鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

10年以上使用しているアップルの「iPAD」、その裏にアップル社の手厚いサポート体制があるのを実感した

2024-02-08 | Weblog

 もう10年近く使用しているアップルのiPADの調子がおかしくなっていたので、7日都心へ出かけた帰りに東京・渋谷にあるアップル・ストアへそのIPADを持参して行ったところ、「そうした相談は予め予約を取ってくれ」と言われ、翌日の午前10時40分に予約して帰った。数年前にも同じようにiPADの調子がおかしくなり、持参してその場で直してもらったことがあったので、行ったのだが、アップルのユーザーは大幅に増えて飛び込みの相談はもう受け付けないということなのだろう、と理解して、引き下がった。

 愛用のiPADは当初はいろいろなソフトをダウンロードして結構楽しんでいたが、そのうちに容量のがいっぱいとなり、次々と削除して、いまはニュースサイトの日経、スマートニュースとゲームの麻雀、オセロゲーム、それに東洋経済、アエラ誌、日刊ゲンダイなどが見られるようにしてある程度である。それでも最近は使い勝手が低下してきていて、1,2週間前に遂に開いた最初の画面から、設定できなくなって、全然開かなくなってしまった。ネットでiPADの製品寿命を検索してみたところ、2,3年となっていて、とっくにその寿命を超えてしまっている、ことがわかった。

 それでもiPADには永年愛用してきた愛着があるので、なんとか使えるようにならないか、と思ってアップルストアに持ち込んだのだった。昨日帰宅してメールを見ると、アップルストアから「次回のGenius Barのご予約」と題する案内が届いており、「持参するiPADのバックアップを取ることと、ソフトウェアをアップデートして下さい」と但し書きがあった。しかし、iPADを起動しても最初の画面から受け付けてくれないので、ソフトウエアのアップデートといってもやりようがなく、そのままアップルストアに持ち込んだ。

 お店に行くと、持参したメールのコピーのGenius Bar云々の紙を見せると、「どうぞ3階におあがり下さい」と言われ、行くと4ブロックに分かれたテーブル席には10数人のお客が持ち込んだパソコン、iPHONE、もしくはiPADを前にしてアップルのエンジニアと話し込んでいるのを目にした。それにならって、持参したiPADを取り出し、状況を説明すると、アップルのエンジニアはひと通り見たうえで、製品番号をチェックして、動作を確認したうえ、当方の機器の経歴を調べ、なぜ作動しないかを説明してくれた。

それによると、このiPADは初期の製品で、多分ソフトウェアが最新のバージョンに追いついていないのが原因であると、分析してくれ、アップルのパソコンにつないで「ソフトウェアのバージョンアップを試してみる」といって、それに取り組んでくれた。ただ、「古い機種なので、すんなり応じてくれるか確信がもてない」と付け加えた。予約の案内にあったソフトウエアのバージョンアップをしてくれる、というわけで、それでだめなら、もう諦めるしかない、ということだった。で、約1時間、パソコンの画面とにらめっこしながら待っていたら、なんとかバージョンアップがほぼ終わった。本当に元通りに作動するかは家に持ち帰って試してみるしかないようで、エンジニアの女性には「本当にありがとうございました」と熱くお礼を申し上げて帰ってきた。

 そして家でiPADを起動してみたら、なんと元通り動くようになっていて、心から万歳であった。考えてみれば、故障した製品を持ち込んで、直してもらったのだから、通常ならば修理代金をなにがしか請求されて、払ってきてもおかしくない。しかし、今回、アップル社はそうした料金は一切取っていないので、代金は支払わずに帰ってきてしまった。もちろん、機構の一部でも交換したりすれば、その代金は請求されたことだったろうが、それもなかった。アップル製品はそれほど安くはないのはこうしたアフターサービス体制が完備しているからだとも言えるかもしれないが、アップルがまたたく間に世界一の座を占めてしまった秘密はこんなところにあるのかもしれない。

 聞けば、このiPADは2011年に購入していて、かれこれ12年は使用していることになる、という。おそらくアップルのユーザーのなかでこんなに永く使用している人はいないんじゃないだろうか。でもそれを支えてくれているのが、東京・渋谷にあるアップルストアの「Genius Bar」のエンジニアのみなさんなのだろう。英和辞典で調べたら、Geniusとは天才という意味で、デジタルの天才が集まる場という意味もピッタリのネーミングでもある。アップル製品のAPPLE パソコン、iPHONE 、iPADを持ち込んでどんな相談にも乗ってくれる体制を備えていることがAPPLE社の強みといえよう。深く感謝を申し上げるとともにアップル社の万全のサポート体制を実感した次第である。

 

 

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