2月4日
河出文庫で、柴田元幸訳の「ナイン・ストーリーズ」が出ています。
単行本も、そのあとマイナー文庫化されたときも買いましたが、今回も買いました。
さすがに、ほとんどの作品は、野崎訳よりすっきりしていいと思いますが、「エズメに、愛と悲惨をこめて」(野崎訳では「エズミに捧ぐ」)だけは、野崎訳のほうが好きです。それも、ほかのところはどちらでもいいのですが、最後近くのチャールズの手紙の訳は、「ハローハロー~」より、「こんにちは こんにちは こんにちは~アイとセップンをおくります」のほうがいいと感じます。初読のとき、ここで胸がいっぱいになりました。
もう今年もひと月終わりました。早いですね。とりあえず、原稿は書いていて、老いた脳が疲れを感じているのがわかります。若いときに、編集をやめて書くべきだったかもしれませんが、そのころはそのころで認識の途上だったから軸がぶれ、そのぶれを人に悟られないように強がったことを書いたりして、きっとダメだったろうと思います。いまがいいのですが、やはり体力は苦しいですね。うまくいかないものです。
河出文庫で、柴田元幸訳の「ナイン・ストーリーズ」が出ています。
単行本も、そのあとマイナー文庫化されたときも買いましたが、今回も買いました。
さすがに、ほとんどの作品は、野崎訳よりすっきりしていいと思いますが、「エズメに、愛と悲惨をこめて」(野崎訳では「エズミに捧ぐ」)だけは、野崎訳のほうが好きです。それも、ほかのところはどちらでもいいのですが、最後近くのチャールズの手紙の訳は、「ハローハロー~」より、「こんにちは こんにちは こんにちは~アイとセップンをおくります」のほうがいいと感じます。初読のとき、ここで胸がいっぱいになりました。
もう今年もひと月終わりました。早いですね。とりあえず、原稿は書いていて、老いた脳が疲れを感じているのがわかります。若いときに、編集をやめて書くべきだったかもしれませんが、そのころはそのころで認識の途上だったから軸がぶれ、そのぶれを人に悟られないように強がったことを書いたりして、きっとダメだったろうと思います。いまがいいのですが、やはり体力は苦しいですね。うまくいかないものです。