拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

楽器は寝てる間に上手くなる!?

2021-07-19 19:21:53 | 音楽
大相撲の千秋楽の白鵬は立会いざまに相手の照ノ富士に肘打ちを食らわしたように見えた。その後は、張り手を連発。「張り手」と言えば聞こえがいいが、要は「ビンタ」である。だいたい、白鵬は普段から張り手が多い。ちゃんとした戦法なら下位の相手だってやっていいはずだが下位の力士は白鵬には張り手をしない。なんだか不公平である。先生は生徒をビンタしてもよいが、生徒は先生をビンタしちゃいけないって言ってるみたいである。どちらかと言えば、勝つためになんでもやっていいのは下位の力士なのに、今、なんでもありなのは白鵬である。だが、来場所は照ノ富士も横綱だ。「先生同士」なんだから、遠慮無くビンタの応酬をしてほしい(それにしても、照ノ富士は、いったん序二段まで落ちて、そこから横綱になるんだから、これほどの「逆転人生」はないだろう。奥様のドルジハンドさんもさぞやお喜びだろう。そう言えば、白鵬の日本人妻もお子さんを連れて千秋楽を観戦していた)。スポーツの話と言えば、チコちゃんで、運動神経の良さは遺伝ではなく、もっぱら反復練習で培われると言っていた。特に、成功体験を反復することで運動能力があがるのだという。へー!さらに、時には休息も必要とのこと。自転車の練習でこけてばかりいた子供が一週間休むとすぐ乗れたりするそうだ。休息の間に脳内で成功体験が増幅するそうだ。我が意を得たり!同様の体験を、私は楽器で経験している。練習してもなかなか上手くいかなかったものが、しばらくさぼってからまたやってみると、いきなりできたりする。私は、寝ている間に脳が学習するのか?と思っていたが、まんざらその考えは間違いではないようだ。特に、最近始めたオーボエとフルートは、某会のカンタータに出てくるときだけ引っ張り出して練習するから、間が相当空くことがある。例えば、こないだ吹いたオーボエは、その前1か月間吹いていなかった。最後に吹いて絶望的な気分になったからだ。ところが吹いてみるとさぼってた割には音が出る。で、本番(某会の例会)で吹いた結果、暗澹たる気分になったが、その前は「絶望」だったから「暗澹たる気分」はかなりの「良化」である。そして、次回はフルートの出番である(フルート・トリオのデビューである)。ここんとこオーボエと格闘してたからフルートもかなりさぼっていたのに良化している。やはり、脳が夜、密かに練習していたのだ。因みに、フルートはようやく高いミが出るようになって、ブラームスの1番の第4楽章の「ミーーーレドーソーーー、レーーミドーー」を吹けるようなったが、その後の「ソーーー♯ファレーーー」から先はいまだ「未開の地」である。たくさん寝て、脳に練習をしてもらおう!それにしても、私の脳は、私が寝ている間、デートをする夢を見つつ、楽器の練習もしているのだからご苦労さんなことだ。