お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

A君との学習 聞いてないようで・・・

2006年01月26日 | ほっとすぺーす
 二回目の学習に、A君はお父さんとやってきました。

 今まで付き添いは、お母さんだったり、お姉ちゃんだったりしたのですが、今日はお父さん。送ってきた玄関口で、「じゃあ、あとでね」と帰ろうとすると、A君も後をついて一緒に出て行ってしまいました。仕方ないのでお父さんには隣の部屋で待っていてもらうことにしました。

 私と1対1での学習は初めてです。お父さんが気になるA君は何回も隣の部屋をのぞいて確かめていました。

 あまりやる気になっていないこの日、予定していた学習には乗ってきてくれません。仕方ないので積み木の数あてや、トランプの戦いゲームなどをやりました。

 ひらがなは一字ずつの拾い読みならできるので、文章を読む練習をさせようと思いました。しかし、頑として拒否されました。全く見ようともしないし、あちこち動き回り始めました。
 「じゃあ、先生が読むからA君聞いててね。」
返事はないけれど、「どうぶつの赤ちゃん」をゆっくり読みました。聞いているのかどうか、A君はやっぱりじっとしていません。
  
 読み終わって、「質問するから答えてね。ライオンの赤ちゃんは、生まれたばかりの時の大きさは? 1、ねずみくらい 2、ネコくらい さあ、どっちでしょうか?」と聞くと、即座に「ネコ」と正解!「すごいじゃない、A君。」

 同じように5問出しましたが、全て正解。動き回っていながらも、ちゃあんと聞いていたんですね!