ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2008年9月号目次

2008-09-30 | 目次


A table of contents:

2008-09-01 拘置所の窓
2008-09-02 電気製品のお試し
2008-09-03 象のガヤ
2008-09-05 シルバーカーのローズちゃん
2008-09-06 毎日のミネラルウォーター
2008-09-07 con gasのミネラルウォーター
2008-09-08 水割りのワイン
2008-09-09 夏限定サルマーレ
2008-09-10 愛用のジェロビタール
2008-09-11 拷問の道具がお土産に?
2008-09-12 ルーマニアのきんさん&ぎんさん
2008-09-13 優先座席はどこへ行った?
2008-09-14 まだまだ現役、旧ドイツ払い下げ車両
2008-09-15 日本の超高速自動改札機
2008-09-16 ルーマニア人、日本の自動改札を初体験
2008-09-18 早くも初雪
2008-09-19 週末のイベント~ブカレストの日
2008-09-20 ブカレストの日の凱旋門
2008-09-21 大盤振る舞いのクロス・ペトロム
2008-09-21 オリンピック選手も参戦
2008-09-22 冬の保存食、漬け込み完了
2008-09-23 慣れてきたけどやっぱり怖いワンコ
2008-09-24 朝の市場、気温13℃
2008-09-25 週末はベルリン
2008-09-25 仲間がいると嬉しい!
(あとで書き加えたベルリンマラソンレポートは下記のリンクから)
2009-01-27 ハネムーンはベルリンマラソン
2009-01-28 ベルリンマラソンに個人参加する
2009-01-29 ベルリンマラソン前日編(マラソンエキスポ)
2009-01-30 ベルリンマラソン、宿泊先探し
2009-01-30 ベルリンマラソン、わたしたちの宿
2009-01-31 ベルリンマラソン、質問編
2009-02-02 ベルリンマラソンの顔~完走メダルより
2009-02-03 ベルリンマラソン、観光編


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仲間がいると嬉しい!

2008-09-25 | ルーマニア・わたしの日常


明日から6日間の遠征の準備で、部屋中ひっくり返して衣類の整理をかねて荷造りをしていたとき~ピンポーン。誰かな?
 
ラン仲間のステファンです、「近くまで仕事で来たから、寄ってみたのさ。明日からの激励だよ。」と顔を見せてくれました。かくいうステファンこそ今日の夜行国際列車でクロアチアに出発、土曜日に警察官対抗のクロスです。

マイダーリンも例年、キャピタル・ポリス・チームの一員として一緒に遠征しているのですが、今年はベルリンマラソンと重なってしまいました、よって辞退。警察官対抗の試合だと、遠征費は首都警察もちなんだけどなぁ~。
 
仕事中だというステファン、うれしい差し入れを持ってきてくれました。「ワインは二人に、チョコレートはヒロコに、これはビクトリアに。」と、我が家のお姑さんへの心遣いも忘れません。強くて速いだけではないのです。我らラン仲間のナンバーワンだけど決して威張ったりせず、偉そうにすることもなく、気配り上手。
 


こちらはこの夏、大阪の実家に立ち寄ってくれた友人からのもの。花畑牧場の生キャラメル。北海道に行ってきたからお土産、と。実家で不幸があって、出不精になってしまってずっと家にいてちょっと腐っていたとき、こうやって訪ねてきてくれる友人がいて、ほっとひといき。
 
おまけにこのキャラメルのおいしかったこと!とろっとしたチョコレートみたいに口の中でとろけていきました。冷蔵庫に入れて、一粒ずつゆっくり味わいました。これ、とっても話題になっているものだそうで
 


このときも嬉しかったです、脚が思うように動かず走れず、ハイキングを続けていたこの夏。いつ自分の脚がストライキを起こして歩けなくなるかも判らないので、誰かと一緒に走ったり歩いたりすること出来ません。

でも「僕、皆生トライアスロンを完走したあとだし、(リハビリジョグをしているところだから)ハイキングなら付き合うよ。」と、旅は道連れを申し出てくれたラン仲間。生駒山上三角点での一枚。
 
人の優しさに触れて、そんなところから自分もきっとそうなって行けたらいいなと思うのです。感謝。

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週末はベルリン

2008-09-25 | ルーマニア・わたしの日常


朝夕涼しい、どころか、寒いくらいのブカレスト。いきなり大阪の11月下旬、という感じ。日中との寒暖の差で、公園の木々はこんなに色づいています。
 
マイダーリン、夜勤に出かけるときにはフリースを着込んで行くし、わたしも出かけるときには冬用のジャケットを着ています。太陽がさすと、上着は要らなくなります。そんなルーマニア、今年は急に寒くなったということ。でも、例年秋の訪れが早く、ぐっと冷え込んでいくのです。
 
