ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

飲んで、走って、ルーマニア周遊

2013-06-19 | 友人のルーマニア訪問

 
週明けから熱波到来、ブカレスト。この日は43℃。飲んでも飲んでも汗になる~。
ガンちゃんご夫妻さま、お友達の飯田のセレブさま(自称は信州のサル、とおっしゃっていますがとてもチャーミングで上品なマダム)、来てくださってありがとう=。
 
日本からラン仲間3名を迎え、ルーマニア国内9泊10日の旅でした。
ガンちゃんご夫妻さまはこれで3度目のルーマニア。内容も濃くなって来ました~3泊4日でスチャバを基点に世界遺産にもなっている「5つの修道院」めぐり、ビカズ渓谷とトゥルグ・ニャムツの城塞・アガピア修道院・詩人のイオンクレアンガの生家を訪問。

2泊3日でブラショフでのマラソン大会参加、走った後はルーマニア人で初めてエベレストに登ったアルピニストが所有するヒマラヤ小屋を訪れ、トランスファガラシャンのドライブ(走行距離約580キロ)、ブチェジ山のスフィンクスと山上の十字架を再訪。ブカレストでゆっくりする日には、洋館レストランと邸宅カフェを訪れ、気温43℃にまで上がったこの日は緑深い公園のテラスでランチ。

ワタクシ、マドモワゼルのルーマニア語がそれなりに通じるようになったおかげで無事にガイドできました。団体ツアーでは決して出会えないサプライズが盛りだくさん♪~旅行記を時系列に並べるのは労力がいるので、かいつまんだものを折を見てご紹介。

 
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アイリッシュのルーマニア旅行

2011-10-29 | 友人のルーマニア訪問
この週末、北アイルランド(UK)・ベルファストから友人夫妻が遊びに来てくれます。ジャズダンス・インストラクター時代からの仲良し、トヨ子さん(仮名)。アイリッシュのご主人と結婚してかの地に住むようになって丸6年。過去の記事はこちらから。

少し遅れて私もルーマニアに住むようになって6年目。ヨーロッパ地図で見ると、トヨ子さんの住むベルファストと私の居るブカレストは、対角線上の北西と南東。でも、2年前の秋に、ダブリンマラソンを走りに行き、トヨ子さん夫妻は国境を越え、アイルランドまで応援に来てくれました。そのあと、トヨ子さん家におじゃま。

今年の春には、ベルファスト・マラソン、ちょうど東北大震災の被災者の方々へのチャリティでウォークの部に参加すると言うトヨ子さんと現地のお友達と一緒に、私もチャリティマラソンに参加。このときは10日間もホームステイさせてもらって、あちこち案内してもらいました。
 
そしてついにトヨ子さん夫妻がーマニアにやってきてくれます。ご主人は手に職のある人、革命直後のルーマニアに家を建てるボランティアをしに来ていたそうです。西部のオラデァあたりに滞在、ブカレストまでは来なかったのですが、いずれにせよ当時から比べれば街が大きく変化していることにびっくりされることと思います。
 
どこへ案内しようかな~、カルパチアあたりの山にも行きたいけれど、完全な冬装束が必要だし~。でも楽しみ~~。


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ブカレスト半日観光~農村博物館

2010-09-30 | 友人のルーマニア訪問

 
ブカレストで余り時間がとれないとしたら、観光のお勧めは農村博物館(Muzeul Satului)。



ルーマニア各地から18~19世紀の農家(貯蔵庫・家畜舎も含む)や教会・大きな水車などが移築され、その時代の農民の生活ぶりを偲ばせてくれます。
 


公開中の家屋の中にはルーマニアのフォークロア、手作りの敷物や装束も展示されていて、古びた木造の家にとてもよく似合っているのです。
 


それぞれの地方からそれぞれの年代のものが集められているので少しずつ様式が異なり、半地下に居室を設けた古い時代のものから、地下を貯蔵庫として家屋を高く持ち上げるように設計されているものもあり。
 


