鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

高校野球の応援が肩透かしをくったうえに、トリプルに外れた散々な日であった

2013-07-29 | Weblog
 28日は横浜球場での高校野球神奈川県大会の準決勝にひいきの東海大相模高校が宿命のライバル、横浜と対戦するので、応援に行くことにした。試合開始30分くらい前に関内駅に降り立つと、信号の前あたりから大勢の人がたむろしていて、どうやら入場券の購入のために長い列ふができている。東海大相模は1塁側のはずと思って、1塁側の列に並んでみたら、球場の周りを蛇のとぐろのように曲がりくねって列が続いている。とにかく入場券がないと入れないので、並んでいると50メートルくらい先に「このあたりで入場券は買えなくなる恐れがあります」と書いた看板を持った係員がいる。それでも並ぶしかない、と思って、ゆっくりとした歩みの列に並んだ。
 試合開始となっても、列が続いていて、ようやく窓口がみえそうなところまで来たが、そこで入場券の販売は打ち止めとなってしまった。これまで何回も夏の高校野球の試合の応援に来ているが、こんなことは初めてのことだった。諦めきれずに球場の周りを一周すると、3塁側の入場券売り場ではまだ販売していたが、いまとなっては手遅れで、仕方なくベンチに座って買ってきたおにぎりを頬張りながら、球場内から流れてくる場内放送を聞いていた。3回くらいまでは目立った動きもなさそうだった。そのまま聞いているのも癪なので、伊勢佐木町まで行き、帰りに寄ろうと思っていた古本屋をぶらつくことにした。
 目当ての古本屋は珍しく、「お買い上げ1000円以上の場合は20%引きとします」との貼り紙が出ていたが、それでも他にお客もなく、閑散としていたのに引き換え、ブックオフにはいっぱいのお客が入っていたのには驚かされた。伊勢佐木町の終点までぶらついたら、他にも3軒ばかりの古本屋が見つかったものの、さりとて買いたいと、思わせるような本はなかった。真夏の炎天下をしばし歩いて疲れたので、PRONTコーヒー店に入り、一服していると、隣に座った中年のカップルが携帯電話を見ながら、「横浜が7対0で勝った」としゃべっていたのが耳に入った。7回とか、8回で終わったとか話していたが、とにかく東海大相模が負けたことは確かなようだった。東海大相模は対戦相手に恵まれて、ここまで厳しい試合もなく、楽勝で準決勝まで進んできたので、試合巧者の横浜になんなくひねられたようだった。むしろ、球場のなかでその下手ぶりを目のあたりにしなくて良かったのかもしれない、とも思った。
 家に帰ってきて、テレビを点けると、中日対巨人戦を中継していて、こちらもひいきの中日が1対0で負けていた。チャンネルをひねって、8チャンネルの競馬中継に変えると、新潟競馬のメインレースのアイビスサマーダッシュを中継していて、買った馬券は見事に外れた。中日もそのまま1対0で負けた。
 東海大相模戦は準決勝なのに8回コールドで負けた惨敗ぶりで、6回裏に四球押し出しで1点を先行されて、走者一掃の2塁打を打たれ、勝負あったようで、選手の差というより、横浜の渡辺元智監督と東海大相模の門間敬治監督の差で敗れたようなものだった。3日前の準決勝で横浜は好投手を擁する桐光学園の前に試合開始早々は選手が委縮しているような感じがあったのに試合をするなかで、立て直してきて最後には勝ってしまった。高校野球の監督というのは選手からみれば神様のような存在で、発する一言一言が選手の心に響いてくるものなのだ、と思わせられる。
 ともあれ、この日はひいきの東海大相模が負けたこともあって、プロ野球、競馬と立て続けにトリプルに目が外れた散々なひであった。
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