寒がりのわたし、こういうときはすごく後悔します、夏の終わりにこちらに戻ってきたこと。寒がりなのになぜ季節が早く冬になるところに戻ってきたのだろう、と。
 
先月から走る練習を再開してきたけれど、1時間走っては膝が痛くなり1日休み、山のハイキングに行けば土踏まずが痛くなりまた休み。長く動き続けることが出来ない状態。そんな状態のまま、秋を通り越して冬を迎えている気分。
 
かくいうわたしはこの週末、金曜日からドイツ遠征となりました。これも、ものすごく後悔しています。4月の第1次エントリーのときに、人につられてベルリンマラソンを申し込んでしまったこと。航空券も同時期に超早割(往復2万2千円ほど)で購入済。宿もそのとき予約金を支払って予約済み。
 
フルマラソンを走れる脚がなくっても、もう、行かなしゃーないです。今回ばかりは観光旅行に行ってきます~。しかしかの国、もうちょっと寒いみたいだぁ+++!!

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朝の市場、気温13℃

2008-09-24 | ルーマニアのご馳走

 
今日もまたお姑さんと野菜の買出し。9時過ぎに家を出たときには気温13℃。高層のブロックハウスの影にあるピアッツァ(=市場)、ちょっと寒く感じます。



もうしばらくして見違えるほど活気付いてい来るのは、太陽のおかげもあるかも。
 


先週にほぼ漬け込みようの野菜は購入済み、きょうはゴゴシャリの値段、キロ当たり5レイになっていました(先週は4レイだったかな)。本日の買物は、その右隣、ゴゴネリ。青いトマト、赤く熟す前の青トマト。同じ畑の二期作で夏の終わりごろに植えたトマトは、赤く熟さず青いまま収穫し、それを漬けて保存食にします。しゃきしゃきした食感になります。
 


唐辛子はアルディ、ユテと書いてあったら「辛い」もの、ルーマニアの畑で採れた野菜はどれも味がぎゅっと詰まっていておいしいです。というわけでユテのアルディは「ものすごく辛い」ので要注意。
 


巨大ナスは、そのままガス台で焼いて皮をむき、中身をたたいてつぶし、オリーブオイルやタマネギのみじん切りを加えしっかり練ってペースト状にし、パンに塗ったりしていただきます。これオイリーだけどとても美味しいです。焼いただけのナスを醤油をたらして食べるのは我が家ではわたしだけ。
 


秋の味覚、かぼちゃを買いました。この大きさ、これを丸ごと買って帰るわけにはいかないので、切り売りをしてくれます。お値段はキロ単位で2レイ。手前の切り分けたもの、これ大体2キロくらいあります。一切れ4レイくらい。水分の多いかぼちゃで、オーブンで素焼きにすると美味しくなります。 
 


市場で買い物をするときには、お値段の単位に注意。/kgと書いてあれば1キロ単位の量り売り。半分だけ、と言えば500gでも売ってくれます。昔ながらのおもりで均衡をとるタイプのはかりしかない店では、500gが最小単位。中にはデジタル表示のはかりを使っている店(上のかぼちゃの店がそうです)もあるので、そこでは安心して好きな分量だけ買うこと出来ます。
 


/bucと表示あれば、1個単位のお値段。たいてい均一になるようにうまく分量を調節してあります。このニンニクのすだれも、一縄3レイ。
 


このキャベツはキロ単位のお値段。中身がきれいなんだよ、と切り目を入れて見せてくれています。塩+ハーブ類で漬けた発酵キャベツも売っています、キロ当たり4レイほど。これはサルマーレ(=ルーマニア風ロールキャベツ)用。酸味のあるお漬物の匂いが強くて、持ち帰るのに勇気が要るかも。でもこれがあればすぐにサルマーれを巻くことができるのです。
 


最後にもう一度、アルディを。この大きさになれば、ユテではありません。色野菜は色が鮮やかなだけでなく、味も確か。色鮮やか=しっかりしたお味、と覚えました。何を食べても美味しいからルーマニアのピアッツア巡りにハズレなし!
  



