拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ス・私の片付けが遅いなら

2021-07-11 08:52:03 | 音楽
もしも私の顔が青いなら、それは恋をしてるから(デュファイ)。もしも私の片付けが遅いなら、それは楽器が多いから(私)。「もしも」などという仮定ではなく事実である。昨日の歌いまくる会でもヴァイオリン、オーボエ、クラリネットの片付けに手間取り結局私が最後。みんなを待たせてはいけないというあせりがあったのだろう、ICレコーダーを会場に置き忘れてしまった。帰り道に気づき、スマホで施設に電話。あった。良かった。今日とりに行く。こういうとき、携帯電話は便利である。そのスマホは今月が解約月。新しいのは楽天にしようかどうか迷っていた。めちゃくちゃ安いが、当初、つながらないという書込みもあったので。だが決めた。レコーダーをとりに行った帰りに契約しよう。ついでに、その店舗の上階のレストランでお酒を飲もう。明日から再び禁酒法施行なので。で、昨日の会であるが、K子さん……今日はK子さんが複数登場するので、区別するため、こちらのK子さんを「K子さん(美)」と表し、もうお一方は「K子さん(先)」と表すこととなる。そのK子さん(美)のアドバイスに従い、ヴァイオリンの弓と弦を新しくしたら、K子さん(先)が珍しくヴァイオリン演奏を褒めてくれた。K子さん(先)が私をほめるなんざ多摩川にアザラシが来るくらいまれなことである。たまに(昔、多摩川に現れたアザラシは「たまちゃん」である)褒めとかないと、大人になって悪い道に進むと思ったのだろうか(十分大人であるが)。褒められるのは好きである。だが、褒められる要素がないことが明らかなのに褒められるのは逆に気分が害される。今回のヴァイオリンは、自分でも弓と弦を代えてこんなに変わるんだ!と感動していたところだから、褒められて素直に嬉しい。アドバイスを下さったK子さん(美)に感謝である。だが、K子さん(先)がオーボエを褒めてくれたことは(ホントに昨日のK子さん(先)は、どうしたんだろう)、私的には微妙である。相当、K子さん(美)の足を引っ張ってしまったから。いや、おちるんならまだよい。どうにも音程の悪いキーがある。それが自分で許せないのである。こないだ調整に出したのはそこを直してもらうため。直後は直ったのだが、翌日すぐ戻った。お店の人には「この楽器は音が狂いやすい。そういう金属を使っている」と言われた通りである。思い切って「まともな楽器」の中古を買おうかしらん。なーんて言うと、K子さん(先)から、ほら、だから最初からちゃんとしたのを買えっていったんだよ、と言われそうだが、最初のはあくまでも「お試し」である。それで箸にも棒にもかからなければそれで一巻の終わりだが、箸か棒かにはかかりそうなので、そういう気になりつつあるのである。因みに、クラリネットのA管も同様であった。最初にお試しに買ったA管は「まがいもの」。だが、まがいものでもA管の魅力は十分に感じられた。ところがどうにも音程の悪いキーがある(なんだ、まったく今回と同じじゃん)。で、ちゃんとしたのを買ったのだった(このあたりは、クラリネット仲間のY先生(先)とあおりあったせいでもある)。因んだ話その1。お友達には名字がK子さんのご夫婦もいらっしゃる。K子さんご夫婦の夫殿と、K子さん(美)と、K田さんと私は競馬友達でもある。その2。冒頭のデュファイの世俗曲の原題は「ス・ラ・ファス・エ・パル」であり、「ス」が「もしも」である。これで今回のタイトルの謎が解けたと思う。その3。レコーダーの件で電話をした施設の方が「ありましたけど、まだ録音中です。どうやったら切れますか」とおっしゃる。そうだ、「ホールド」にしてあるから切れないんだ。電話でホールドの解除の方法等を伝えた。変な会話が入ってるかもしれない。その4。電話と言えば、母の遺産に未使用のテレフォンカードが何枚かあった。使い道はないだろうと思いながらもらっといた。その他、歯磨き粉だとか、洗剤だとか、シャンプーなんかももらってきた。因みに妹がとってったのは宝石類である。残ったブツは整理屋さんに全部処分してもらった。そこは慣れたもので、一切の感情を差し挟まず、次々と処分。あっという間に原状回復となった母の部屋であった。