すべての家屋が公開されてるわけではないけれど、中をのぞくとハンドクラフトの数々。
 


台所の中にはた織り機。昔から台所仕事と織物仕事は女性の仕事だったようす。







ここでも見所は18世紀の木造教会。



内部は木の壁に直接、宗教画が描かれています。



古くなって剥がれ落ちかけているけれど、修復をしていないのがまた、古さを感じさせてくれます。



織物や装束の展示も。



木造教会の中の階段。これを伝いあがり、尖塔まで行くことができるようす。



教会の前で、マクラメレースを編んでいるご婦人。手にされている1枚、すでに2週間、これを作り続けているそうです。ピンクの部分は製作用の薄いビニールで、編みあがったらすべてはずしてしまいます。お土産用に「60レイ(15ユーロ)」と書いた小さな紙をポケットから出して説明してくれました。雪深い北部マラムレシュでは、昔からこのように冬に女性達が手仕事に精を出し、家計の足しにしていたと言います。
 


こちらも公開中家屋の店番をかねて、編み物に精を出すご婦人。この農村博物館には手作業が似合います。耳にあてた携帯電話だけが、現代風。
 


このニワトリ達も展示の一部。人なれしているようで、近づいていって写真を撮っても慌ても逃げもしません。本当の農村にいるニワトリ達も、実にのんびりしたものだけれど。こうやって庭に道路に放し飼いにして自由に餌をついばませるのがルーマニアのニワトリの飼い方。
 


右端に写っている白い大きなものは、まきをくべて部屋を温める暖房具。耐火レンガ造りのものもあるし、陶器のタイルが張られたものもあり。この中で薪を焚き、暖防具を温め、そして部屋の空気を温めます。
 


空気抜きの小さな窓ふたつ。屋根のアクセント。シビウあたりに行けば、これがもっと横に細くなり、まるで目をこらして見られているかのよう。
 


旅の安全を祈る十字架の道祖神。これも地方へ行けば、古くからのものや新しいものなど、いろいろな種類のものが道路わきにたたずんでいます。
 


農耕具の展示もあります。これは穀物の脱穀機。昔、おじいちゃんの家の蔵にも似たような感じのものが置いてあった記憶が。それは米の脱穀機だったけれど、穀物でも同じようなつくり。
 


井戸もあるけれど、実際に深く掘られているわけではありません。でも、本物の井戸を体験したければブカレスト郊外1時間も行けば、地下水を桶にくみ上げることできます。夏でも冬でも同じくらいの温度を保っている深い井戸。農村の生活には無くてはならない大事な飲み水でもあるのです。
 


すっかり天気の回復した午後、ドイツ語を話す観光ツアーの人たちも訪れていました。ここへ来るだけで、ルーマニアの田舎の魅力を垣間見ることできます。でも、本当は実際に脚を運んで、そこに住んでいる人たちと触れ合ってほしいです。
 
農作業で日に焼け、くっきりと深いしわを作ってしまったおじいちゃん、おばあちゃん達の、どんなにか温かい笑顔。「日本から来ました。」と言うとさらに目を見開いて、まるで地球の裏側から来たみたいにおどろいてくれたりします。そして、これを食べていけ、あれも持っていけ、と自分達の手作りのものをいっぱい出してくれたりして。ルーマニアの魅力は田舎にあり!、これは断言できます。


 
お土産も:


併設されたミュージアムショップで、ハンドメイドの陶器や民族衣装を買うことが出来ます。手にとってぬくもりを感じることのできるお土産。



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ブカレスト半日観光~ヘラストロウ公園

2010-09-30 | 友人のルーマニア訪問

 
ここはブカレストでいちばん大きな公園、じつに187ヘクタール。ちょっとピンと来ないけれど、真ん中にある湖の周りをぐるり周回すると約6キロ。地下鉄最寄駅はアヴィアトリロール。北側出口すぐ。
 


いちばん最初に目に止まったのは、自動洗浄式トイレ。それまでは外観プラスチックの簡易トイレばかりだったけれど、2年前くらいからお目見え。緑のボタンを押すと自動で扉が開き、自動で閉まります→中でボタンを押すとペーパーも出てきます→手洗いのために石鹸水も自動で出てくるし、洗ったあとは乾燥機つき。ボタンを押して外に出ると自動で扉が閉まり、30秒ほど自動洗浄。雨上がりで泥の付いたスニーカーで入ったけれど、床も綺麗になっていました。
 
パリの街角では1ユーロコインが必要な有料トイレ、でもブカレストは無料!・・・トランスヨーロッパ(ジャーニーランのマラソン大会)など、ヨーロッパを旅慣れているNAMIさん、目の付けどころが良いですね~♪
 