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慣れてきたけどやっぱり怖いワンコ

2008-09-23 | ルーマニア・ブカレストの日常


犬好きの人に怒られそうな・・・犬を毛嫌いしているわけではなく、放し飼い散歩の犬やうろついている野良犬、やっぱり警戒してしまいます。
 
ここはルーマニアの首都ブカレスト、市街地の中心部のほうは4月の捕獲作戦のおかげでかなり犬が減りましたが、わたしの住んでいるところはブロックハウスが立ち並ぶ居住区。街区には野良犬がたくさんいます。
 


近所のお店の前にも、こんな感じ。個人商店でジュースなどを買うときにはまずお金を支払ってから品物を手に取ることになっていますが、こんなふうにワンちゃんに守られていたらちょっと手出しできません。手出しどころか、店に近づくことも出来ない・・?
 


こちらのワンちゃんもスイカを守っています。9月中旬になって急に冷え込んだので、スイカを買おうとする人は誰もいません。夏にはあんなに山積みになっていたスイカも、こんなに少なくなってしまいました。
 
このスイカ屋、普段はお花屋さん(=写真左奥には花屋さんのスタンド)の人が夏だけスイカ売り兼業になるのです。市場などで見かける果物商が夏にスイカを扱うのではなく、スイカだけを売るスイカ専門の人が現れるのです。
 
ラン仲間は犬の近くでも平気で走っていくので、「怖くないの?危なくないの?」と尋ねたことがあります。「野良犬も不意を付かれるとびっくりするだろうから、犬のそばを通るときにはその犬が何をしようとしているのか、よく注意しながら通ると大丈夫。むやみに襲ってくることはないから。」と教わりました。確かにそうですね~。
 
マイダーリン、いつも走りに行くスタジアムにいる野良犬に、ガブリと手を噛まれたことがあって1週間ほど腫れ上がったそうです。
 


「あの時は、すやすや寝ている犬の頭を撫でようとしたのさ、そりゃ、犬だってびっくりしたんだろうね。」と自分の非を認め、相変わらずの犬好き。こんなゴミ捨て場のようなところにいる犬だって、撫で撫でしています。
 
わたしはいつもビクビクしながら細心の注意を払っているので、噛まれたりしたことはありません。でも、一度だけ、夜道を遅くに帰ってくるとき、近道をしようと路地裏の道に入り込んだとき、数匹の犬にものすごくほえられ、追いかけるようなしぐさを見せてきました。これは、犬のテリトリーを犯したから。やっぱり身の安全のためには、いつもの広い道。防犯のためにも。
 


でも、野良犬もよく見るとかわいいです。上のスイカを守っているような賢そうな子もいるし、見るからにアホ面の子もいたりして。三本脚のハンディキャップの野良犬も一生懸命生活しているブカレスト。
 



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冬の保存食、漬け込み完了

2008-09-22 | ルーマニアのご馳走


例年9月中旬までに用意するもの、冬の瓶詰め保存食。氷点下に冷え込み、時として雪に覆われるルーマニアの越冬の知恵、大型ガラス瓶に夏野菜を漬け込んでおくのです。我が家ではキュウリ・唐辛子・ゴゴシャリ(=パプリカに似た色野菜)、トマトは刻んで漬け込みます。


(市場に並ぶゴゴシャリと、一緒に漬け込む巨大カリフラワー)
 
もちろんいまは流通時代、近くのハイパーマート(=巨大スーパーマーケット)では、年中、野菜が並んでいます。瓶に漬け込んだピクルスなども並んでいます。が、これらは流通調整された輸入物。ルーマニアの農場で採れた野菜とはひと味もふた味も違うのです。地場産業の無農薬のものを夏のうちに仕込んでおくこと、これが伝統的なルーマニアの風習。 


(こんな風にして昔ながらのおもりで均衡をとるはかりで計ってもらって買出し)
 
日照りにやられて農作物が大被害を受けた昨夏とは異なり、今年の出来は例年並。去年は漬け込みに適したキュウリが見つからず、ゴゴシャリもやっと2瓶ほど漬けただけ。作物がちゃんと市場に並んでいる今年は、9月の声がかかるころから準備されていました。
 
「いまではキュウリは1キロ3.5レイもするんだよ。わたしはちゃんと、1キロ2レイのときに買って、漬けておいたからね。」というやりくり上手のお姑さんに付き従い、最後の買出しはゴゴシャリ15キロ。これを先週末から今日にかけて漬け込みました。


