的障害のある子供たちが通う養護学校では、まして必要だと思う。
 私は教師1年目は研修生だったので担任がなく、あちこちのクラスに行く中、障害児学級にも行った。
 
 そこに高学年の男児がいたが、体格が立派で小柄な私よりたてよこ共に大きい児童で、圧倒されるような感じがした。その子は性的にも思春期の入り口にいたのか、なにかと問題行動を見せた。私はどう対応していいか分からず障害児学級の担任を呼んだが、担任はただ大声で「そんなことしちゃだめ!」と叱りつけるだけだった。これは教育でも何でもなかったから、私は疑問を持った。この子らをどう指導すればいいのだろう?

 本で七生養護学校の実践を読んだ。本当によくやっていると感心した。これのどこが問題なんだろうと不思議でならなかった。人形を使うのだって理解を助けるのに当然ではないだろうか?私も使った。

 今朝の新聞の報道によると、教職を離れた人もいるという。何ともひどい話だ。しかも、訴えられた都議は210万円で教育が正常化されるなら安いものだと言ってるとか!現場にいない人がなんということを言うのかと腹が立った。

 でもこれで少しは良くなる・・・・と思いたい。

 
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