拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

下手の計算休むに似たり

2022-11-19 10:48:03 | 音楽

昨夜の9時頃、南南西の空高くに明るく光る星があった。

木星だろうか?惑星や月のような衛星は自ら光を発しないにもかかわらず、よくぞここまで明るく輝くものだ。自らのがんばりではなく、他人の名声に乗っかって稼ぐ人間と同じである(別に悪口ではない)。

こないだ掲載した「鎌倉小旅・後編」でアップした仁王像の写真なのだが、

あらためてみると、格子戸の中に閉じ込められていて、まるで囚人である。格子戸に手をやって「出してくれ」と言ってるようでもある。しかも半裸。この時期、寒いだろう。なぜ格子があるのか。中に入ろうとする輩を食い止めるため?なら話は逆だ。格子のこっちにいるわれわれが囚人である。

近所のスーパーで、食パンが88円から99円に値上がりし、もはや頼みの綱は某Gスーパーのみである。ここは食パンがまだ77円。なので合唱練習の前に寄ったのだが、この日は8枚切りが売り切れていて6枚切りのみ。これを買っていつものように2枚食すと近所で99円で買うのより割高になる(77÷3×4=102.66……)。購入を中止して店を出る。しっかり計算ができて得した気分……待てよ、6枚切りを買って1回に1枚半食べれば量的にはいつもと一緒。で、コストも抑えられる。しまった、購入すべきであった。一転して暗澹たる気分になって歌の練習に挑んだ私であった。下手な計算休むに似たり、である。

昼食と言えば、学生時代、学食で、150円のカレーライス、30円の卵、20円の味噌汁を頼んで合計200円。これをずっと続けていた(つまり、あきもせず毎昼カレーライスだった。卵より味噌汁の方が安いことに若干の疑問を持っていたが今考えれば納得である)。で、3年生になってゼミに入ったら、ゼミの先生が「昼食に1000円以下なんてあり得ない」と言っていて、へーえ、大学の先生ってリッチなんだなー、ようし、私もお昼に1000円以上出せるような人になるぞー、がんばるぞー、と青年は大志を抱き、そのなれの果てが現在である。考えてみたら、今の私のお昼は学生時代よりも質素(要するにビンボー)である。このように、ありのままの自分をさらけ出すことができるのは、私が婚活と縁を切ったから。なお、あさイチに寄せられたメールだっけ、付き合ってた彼がビンボー自慢で、ファミレス(ってサ○○○ヤ?)に行っても必ず割り勘だったのだが、結婚したら実は社長の息子で、現在超セレブな生活を送ってるって話を聞いた。大丈夫。私についてはそのようなウソはない。正真正銘のビンボーであるから、どうぞ安心してほしい。