ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2009年7月号目次

2009-07-31 | 目次


A table of contents:
2009-07-01 パラリアでの3日間連続プログラム
2009-07-01 午後のプログラム
2009-07-02 ギリシャ第2の都市テッサロニキ
2009-07-02 テッサロニキのホワイト・タワー
2009-07-04 バカンス先取り、夏は節約生活・・・
2009-07-06 高低差7500mの山岳トレイルマラソン
2009-07-07 「公共の交通機関はタダではありません」
2009-07-08 ブカレスト市民の足、市バスとトラム
2009-07-09 追悼、マイケル・ジャクソン
2009-07-11 成長した歌姫、5歳のアルバム
2009-07-12 週末の蚤の市
2009-07-13 2百円=1ユーロ
2009-07-14 ルーマニアのお土産・手織りクロス
2009-07-15 ブカレストで日本映画祭
2009-07-16 ルーマニアのお土産・刺繍本
2009-07-17 大学広場の古本市
2009-07-18 ルーマニアのドラキュラ伝説
2009-07-19 ふたりとも、ギリシャの大ファンに!
2009-07-20 ゴールドネックレス引ったくり事件発生
2009-07-21 野生のクマ、テントを襲撃
2009-07-22 クマとの共存~クマを輸出~熊出没注意
2009-07-23 夏だよ、BBQだよ~BBQといえばミチ!
2009-07-23 ルーマニアの皆既日食記念紙幣
2009-07-24 富士登山競走、ルーマニア人も参加
2009-07-24 ブカレストの野良犬
2009-07-25 とことん犬好き
2009-07-25 ブカレストに野犬が多いわけ
2009-07-26 慣れてきたら可愛いワンコ
2009-07-27 ルーマニアの美男子
2009-07-28 スタイリッシュなトラム駅舎
2009-07-29 本当に高い空港タクシー
2009-07-29 L'arc en Ciel~空の門
2009-07-30 大阪人とルーマニア人、またはブカレスト人


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

大阪人とルーマニア人、またはブカレスト人

2009-07-30 | ルーマニア・ブカレストの日常
先月のエントリーにて自分で書いていて気づきました、「大阪人はルーマニア人化しやすいのか?」~元記事はこちら「ルーマニア人に指摘される『ルーマニア人化』」とこちらから。



ここで言うところのルーマニア人は、ブカレスト人。この国の首都、ブカレストに住む人は独特の行動倫理を持っているらしく、地方都市の人からは「ブクレシティアン(bucurestian)」「ブクレシティアニ(複数形)」と揶揄する言葉でひとくくりにされること多し。

ものすごく早くおしゃべりする人が多く、人がしゃべっているのにさらに横から口を出す人、さらに大声でしゃべり始める人。発音するときの語調が強いので、喧嘩しているみたいに聞こえるときも。大阪弁のひとつ、河内弁も喧嘩っぽい?

個々に好き勝手にしゃべっているように聞こえるのが、テレビの公開討論会~人がしゃべっている上にどんどんかぶさって話し始めます。大阪弁も、早口。けれど日本でみるテレビの討論会はたいてい標準語。

せわしそうに多くの人が携帯電話でしゃべりながら歩いています、そのうちに2つ目の携帯が鳴り始めたりして・・・。バスの中&トラムの中、マナーとしては携帯を控えよう、でも誰も守っていません。大阪では公共の場での携帯のマナーは守られているはず。



交通渋滞激しい中、車のクラクションもなりっぱなし。ドライバーもせわしなく路線変更します。無理な追い越し&割り込み、当たり前。ふと脇を見ると、歩道に乗り上げ二重&三重駐車、これまた当たり前。大阪では時速80キロで走っていても渋滞だそうで。我勝ちに突っ込んできてまったく進まなくなるブカレストとはまた違った渋滞。

「トロい運転だと思ったら、ガジカ(=若くてちょっと目を引く女の子)だよ、まったく。」と女性の運転を安心して見ていられないのもブカレストの男性。女性の運転を軽視する傾向はどこでもあるようで。
 
信号そのものが少ないので、信号があるということは本当に大きな交通の要所、というわけで気になる信号保守率は?(大阪人の信号を守る率は10%だそうで・・・)せっかちな大阪人もブカレスト人もフライングスタート当たり前、でも、危険度はブカレストのほうがはるかに大。車は「歩行者そこのけ」、と走っていきます。
 
