3月25日は3月の花塾でした(前回)。
今日で3回目ですが、茶花と全く違う生け方に驚きながらも刺激を受けています。
それに新しい花たちとの出会いも楽しみです。
今日は「L字(エルシェイプ)」という生け方だそうで、白い花器を用意してくれました。
先生から花材の束を受け取って、すぐに水を張ったバケツに入れました。
見学者が一人いらして、昨年11月に初めて花塾を見学した時のことが思い出されます。
花を机に広げると、ピンク、黄色、白、緑の淡い色彩の春の花が花がいっぱいです。
先生が花の名前を白版に書いていきます。( が名前わからない花)
フリージア ラナンキュラス スカビオサ(松虫草) チューリップ
アルストレジア マトリカリア SPション(スプレーカーネーション) レザーファン
花の女王が年代によっていろいろ変わってきた話を興味深く伺いました。・・・
1988年頃から2000年にかけてはバラが女王、2000年から2010年はトルコ桔梗(品種改良で八重が出来たため)、2010年から2025年はラナンキュラス(2010年は5種だったが2,3年で300種以上に増えたそうです)、これからの10年はスカビオサ(松虫草)だそうです。
ちなみに先生はラナンキュラスがお好きだとか、薔薇に似ていますが、ふんわりと柔らかな感じの花です。
単子葉植物(イネ、アヤメ、フリージアなど)と双子葉植物の話など・・・今日はフリージアの葉を生かして、L字(エルシェイプ)にします。単子葉植物はフラワーアレンジでは珍しい花材だそうです。
特に、「あざとくなってはいけないが「珍しい!」という印象が大事なので、「珍しい!」ものがあったらそれを大事にして生けるように・・・」とのことでした。
なんか、茶事で茶道具の組み合わせを考える時に似ています。突出するのは良くないが、一つだけ何かを大事に印象付ける、そのためにはいろいろ引き算していく・・・時々、茶事でそのように考え悩みます。
それから「L字(エルシェイプ)」の生け方の基本を白版に絵を描きながら講義してくださいました。
実際に挑戦してみると、L字の比率、ルール、バランスがとても難しく、ほとんど先生に修正と指導をしていただきながら生けました。ふぅ~ でも、面白かった!です。
(こちらは二俣川駅の生け花展示コーナーにて)