2007年3月号目次

A table of contents：

週末は篠山ＡＢＣマラソン 2007-03-02
シーズン最後のフルマラソン 2007-03-04
逆輸入、パロディ・ステッカー 2007-03-05
今年の桜は？ 2007-03-06
ユーロ高で一人勝ち 2007-03-07
ルーマニアに戻る荷造り 2007-03-07
国境を渡った女性たち① 2007-03-08
ブカレスト週末の2大イベント 2007-03-09
狭心症で入院！ 2007-03-10
ルーマニアの病院事情 2007-03-10
健康を祈って～Sanatate! 2007-03-10
名古屋国際女子マラソン招待選手 2007-03-10
国境を渡った女性たち② 2007-03-12
海外PCでの日本語環境 2007-03-13
チキンラーメン・マラソン 2007-03-13
大坂城に桜模様 2007-03-14
ジャパン土産 2007-03-15
ルーマニアの冬ごもり 2007-03-16
国境を渡った女性たち③ 2007-03-17
キッチンカーに人だかり、池田猪名川マラソン 2007-03-18
「ご縁を大切にする淀川ランナーズ」 2007-03-20
生みの親と育ての親 2007-03-20
日本食ローディング中 2007-03-22
今朝、出発 2007-03-23
シンガポール乗り継ぎ便 2007-03-23
60キロ超の手荷物 2007-03-23

ドバイ経由 2007-03-24
手荷物の超過料金 2007-03-24
手荷物が出てこない！ 2007-03-24

国際列車も値上がり 2007-03-25
春はこれから、ブルガリア　 2007-03-25

first training in Romania, 2007 2007-03-26
2007年のルーマニアで初走り 2007-03-26
地震お見舞い申しあげます 2007-03-26
ツインズ 2007-03-26

ルーマニア、春間近 2007-03-27

迷子手荷物引取り 2007-03-28
木々の枝払い 2007-03-28
少し寒い3月 2007-03-28
８階から転落・奇跡の少女 2007-03-28

首都で馬車走る！ 2007-03-29
豊富な種類のソーセージ 2007-03-29
美女が示すルーマニアの天気予報 2007-03-29

ネコちゃん広告 2007-03-30
穴ぼこ、平気！ブカレスト道路工事中 2007-03-30

りんご丸かじり 2007-03-31
国民的英雄、ナディア・コマネチ 2007-03-31
国民的英雄、ナディア・コマネチ 2007-03-31
ジプシーとの戦い！ 2007-03-31
オボール蚤の市で見つける日本のコイン 2007-03-31


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オボール蚤の市で見つける日本のコイン

この週末3日間限定で行われているオボールの蚤の市を訪ねました。マイダーリン、コインや絵葉書、キーホルダーの類をコレクションしていて、古いものも、その値打ちを理解して集めています。私は、と言えばただ珍しくついて歩くだけ。



骨董市で売られている日本のコイン。1レイは約50円。5円玉が堂々と２レイの値段をつけています。ということは1個当たり95円の利益。これはすごいです、次に日本から持ってくるもの、スーツケースに入りきるだけの5円玉。あ、また重量オーバーの超過料金が気になります！でも、この価格はほとんど「言い値」で1円玉でも2レイ。ほかの店では1レイ均一のところもあります。

ほかに、アメリカの10セントが1レイ、韓国の100ウォン（約13円）が3レイでした。でも、お店のマスター達、私を見ると中国の紙幣やコインを自慢げに示してくれます。「ノー、日本人デス！」「オー、ジャポニア！」

これ見てごらん、と言うばかりに夏目漱石の1000円新札が100レイ（＝約5000円）を見せてもらいました。漱石さんなら何枚荷物に詰めても軽いかなあ？ものすごい利益です！「クンパリ」＝買います、の札を上げている店も多いです。一円玉や5円玉を持ち込んだら、いくらで買ってくれるのかなあ？でも、こんなところで大阪商人している場合じゃないです。



さて私は、店をうろうろしていてこんなブレスレットを見つけました。木製ビーズがつながったもので、1つ1レイ、2つも買ってしまいました。私が気に入って買うことが出来るのはこんな小さなものです。


