鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

飛鳥Ⅱクルーズに格安で乗れると思い込んだ、とんだ勘違い。まだしばらくは夢に……

2013-08-17 | Weblog
 文芸春秋9月号に飛鳥Ⅱの南西諸島・台湾クルーズの広告が出ており、14泊15日で旅行代金が16万8千円からとなっていたので、これはいい、と思った。かみさんにも話し、わずか1ページの広告では詳細がわからなかったので、詳細な資料を取り寄せて、しばらく検討していた。ただ、スケジュールの面で、マンションの理事会の日と重なるので、これをなんとかしないといけない、と思ってしばし悩んでいた。
 飛鳥Ⅱのクルーズは昨年、ピースボートのオーシャン・ドリーム号で世界一周をし、船旅を満喫したものの、もともとは飛鳥Ⅱでの世界一周を考えていて、たまたま見かけた新聞広告で、飛鳥Ⅱの一番安い料金で、2人分の料金が出ることがわかり、急遽ピースボートに乗り換えたのだった。その後も飛鳥Ⅱには一度乗ってみたい、との憧れのようなものがあり、機会をうかがっていたのだった。
 ところが、かみさんに当のクルーズのパンフレットの資料を渡して見せたら、しばらく見ていたかみさんがしばらくしてやってきて、「この値段はクルーズ全体ではなく、区間クルーズではないか」と言ってきた。よくよく見てみると、14泊15日のクルーズ全体の料金は58万8千円となっていて、16万8千円は石垣島から大阪までの4泊5日の区間クルーズの料金であった。改めて広告を見てみるときちんとFコースと明記されてあった。それを見逃し、てっきり全コースの料金だ、と思い込んだのだった。
 ピースボート世界一周では全ルートの参加者を募って、締め切った後に船室に余裕がある場合には区間を区切っての部分売りを始めるので、最初から区間を限定しての販売があるとは思わなかったこちらの思い込みでもあったが、とんだ勘違いであった。
 ピースボートに乗っている時から、冗談のように「飛鳥Ⅱは帝国ホテルかホテルオークラに泊まって世界一周するようなもの。それに引き換え、ピースボートは東横インに泊まって世界一周するようなものだ」と言っていたが、部屋のグレードから食事、快適性、船内でのエンターテインメントの内容まですべて違っている。冷静に考えれば、1泊1万円程度で飛鳥Ⅱに乗船できるはずがない。当の「南西諸島・台湾クルーズ」では寄港地の那覇、石垣島でのオプショネルツアーも5~7万円とちょっとした国内ツアーの料金となっていて、さすがゴージャスを売り物としている飛鳥クルーズは違うと思った。
 試みに、飛鳥Ⅱの一番安い料金で計算してきると、1泊換算4万円強となっており、これが最高級のロイヤルスイートとなると1泊21万円と高級ホテルのスイートルーム並みの料金となっている。やはり、じゃぶじゃぶにお金が有り余っている超セレブならともかく、平民にはちょっと手が届かない。
 いつか飛鳥Ⅱに乗ってみようかな、とは思う。が、いまはいあっまで通りにまだ世界で行ってないところへ旅することとして、飛鳥Ⅱのクルーズはしばらく夢としてとっておこう。
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