麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第384回)

2013-06-16 13:03:02 | Weblog
6月16日


なんとなく旺文社文庫の「白鯨」(高村勝治訳)を読み始めたら、「メリー・クリスマス」の章まで一気に読んでしまいました。やっぱり素晴らしい小説。原光訳が一番いいとは思いますが、この訳は、注釈がページごとについているのが便利。また、旺文社文庫は紙が良くて、1973年発行でも、少しも黄ばんでいないのがいいですね。

「すべて気高いものにはどこか、陰鬱なところがあるものだ。」

「そして神よ、われわれに(中略)お恵みをたれたまえ。というのは、ぼくたちはみんな、どこか頭をひどくやられていて、大修理する必要があるのだ。」

では。
コメント
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