MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

残雪の中に春の息吹あり

2014年02月17日 | あらかると

久し振りに日中の気温が10度を越し、
残雪も急速に溶け、自転車の往来も普段通りに戻っている。

ということで、
10日振りのポタリングは近隣一周と、
10日振りの21世紀の森と広場への散策となった。

21世紀の森と広場にはまだ残雪があちこちに残っており、
日陰は雪が凍ってアイスバーン状態のような場所もあった。

園内を散策中に菜の花畑を経由。


株はまだ小さいが残雪の中、あちこちに黄色の花を咲かせている。
降雪前から咲いていたものだが、
大雪にもめげず、自らの熱で雪を溶かして顔を出していた。


地下水を吸収し、葉などから蒸発することによって、
雪よりは暖かい蒸発熱で雪を溶かしているのであろうことを思うと、
残雪の中に咲く花には愛おしささえ感じられる。


雪が溶け出して僅かに見えている緑の葉の周りはドーム状になっており、
葉が雪に触れているような箇所は見られなかった。


残雪の中で開花する菜の花には、
肉眼では見えないもう一つの春の蠢きがあった。


虫の名前は不明だが、アブラムシの仲間のようである。


残雪の下にある枯れ草の奥深くでは、キタテハなどが越冬しているので、
雪が溶け、南風が吹く暖かな日には元気な姿が見られるかもしれない。

早春の弥生3月まであと10日と1日となった。
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