MODURAの泉。このような噴水があちこちに。半日以上かけてゆっくり散策、のんびりベンチでくつろぎたい公園です。
 


日本庭園(GRADINA JAPONEZA)もあります、私も初めてここへつれてきてもらったとき、案内してもらったっけ。後で行って見よう~。
 


やっぱりここでもNAMIさんが驚いたのは犬。堂々と寝そべる犬。
 


群れになって寝そべる犬。・・・そのうち、見慣れます・・・、自然に視界に入ってくる犬が可愛く思えるようになります♪
 


このような胸像もいたるところに。この方はミハイ・エミネスクさん。1889年6月15日にわずか39歳で亡くなったエミネスクは、ルーマニアの古今を代表する詩人。北部のボトシャニ生れで幼少期をその地で過ごしましたが、文教都市ヤシのコポウ公園で詩作に耽ったと言います。

上の口ひげをたくわえているのは晩年に近いイメージの胸像。ルーマニアの500レイ紙幣では若きエミネスクの肖像に出会います。
 


最新の名所はこちら、「マイケル・ジャクソン通り」。昨年6月に亡くなったマイケルを偲んでその年の8月新設。ルーマニアの社会主義崩壊後、1992年と1996年の2度、マイケルはブカレストにやって来ています。
 


マイケル・ジャクソン記念碑もあります。1989年12月の社会主義崩壊後、マイケルがルーマニア公演に来てくれたことは、自由主義への憧れが爆発したようなもの。ステージにマイケルが登場した瞬間、失神するファンが続出したというほど。ルーマニアの人々にとって、マイケルは音楽性と共に、とても大きな存在なのです。
 


緑豊かな公園を散策していると、日本庭園に出ました。入口もそれらしきつくり。 



灯篭があれば日本庭園というのかなあ~?、水が流れていない川と池、池からは巨大な金属製の鯉が飛び上がっています。



「世界人類が平和でありますように」~日本語・ルーマニア語・英語・フランス語、4ヶ国語で書かれた標棒。これ、日本でよく見かけます。どういういわれのものかな、誰が設置しているのかな?
 
もう少し湖に近いところまで行けば、ユーロ加盟記念の頭像などがありますが、そこまでは足を伸ばせず。遊覧船にも乗れますが、また次回のお楽しみ。
 


凱旋門広場を経て、農村博物館へ。ブカレストにある凱旋門は第1次世界大戦の戦勝記念に1919年に建てられました。勝利によって念願のトランシルヴァニア地方をオーストリア・ハンガリー帝国から取り戻し、モルドヴァ・ドブロジャ・バルチック(いまのブルガリア領)を含む、大きなルーマニア王国となった時代。
 


建築当初は木造で漆喰仕上げ、いまの石門になったのは1930年のこと。ここから農村博物館は歩いても5分ほど。足を進めていきます。

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雨上がりのチタン公園

2010-09-30 | 友人のルーマニア訪問

 
未明から雨、2日続けての雨は珍しいです。でも、今の時期は季節の変わり目でいちばん雨の多いシーズン。おまけに朝7時の外気温は13度。どんどん秋が深まっていきます。
 


日本から来ルー中のNAMIさんからのいちばんのリクエストは「近所の公園に走りに行きたい。」、やっぱりラン友、そうこなくっちゃ!空を見上げていると、だんだん止んで来てくれました。私の大好きな公園へ、いざ出発~。



家を出て走り始めたときはまだ、曇り空。チタン公園を半周して、リア・マノリウの400mトラックに来てみると、太陽がさし始めました。今日もどこかの陸上クラブのジュニア達が練習しています。



その奥には、2011年完成を目指す5万人収容となるリア・マノリウのメインスタジアム。
 


帰りにここにも立ち寄りました、チタン公園そばの木造教会。ルーマニア北部マラムレシュ地方に多く見られるスタイル。冬は雪に埋もれるその地方で、この尖塔を持つ教会が信仰の中心です。
 


ルーマニア正教はキリスト教の東方教会系。ギリシャ正教やロシア正教と同じようなイコンを崇拝します。カトリックの教会はマリア像とステンドガラスが特徴だけれど、東方教会では中にたくさんのイコン。



