鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

40代美女同士ががっぷり組んだ不倫の損害賠償裁判はあっさりと棄却される可能性が強そうだ

2019-06-20 | Weblog

 20日は東京・霞が関の東京地裁へ行き、午後2時からの616号法廷での神奈川県在住の40代の女性が夫の不倫相手に損害賠償請求した裁判を傍聴した。夫はラーメン店のチェーンを都心に出店したため、平成16年以ほとんど家に寄り付かなくなってしまい、家事や相次いで患った義父母の面倒を原告に任せきりにしている間に東京に別の家庭を築いていて、子供まで作っていたことが判明し、夫とは離婚する意思を固め、こんな事態に追い込んだ不倫相手にその責任を問いたい、という週刊誌の記者なら飛びつきそうな不倫裁判。40代の美女ががっぷり4つに組んだ応酬に続いて渦中の夫も証人に立つ展開となった。

 まず証言台に立った原告はいまは19歳と21歳になった子息を抱えて夫の留守を守って悪銭苦闘してきた日々を語った。子育てしながら夫のラーメン店の材料仕込みなどの後方部隊としての苦労、それに加えて夫の両親が相次いで脳梗塞、認知症になり、平成18、9年に亡くなったことを訴えた。その間、夫は週末には帰ってくるものの子供の面倒を見るくらいで、基本は仕事中心の生活を変えようとはしてくれなかった。そんなときに夫の弁護士から手紙を送られてきて、実は東京にいる隠れ妻との間に男の子がいて、その養育費をめぐって交渉が行われていることが書いてあり、ずっと別宅に一緒に住んでいたことが判明した。そんな夫とは離婚することを決めており、それでケリをつけようと思っているが、許せないのは相手の女性ということで、提訴に踏み切った、という。

 続いて証言台に立った被告は原告の夫とは平成17年4月以来の知り合いだ、と打ち明け、22年から六本木のクラブに通い始めた原告の夫に熱心に口説かれ、割りない仲となり、数か月後には子供ができた、という。それで仕事を辞め、高輪のマンションで同居することとなった。後日「実は結婚している」と打ち明けられたが、「妻とは離婚するつもりだ」といも言われ、それならと同居を続けることにした、ともいう。その後、相手が会社の秘書と浮気していることを知り、別れることを決意したが、子供のためには養育費を払ってもらうことを持ち出し、弁護士を通じて交渉を進めた、という。

 最後に原告の夫が証言台に立ち、被告に子供ができたとき、被告から「1人で産んで育てる」と言われたので、なにか助けにんることでもできればと思った、と語った。被告に経済的余裕があるからできるのだろう、とも言った。また、被告は理解ある女性だと思っていた、とも語った。また、原告側の弁護士からの質問で、東京・銀座には多くのお店で飲んでおり、被告と同じように付き合った女性はほかにも複数いる、とも答えた。ただ、被告には「妻と別れる」とは言ってない、とも言明し、被告と食い違いを見せたのが気になった。

 原告の夫は最後には「どうしてこんなことになっているのかわけがわからない」と言明していたのは疑問が残った。今回の事態を招いたのはどう見ても原告の夫の軽率な行いなのに、当の本人が少しも反省していないからで、証人尋問を終えて裁判長は原告、被告双方の弁護士をみて、いずれも和解に応ずる構えがなさそうな様子から、直ちに判決のスケジュールを伝えたところからして、原告の訴えはあっさりと棄却される可能性が強そうだ。

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