暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

楽しさを感じる片づけ方

2012年01月27日 | 京都へ家うつりします
引っ越しの準備をしなくっては・・・と、気ばかりあせっています。
「何をどういう風に手を付けたらいいのかしら?」
茶友YさんへSOSのメールをしました。

  「京都へ持っていく荷物の取捨選択を始めていますが、
   すっきりお暮しのYさんにぜひともアドバイスをお願いします。
   一番苦手な分野かも? 」

  「片付けは大変でしょう。暁庵さんの場合、全て引っ越しされるわけではないので
   本当に必要な物だけお持ちになればいいわけです。
   着物類は多いでしょう。でも草履は数足、靴やバッグもそうですね。
   またキッチン用品など(この間宗箇展の時におしゃもじを買ったように)
   使い勝手の良いものだけにしましょう。・・・・・(中略)・・・

   要すれば「ときめく物」だけお持ちになって、残りはこの際「断捨離」しましょう。
   物は捨てなければどんどん増え続けます。
   本当に必要な物は買ってもいいですが、
   その場合は古くて使わなくなったもの、着なくなった洋服などは捨てることです。
   以上語り始めると止まりませんが、何かご質問ありましたら、なんなりとどうぞ! 」    

いつも寡黙なメールのYさんですが、どんぴしゃりの得意分野だったらしく、
本当に語り始めると止まらない勢いを感じました。

                

   「早速ですが、質問があります。
    どうせ片づけなくてはならないので、少しでも楽しくやりたいと思います。
    楽しさを感じる片付け方とは?? 
    また、捨てなければよかった・・と後悔したことはありますか? 」

すると、楽しさを感じる片づけ方の極意を教えてくれました。

   「さて、一つ目のご質問。楽しさを感じる片付け方。少々難問です。
    例えば整理ダンス(六段)を一竿全部片付けるとします。   
    一気に片付けようとすると、物が散乱し、収拾がつかなくなってしまいます。
    辛くなってしまいますよね。ですから、今日は一段だけ片付けようとする。
    そうすると意外に速く片付き、満足感が得られます。
    また弾みがついて次の一段あるいはもう一段も片付くかもしれません。

    要するにキッチンを丸々片付けようとするのではなく、
    キッチン収納の引き出し一つでもいいので、
    細々区切って片付けていくとストレスがたまりにくくなります。
    さっぱりして満足し、楽しくなりますよ。

    二問目、今まで捨ててしまって後悔した経験はほとんどありません。
    それよりもなかなか捨てられないで悩む方がストレスを感じます」     

               

Yさんから素敵なアドバイスを頂いて、「やる気」がでてきました。
早速、小さな引出し2個から始めました。
「できた~ぁ!」
これなら私にも出来そうです。 Yさん、ありがとう!  

さらにワンステップ上の片づけの極意をご自宅で伝授してくださることになり、
これまた楽しみが増えました。
さて、そろそろ引出し3個のお片付けをしようかな・・・。

                                
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