雪景色 (2022年1月6日撮影、初釜(8日)の2日前の大雪?でした)
2月初旬の「暁の茶事」に備えて寒稽古中です。
昨日は6時、今日は4時半に起床、寝坊助の暁庵にとっては朝起きはとっても大変!
でも、最終的には2時起床を目指しています。
先ずは朝風呂に入り、それから炭を熾し、湯を沸かし、お稽古を始めたのは6時近く、まだ真っ暗です。
蝋燭の灯の元、前茶のお稽古をしました。急遽、棚を変えたので、茶道具の確認を兼ねて薄茶を3服点ててみました。前茶なので水屋や稽古の道具を使い、さらさらといたします。一方で、寒く暗い中をいらしてくださったお客さまをゆるゆると温かくおもてなししたいです。
まさに「道具はさびて心はあつく・・・」でしょうか。
前茶の服加減をいろいろ変えてみました。茶碗の温め方、濃いめ、薄め、湯の量など・・・しかし、蝋燭の元ではよく見えませんで、飲んでみて判断するしかありません。飲みすぎて気持ちが悪くなりそう・・・
私的には薄めで少な目がよろしいかしら・・・と思います。
それより、寒中まだ真っ暗な中に馳せ参じてくださったお客さまをどのようにおもてなしをしたらよいか・・・ただ温かく明るくだけではなく、寒暖や明暗の対比、蝋燭の灯と影、障子の色の変化・・・この季節、この時間ならではの何かを感じて頂くおもてなしを・・・と考えるのですが難しいです。
初炭をしてみました。初炭と言っても後炭所望と廻り炭之式が合わさったような炭手前で、文献や事例をあれこれ調べながらやっていますが、試行錯誤が超!!楽しいです。
炭道具を前回と変えてみたり、香合と練香は何にしようかしら?・・・まだ迷っています。
今朝の初炭は頭で考えた通りやってみました。まだ改良の余地はありそうだけれど、基本の形が出来上がりました。
一方で、時間を見ながら刻々と変化する茶席の様子を確認しています。
突き上げ窓はありませんが、いえ、無いからこそ工夫する楽しみがあります。
(安心して蜜柑を突っついているメジロです)
一方で問題も発覚。濃茶を練り、拝見物を出す頃になると、膝が悲鳴をあげだして限界を感じます。
膝と腰の様子と相談しながらどのように乗り切るかが目下の最大にして最強の課題です。
「暁の茶事」まであと少しの間、あれこれ試行錯誤の寒稽古を楽しんでいます。
とっても良い時間だなぁ~と思いながら・・・