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7月1日は奥の細道会でした。
奥の細道会は奥伝の勉強会で、月1回、ときどきお休みを取りながらも続けています。
床は先日の許状式のまま、利休居士の画像と鵬雲斎家元(現・大宗匠)の賛があるお軸を掛けました。
めったに掛けないお軸ですし、利休さまに奥伝の稽古を見て頂くのも励みになるのでは・・・と思ったのです。
花(水引と岡トラノヲ)、香(沈香)、蝋燭、菓子(和三盆)を供え、赤楽茶碗に湯を入れ、薄茶を一杓撒いてお供えしました。
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その日は4名、最初に台子初炭手前をさせて頂きました。
次いで、行之行台子をNさんとAさんが修しました。
ここで昼食の休憩が入り、午後にKさんが唐物をなさいました。
誰も先生はいませんが、それぞれの方がそれぞれの思いで点前をします。
「久しぶりに緊張感を感じながら点前をさせていただきました」
(陰の声・・・緊張感ってとても大事ですよね。そして、人前で点前することも・・・)
「唐物の返し方はこれで良かったかしら?}
(陰の声・・・返し方一つでもいろいろな考え方があり、勉強になりました)
「唐物茶入のご伝来は?」
(陰の声・・・行之行台子にふさわしい伝来が語られ、実際のシーンが浮んでくるようでした)
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素晴らしいお仲間と共に奥の細道をたどる充実感を感じておりましたら、Aさんから葉書が届きました。
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この度初めて奥の細道会に参加させて頂き、
充実したひと時を誠に有難うございました。
利休様の御前で、やはりこの道をどこまでも進んでいこうと
初心を新たにいたしました。
日頃愛する昼顔の花が神々しいまでの姿で迎えてくれ感動でした。
また香之図棗にさり気ない励ましを感じ心にしみました。
たどたどしい歩みですが精進致しますので、どうぞご指導のほど
よろしくお願い申し上げます。 かしこ Aより
(陰の声・・・Aさんに参加して頂いて嬉しいです。
ご一緒にゆっくり歩んでいきましょう。
こちらこそご指導を宜しくお願い致します)
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昼顔をやな籠に
最後に恐れ多くも利休さまに講評をお伺いしてみましたところ、
全員が次のようなお声を聞いたような・・・
「「他時定作鳳凰児」(他時定メテ鳳凰ノ兒(ほうおうのこ)ト作(な)ル)には道遠し。
心を定めてしっかり精進しなさい」
みんなで
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