わが愛しのジェンティルドンナ、結婚したいくらい大好きなジェンティルドンナの娘ジェラルディーナがエリザベス女王杯(GⅠ)を制した。前回のレースで、初の重賞制覇。ようやく良血開花!馬体重も増えて、ジェンティルの現役時代と同じくらいになった。パドックで首をぶるんぶるん振り回す様はお母さんとそっくり(いれこんでると思って馬券を諦めたファンがいるらしいが、私はジェンティルの面影を見てうれしかった)。そうやって期待が膨らむ一方、久々の雨で阪神競馬場は重馬場。これだけが心配のタネだった。ジェンティルは重馬場が苦手だったから。だが、そんな心配を蹴散らす見事な走り。競って抜け出す横綱相撲で、強豪ひしめくなか堂々先頭でゴールした。実に美しく、力強いゴールであった。
名牝の子は走らず、という。だから、ジェラルディーナが前回重賞を制しただけでも大ニュースだった。それがGⅠも制したともなると、これはもう大事件である。史上最強牝馬論争がそれぞれのファンによってかまびすく繰り広げられているが、繁殖成績(子の成績)も含めた実績となると、現時点でジェンティルドンナの圧勝である。
ジェラルディーナの掲示板が盛り上がるのは当然だが、ジェンティルドンナの掲示板も祝福の嵐。まあ人間社会でも、子供が金メダルをとると、実家にもお祝いの電話が殺到するっていうし。
昨夜、外でたくさん飲んだので、今夜はお酒を抜くつもりだったが、こういう日に祝杯をあげなくてどうする!?(飲む口実ができてよかったね)。馬券も当たったことだし(単複とワイドが的中)。だが、今後は、馬券人気が相当上がるからオッズ(当たったときの倍率)は低くなるだろうなぁ……
ジェンティルドンナとジェラルディーナは第一印象で似た名前だなぁ、と思ったのだが、「ジェラルディーナ」の構成文字をどう組み替えても「ジェンティルドンナ」にはならない。にもかかわらず、似てる印象があるのは、以下の理由によると考える。
どっちも「ジェ」で始まる。
どっちも第一音節の最後が「ル」である。
どっちも第二音節の頭の子音が「d」である。
どっちも語尾が「ナ」である。
因みに、ジェンティルドンナに娘がいても、彼女は人妻(馬妻)ではない。娘は婚外子、しかも一回のみの逢瀬でできた子である。ジェラルディーナの快挙で、また音楽をがんばろう、と思ってるワタクシでありました。