(漬け込みの酢を煮立てているところ。酢1に対して水2.5倍、砂糖と塩を大匙8杯ずつ加え、さらいローリエと粒の黒胡椒を振りいれています)
 
今日、最後の漬け込みのときに、「あら、粒コショウを買っておくのを忘れたわ。」というお姑さんに、「わたしが走って買いにいってきます!」~いつも台所の下働きしか出来ないわたし、やっと出番がめぐってきました。
 
「粒の黒コショウよ、間違えないで。ついでにブドウ酢も買ってきて。」とことづかり、ランニングで鍛えた脚を披露するのはこのときです!買出しに行くBILLA(スーパーマーケット)まで、歩いて10分ほどの距離。
 
ところがBILLAの店内で、粉コショウは見つかりましたが、粒コショウは売り切れ。唯一残っていたのは、ガラス瓶入りのテーブル胡椒、使うたびに摩り下ろすタイプ。これはちょっと違います。必要なのは、漬け込み用の黒胡椒の粒。粒=boabe、と何度もお姑さんに念を押されています。が、店頭に並んでいるのは粉コショウ=măcinatだけ。
 
お姑さんに、boabeは売り切れでmăcinatしか無かったということを説明しなくてはなりません。このときまで、胡椒=piper、と言うことしか知らず、粒=boabeと粉=măcinatと言う単語を知りませんでした。店頭の胡椒の袋に書いてあったmăcinatと言う単語を、一生懸命覚えて家に帰りました。
 
ブロックハウスの前まで帰りつくと、お姑さん、4階から降りてきて建物の出入り口まで出迎えてくださっていました~「帰ってくるのが見えたから。」と。「ごめんなさい、行って来たけれど、粒コショウは売り切れでした。粉しかありませんでした。」とたどたどしく説明するわたしに、「買い置きが出て来たから、それで漬け込みは終わったのよ。」とお姑さん。


(一番上の写真の瓶詰めに、漬け込み液を加えたところ。色がとてもきれい)
 
きれいに片付いた台所で、ゆっくりお茶をいただきました。これで我が家の漬け込みは完了。11月に入ると食べごろを迎える保存食たちです。




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オリンピック選手も参戦

2008-09-21 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
クロス・ペトロムでの表彰式。アナウンサーが告げる女子の総合優勝はルミニッツァ・タルポシュ選手。「え!?タルポシュって、あのタルポシュ?!」、思わず横にいたラン仲間に絶叫。先月の北京オリンピック、ルーマニアの女子マラソン代表選手の一人です。
 
ルーマニア国内にマラソン大会は余りたくさんありません。今日の大会も走る距離はわずか3.5キロ余り。けれども賞品がかかっているとなると、このような国家養成選手も参加してくるのです。現役のオリンピック選手が参加してきたのは、さすがに今回が初めて。

陸上競技ミーハーのワタクシ、こんなチャンスを見逃すはずはありません。記念撮影をお願いしました。お近づきのしるしにおハナシも!
 


「日本には、大阪国際女子マラソンがあるわね。」とタルポシュ選手、同僚が参加しているので当然のことながらご存知~「はい!わたし、大阪女子マラソンでリディア・シモンにも、コンスタンティナ・トメスクにも出会いました!!(→こんなところで自慢してどうするねん??)今日の出会いで、女子マラソン代表選手、全部に出会ったことになるのでとっても嬉しいです。(→こんなことを喜ぶのはよっぽどのミーハー)」
 
⇒⇒⇒その証拠にタルポシュ選手と写真撮影していたのはわたしとわたしにつられたラン仲間のビクターだけ。ほかの一般大勢は、お楽しみダンスステージを勤めた有名歌手アンドラとの記念撮影&サイン会に人だかりでした。
 
タルポシュ選手は今年4月末のウィーン・シティ・マラソンの女子優勝者。同じ大会をマイダーリンが走っていたので知ったのです、早速、「ウィーンでは優勝、おめでとうございます。」~「去年の優勝は森本友(天満屋)、日本人ね。でも、オリンピックでは日本は残念だったわね、土佐も止めちゃうし。」と、タルポシュ選手、日本のマラソン惨敗をご指摘。
 
素人のわたしが解説、「マラソン選手は皆、そうだと思いますが、トレーニングをしすぎるんですよね。」~タルポシュ選手もうなずいておられます。皆、故障と紙一重。故障をおしてもトレーニング。
 
