お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

心に残る映画「チェンジリング」

2009年03月26日 | 映画・演劇・本
 先日、前から見たいと思っていた映画「チェンジリング」を見てきました。

 最近は、見たい映画があると一人で見に行くのが多くなりました。
 映画館は近所なので、家事の合間を縫って都合のいいときにさっと行って帰ってこれる・・・ということもありますが、何の気も遣わず、ただ映画に没頭できるという点が大きいと思います。特に最近の映画館は空いてるので、両隣は誰もいないのが常態ですから、荷物も置けて快適です!

 さて、映画です。
 全体のトーンがセピア調で、「古きよき時代」の雰囲気が漂う30年代の舞台にまず引き込まれてしまいました。落ち着いた住宅や調度品、街並み、行き交うクラシックスタイルの車。そして何より、シックな女性の服装や装飾品にうっとりしました。

 しかし、それだけでなく内容が素晴らしいんです!
 最愛の息子がいなくなる。必死で探す主人公と、冷たい対応しかしてくれない警察。母親の気持ちになって、こちらもはらはら。(私なら、親戚や友人に助けをすぐにも求めると思うのに、シングルマザーの彼女はそれをしないのが不思議でしたが)
 それはニュースになり、5ヶ月後に子供が見つかったと知らせが入ります。驚喜する主人公。でもそれは別人。がっかりして力を落とす主人公。
 でも、ここからが映画の本番です。

 長いお話でしたが、一瞬たりとも間延びする場面はなく、予想外の展開が次から次へと続き、最後は子供がどうなったか真相は明らかにされないままジ・エンド。
 ストーリーはとにかく面白かった!(これは実話だそうですから、面白いと言うのは不謹慎かもしれませんが。)

 細かいところをつつけば、納得できない部分もありました。たとえば、彼女がなぜ別人の子供を押しつけられて引き取ってしまったのか、その子はなぜ別人になりすましたのか(まだ10歳かそこらで、そんなにうまく芝居をする理由が映画スターに会いたいから?って、不自然。)等々。

 でも、警察の腐敗とそれを教会で指弾する牧師との対決なども興味深かったし、見ているうちに、これまで読んだり見たりしてきた子供誘拐の関連作品がいっぱい思い浮かんできて、知らず知らず比較したりもして、そういう意味でも興味深かったです。

 主人公の女優、アンジェリーナ・ジョリー?は、唇が大きすぎるけど、きれいな人でした。
 (電話局で彼女がローラースケートをはいて仕事しているのが笑えましたが、これも事実だそうです。)
 
 未見の方におすすめの一本です!
コメント
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