これは文字を読めない人たちにもわかりやすく聖書の教えを伝えるためのものでもあります。
 


聖人達の肖像もたくさん。それぞれの聖人がみな逸話を持っていて、崇拝の対象となっています。



供蝋燭堂。亡くなった人のためには複数のろうそくを、生きている人のためには奇数のろうそくをお供えします。
 


あ~、ここにもワンコ。昨夜、ブカレスト到着直後、最寄の地下鉄駅を出たところでワンコの2グループがいました。縄張り争いで吠えあっていて、うるさく騒ぐので新聞スタンドのおじさんにホウキで追っ払われていました。「え、こんなにたくさん野良犬がいるの?」、NAMIさんの驚き。
 


ブカレストにたくさん野良犬がいる、と聞いてはいても、目の当たりにするとやっぱりびっくりなのです。でも、人間に吠え掛かってくることなどめったにありません。吠えられるとしたら、何か犬のテリトリーを侵したとか、そんな理由があります。
 


ブカレスト観光の手始めがチタン公園をジョギング、→リア・マノリウ・スタジアム、→またチタン公園ジョギングとは、これはどう見てもラン中心のルーマニア滞在になりそうです。シャワーで汗を流してさっぱりしたあとは、中心部に出かける予定。



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日本からのラン友と合流!

2010-09-29 | 友人のルーマニア訪問

 
この方です、「ツワモノ」の称号がふさわしい(どこへ行っても生きていける、とも言われていますが♪)、ラン友のNAMIさん。ブカレスト・ノルド駅ホームに降り立ったところ。寝台車には共同シャワー設備もあるので、さっぱりして到着。列車は65分遅れ。
 
シャワー利用中、ちょうどブルガリア出国のパスポートコントロールがあったそうで、個室のドアを激しくノックされ、警察官にパスポートを持っていかれたそうです。警察官がパスポートを回収していく、というシステムを知っていないと、「オー、マイ・パスポート!!」~ドキッとするシーン。
 
上の二人で写っている写真、私がカメラでNAMIさんの写真を撮っていると、駅にいた旅行者らしき人が英語で「僕が二人の写真を撮ってあげるよ。」と言ってくれたものです。こういうとき、一瞬身構えるべき。カメラを渡すとそのまま走り去るようなコソ泥もいるから。グループ・コソ泥で、どんどんカメラをリレーしながら走り去る輩達もいます。わたしに声をかけてくれた人は3人グループの一人で、大きな荷物も持っていたことから、普通の旅行者と判断し、カメラを渡し、写真を撮ってもらいました。
 


残念ながらそんなことに気をつけなければならないノルド駅周辺です(ここは余り治安がよくないといわれている)。でも駅構内には警察官やガードマンが巡回しているし、よっぽどでないと荒っぽいことは起こらないかな?警察官や警備の人がいなければ、しょっちゅう事件が起こるということの裏返しかも。
(上の写真の中央の方、巡回中の警察官)
 


さらに、到着直後のNAMIさんと利用した駅構内のファーストフード店「スプリングタイム」。いま売り出し中のお得メニュー「ピザ+ビール(330ml)」で乾杯。で、その店内にも店が雇っている警備員がいて、客席の間を巡回していました。場所柄、大きな荷物を持った人も利用することが多いので、置き引きなども見張っているのかも。
 
その警備員さん、そんなに広くない店内を巡回しているだけでは手持ち無沙汰と見えて、お客が食べ終わった後のトレーを片付けてくれたりします。「黒いユニフォームを着たいかつい警備員が、テーブルの後片付けまでしている。」とNAMIさんの驚き。
 
そして、地下鉄や乗り物に乗るとき、大きな荷物は自分の前に置き、脚ではさむようにすること。間違っても出入りの扉に近いところに置かないこと。発車間際にさっと荷物を盗ってホームへ飛び降りるような輩がいることもあるから。「アッ!」と気付いたときには、すでに扉がしまっているので、どうしようもありません。
 


そんなこともあるルーマニアなのです、実は。私は実際には経験したことが無いけれど、ルーマニア人からの警告をいっぱい聞いています。こんなことを書くのは不本意だけれど、日本国内を旅行するよりもちょっと気をつけたほうがいい、ということかな。スキがあると狙われやすくなります、自分の安全は自分で守る、これが基本。

