今日は利休忌です。
25日に都筑民家園(横浜市都筑区)の月釜へ出かけてみました。
大震災から2週間経っていますが、電車に乗って初めての遠出です。
同行のIさんも同様でした。
「とても外出する気分になれなかったけれど
貴女から誘われて、やっとその気になれました・・・」
都筑民家園は、横浜市営地下鉄「センター北」駅から徒歩約10分、
「大塚・歳勝土(さいかちど)遺跡公園」の中にあります。
江戸時代の民家「旧長沢家」を移築し、管理棟、庭などで構成されています。
旧長沢家の隣りに月釜が行われている茶室(輪亭と鶴雲菴)がありました。
昨年10月のアート茶会に続いて二回目の訪問です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/d1/2c9054a66c74935da38c6b3b635fe7ae.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8f/f33a8314f229bbf94d8de83d32afd17a.jpg)
広間の輪亭が待合になっていて、客(予約制)は七名でした。
床には、辛卯弥生の月釜を象徴するように
「無事」 紫野 太玄和尚筆の軸が掛けられていました。
半東さんの案内により広間から庭をまわって
蹲をつかい、小間の鶴雲菴へ席入りしました。
鶴雲菴は三畳台目出炉ですが、京畳のせいか広く感じられました。
昨年五月に席披きをしたばかりで、明るく心地よい茶席です。
すぐにお菓子が出され、まもなく濃茶点前が始まりました。
席主は裏千家流の男の方で、
「今日は利休忌の設えでございますが、同時に
東北関東大震災で亡くなられた方々のご冥福を願って釜を掛けました」
とのことでした。
床には、次のような俳句が書かれた軸が掛けられていました。
「とらや-とらや-
無限次元の
夜が明けて」
「とらや-とらや-」は陀羅尼経のお経だそうです。
経筒に白い桃の花が入れられていました。心の中で合掌。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/17/de8db21d9a174bcdcc950c1714eb7f59.jpg)
しずかに濃茶点前が進んで行き、松風だけが吹き渡っています。
濃茶への期待感が膨らんでいきました。
たっぷりと頂戴したお茶の熱く美味しかったこと!
同席の皆様も同じ思いだったようで、お心こもるお茶を頂戴して、
このような時間を持てることに感謝でした。
続いて、干菓子が出され、薄茶も頂戴しました。
ご亭主と半東さんの息がぴったりで、お二人で全てをこなしていらっしゃるのに
感心したり、参考になったりしました。
お二人のお茶へ向かう真摯な姿勢やおだやかな人柄が垣間みられ、
「また月釜へ伺いたいわね」
とIさんと話しています。
都筑民家園の月釜はHPの茶室行事予定をご覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
写真は上から、「矢指谷戸の菜の花畑(横浜市旭区)」
「大塚・歳勝土遺跡公園」
「都筑民家園の鶴雲菴」
「弘法大師坐像」
25日に都筑民家園(横浜市都筑区)の月釜へ出かけてみました。
大震災から2週間経っていますが、電車に乗って初めての遠出です。
同行のIさんも同様でした。
「とても外出する気分になれなかったけれど
貴女から誘われて、やっとその気になれました・・・」
都筑民家園は、横浜市営地下鉄「センター北」駅から徒歩約10分、
「大塚・歳勝土(さいかちど)遺跡公園」の中にあります。
江戸時代の民家「旧長沢家」を移築し、管理棟、庭などで構成されています。
旧長沢家の隣りに月釜が行われている茶室(輪亭と鶴雲菴)がありました。
昨年10月のアート茶会に続いて二回目の訪問です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/d1/2c9054a66c74935da38c6b3b635fe7ae.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8f/f33a8314f229bbf94d8de83d32afd17a.jpg)
広間の輪亭が待合になっていて、客(予約制)は七名でした。
床には、辛卯弥生の月釜を象徴するように
「無事」 紫野 太玄和尚筆の軸が掛けられていました。
半東さんの案内により広間から庭をまわって
蹲をつかい、小間の鶴雲菴へ席入りしました。
鶴雲菴は三畳台目出炉ですが、京畳のせいか広く感じられました。
昨年五月に席披きをしたばかりで、明るく心地よい茶席です。
すぐにお菓子が出され、まもなく濃茶点前が始まりました。
席主は裏千家流の男の方で、
「今日は利休忌の設えでございますが、同時に
東北関東大震災で亡くなられた方々のご冥福を願って釜を掛けました」
とのことでした。
床には、次のような俳句が書かれた軸が掛けられていました。
「とらや-とらや-
無限次元の
夜が明けて」
「とらや-とらや-」は陀羅尼経のお経だそうです。
経筒に白い桃の花が入れられていました。心の中で合掌。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/17/de8db21d9a174bcdcc950c1714eb7f59.jpg)
しずかに濃茶点前が進んで行き、松風だけが吹き渡っています。
濃茶への期待感が膨らんでいきました。
たっぷりと頂戴したお茶の熱く美味しかったこと!
同席の皆様も同じ思いだったようで、お心こもるお茶を頂戴して、
このような時間を持てることに感謝でした。
続いて、干菓子が出され、薄茶も頂戴しました。
ご亭主と半東さんの息がぴったりで、お二人で全てをこなしていらっしゃるのに
感心したり、参考になったりしました。
お二人のお茶へ向かう真摯な姿勢やおだやかな人柄が垣間みられ、
「また月釜へ伺いたいわね」
とIさんと話しています。
都筑民家園の月釜はHPの茶室行事予定をご覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
写真は上から、「矢指谷戸の菜の花畑(横浜市旭区)」
「大塚・歳勝土遺跡公園」
「都筑民家園の鶴雲菴」
「弘法大師坐像」