土曜日、霊南坂教会で「教会と地域福祉」フォーラム21第6回シンポジウムがありました。
今回のテーマ「今日の貧困と向き合う~宗教者の課題と可能性」に惹かれました。
それと、ゲストに奥田知志さんがいたので・・・奥田さんの著書「もう、ひとりにさせない」を、数年前の読書会で取り上げ、こんなに底辺の人に尽くす牧師もいるんだなあと衝撃を受けてから、注目していました。(今では、息子の奥田愛基さんの方が有名かも?)
でも、残念ながら奥田さんはネットでの参加でした。(ネットは構わないのですが、音声が明瞭でなく、聞きづらかったです) 他のゲストは、最近よくメディアに登場する藤田孝典さん、浄土宗副住職の吉水岳彦さんでした。
三人それぞれ立場は違いますが、今の日本社会で虐げられている貧困の方々を支援する活動をしていて素晴らしいと思いました。
★シンポジウムで考えさせられたこと★
〇相模原で多くの重度障害者が元職員に殺された事件に関して。犯人は彼らは生きる意味がないから殺したのであり、自分は社会に貢献した、と思っている。・・・この考え方、「生産性が低い人は生きている意味がない」に対してどう反論するのか?・・・私なりの答えはある。でも、今はもっと考えたいと思いました。
〇会場からの質問で、貧しい人や障害者に対して私たちは何をすべきかというのがありました。それに対して奥田さんは「今、目の前にいる人に出来ることをするしかないのでは・・・」と。私はこれを聞いて、少しほっとしました。ゲストの三人のように大きな働きは私には出来そうもなかったからです。小さなことでも、良いと思ったことは行動する・・・これなら私流で出来そうだと思いました。
〇なるほどと思わされた言葉
「ジャッジをしない」・・・その人を深く知らないのに、事実関係もよくわかってないのに、簡単に決めつけてジャッジをしてしまう。 最近のある有名な女優さんの息子がホテルで起こした強姦事件の時も、世間はものすごいジャッジの嵐でしたネ。あれは特別な事件でしたが、もっと日常的に簡単にジャッジしている自分を反省しました。
「三つの『つ』」・・・「つながる」「つなげる」「つづける」・・・貧困と貧乏は違うそうです。貧困は経済的な問題にプラスして、関係性が欠如している状態。・・・自分を大切に思うように、隣人も。ということでしょうか?