(頂上・弥山から天狗岳をのぞむ)
西予の旅の仕上げは、最終日にトライした石鎚山登山です。
石鎚山は標高1982m、白山以西の最高峰であり、日本百名山、
日本七大霊山にも名を連ねています。
石鎚山へ登りたいけれど大丈夫だろうか?・・・と心配でした。
旅へ出たら、めまいもほとんどなく暑さにも対応できたことと、
主人の叔母さんの一言で決まりました。
「明日は土小屋まで行く予定だけれど、山へ登れるかしら?」
すると、
「土小屋まで行くのなら、ゆっくりでも登りなさいや。
石鎚山は気持ちのええ山だから大丈夫。
私も三度登ってますらい」
腰と膝を悪くして杖を突いて歩行している叔母さんですが、
そう言っている顔に力が漲って、今でも登りたい様子でした。
内子から久万高原を抜け、石鎚スカイラインを走り、土小屋へ向かいました。
国民宿舎石鎚に泊まり、翌朝7時に朝食、8時に出発です。
土小屋から二の鎖小屋までは急なアップダウンもなく、
マイペースなら比較的楽なコースです。
途中、アザミ、下野草、小あじさい、葉隠れ釣舟草、黄蓮華升麻、
小オニ百合、ミソハギなどの花を鑑賞しながらゆっくり登りました。
二の鎖小屋で先へ行ってもらった息子たちが待っていてくれまいsた。
ここから頂上まで約40分のはずですが、
ペースが違うのでまた先へ行ってもらいました。
二の鎖小屋のすぐ上に49mの大鎖が打たれた岩壁があり、
昔(三十年前?)主人とよじ登った記憶が幽かに残っています。
「鎖を登れば直登だから、あいつらを追い越せるぞ」
軽やかに上った昔の記憶を頼りに二の鎖場へ挑みましたが
10メートルも登らないうちに後悔しました。
でも下りる方がもっと怖いのです。
金具や岩の窪みに必死に足を掛け、重くなった身体を腕の力で引き揚げました。
追い越すどころか、撒道よりもずっと時間が掛かってしまいました。
最後の難関・三の鎖はパスして、撒道の急な階段を登りきると、
頂上・弥山(みせん)に到着です。
「遅かったね。大丈夫?」
(・・・少しは心配してくれたのかな?)
頂上は晴れたり、ガスで見えなくなったり、刻々天気が変わります。
石鎚神社・頂上社へお参りしてから、頂上小屋へ入り、
熱いみそ汁とコーヒーを頼んで早めの昼食です。
天狗岳をバックに記念撮影をしてから、また若者二人と別れ
花や風景を撮影しながらゆっくり下山しました。
国民宿舎石鎚へ到着したのは13時、約5時間の行程でした。
石鎚山登山に挑んだおかげで、やっと体に自信が持てました。
久万高原の古岩屋荘に寄って温泉で汗を流してから、松山空港へ向かいました。
十数年ぶりの家族旅行でしたが、みんな楽しかったようで良かった!
もちろん私も最高に楽しい西予の旅でした。
&
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西予の旅の仕上げは、最終日にトライした石鎚山登山です。
石鎚山は標高1982m、白山以西の最高峰であり、日本百名山、
日本七大霊山にも名を連ねています。
石鎚山へ登りたいけれど大丈夫だろうか?・・・と心配でした。
旅へ出たら、めまいもほとんどなく暑さにも対応できたことと、
主人の叔母さんの一言で決まりました。
「明日は土小屋まで行く予定だけれど、山へ登れるかしら?」
すると、
「土小屋まで行くのなら、ゆっくりでも登りなさいや。
石鎚山は気持ちのええ山だから大丈夫。
私も三度登ってますらい」
腰と膝を悪くして杖を突いて歩行している叔母さんですが、
そう言っている顔に力が漲って、今でも登りたい様子でした。
内子から久万高原を抜け、石鎚スカイラインを走り、土小屋へ向かいました。
国民宿舎石鎚に泊まり、翌朝7時に朝食、8時に出発です。
土小屋から二の鎖小屋までは急なアップダウンもなく、
マイペースなら比較的楽なコースです。
途中、アザミ、下野草、小あじさい、葉隠れ釣舟草、黄蓮華升麻、
小オニ百合、ミソハギなどの花を鑑賞しながらゆっくり登りました。
二の鎖小屋で先へ行ってもらった息子たちが待っていてくれまいsた。
ここから頂上まで約40分のはずですが、
ペースが違うのでまた先へ行ってもらいました。
二の鎖小屋のすぐ上に49mの大鎖が打たれた岩壁があり、
昔(三十年前?)主人とよじ登った記憶が幽かに残っています。
「鎖を登れば直登だから、あいつらを追い越せるぞ」
軽やかに上った昔の記憶を頼りに二の鎖場へ挑みましたが
10メートルも登らないうちに後悔しました。
でも下りる方がもっと怖いのです。
金具や岩の窪みに必死に足を掛け、重くなった身体を腕の力で引き揚げました。
追い越すどころか、撒道よりもずっと時間が掛かってしまいました。
最後の難関・三の鎖はパスして、撒道の急な階段を登りきると、
頂上・弥山(みせん)に到着です。
「遅かったね。大丈夫?」
(・・・少しは心配してくれたのかな?)
頂上は晴れたり、ガスで見えなくなったり、刻々天気が変わります。
石鎚神社・頂上社へお参りしてから、頂上小屋へ入り、
熱いみそ汁とコーヒーを頼んで早めの昼食です。
天狗岳をバックに記念撮影をしてから、また若者二人と別れ
花や風景を撮影しながらゆっくり下山しました。
国民宿舎石鎚へ到着したのは13時、約5時間の行程でした。
石鎚山登山に挑んだおかげで、やっと体に自信が持てました。
久万高原の古岩屋荘に寄って温泉で汗を流してから、松山空港へ向かいました。
十数年ぶりの家族旅行でしたが、みんな楽しかったようで良かった!
もちろん私も最高に楽しい西予の旅でした。
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