麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第344回)

2012-09-09 11:09:27 | Weblog
9月9日


あらためて、自分はまったく希望も何ももっていない人間だなあ、と感じます。
本当の本当にはやりたいことは何もなく、どうしたいということもなにもないのだと思います。その結果が今なのだと思います。みんなの、華やかそうな話を聞くたびに、「そうか、そうか、でも俺にはしんどいなあ」と感じ、なんの希望も持ち物もない自分が、まったくダメなことを心の底からわかりつつ、これでいいとも思う。たぶん、根っこでは悲しいのでしょうが、それは子どものころからよく知っている単独の悲しみで、自分にとってはそれが当り前のことなので安心する。まるで誰にも、どんなものごとにも縁もゆかりもない存在。まったく、それが自分自身だと感じます。

では、また。

コメント
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