昨年(平成21年)のサクラと茶事のお話です。
4月半ばから四国遍路へ出かける前にどうしても・・と、
「桜を愛でる茶事」に茶友を我家へお招きしました。
裏庭の公園に染井吉野が十数本あるのですが、
その一本に一際見事な枝振りの桜がありまして、
「私のサクラ」と名付けて愛でております。
大きく開口している台所の窓から洗い物や野菜を切りながら、
朝な夕なに「私のサクラ」を眺め暮らしています。
・・・平和を感謝し、胸キュンになるくらい幸せな一時です。
平成21年4月5日(日)は天気も良く、満開のサクラ日和でした。
業平の歌の如く、茶事の日のかなり前から何時咲くのかしら?
満開は何日? 咲けば咲いたで、雨風や気温が気がかりでした。
茶事次第は、廻り炭、点心、菓子、中立、濃茶、薄茶(花月)でした。
お道具はもちろん、さしたる趣向もないのですが、
桜の花を愛で、散る桜を惜しみながら、粗茶一服さしあげました。
茶事が始まってから
「私のサクラ」が一番良く眺められる場所(公園)に薄縁を敷き、
腰掛を運び、緋傘を立てました。
露台(腰掛待合)から公園まで腰掛を運ぶのは着物姿の亭主には
ちと無理なので、主人にSOSでした。
中立でその腰掛へ座って頂き、しばしサクラを楽しんで頂きました。
濃茶の茶碗は佐渡の陶芸家・渡辺陶生作の楽茶碗で、サクラ色です。
佐渡の花之木旅館でこの茶碗に出合った時、もっとピンク色で
キャピキャピしていて落ち着きが欲しいと思いました。
「坂東玉三郎さんがこれと同じのをお買い上げで、使っているうちに
とても好くなったそうですよ」と、陶生さんの奥様。
玉三郎の一言に購入を決めた思い出の茶碗です。
この茶碗は使うごとに好くなって
「玉三郎」と名付けて愛用しています。
毎年どなたかを気楽にお招きしたいものです。
今年の「私のサクラ」の開花予想は3月27日(土)、
満開予想は4月3日(土)です。
諸事情にて今年の春は茶事をいたしませんが、
薄茶一服(何服でも)や稽古のお付き合いは大歓迎です。
よろしかったらご一報ください。
4月半ばから四国遍路へ出かける前にどうしても・・と、
「桜を愛でる茶事」に茶友を我家へお招きしました。
裏庭の公園に染井吉野が十数本あるのですが、
その一本に一際見事な枝振りの桜がありまして、
「私のサクラ」と名付けて愛でております。
大きく開口している台所の窓から洗い物や野菜を切りながら、
朝な夕なに「私のサクラ」を眺め暮らしています。
・・・平和を感謝し、胸キュンになるくらい幸せな一時です。
平成21年4月5日(日)は天気も良く、満開のサクラ日和でした。
業平の歌の如く、茶事の日のかなり前から何時咲くのかしら?
満開は何日? 咲けば咲いたで、雨風や気温が気がかりでした。
茶事次第は、廻り炭、点心、菓子、中立、濃茶、薄茶(花月)でした。
お道具はもちろん、さしたる趣向もないのですが、
桜の花を愛で、散る桜を惜しみながら、粗茶一服さしあげました。
茶事が始まってから
「私のサクラ」が一番良く眺められる場所(公園)に薄縁を敷き、
腰掛を運び、緋傘を立てました。
露台(腰掛待合)から公園まで腰掛を運ぶのは着物姿の亭主には
ちと無理なので、主人にSOSでした。
中立でその腰掛へ座って頂き、しばしサクラを楽しんで頂きました。
濃茶の茶碗は佐渡の陶芸家・渡辺陶生作の楽茶碗で、サクラ色です。
佐渡の花之木旅館でこの茶碗に出合った時、もっとピンク色で
キャピキャピしていて落ち着きが欲しいと思いました。
「坂東玉三郎さんがこれと同じのをお買い上げで、使っているうちに
とても好くなったそうですよ」と、陶生さんの奥様。
玉三郎の一言に購入を決めた思い出の茶碗です。
この茶碗は使うごとに好くなって
「玉三郎」と名付けて愛用しています。
毎年どなたかを気楽にお招きしたいものです。
今年の「私のサクラ」の開花予想は3月27日(土)、
満開予想は4月3日(土)です。
諸事情にて今年の春は茶事をいたしませんが、
薄茶一服(何服でも)や稽古のお付き合いは大歓迎です。
よろしかったらご一報ください。