横野好夫です。神奈川県の中央(県央)で、モーツァルトのレクイエム等を好事家が集まって練習なしにいきなり通して演奏する会に行ってクラリネットを吹いてきました。
思えば、同様の会は首都圏各所でいろんな曲で行われ、私自身も主催したことがあるけれど、まさに、数年前、県央でモーツァルトのレクイエムを通して演奏したこの会こそが私が楽器を再開するきっかけであったのです。すなわち、ピアニストのヤマユリ先生(仮名)は、通常、この手の会ではピアノを弾かれるのだけれど、このときは「クラリネットを吹く」と仰られたことが、かつてクラリネットを吹いていた私の導火線に火を付けたのでありました。
その後、クラリネットのほか、昔いじっていたヴァイオリンも再開し、さらに、この期に及んでオーボエ、フルート、チェロを新たに始めることになったのだから、まっことこの会及びヤマユリ先生は私の余生に計り知れない影響を与えたのでございました。今回のクラリネットの相方がヤマユリ先生だったのも至極当然のことでございます。
てなわけで、この日は午前中に家(現住所。引越はまだ)を出て、会場近くのドトールで昼の腹ごしらえ。思えば、20年くらい前、仕事で外出したときのお昼はたいがいドトール。今回注文した「ミラノサンド」とブレンドコーヒーは当時と同じ組合せ。そう発するわが声に大いなる郷愁を感じたのでありました。
そのミラノサンドの一部が包んだ紙にはみ出ている。はみ出ているのはアボカド。アボカドを食べたくてこれを注文したのだから残すわけにはまいりません。さりとて、スプーンの類いはテーブルにないとなれば、猫になるしかあるまいて。舌を伸ばした、届いた、なかなか長い舌だ。で、ペロリ、完食いたしました。人目を気にしてては生きていけませんもの!