MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

散紅葉と飛行機雲と越冬昆虫達

2016年12月05日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


今日の日の出時刻は6時30分頃であるが、
6時ごろには全天が雲に覆われており、朝日を見るのは難しいと思われた。
ところが、
天候は急速に回復し、6時30分頃は上空は青空になり、
雨雲は東の空へと移動していた。

「6時30分撮影の東の空」


「6時40分撮影の東の空」
雨雲が急速に遠のいてゆく状況は、
10分前に撮った上の写真との比較で確認できる。
この頃、東の空の巻雲が黄金色に染まり始めている。


晴れればこの時期の対象となる被写体は「紅葉」と、
陽射しを求めて出てくる越冬中の昆虫である。
ということで、
日用品の購入の都合もあり「21世紀の森と広場」へ出かけた。

家を出るときに上空に見られたのが白く鮮やかな飛行機雲(10時06分撮影)
雨後のため地上の湿度は100%近く、飛行機雲の出やすい条件でもあった。
更に雨雲が急速に移動したように上空は西よりの風が強かった。


上記の飛行機雲は上空の強い風に流れ、
21世紀の森と広場に着く頃には、白いカーテン状に広がり上空を覆っていた。
ここまで広がる飛行機雲は、私にとっては初見で非常に珍しいと思われる。
「10時29分撮影」


公園の楓並木の紅葉は最盛期を過ぎていたようだが、
並木の中を流れる小川は「散紅葉」で彩られていた(巻頭の写真)。
下の写真のような「黄葉」もいい。


晴れて温かさが加わったことから、
日光浴をする「黄立羽(キタテハ)」や「土蝗(ツチイナゴ)」、
ツワブキの花では「花虻」や吸密する「細平田虻」などが確認できた。

「黄立羽」


「土蝗」
指を蝗から3cm程近づけてみたが、全く動く気配を見せなかった。
保護色である枯葉の上に居ることに寄って、
しかも動かないことにより鳥類からは捕食されないのかもしれない。


「細平田虻(ホソヒラタアブ)」



全天が薄い雲に覆われた14時ごろ、日暈と太陽の左右に玄日が現れた。
「13時52分撮影」



閑話休題

私も時折することだが、カメラを持って何かを撮影している人を見て、
「何を撮っているのですか??」と、声を掛けることがある。

今日は私が声を掛けられた。
で・・・目の前にいる「キタテハ」を指差して「越冬蝶を・・・」
その後の写真談義で被写体の対象が私と似ていたことから30分ほど立ち話。

公園散歩を日課にしつつ写真を楽しんでいるようで、
野鳥撮影より(私と一緒で同じ場所で待つことが嫌い)昆虫や花などのマクロ撮影が多く、
「肉眼では知る事の出来ない自然界の驚異」に興味深々だと言う。
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