拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

クラシック・イントロ当てクイズ(架空)

2024-06-29 17:16:06 | 音楽

クラシック・イントロ当てクイズ(架空)。第1問。変ホ長調の和音がトゥッティで鳴るや否や横野君がボタンを押した。横野君はこう続くと思った。

司会者「はい、横野さん」
横野「ベートーヴェンの『英雄』です」
ブザーの音「ブー」
司会者「残念。もう少し聞きましょう」
横野君がすぐ切れると思った音は切れずに長く伸びた。

司会者「正解はベートーヴェンの『皇帝』。惜しい。同じベートーヴェンだし。どっちもフォルテだし。あとほんのちょっと待ってたら横野さんなら分かったはず。因みに、ベートーヴェンは、民衆の英雄だと思ったナポレオンが皇帝になって激怒して、英雄交響曲の楽譜を破いたんだった。つながりはあった。では、気を取り直して二問目」。
変ホの低ーい音が鳴る。横野君は、今度はちょっと待って音が伸びることを確認してからボタンを押した。横野君はこう続くと思った。

司会者「はい、横野さん」
横野「ワーグナーの『ラインの黄金』です。
ブザーの音「ブー」
司会者「残念。もう少し聞きましょう」
横野君の意に反して、ずっーと伸びると思った音は横野君がボタンを押した直後からのたうち回り始めた。

司会者「正解はリヒャルト・シュトラウスの『英雄の生涯』。あとほんのもうちょっと聞けば横野さんなら分かったはず。では、気を取り直して三問目。おっと、ここで早くも(博多華丸さんの声で)アタック・チャーーーーンス!」。
すると、まだ何の音も鳴ってないのに横野君がボタンを押した。
司会者「まだ曲が始まってない。これはお手つきだ。どうした、横野さん。焦って手が動いてしまったか。でも仕方がない、何か答えて下さい」
横野「ショパンの『英雄ポロネーズ』」
ブザーの音「ブー」
司会者「英雄つながりで、そうお答えになったか。残念。お立ちいただく。あと二問のご辛抱……」

第1問と第2問を間違えたときなぜ立たなくてすんだかは不明である。第1問、第2問とも正解は変ホ長調の曲であったように、この日のテーマは「変ホ長調」。因みに「英雄ポロネーズ」はイ長調である。なお、説明するまでもないと思うが、博多華丸さんの「アタック・チャーーーーンス!」のオリジナルは児玉清さんである。博多華丸大吉さんのうち、博多にご実家があるのは華丸さんである。パネルクイズ・アタック25は、オセロのルールに従って正解した人がパネルをとっていくのだけれど、私は最後までオセロのルールが分からなかったので、解答者のパネルの取り方についてはとうとう疑問のままで終わってしまった。


平岩紙/ブルーレイの行く末

2024-06-29 11:23:26 | 園芸

紙(昨夜のネタ)と言えば平岩紙。今週の朝ドラは、平岩紙の哄笑にぎょっとし、女優だなぁと思った。この人は、宮藤官九郎作品の常連なのだそうだ。私がクドカンに最初に触れたのは映画「舞妓Haaaan!!!」。当時は「クドカン」は私の脳にインプットされなかったが、今、あの映画を思い出すと、絶対クドカンだと思う。ググってみる。当たり!てな具合に「宮藤官九郎」は現在の脳にはしっかりインプットされていたはずなのに、「宮藤」を見て一瞬「みやふじ?」「きゅうどう?」とか思ってしまった。「宮」を「く」と読ませるのはかなり珍しいと思う。

「カネオくん」のウリの一つは、田牧そらちゃんが語る御尊父様のけちん坊ネタ。今回は、そらちゃんは人生でパフェを食べたことがない(びっくり)、食べたいというとするめを食べろと言われた(ダメ押しで笑う)という話。さすがである。このネタにはずれはない。

はて、ではなく、さて私の奥地の家の話。剪定した垣根の草木を袋詰めしたら16袋になり、これを三回に分けて現住所に運んだ。運ぶのに使ったクラフト製の紙袋が3回目のゴール直前で裂けた。よくもった。どこかの国の軍隊から誤射を受けたサンダーバード2号が火災をおこしながらギリギリ基地にたどり着いたのと同様のがんばりである。半年かかると思われた作業が1週間で済んだ翌朝はめずらしく7時過ぎまでぐっすり寝た。

「猫の額」のトキワマンサクは、道路側への延伸を阻止されたからだろうか、作戦の向きを変えたらしく内側に張り出してきた。

この調子だと、近い将来、悪の帝王ゴアによって家ごと恐竜時代にタイムスリップし、玄関をあけたらジャングルだったマモルの家(「マグマ大使」第1回)と同様の事態に陥りそうである。時間は有り余るほどあるのだからDo it youselfでガーデニングをする気はやまほどあるのだが、今回のように大量に出る刈られた草木の処理が問題である。自治体のシルバーなんとかに頼むと安いが刈り取った草木は置きっぱなしにされる可能性がある。となると、普通の業者に頼んだ方がいいのだろうか……

奥地の家の話のついで。これまで一案として、一部屋を視聴覚室にして、そこに図書館にあるような書棚をだーっと置いて、そこにDVD、ブルーレイをだだーっと並べることを検討していた。そんなところに、パナソニックがブルーレイ・レコーダーの生産を打ち切るとのニュースが舞い込んだ。ブルーレイは統一仕様のはずだが、A社製レコーダーで録画したものがB社製で再生できないってことがざらにある。私は、パナソニック製を愛用していたから、これは大事(おおごと)である。時代は配信動画だからそっちで見ろ、ということだろうか。たしかにNHKは「NHK+」の宣伝に余念がない。NHK+で見られるのは放送後1週間限りである。その前のヤツはNHKオンデマンドで見ろ、ということだろうか(10年前の録画を見ると、当時のNHKは、今のNHK+と同じ感じでNHKオンデマンドの宣伝をしていた)。だが、私のような「マイナー分野好き」が見たい映像は、自分で録ったもの以外はどの方法をもってしても見ることができない。果たして、私が20年以上かけて録りだめたDVD、ブルーレイはゴミとなってしまうのか。その間の私の人生は否定されてしまうのか。だが、考えてみれば、20年は私のこれまでの人生のたかだか3分の1である。だったらいいか、捨てても。ここにきて、急遽代替案が浮上。わが家では紙の本が復活しそうな気配である(昨夜のネタ)。なら、奥地の家の一部屋を視聴覚室ではなく図書室にしようか。すると、やはり、図書館にあるような書棚をだーっと置くことになる。

因みに、音楽ソフトは、MD等が廃れて大昔のレコード、テープが根強く生き残っている。本も紙の本が残っている。だが、家庭用の映像記録装置となると、スタートのベータ、VHSからしてなくなっている。その前は、8mmフィルム(8mmビデオではない)があったが、これを持ってたのは一握りの人々にすぎない。8mmフィルムでその幼少期の姿を見ることが出来る人はセレブの証しである。