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ジプシーとの戦い！

近くのチタン公園を走っていたら2005年以来のラン友達、アリーナに出会いました。半年ぶりの彼女、髪を短く切ってリディア・シモンのように染めています。先に彼女から声をかけてもらわなければわからないくらいの変身ぶり。

そのまま一緒にジョグしていたら、またもやよからぬ輩から何やらからかいの声。「ゴメンナサイ、アジア人ノ私ト一緒ダカラ・・・」「ノー、奴ラハ私ガ走ッテイテモ、チョッカイヲ出シテ来ル、私ハ何時モ奴ラト戦ッテイルワ！」
「奴ラ」とはこちらで言う「チガン」＝ジプシー＝ロマ人のことです。

「エ？貴女ハ、ルーマニア人ナノニ？」
「ソウヨ。奴ラハ教育モ受ケテイナイシ、仕事モシテイナイ、低俗ナ奴ラヨ。」
そうだったのです、この街で歩いていて何度も「チャイナ」と呼びかけられ、その度に">いやな思いをしていました、その声かけをしてくるのはルーマニア人とはまた一線を画する人々だったのです。

マイダーリンにも訪ねてみました。人口2100万人のこの国で「チガン」は全土に200万人とも300万人とも言われているそうです。「チガン」たちは学校にも行かず、仕事に就くことも嫌い、ルーマニアの貧困層でもあるそうです。（もちろん、リッチマンのチガンも居ます。）就学率5％、教育を受けることを拒んでいます。

西側諸国ではルーマニア＝ジプシーのイメージで、ルーマニア人がすべてロマ人のように思われているので「ソレハ違ウ！」と声を大にして言いたいそうです。

少し気分が楽になりました、町を歩くたび（or走るたび）いつもいつも、「ニーハオ！」「チャイナ！」とからかわれてブルーな思いをしていましたが、これは私だけではなかったのです。人種問題、これもまたルーマニアの抱える大きな問題かもしれません。


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国民的英雄、ナディア・コマネチ

ルーマニア、と聞けば、「白い妖精」、体操競技のナディア・コマネチ選手を思い浮かべる人が多いと思います。10点満点を連発したモントリオール五輪はすでに前世紀。けれどもコマネチは今でも国民的英雄です。

上の新聞記事は、「ルーマニアで最も成功した女性」のナンバーワンに輝くコマネチの今週の記事。今はアメリカ在住ですが、昨秋には赤ちゃんを連れて里帰りしていました。



そしてこのようなテレビ出演も。体操競技を志す貧しい少女のために、コマネチがテレビのショーでダンスを披露。トランシルバニア地方の民族衣装を着ての一コマです。番組は録画されたばかりで、次の日曜（8日）、復活祭の夜に放映されます。


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りんご丸かじり

りんごの美味しい季節です。我が家では最近、いつもキッチンにりんごが置いてあります。初めてこちらへ来たとき、りんごの皮を日本から持参した包丁で丁寧にむいて食べていました。

「何故、皮ヲ捨テルノ？何故、皮ヲ食ベナイノ？」
「ダッテ、農薬ガカカッテイルデショウ？」
「ノー、ルーマニアノ農業ハ自然ノ農業。日本ノヨウナ、ケミカル（＝化学薬品）ハ使ッテイナイヨ。丸ゴト、食ベルノガ普通サ。」

それを聞いてからは、ダーリンたち家族と同じようにりんごを丸かじり。ポリポリかじっていると、「ヒロコ、マルデ、鼠ミタイニカジッテイルヨ。」とちょっと笑われました。でも、丸かじりするととっても美味しいです。

少し小腹が空いたときにちょうどいい小ぶりのサイズ。1個がちょっと多いかな、と言う夜中のおやつには、お姑さんと半分こしていただいています。このときはちゃんとナイフで半分に切ります。つやつや光っているのはりんご本来の艶なんですね。自然の美味しさをそのままいただきます。


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穴ぼこ、平気！ブカレスト道路工事中

掘り返しても、穴を掘っても、サクをしないどころか、「工事中・注意」の看板すら見かけないのがルーマニア式。ブカレストはあちこちで道路工事・建設工事が行われています。ここでは幅の広い歩道の一部を改修して、急増中の車のための駐車スペースが作られています。