「おめでとう」「こんにちは」「ありがとう」といくつか日本語をご存知のタルポシュ選手。年代別優勝者のところに並んでいたわたしの年代を確認して「そんな歳には見えないわね、カワイイ、日本人は若く見えるから。」と、「かわいい」という単語もご存知でした(タルポシュ選手は英語を話されます)。
 
わたしから見ると、小顔で華奢なタルポシュ選手のほうがよっぽどかわいいです。こんなふうにオリンピック選手と出会って話が出来るなんて、ランニング人口の少ないルーマニアならではかも。


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大盤振る舞いのクロス・ペトロム

2008-09-21 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
明け方は寒いほどだったけれど太陽が出て秋晴れの日曜日、ブカレストのイベントはクロス・ペトロム=ペトロム社主催のマラソン大会(注:参照)。
 
「Cross Petrom is waiting for you.」と、仲間からも期待されていました。何を期待するの?この大会の商品はガソリンなのです。2年前の第1回大会のときには、男女で合計6つのクラスわけ、各年代の優勝商品は1000リットルのガソリンでした。以下2位750リットル、3位500リットルと大判振る舞い。
 
昨年から年代別クラスわけがさらに細かくなって、男女で8つのクラスわけ(子供の部を除く)、1位300リットル、2位200リットル、3位100リットルと続きます。ガソリン高はいずこも同じ、ルーマニアでもリットルあたり1ユーロをはるかに超えています。
 
10キロ以上走ったり歩いたりすると、脚のどこかしら痛くなってくる今の私ですが、今日の走る距離は3.5キロ余り。半分以上が堅い石畳の上を走るのでちょっと心配だけど、せっかくここにいるからには、行ってしまえ~~と出走。
 
幅の広い道路を交通遮断してランナーが一斉にスタートするのでものすごいダッシュ。いつものように転ばないように気を使うだけで精一杯。足元は石畳。余りにも詰め合って並んでいるので、自分の年代のランナーたちを捜すことも出来ません。
 
たくさんの女子選手の背中を見送りながら自分の走れるペースで走るだけ、ゴールまでたどり着き着順判定係のところへ行くと、年代別1位になっていました。今年のわたしは付いていました~昨年まで2連覇していた同年代の女子選手がいませんでした。一昨年に3位の選手もいません。昨年の3位の選手もいません。要するにライバル不在の中で転がり込んできた300リットル。
 
何とか順位をもらいましたが、記録は同じコースのベストタイムより1分半以上も遅いです。たかだか3.5キロの距離で1分半も遅れをとるとは、本当にスピードが無くなって来た証拠。快適に走るフォームにはなっていないけれど、何とか走り続けることが出来ただけで良し!賞品までもらって、ハナマル。
 


上の写真、表彰のステージではルーマニア語でインタビュー。隣にいるラン仲間のビクターに助け舟を出してもらいながら。

「ルーマニアはどうですか?」~「自然がとても綺麗。」、「ブカレストはどうですか?」~「昨日、ブカレストの日で、凱旋門の上に登りました。」、たどたどしく答えるわたしに拍手が来ました。「日本語で何か言ってみて。」~「ブカレスト、万歳!」、この言葉、知っている人もいるみたい、受けました、「イェ==イ、バンザ==イ=」と連呼。

 

さらに大盤振る舞いのペトロム社、お楽しみ抽選会でマウンテンバイクが100台も当たります。1000名も参加者がいない大会、かなり高確率。ラン仲間が次々当選、わたしもお相伴~自転車もいただきました!ハナマルの二重丸。



注:クロス・ペトロムとは
ペトロム社主催のマラソン大会、ペトロム社は産油国でもあるルーマニア第一のガソリン会社。大規模ではありませんが、ルーマニアも産油国です。第1次世界大戦前後は、原油のおかげで潤っていました。いまでは国内消費量をとてもまかないきれず、ロシアからの輸入に頼っています。 




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ブカレストの日の凱旋門

2008-09-20 | ルーマニア・ブカレストの日常
 

1459年9月20日、ブカレストの起源の日にちなんで、今日の「ブカレストの日」を迎えました。市街地のおもだったところでイベントいろいろ、凱旋門が開放されるのも今日です。
 


普段は5本の道路が交差する広場、その真ん中に凱旋門が立っています。周りをぐるぐると車が走っているので、とてもそのそばに近寄ることが出来ません。今日だけは交通整理の警官が出て人々を渡し、凱旋門の上に登ることが出来るのです(入場無料)。
 


