拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ムシュロ(奥地日記Vol.?)/ゲットバックの「another man」

2024-06-23 13:59:54 | 言葉

奥地の家の生け垣を刈り込んだはいいが、刈り込んだ枝葉の量は膨大。これを、小分けしてビニール袋に詰め、それをリュックに入れて現住所に持って帰らなければならない。とりあえず、刈り込んだ当日は道に積もったヤツをかき集めて道具入れに詰め込み、次に行ったときから袋詰め作業を始めたのだが、これがなかなか大変。切り取ったままだと長い枝がビニール袋を突き破るから、園芸ばさみ又はノコギリで小さくし、それから袋に詰めるのだが、4時間やってこれだけ。

まだ同量以上が残っている。全部の袋詰めが終わるまで多分あと二日。その後、一袋ずつリュックに入れて持ち帰り、現住所で燃えるゴミに出す。多分、全部終わるまで半年はかかるだろう。車があれば運搬は一日でできる。あるいは、私がペーパードライバーでなければレンタカーを借りて、やはり一日でできる。なお、あればよいのは車であって俥ではない……ん、まてよ。リアカーでもあればやはり一日で終わるよな。いや、積載がいっぺんにできても一日では返ってこられない。どこかの「宿」(しゅく)で一泊か二泊しなければなるまい。

フルーツピッカーはようやく今日になって届いた。来年の収獲を基準とすれば、ものすごく「素早い対応」である。

ところで、奥地の駅前の中華にはこのところ行ってなかったのだが、今回、行き(昼頃)に店先で給仕担当の中国人女性(シェフの奥さんなのか店員さんなのかは不明。一応「マダム」と言っておく)とぱったり会って、私のことをちゃんと覚えていて、「おねーさん、お久しぶり」と声をかけられてしまったからには夕方行かないわけにはいくまいて。四時間の作業で喉がカラカラで一刻も早くビールを飲みたいところでもある。ということで、帰りに寄って、ムースーロー(キクラゲと豚肉の玉子炒め)と生ビールを注文。カラカラの喉はビールを瞬時に吸い込みいつもなら紹興酒となるところだが、今回は梅酒サワーを注文。

私がお店でサワーを注文するのは多分人生初である。サワーってアルコールを水で薄めているイメージがあって、味もアルコールも薄くて「損」な感じがして敬遠していたのだが、ここんとこ自宅ではサワーづいていたので試してみたのである。旨いし爽やかであった。

因みに、マダムに注文するとき「ムース↓ーロー」と言ったら、そこからマダムの中国語講座が始まった。
マダム「中国語ではムシュ↑ロって言う」
私「ムースーロー」
マダム「違う、ムシュ↑ロ」
私「ムシュ↑ロ」
マダム「そう!」ってな感じである。

後日、この話を他の人にしたら、中国は国土が広いからいろんな発音がある、と言っていた。そりゃそうだろう。国土の狭い日本だって発音はいろいろである。例えば、「あまちゃん」で流行語になった「じぇじぇ」は、ちょっと地域を違えると「じょじょ」になる。因みに、「じょじょ」で思い出すのはビートルズの「ゲットバック」。「JOJO」って人がああしたこうしたって歌である。因みの因みに、その「ゲットバック」で曲中、リコーダーの音が一瞬「ぴっ」って入る気がする。それから、歌詞の2番では「スイート・ロレッタ」の話になり、このロレッタは自分のことを「woman」だと思っていたが、ホントは「another man」だった、というのだが、要するに「おほほ」だってことだろうか。もしそうなら、横野好夫君は、歌においては「another man」である。