お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

これも「東大話法」なのかな?

2013年07月25日 | 社会

7月24日

                

 麻生市民館で昨晩開かれた「リニア中央新幹線の計画説明会」に白紙状態で参加してきた。

 ネットでまず申し込まなくては行けないというやり方が面倒だったけど、会場の入りは思ったより良くて、三分の二位は埋まってた。受付はたくさんの社員がずらりと並んでものものしい雰囲気。参加者の大半は男性で、女性はチラホラ。なぜだろう?

 しかも、質疑の時にわかったけど、参加者の多くは近隣の人じゃなくて相模原とか、高津とか遠くから来ていた。質問者の半分以上は相模原の人だった。

 最初は「神奈川県期成同盟会挨拶」。初めて参加の私には「何。これ?」   次に、建設主体であるJR東海の挨拶。まあ、型どおり。

            

 そしていよいよ新幹線計画の説明。

 スライドにポイントを映しながら、新幹線の概要、環境調査の進捗状況、大深度地下トンネル走行時の環境への影響(騒音・振動・微気圧波・磁界)などなど。初めての私には驚くことばかりだった。

 流れるような、ざっと聞いた感じでは特に問題点はなさそうな、夢の新幹線が実現するという期待感を持たせるような自信にあふれた説明だった。

   

                    

 参加者に配られたパンフも「素晴らしい!」・・・素晴らしすぎるくらいだ。

 質疑応答になったら、すぐさまたくさんの手が挙がった。「一人質問は三つまで」と制限され、たくさんの質問が出されて、私にもこの新幹線の問題点がだんだん見えてきた。

 舞台上のJR東海の面々は上手く質問に回答していて、「慣れてるナア」と感心。みんなの質問が「想定内」なんだろうなあ。

 質問者があまりに多くて、8時半終了予定だったが30分延長に。しかし、挙手は減るどころか益々増えていった。エキサイトした反対意見を述べる人も出てきたが、司会者も回答者も冷静に対処していた。

 九時になって、再延長になった時点で私は会場をあとにしたので最後はどうなったか分からない。

 それまでの時点での感想だが、質問者の追求は個々バラバラで空回りしていた、なぜなら司会者に指名されなければ質問できないし、回答にたいして再質問も出来ないから。こういう形式ってどうなんだろう。

 あと、質問者側の準備も少し足りない気がした。

 質問の中で一番印象に残ったのは、女性で名前を名乗ったMさん

 「女性にも言わせてよ。誰がこの新幹線を望んでいるの?誰も望んでないわよ。なんでそんなに早く大阪に行かなきゃならないの?どうしても早くという人は飛行機に乗るわよ。ここに集まった人はみんな反対かと思ったら、作るのを前提した質問もあって驚いたわ。とにかくこんな物いらないです!」・・・だよね、9兆円もかけて作る必要性が私にも分からない!

 帰りながら思った。たくさんの疑問があるけど、JR東海の説明はだいぶ説得力あったから、リニア新幹線を「素晴らしい」と思う人、「自分たちの街の利益になる」と思う人も大勢いるんだろうなあ・・・あれ、これって、原発を作った時の構図に似てないかな?

 翌日、Kさんに報告したら「都合の悪いことは東大話法ではぐらかすのです」と返信が。ともかく要注意だね。

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