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バルカンエキスプレスの車中から

2010-09-29 | 友人のルーマニア訪問
 

イスタンブールからの500キロ余りを17時間で結ぶのがバルカンエキスプレス。テッサロニキからもそれくらいの距離。いや、800キロくらいあったかな?その車中からまたメールが届きました。



> 列車は順調に走っているように見えて、もうお昼だからあと500~600キロでしょうか?
> もうルーマニアかと思ったらまだブルガリアなんですね。
 


午後6時半に到着予定で、あと6時間くらいしかないので、残り距離は500~600キロよりもずっと少ないはず。ブルガリアとの国境からブカレストは僅か70キロ。ルーマニアにはいれば、首都は目前。




> GPSによれば時速100キロ前後、
> 北緯43°25.45′
> 東経24°28.50′
> 東に向いて走ってます。




時速100キロ?瞬間最大時速では??その速度で走り続けると、800キロの旅も9時間くらい?それが倍以上もかかるのは、停車している時間が長いから。単線ですれ違うために駅で停車、2度国境を越えるのでパスポートコントロールで停車。



おまけにブルガリア国内、レールの敷き状況がよくなくて、速度が出せないときています。



> 今は平野で見渡す限りのひまわり畑もありました。
> 枯れてて残念だけど。
> その前は川沿いの峡谷もありました。紅葉がきれいでした。



でも、そんな道中を車窓から楽しんでおられるようす。



> 今Levskiに停車しました。
> 先ほどの駅で売店があって降りようとしたら鍵がかかっていて
> 車掌のお姉さんに聞いたら欲しかったビールを売ってくれました。
> URSUSと言うルーマニアビールの500ml缶
> 2ユーロは高いので1ユーロに値切りました。(笑)
> チップ渡さなあかんぐらいなのに悪かったかな?



URSUS(ウルスス)=熊、という名前のビールです。クマが足を広げているのがトレードマーク。コマネチ・クマと呼ばれています(命名 by Japanese、only among in Japanese・・)。2ユーロを1ユーロに値切ったのは大正解です。ルーマニアでは70円くらいですから!ここではたらふく飲んでくださいね~。
 


NAMIさんがウルスス・ビールを空けている間にも列車は進み、ルセ駅。ここでブルガリア出国となります。



ドナウ川にかかるフレンドシップ橋(1954年建造)をわたると、ルーマニア。



ルーマニアの最初の駅はジュルジュウ。



あ、野良犬がたくさん出迎えてくれているみたい。ちょっとびっくりして写真に収めてしまったNAMIさん。



そして列車は65分遅れでブカレストの玄関口、ノルド駅に到着。ルーマニアでも珍道中を期待していてくださいね~。


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さらに波乱のラン友、ルーマニアへ移動記

2010-09-29 | 友人のルーマニア訪問


ギリシャから移動のラン友、国鉄の全面ストライキに巻き込まれたものの無事、ルーマニア行きの国際夜行列車に乗車。と思ったら、ギリシャ国内移動で使ったバスで、また一騒動。

> バスの荷物室に置いたスポーツバッグが
> テッサロニキに着いたらなくなっていたのです。
> ほとんどの客が兵士たちも含め手前のバスターミナルで降りたので、
> その時降ろされたのか?

> でもそこを出発する前に心配だから自分で
> 降ろされてないことを確認していました。
↑道中、ワインを堪能していても、ここでちゃんと確認できるところがすばらしい!!

> きっとその直後、盗むために素早くおろしたに違いない??
> 貴重品は入れてないけどヒロコさんに渡す土産や
> 衣類が入っていたのでショックです。

> それに20分ほど遅れて着いたのでもたもたしていると列車に間に合うか心配。
> バスの運ちゃんに事情を説明すると
> このバスが折り返すからバスターミナルまで
> 乗って探しに行けと言う。
> とにかく急いでくれ、列車の時間があるから、
> ブカレスト行きの0時半の列車だと言うと、
> 列車はストライキだから出るはずがない。
> 出るとしても朝5時以降だとぬかす。

