麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第710回)

2020-09-27 21:39:02 | Weblog
9月27日

よく生きているなあ、と自分で感心しますね。
不思議な世の中です。こんな年齢になってこんな世の中を見ることになるとは。
遊んで暮らせるだけの金があればこれも一興なのですが、食うために働かなければならない老労働者には、ただおもしろがるというわけにはいきません。
朝、マスクをつけて戦々恐々職場へ向かい、若い人たちに笑われながら仕事をしてヘロヘロになって深夜帰宅。もはやバカバカしいとも言えない無意味な毎日です。

書くまでもありませんね。

相変わらずキンドルでの読書が唯一の慰め。
ドストエフスキーからはしばし離れて、泉鏡花の「婦系図」の現代語訳を読んでいます。いま後半に入ったところですが、とてもおもしろい。時間があれば、持っている新潮文庫で原文を読めばいいと思うけど、いまは無理。ここで書いたとおり、角川文庫のビギナーズクラシックスを二回読んでからの通読なので、普通の現代小説を読むのとまったく変わらずに苦労なく読み進められています。

また、「千一夜物語」再読も、4巻の途中で止まっていたのを再開。巻末に近い「船乗りシンドバードの物語」まできました。

「100分de~『純粋理性批判』」を読んでからなんとなく自分の卒論のことなども思い出したのですが、そのことは次回にでも書ければ書こうと思います。
コメント
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