4月14日
「地下室の記録」をなんとか三分の二まで読んだのですが、やはりどうもしっくりこなくて、江川訳に戻って読みました。20歳のとき買ってぼろぼろのぼこぼこになっているものです(200円と書いてあります)。
ドストエフスキーの訳は、自分のベストとしては、
「罪と罰」池田健太郎、小沼文彦、江川卓
「白痴」望月哲男
「悪霊」小沼文彦
「未成年」工藤精一郎
「カラマーゾフ」池田健太郎
ですね。他の作品は、新潮文庫と、小沼文彦の全集版。ほとんどは小沼訳がいい。ただ、地下室と白痴は、小沼訳はあまりよくないです。
岩波文庫から「存在と時間」の新訳が出るようです。
楽しみです。
「存在的」(日常の「机がある」の「ある(としての)」)、「存在論的」(その「ある」はなにかと問う時の「ある(としての)」)を、どう訳し分けるのかだけでも興味がありますね。ちなみに、「有と時」では、原文のオンティッシュとオントローギッシュをそのまま使っています。初めにそれを約束事と理解すれば、そのほうがものすごく読みやすいのですが。「有と時」の唯一の欠点は、本がでかくて重いこと。もし今度の訳がよければ持ち歩けてうれしいですね。16日の発売です。
では。
「地下室の記録」をなんとか三分の二まで読んだのですが、やはりどうもしっくりこなくて、江川訳に戻って読みました。20歳のとき買ってぼろぼろのぼこぼこになっているものです(200円と書いてあります)。
ドストエフスキーの訳は、自分のベストとしては、
「罪と罰」池田健太郎、小沼文彦、江川卓
「白痴」望月哲男
「悪霊」小沼文彦
「未成年」工藤精一郎
「カラマーゾフ」池田健太郎
ですね。他の作品は、新潮文庫と、小沼文彦の全集版。ほとんどは小沼訳がいい。ただ、地下室と白痴は、小沼訳はあまりよくないです。
岩波文庫から「存在と時間」の新訳が出るようです。
楽しみです。
「存在的」(日常の「机がある」の「ある(としての)」)、「存在論的」(その「ある」はなにかと問う時の「ある(としての)」)を、どう訳し分けるのかだけでも興味がありますね。ちなみに、「有と時」では、原文のオンティッシュとオントローギッシュをそのまま使っています。初めにそれを約束事と理解すれば、そのほうがものすごく読みやすいのですが。「有と時」の唯一の欠点は、本がでかくて重いこと。もし今度の訳がよければ持ち歩けてうれしいですね。16日の発売です。
では。