拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

副反応/O姫/美女の連弾!負けずにがんばろー!

2021-07-21 18:19:31 | 音楽
ワクチンを打ちたくて打ちたくて仕方がなくても早く打てるとは限らない(正確に言うと「打つ」のではなく「打ってもらう」。だからドイツ語では「lassen」を使い、「Ich lasse mich ウッツィーレン」となる)。今日、ようやく1回目。足立区の集団会場(区の体育館)は、混んでもなく、ガラガラでもなく、実にスムーズな流れであった。全然痛くないと聞いていたので「チクっ」ともしないと思ったら「チクッ」はあった。だが、知らないうちに打たれていたら気づかないだろうレベル。それより、炎天下に会場まで片道20分チャリを漕いだ方が応えた感じ。帰りにサイゼリヤに寄ってドレッシングを買う。ん?サイゼリヤ・ワインをテイクアウトできる?そういう紙が受付に貼ってあったので、よし、買って帰って写真をブログに載せようと思ったら売ってないとのこと。なぜ?在庫切れ?いや、酒はテイクアウトもダメなんだという。なんというナンセンス、これじゃホントの禁酒法である。さて、帰宅して副反応は出るだろうか。あれは若い人に出るというから、ほんのちょっとだけ若くない私には出ないだろう、と思っていたらあなた、打った側の肩にまさかの筋肉痛!出た、副反応!ほんのちょっとだけ若くなくはなかった!それに、副反応が出るのは免疫がめきめき作られている証しである(ちょっと早すぎる?)。さて、オーボエのことである。箸か棒にはかかりそうなので、まともな楽器が欲しくなった。管楽器は個体差が大きいから、今度こそは絶対実物を店先で吹いて決めよう、と決心した……のもつかの間、やはりオークションに目が行く私。まるで、もう二度と旅に出ないと決めながら7回も旅に出たシンドバッドである。私のことをシンドバッド・イージマと呼んどくれ。だってね、こないだもお茶の水を歩いてみたけれど、店頭のやつって中古でも新品の7,8割の値段がするだもん。それがオークションとなると、半額以下で手に入る。ということで、ええとこのお嬢(しっかりしたメーカー品で定価が50万円位)を20万円弱でゲットした。家柄では、B子とA子に続く三人目のお姫様である。さて、この姫が来ると、せっかく1軍でがんばろうとしていた初代O子は二軍落ちということになる。実は、ほかにも、二軍でくすぶっている馬娘ならぬ管娘が複数いる。どうなのだろう。このままウチで二軍でくすぶっているよりも、新天地に向かわせた方がいいのだろうか。ほしい方に差し上げるとか、あるいは、私がオークションに出品するとか。活躍できるところがあれば、売値などは1円でもよい。因みに、O子……いやいやO姫がふさわしい(O嬢だと「ぶってマゼット」の世界になる)、そのO姫が来ても、当面、私ががんばらなければならないのはクラリネットである。来たるソロ会でのオーボエとピアノとのセッションに私は燃えまくっている。だから、がんばってたくさん寝ている(寝ているうちに脳が成功体験を増幅すると聞いたので)。参加者もみな燃えている様子(同様に寝まくってはいない様子)。今日、明らかになった話だが、K鍵盤美女とY先生美女が連弾をやるんだと!すごい!負けずに僕らもがんばろーね!あっ、一つ言っとかないと。文中で「ウッツィーレン」と書いたのは「impfen」ですから。

デスです

2021-07-21 06:17:12 | 音楽
昨日の記事の第1稿には、月光ソナタの第1楽章を♪ソド♭ミ……とハ短調で書いたが、これは間違っていた。正しくは♪♯ソ♯ドミ……の嬰ハ短調(ツィスモル)であった。Y先生美女のご指摘。おお、そうであった。私が1年生のときの高校の吹奏楽部の夏合宿(軽井沢)で、部長が、夕食後、練習場所に集まって、参加者が同じ曲を弾いて競うピアノ合戦をやろうと言い出して、お題がまさに月光の第1楽章。だから、私はこの曲を弾いたことがあるのに間違った。私はホントにテキトーな人間である。そのピアノ合戦の話。エントリーした中で私がトップバッター。拙い演奏が終わり、2番手が音大のピアノ科を目指していたイトーさん。曲も勝手に派手な悲愴の第3楽章に変えて縦横無尽に弾いていたところに施設の舎監が乱入して「夜、音を出すな」。合戦はそこでおしまい。だから私とイトーさんの一騎打ちになってしまった。こりゃ勝敗は火を見るより明らか。私は、衣川で藤原氏の急襲を受けた義経であった(勝ち目はないってこと)。この衣川の戦いで名高いのが弁慶の立ち往生。私が最初に見た大河が「源義経」であり(タッキーが主演のずっと後のじゃないよ)、弁慶は、前年「太閤記」で秀吉を演じた緒形拳の続投だったが、その立ち往生の様子は今でも鮮明に覚えている。それを見た義経が「弁慶、死してもわれを守るか」と言ってお堂に入り、家来が泣きながら外から火を付けるのである。テーマ音楽も鮮烈で、後年、武満徹の作であることを知った。月光に戻る。Y先生美女のご指摘メッセージの中に「2楽章とは同主調関係なんですよね」とある。おお、そうであった。第2楽章は、♭5個=変ニ長調(デスドゥアー)。嬰ハと変二は異名同音である。そして、デスドゥアーと言えばデススター。いみじくも、昨日の記事ではデススターについても書いている。スターウォーズの第1作(エピソードⅣ)では表面の排気口から爆弾を投入されて爆発したデススターは、第3作(エピソードⅥ)では、中に入り込まれ、中央部の原子炉に打ち込まれて爆発したのである(宇宙戦艦ヤマトの劇場版第3作にそっくりのシーンがあった)。そして、最新第9作では、近くの星に墜落したデススターの残骸が登場する。因みに、「デスドゥアー」と「デススター」をからめるネタは日本だから通用するネタである。前者の「デス」は「des」であり、後者の「デス」は「death」だから欧米人の耳には全く違う音に聞こえるものである。その「デスドゥアー」=変ニ長調。大好きな調で私にとっての名曲ぞろい。例えば、プッチーニの「冷たい手」もそうだし(後半、ハイCが出るあたりは変イ長調になっている)、こないだ某会でめずらしく男になって歌った「カルメン」の「花の歌」もそう。そして、「サムソンとデリラ」のデリラのアリアもこの調である。このアリアこそ、某会で、女として歌いたいのであるが、最高音が下司(♭G)で、絶叫と言うか、悲鳴になってしまうから原調ではできない。だが、頭の中にはDes durで入っているからその調で歌いたいのが本音である。そして、再びベートーヴェンのピアノソナタに戻るが、熱情ソナタの第2楽章もデスドゥアー。これこそ「my favourite piece」で、生涯もっともよく弾いた曲である。さて、今日はようやくワクチン1回目。帰ってから副反応が出なければ、二代目O子(ええとこのお嬢さん)がウチにくることになった話をいたしましょう(予定は予告なく変更されます)。