MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

梅なめたけを作る

2014年02月11日 | たべもの・料理

天気予報を知るには気象庁のHPにアクセスするか、
TVやラジオのニュース番組、
或いはレジャー地や観光地ごとに情報のある「Goo天気」を利用するのだが、
ネットに繋がっている時は便利なので、
「市川動植物園(大町公園)」が近くのため、Goo天気を使うことが多い。

Goo天気では「市川動植物園」の昨日の予報では、
今日は朝から夕方まで晴れマーク・・・、
曇って雪がちらついていたにも拘らず、
本日9時の予報では午後から晴れマーク。
結果は、本日の日照はゼロで気が付くとちらちら雪が舞っていた。

ということで外出するチャンスを失ったので、
写真も取れておらず、ブログネタもないから、
久し振りに「たべもの」の投稿を兼ねて
昨日材料を用意していた「梅なめたけ」を作ってみた(巻頭の写真)。

まずはなめたけの原料である「エノキダケ」を2cm程度の長さに切り、
梅干(自家製手作り・塩分18%という昔ながらの梅干)は、
種を取り除きペースト状になるまで細かく叩いておく。
種は適量の味醂で攪拌し、種の周りについた果肉まで無駄なく使った。


今回使ったのはエノキダケ5袋と梅干20個。
大き目のフライパン(30cm)に切ったエノキダケと味醂(適量)、砂糖(適量)、醤油(少量で香り程度)、
かつお風味のホンダシを入れて火にかける。


数分でエノキダケがしんなりして火が通ったら、
叩いた梅のペーストを入れよくかき混ぜて1~2分火を通したら出来上がり。

梅干が入っているので簡単には悪くならないと思われるが、
腸炎ビブリオ菌などは梅干に付着し食中毒を起こすので、
冷めないうちにビンに詰めて真空状態を作り長期保存を可能にしておいた。
(私も海自横須賀教育隊時代に集団食中毒になりニュースにもなったが、
数百名を罹患させたのは梅干に付着した腸炎ビブリオ菌が原因だった)

簡単に短時間に出来て、しかも美味しいのでお勧めだが、
梅なめたけの作り方はネット検索するといろいろと出ているので、
自分に合ったものを作ればよいと思う。
ただ梅干には種類も多く(昔ながらの梅干がお勧め)甘辛は個人の好みなので、
甘めの梅なら酢を入れるなどの工夫が必要だし
甘目の出来上がりが好きなら砂糖を多めにするなどの工夫は必要である。

で・・・・
問題は、材料のエノキダケをざく切りして出来た「石づき」の部分。
いつもこの切り方をして株の部分は捨てていたのだが、
どうもこれでは無駄が多い。


かといって、余り下まで切ると菌床の大鋸屑(おがくず)が混じることがあり、
石づきの部分を4cm以上残して利用せざるを得ないのだが、
よくよく調べると可食部はまだまたあり、
物は試しとその部分を時間をかけて取り出してみた。


石づきから取り出した部分をオリーブ油で炒め、
自家製「バジルソース」(バジルの葉とニンニクとオリーブオイルと塩をフードカッターでペースト状にしたもの)で味付けし、


さらにベーコンを加えて、スパケッティに和えて食べた(下の写真)。

出来上がったばかりの「梅なめたけ」は、ご飯のお供や、
豆腐などにかけると美味しくいただけるということだが、
ご飯に合うものはスパゲッティにも合うだろうと、
ためしに和えて見たのが下の写真の上部のスパで、
以外に美味しかった。

夏場の疲れで食欲のないときには、
梅干のクエン酸が疲れを取り、酸味は食欲増進にもなることから、
「梅なめたけのスパ」は夏場の絶好の食べ物にもなりそうである。


手作りということは、保存料や香料が無添加で、
かつ自分の好みの味に仕立てられることが醍醐味なのである。
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