日本の道路工事ならば、通行中の誰かが落ちたりして怪我をすると大事なので、厳重に安全柵をして、「通行人の安全を確保するためだけのガードマン」をつけたりして丁重過ぎるほど丁重に案内してくれます。2枚目の写真は東京23区内の道路工事。でも、丁寧に案内するための費用も国民の税金から出ているのです。

ちょっぴり大雑把でおおらかなのがいいのか、丁寧に丁寧を重ねるのがいいのか？？お国柄が出ているのかもしれません。その国に居たら、その国のやり方に慣れていくのでしょう、郷に入っては郷に従え、とは良く言ったものです。


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ネコちゃん広告

ネコがマウスをくわえています？！？ルーマニア・ブカレストの地下鉄構内の広告より。「あなたの獲物はあなたが獲得する」～銀行のPR、有利な銀行口座を選びなさい、と。



『違う言語を学びましょう』～外国語学校の広告。ネコちゃんが「ハ～ム」と叫んでいます。「ハム」は本来ワンコの鳴き声。ワンコをあやすときにも使います、というわけでこのネコちゃん、イヌ語をマスターしたのかしら？


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美女が示すルーマニアの天気予報

これ、我が家で購読している「LIBER TATEA」という新聞の天気予想コーナーです。今日の気温予想は0℃-13℃、午前中にお姑さんと一緒に買い物に出かけましたが何度も「フリッグ！（＝寒イネ）」と言いながら歩いていました。7時半に起きるころにはまだ、外の寒暖計２℃くらいです。

天気予想コーナーの美女は、単なる飾りではありません。雨予想が出ているとちゃんと傘を差します。リクエストがあれば次には傘をさす美女の天気予報の写真を撮ります！とりあえず、夏でも冬でも裸ん坊。冬になって寒くなるとコートを着込むわけではないのです。

ルーマニアでは新聞はスタンドで購入するのが一般的で、あちこちに新聞スタンドがあります。雑誌なども置いています。少し大きくなるとスナックや飲料水なども売っています。

ほかに、駅などで配布されるフリーペーパーもあり、ほとんどがタブロイド版です。宅配の新聞もありますが特別に申し込まないといけないようで、当然宅配料金がかかります。

「LIBER TATEA」はオールカラー版、0.55-0.7レイ、天気予報コーナーだけではなくあちこちのコーナーで同じような美女が活躍するマイダーリン好みの紙面です。


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豊富な種類のソーセージ

市場にはいろんな種類のソーセージ（carnatiクルナッツィ）、豚の燻製肉（costitaコスティッア）が売っています。それぞれキロ単位で価格表示、そして計り売りしてくれます。

いま、ルーマニアの通貨は強くなってきていて、街の両替商などでは1レイ＝50円をつけています。昨年春は42円くらいでしたが、秋には45円くらいになっていました。物価上昇とともに為替の値上がり、外貨を持ち込むにはダブルパンチです。

お店に並んでいるソーセージ類は余りにも種類が多くて、私一人ではどれを選んでいいのかよく判りません。いつも主な買い物はお姑さんと一緒。

歩いていると「ジャポネーザ」と声をかけてくれるおじいさん。若い輩には「チャイナ！」とからかわれることが多いので、ちゃんとわかってくださってうれしいです。お姑さんもにこにこ顔。一緒に出かけていてよかったです。


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首都で馬車走る！

再びブカレストで馬車に出会いました。昨年に引き続き、EU加盟後も市内の我が家の街区で馬車が活躍しています。主に、手入れ中の街路樹の伐採した木々などを運んでいるようです。

「ガソリンヨリモ、馬ノ飼料ノホウガ、安クツクカラネ。」とマイダーリン。ブカレストはルーマニアの首都です、人口235万人。

昨年は、片側３車線くらいの道路の交差点中央を馬車が進んでいくのも見かけました。きっと今年も出会いそう～センターライン寄りを馬車が進んで行くところ、ちょっと危険なのでシャッターチャンスを逃してしまうことが残念です。

首都ブカレストでも馬車は健在。車の列に堂々と隊列をなす馬車、好きな風景です。



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