鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

ドル口座の振り込み手数料が4000円とは高い

2009-01-25 | Weblog
 世界金融危機の様相はますます深化の度合いを深めているが、先日、長く取引してきた米シティバンクからドル預金をシティバンク以外の法人の口座に振り込もう、と依頼したら、振込手数料は日本円で4000円かかる、と言われ、一旦躊躇したが、その通り4000円を払って振り込んでもらった。あとで、規約を見ると確かに他法人口座に振り込む手数料は4000円となっていた。あとで、考えたのだが、一旦ドルで引き下ろして自分で当該銀行へ持っていけば4000円かからないことに思い当った。
 シティバンクとは10年来の付き合いで、いずれ円安になると踏んでいまから考えるとあり得ない1ドル124円強でドル預金を始め、以来ずっとドルで保持してきた。それでも基調は円高なので、当初の投資額をいまだに上回れないでいる。日本から世界を見ていると、どう考えても中長期的には円安になる、と踏んでいるのだが、ごく最近の円高現象をみればわかるが、理屈通りにはいかない。
 そのドル預金を丁度3年前に「BRICS債券」なるものにほとんで投資し、どのくらい増えるか比べてみよう、と1万ドルだけ3年の定期預金とした。元本保証の債権なので、安心だったが、当初は手数料ばかりとられて元本を割っていたが、2年目くらいから評価額が上がってきて、昨年8月には25%強の利子がついて、満期の11月末までどのくらい増えるのか、と期待していた。
 ところが、9月14日に米国に端を発するサブプライムローン問題が表面化し、一挙に債権価格が落ち始めた。シティバンクのHPで見ると、日毎に下落していくのが一目瞭然だったので、思い余ってシティバンクを訪れると、「どこまで落ちるか予測できない」とのことで、毎月1回売りに出すことができることを教えてくれた。そんmんあ初歩的なことも知らずに投資していたので、シティバンクにとってはいいお得意さんだったのだろう。それで。売り時を誤って、ついつい満期の11月27日まで持ち越してしまった。
 それでもドル定期預金より高い10%強の利益が出たので、結果的には良かったのかもしれない。ただ、その間、シティバンクは何のアドバイスもくれなかったので、やや不信感を持ったのと、丁度他に取引のある邦銀からドルの投資案件がオッファーされたので、シティバンクに仄めかせると、途端に投資ファンドのDMを送ってきたり、正月明けの留守電に投資の勧誘の伝言を残したりして、積極的な姿勢をうかがわせた。
 しかし、世界金融危機はシティバンクの本体をも直撃していることもあって、1年の半分弱をドル定期預金にし、残りを邦銀のシティバンクの口座に振り込んでもらうことにした。としたら、4000円の手数料が必要と言われたわけで、半ば嫌がらせではないか、と思ったくらいだった。シティバンクの担当者は「どんな投資案件ですか」と恨みがましそうに使い道を聞いてきたが、手のうちを明かすわけにはいかず適当にごまかした。そんな質問をさせないためにもスッパリとドルででも引き下ろすのがよかった、とも思った。
 で、やむなく4000円払ったが、数日経ってからなぜドルでそのまま引き下ろさなかったのか、と反省した次第。ドルだと日本ではそのまま使えないので、ついつい振り込みと思ってしまうところに盲点があったのだろう。
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1 コメント

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多分ドルでの振込みが一番安い ()
2009-04-28 18:42:49
今日は、振込み手数料が1件4000円は確かに高いですが、ドル札で引き出すと1ドルあたり2円の手数料を取られるし、他銀行で入れるときにも相応の手数料を取られます。
大雑把に、千ドル以上なら振込みの方が安くなりますね。
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