> それはともかく荷物を探しに行くから乗せてくれ。
> 行ってみたらバスの着いた場所にぽつんと有りました。
> 良かったです。

> 引き返すのもバスはない。
> 切符売場で係に掛け合ってタクシーでもと思ったけど
> 言葉が通じない。
> 7番乗り場で言ってくれと言う。

> ちょうどテッサロニキ行きが出るところだったので
> 止めて鉄道の駅に行くことを
> 確かめ乗せてもらった。

> 駅に帰ったら0時20分、
> ストで出ないかもしれないが
> 切符売場に人がいたので聞いてみたら
> 6番ホームから出るらしい。
> あわてて行ってみたら乗れたと言うわけです。

> しかし手に持っていたジャケットがない。
> バスにでも置いて来たみたい。
> くたびれた安物のジャケットで
> スパルタスロンの表彰式が終わったらいらないし
> 邪魔になるだけ。
> そう考えてあきらめます。
> 疲れました。寝ます。

お休みになったNAMIさん、3人用のコンパートメント(3段ベッド)を独占中とのこと。これは快適です。室内は中から鍵がかかるし、洗面台やコンセントもあるのでPC・携帯の充電も出来ます。ベッドも快適。ゆっくり脚を伸ばして寝ることできます。

私はルーマニアにいて、NAMIさんがぐんぐん近づいてきてくださっているのを感じます!!すごいな~、もうそこまできている!!

ブルガリアとルーマニアの国境からブカレストまでは、約70キロしかありません。いまはまだ、ブルガリア移動中ですね~。何もないだろうけれどブルガリアの野原風景を楽しんでください。

位置関係を整理:
ギリシャ南部のアテネから北上してくると。
テッサロニキバスターミナルーテッサロニキ国鉄駅ーテッサロニキ市街地ーテッサロニキ空港、という順番で繋がっていきます。バスターミナルと国鉄駅はそれほど離れていないけれど10分余りかな。国際列車の時刻が迫っていると、10分がその10倍にも感じられたことでしょう。

一番上の写真は、テッサロニキのバスターミナル。手前に止まっているバスは、バスターミナルと国鉄駅、市街地、空港まで行く市内バス(均一料金1.5ユーロ/2010年6月に訪れたときのもの)


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ギリシャの野を越え、ブルガリアの山を越え

2010-09-29 | 友人のルーマニア訪問


ギリシャ・アテネから単身ルーマニアへ移動中の日本からのラン仲間NAMIさん、ギリシャ国鉄の全面ストライキに巻き込まれ、たいへんなことになっていました!

昨日午後のメッセージ。
> テッサロニキへの列車に乗るためトラムと地下鉄を乗り継いでやっとラリッサ駅に着いたら、
> 国鉄のストライキで列車が全面運休でした。
> タクシーの運ちゃんが75ユーロで行ってくれると言うのを蹴って、
> 人に聞き回ってバスでアテネのバスターミナルに来て
> 17時発のテッサロニキ行きの座席指定切符を買ったところです。
> 到着は23時だそうですが、
> ブカレスト行き列車は0時半発なのであまり余裕がありません。
> バスの遅れが心配だし、列車のテッサロニキ駅まで果たしてバスは行くのか?
> それよりブカレスト行きの列車もストライキで動かないのでは?

このところ多発しているギリシャ国内のゼネラルストライキ。この書き込みを受けて、日本の仲間達が「Greek train strike 」などとネット検索、が、日本語検索では古い情報ばかりで、現在進行形のものにはヒットせず。

私はこの書き込みがあったとき、のんきにワイン4リットル、買いに行っていました~お接待用です、ルーマニアで飲み足りないなんてことが無いように♪、出先からこのことを知っていれば、国鉄駅まで出向いて国際列車の運行状況をたずねてみたのですが。

ルーマニア国鉄のサイトは、国内の情報しか出ていません。でも、ギリシャ国内のバスは、かなり正確に動いていると印象があります。まさか国際列車までストライキしていないだろう・・・(と願うのみ)。

皆があたふたしているうちにもNAMIさんからは無事に
> テッサロニキ行きバスに乗りました。
> 定刻8分前に発車しました。
> 満席でもう乗せれないからだと思います。
> 切符を買うとき一つだけ空きがあると言ってました。
> 39ユーロで済んだし、間に合いそうでよかったです。

定刻前に発車するとは、やるなぁ~。でもこの調子でどんどん進んでいってほしいです。そう思っていたらまたメッセージ。

> 回りは迷彩服を着た若い兵士で満員。
> 彼らは英語が通じて、列車のテッサロニキ駅までバスが行くとのこと。
> 列車のストライキについてはわからないと。それだけが心配です。
> 心配しても仕方ないので持っているワインを飲みます。
> (バス内に)トイレがないけど途中休憩があるらしいし。