信号の無いところではみんなぞろぞろ、羊みたいに適当に渡っています。車の来ない赤信号では、当然のように渡る人、多し。やっぱりここも信号保守率、低いかも。



一応マナーとしては歩行者優先、でも、根強い車社会なので、要注意。けれど、最近では、信号の無い横断歩道で待っているとき、歩行者に道を譲ってくれる車もあります。大阪では逆に、今までルールとして守られてきた歩行者優先が、最近になってしばしば車に遮られたりしてドキッとすることあります。

ブカレスト人もせっかちだけど、大阪人とはまた違う人種のよう。よって大阪人とブカレスト人の関連性はなし、と結論!ワタクシ・マドモワゼル、「好きやもん、大阪」、親しみを込めて「わたしは大阪人~!」

注:bucurestianとは
文字通りでいえば「ブカレストに住む人」、つまりブカレスト人。が、地方都市の人が「bucurestian」と言うとき、決して良い意味で言っているのではないようで。だから、面と向かって「あなたはbucurestianですか?」と尋ねたりすることは決してありません。会話の中では「ブカレストに住む人」と言う意味では使われていないので要注意。

逆に「あの人は典型的なbucurestianね。」と見えない所で言っていたならば、それはほとんど陰口。一般的に「bucurestian」は揶揄する意味で使われているので、普通には余り口にしないほうが無難。


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

L'arc en Ciel~空の門

2009-07-29 | ルーマニア語・いろいろ
九州北部から中四国・東海はいまだ梅雨明けやらず。明けたはずの関東甲信越でも天候不順。そんな横浜から虹が届きました、夕焼けの画像と一緒に。記事はこちら
 


わたしからはノルマンディーの虹。ここは大西洋に近いこともあって一日のうちに天候がコロコロ変わり、シャワーがやってきたかと思えばさっと晴れ間。一枚の写真に納まらないほどの大きな虹に出会いました。
 


北海道のような牧草風景の中の一本道を行くうち、太陽が顔を出し、虹も終わり。
 


「虹」、フランス語では「L'arc en Ciel」、「空の門」と教えてもらいました。ルーマニア語もよく似ているだろうから、とヒントをもらって調べてみると・・・
 
フランス語で「空」は「ciel」、ルーマニア語では「cer」。
フランス語で「門」は「arc」、ルーマニア語でも「arc」、たしかに良く似ています。

たとえばルーマニア語で凱旋門は「Arc de Triumf」、フランス語では「Arc de Triomphe」、よく似ています。

でもルーマニア語で「虹」は、別の言葉がありました~「curcubeu」。「虹」のことを「L'arc en Ciel~空の門」というフランス語、なんて素敵なネーミング。センスが光るフランス人。



写真はマラソン大会に向う道中、フランス・ノルマンディーを北上中(今年5月)。

ブカレストにかかる二重の虹はこちらから。


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

本当に高い空港タクシー

2009-07-29 | ルーマニア・ブカレストの日常


「ぼったくり」と何かと悪名高きブカレストのタクシー。特に空港やブカレスト・ノルド駅で客待ちをしているタクシーには、ちょっと注意が必要。ルーマニア人であるマイダーリンですら、この二箇所での客待ちタクシーには乗りたがりません。(上の写真はノルド駅のタクシー乗り場、客引きに注意!)



ルーマニアのタクシー料金は現在、1キロあたり1.4~1.95レイ(=約40円~60円、2009年7月現在)くらい。通常、ボディにちゃんと料金表示あり。ヘンリーコアンダ(=旧名称オトペニ)空港から市内中心部まで、昼間なら35~40レイもあれば行けます(=渋滞が無い場合)。夜間料金なら55~60レイくらい。



料金がお安いので、ちょっと移動するときにでも便利は便利。でも、地図がわかっていないと大変なことに・・・乗客を乗せてから、わざと遠回りをしていくタクシーがあります。以前、フランス人のお友達がこの方法で、3倍ほど、ぼったくられました、でも実際に正規のメーターでそれだけ走っているので文句も言えず、地理に不案内なための被害でした。

手荷物料金を勝手に加算してくるタクシーもあり。大きなスーツケースを載せてもらったときにはチップを少し多い目に弾むくらいで、料金が加算されるのは正当ではありません。

断っても、無理やり荷物を運ぼうとするポーターもいます。ポーターと連携しているタクシーもあり。タクシーが不必要なら、しっかり断ること、これが第一。



でも、空港タクシーの中には、もともと高級車を使い、通常の金額の二倍くらいで正規に営業しているタクシーもあります。白いタクシーはベンツ社製、料金1キロあたり2.99レイ(ボディに表示あり)。「タクシー?タクシー要る?」と声をかけてくる運転手に料金の確認をすること。