「アホとけむりは高いところへ登る」と言います、私たちも勇んで出かけていきました!いつも見ている凱旋門ですが、普段は交通量が多く近づくことすら出来ません。今日は人々が立ち止まり、嬉しそうに近づいていきます。



門の下にルーマニア国旗がたなびいていることは時々ありますが、上に国旗が掲げられているのを見るのは初めて。



石段を上り詰め、一番高いところに。



秋晴れの日に高いところから見るブカレストの街はまた、違ったものに見えました。余り高層の建物は無いので遠くまで見渡せます、ブカレストは平原です。
 


ここで過ごすのも3年目、東西南北もわかるようになったし、主だった建物も見知ったものになりました。上の写真は、凱旋門から、シャルル・ド・ゴール広場を臨む~この広場発着で、凱旋門~ビクトリア広場を廻るマラソン大会(約4キロ)は、明日です。



南方、ビクトリア広場を臨む。今日はイベントのため、車両通行止め。



北方、はるか奥にプレスハウス。ブカレストにある2つの空港、バネッサとオトペニは両方ともこの方向。



すぐ足元にはヘラストロウ公園。大きな湖をたたえ、遊歩道は一周約6キロ。農村博物館はこの一角にあります。



降りてきて、門の下でたなびく大きな国旗を記念撮影。門の下をくぐることが出来るのも今日だけ。



門の前にある表示板。ここまで自転車で乗りつけることが出来るのも今日だけ。秋晴れの午後、ちょっとした空中庭園を楽しんできました。ブカレストの景色が懐かしいな、と感じるようになって来たこの秋。




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週末のイベント~ブカレストの日

2008-09-19 | ルーマニア・ブカレストの日常
この週末、ブカレストはお祭りムードに包まれます。その名も「ブカレストの日」、1459年9月20日にヴラド・ツェペシュ公がこの地を都とし「Bucureşti」と名づけたのが、いまのブカレストの起こり。「Bucureşti=ブクレシュティ」はルーマニア名、「Bucharest=ブカレスト」は英語名。
 


プレイベントで金曜日に大学広場で中世風馬車のパレード。夜勤明けのマイダーリンと昼から出かけたときには肝心の馬はお役目を終えて、馬車だけが並んでいました。馬車の奥の建物が大学。
 


土曜日は夜9時から未明の3時まで、市内名所がライトアップ、この夜は市内の博物館・美術館が無料開放されます。



私たちは日曜日にマラソン大会を予定しているので、前夜は夜更かし出来ません、きょう少し早い目に大学広場近くにあるブカレスト博物館を訪ねてみました(入館料5.5レイ)。
 


以前は個人の持ち物だった建物が博物館として改装され、石器時代のものから近代のものまで、点数は多くありませんが歴史をたどるように展示されています。マイダーリン、大の歴史好き、武勇の活躍した時代の背景や、細かい年号も覚えています。私にとってはプライベート・ガイドつき博物館ツアーです。
 


前述のブカレストの産みの親、ヴラド・ツェペシュ公と言えば、吸血鬼ドラキュラのモデルとして有名。オスマントルコとの戦いの時代に、敵軍の捕虜を見せしめに串刺しにし、その残忍さが血塗られた公爵として名を馳せました。
 


博物館にはその当時の文書が残っています。ヴラド・ツェペシュ公の肖像画の横に飾られたこの文書、これによりヴラド・ツェペシュのサインとともに1459年9月20日と言う記念日が読み取られ、いま、ブカレストの日としてお祝いされているのです。


 
今年のイベントのフィナーレは日曜日のブライアン・アダムスのコンサート。国民の館前で行われます。例年花火を打ち上げたり、レーザー光線が出たりして盛り上がるコンサートは夜9時から、誰でも見に行くことが出来ます(無料)。でも、その時刻、きっと10℃以下に冷えてきているんでしょうね、今年は。
 
見に行かれる方、どうぞしっかり着込んで、風邪など引かないよう。いまのブカレスト、日中はノースリーブの人と革ジャンを着込んだ人が同居していますが、夜は確実に冷えてきます。寒がりの私、とっても外出できません~。

追記:お詫びと訂正
今朝のエントリーで、ブカレストの日、ブライアン・アダムスのコンサートを日曜日、とお伝えしていましたが、正しくは土曜日、午後9時半よりイズボール広場にて。
テレビのニュースで、午後7時前にブライアン・アダムスがオトペニ空港に降り立った様子が写っていました。開演まで2時間半、さすがルーマニア公演4回目のブライアン、リハーサルなし?

@ro


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