この切り替えがNAMIさんですね~。見知らぬの土地で遭遇したアクシデント、たいてい次のことが心配で酔っ払ってなどいられないから、目を見開いて周りの状況を確認し続けると思うけれど。と思っていたら、余裕のメッセージ。

> バスは順調に走ってます。
> どこかわかりませんが、先ほどドライブインで休憩しました。
> 暗くなりましたが右手に海があるのがわかります。
> 国際夜行列車が動いていればいいのですが、
> 動いてないと深夜に宿を探すか、駅で寝るしかないかな?
> ユーロの現金が乏しいし・・・

いい感じで進んでいます、バスが定刻どおり運行され、到着のテッサロニキからブカレスト行きの国際夜行列車がちゃんと動いていることを祈るのみ。

> もう一波乱ありましたが、何とかブカレスト行きの列車に乗れました。
> 定刻に発車しました。

電車も順調に走ってくれることを祈っています。今頃はブルガリア通過中かな?確か国境を通過するとき、パスポートコントロールの警察官にパスポートを預けたりする場面も出てくると思います。驚かないでくださいね。

それにしてもすごい!全面ストライキにびくともせず、すぐにバスに切り替え、バスの席を確保し、ワインを飲みながら道中を楽しむとは!

この調子で、土曜日トレイルラン40キロ→夜行でも野宿でも何でもしてブカレストに戻ってきて日曜日5.5キロレースもハシゴする計画を立てているマドモワゼルでした~。

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初お接待

2010-09-29 | 友人のルーマニア訪問


日本のラン仲間に呼びかけ続け、ついに実現!ルーマニアのマラソン大会を走りに来てくれることになりました。しかもツワモノ、マラソン大会のハシゴ、ギリシャとルーマニア!!
 
先週24~25日のスパルタスロン、アテネ~スパルタ間246キロを走る大会に挑戦してのち、陸路ギリシャを北上し、テッサロニキから国際列車でルーマニア移動。本日夕刻到着予定。
 
ルーマニアでエントリーした大会は、カルパチア山脈を走る40キロトレイルラン、マラソン・ピアトラ・クライウルイ。今年が第5回大会ですが、初回大会から4年目の昨年度ですでに8倍のエントリーランナーを迎える人気大会。
 
先週いつもの公園を走っていたら、ラン仲間に出会いました。トレイルの大会にエントリー直後のこと。
「50歳以上の部に日本人らしき名前があるけれど、ヒロコの友達?」
「そうそう!ギリシャでスパルタスロンを走ってから、来てくれるの!」
「僕、毎日自分の年代別クラス分けのエントリーランナーをチェックしているんだ。」

もうすでにライバル視されていますよ~。

ギリシャから陸路ルーマニア入り:
Thessaloniki GC > Bucuresti Nord
出発: 2010/09/29 00:28
到着: 2010/09/29 18:29

これ、ブルガリアを縦断することになるので、時間がかかります。時刻表を見ると18時間、ブルガリア国内の線路事情が悪く、速度が出せないのです。おまけに単線の部分ばかりなので、駅で行き違うのに停車時間も長くて。ここらあたりから来る国際列車はバルカン時間、2時間くらい遅れるのがあたりまえだけど、到着予定時刻にはちゃんとノルド駅に行きますね~。スプリングって、待っています。

「スプリングる」とは?:
ファーストフード店「スプリング・タイム」でお茶すること。日本語勉強中の女子高生による造語。彼女達は「スプリングったら」「スプリングったとき」「スプリングれば」と、ちゃんと活用させることも知っています。

ちなみに、お小遣いの乏しいときの味方、5レイのセットメニュー(バーガー&コールスローサラダ&ペプシ)は無くなり、ピザ+ドリンクを選んで10レイが売り出し中のメニュー。これビールも選ぶこと出来ます♪

一番上の写真はブカレスト市内某大学のメイド喫茶の女の子達。この子たちがお接待してくれるわけではありませんので、念のため。もちろんワタクシ、マドモワゼルがこのコスチュームを着ているわけも無いので、ご安心を。

/@Bucuresti


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