「無縁社会」とか「孤族」とか、なんとも心が冷え冷えする言葉がこの国を覆っている。
昨夜放送されたNHKの「無縁社会」によると、中高年以上の問題だと思っていたら、今や若者までが自分が無縁社会の一員になることにおびえているのが伝わってきた。
若者の場合は、単に居場所がない、人とつながれない、と言うことだけでなく、きちんとした就職が出来ないことが大きな壁となって立ちはだかっているようだ。
お年寄りなら「話し相手」になるとか、「生活上の相談にのる」とか、私達庶民でも何らかの手助けが出来そうな気がするが、就職、しかも正社員の仕事を世話するなどは到底無理な話である。
仕事のこととは別に、インターネットでしか人とつながれない若者たちの姿も紹介された。
ある青年は、ルームシェアしているにもかかわらず、その相手とは関わらず、夜になると100人ものネット上の友人に「お休みなさい」を言っていた!なんなの、これは!
また、カメラを自室に取り付けて、24時間自分を中継している若者もいて、空恐ろしくなった。もし、倒れたらネットの向こうの誰かが気が付いて救急車を呼んでくれるだろうからって・・・異常な認識だ、と私は思ったが。
番組の最後の方で、自殺未遂の方々を助けて面倒を見て、自立まで見守っている牧師の取り組みが紹介された。頭が下がる。・・・・私には、ほっとすぺーすには、なにができるだろうか。
教会の牧師さん達に助けられた人が、今度は助ける側になった事、彼はとても良いお顔をされていましたね。
本当に若い人がというのは ショックは大きかったです。
以前、学校のトイレで一人こっそりお昼を食べるという学生のことが話題になったけど、こんな世の中どげんかせんといかんですね!