MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

けたたましい怪鳥と鶫の会話

2014年02月21日 | あらかると

久し振りに大津川周辺までポタリング。
が・・・
大津川周辺は開けていて風通しが良いから、
北風がまともに吹き抜けていく。

で、この冬2度目のダウンコートのフードをすっぽり被っての散歩となった。
雲ひとつない快晴なのに、
まだ冬ざれ状態の大津川では被写体も少ない。

堤防をのんびりと逍遥していると、
近くの基地からC1輸送機が飛び立ち、頭上を通過して行った。


胴体に書かれた機体番号「023」を参考に調べてみると、
航空自衛隊入間基地、第2輸送航空隊第402飛行隊の機だった。
C1を真下から撮るのは初めてだったが、
膨らんだ胴体が輸送機そのものといった感じである。


近くの基地とは、昔、私の任官地であった海自下総基地で、
大津川上空では様々な航空機を見ることができる。

下の小型ジェット機は、C1と同じ入間基地からで、
航空支援集団飛行点検隊の飛行点検機U-125で、
航空保安施設の機能を点検・確認するのが任務。
下総基地の点検でもしていたのだろうか?

最初に見たのは、追い風で基地に突っ込んでいった姿で、
通常の離着陸では考えられない逆の飛行をしていたのである。
通常は向かい風に向かっての離着陸なので、
この通常ではない着陸が点検の一つだったのかもしれない。


次に飛んできたのが、海自下総基地教育航空軍所属のP3Cで、
大津川上空で一番見かける対潜哨戒機である。
近い将来、川崎重工により国産された4基のターボプロップエンジンを搭載した、
次期対潜哨戒機のP1が配置される事となっている。

私が所属していた頃はP2VやS2Fが主力であり、
各務ヶ原分遣隊ではP2V改(P2J)の飛行テストをしていた時代だった。
国産旅客機のYS-11が海自に配備されたのもこの頃である。


いろいろな軍用機が飛んだためか、
或いは轟音に驚いたか、或いは怪鳥が飛んできたと思ったのかは判らぬが、
野原で採餌をしていた「鶫(つぐみ)」が、怪訝そうに空を見上げ・・・・
「あのでかいのは何なんだ・・」と、隣の仲間に問うている風だった。


隣の鶫は「判らんわ!!」・・・・
「で・・・お兄ちゃんあれ何なの?」と言わんばかりに私を見つめて来た。


で、直後にP3Cは真上を通過した(巻頭の写真)から、
2羽の鶫はあわてて飛び去っていった。
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