どう見ても外国人に見えるわたし一人では余りタクシーに乗りたくないのですが、どうしても必要なときがあります。地元のタクシー会社に電話して迎車してもらうのが一番確実。迎車時刻と行き先を告げ、迎えに来てもらうのです。ここでおおかたの料金を知ることも出来ます。



でも、手間隙かけることが出来ないときにはタクシー乗り場で運転手と交渉することになります。値段交渉に大事なことは、相場を知っておくこと。近くの売店などでだいだいの料金を聞いておいて、そこでタクシー運転手と交渉。時々、聞いてきた相場よりも少し安く到着してくれるタクシーもあり、これは良心的な運転手と見て、相談したままの額を支払い。

いずれにせよ、誠意を持って営業しているタクシー運転手にとっては、気の毒になるくらいお安いタクシー料金。ほとんどの会社の場合、車代も運転手持ち。ドアが壊れかかっていても、直さずにそのまま営業している、なんてこともあるのです。だから、高級車のタクシーの料金設定がお高いのも、納得。

ベンツ社製の高級タクシーで行きたい人はそれもよし、地元のにこやかなおっちゃドライバーの黄色いタクシーで行きたい人は、おっちゃんと話しをしてから決めましょう。「ぼったくり」は一部のタクシーだけ。ブカレスト全体でぼったくっているわけではないのです。

ブカレストの国際列車発着駅、ガラ・デ・ノール駅でのぼったくり未遂被害は、このかたの記事に詳しいです、どうぞご参考に。


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

スタイリッシュなトラム駅舎

2009-07-28 | ルーマニア・ブカレストの日常


ルーマニアの首都、ブカレスト。ここ2~3年で幹線道路を走るトラムの改修工事が次々行われ、停留所に屋根つきのホームが設けられているところも多くなりました。路面改修して、その保障期間は50年とのこと。



この先まだ50年間、首都にトラムを走らせるのかな?~今でも時間帯によってものすごい交通渋滞、トラム優先とはいえ、車が突っ込んで身動き取れなくなるような交通渋滞、多し。



最新型はオボールの駅舎(2008年春完成)。



中央に地下鉄へのもぐり口、その横にトラムの停留所。スタイリッシュになりました。



このトラム、改修済みとはいえ路面を走るのでガタガタと乗り心地は決してよくないし、椅子も木製。



でも、利用価値大。まだブカレストに慣れない頃、バスよりもトラムを利用していました。乗り過ごしたりして間違えたところに来てしまっても、線路をたどって戻れば大丈夫。



バス&トラムのチケット売り場は、大きな交差点脇の停留所のそばにあります。ひとつずつの停留所のそばにはなく、売り場も日曜日など早く閉まってしまうので、まとめ買いが便利。



バスには昨夏の終わりごろからエアコンが導入されつつあって、ボディに「エアコン搭載」の表示。これがあると嬉しい!



でもエコなのか、エアコン動作させず窓を開けたまま走っているバスもあり。パネルで区切られた運転席だけ涼しくしているみたい。



最新型バスには行き先表示のカーナビ地図、さらに交通渋滞を読み取って終着駅への到着時刻を予想するBPS機能付のものまで出てきています。時刻表が無くても市民の足、市バス・トラム路線、あってもたぶん守られないだろうから、到着時刻を予想してくれるほうがありがたいです。



トラムはまだまだ旧型。そのほうがレトロな味わいあってわたしはお気に入り。ボディに広告プリント、多くなりました。でも、エアコン付になるのはいつのことかなあ。


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

ルーマニアの美男子

2009-07-27 | ルーマニア・ブカレストの日常


マイダーリンの写真帖からこの一枚。なんと美しい!しかも若いです。いつも女の子と写真を撮りたがるのに、一緒に写っているのはなぜ?このハンサムボーイ、3月、日本からの帰国便でローマ経由ブカレストに戻るとき、一緒の飛行機だったそうです。
 
このかた、Stefan Daniel RADUさま(←さま付けで呼ばせていただきます♡)。1986年生まれのまだ22歳。ルーマニアのプロサッカー選手です。マイダーリンのサポートチーム、ディナモ・ブカレストから2004年にセリエAデビュー。SS Lazioに所属しています。ルーマニア代表歴は、6試合。ナショナルチーム時代から注目され、イタリアへ。ルーマニアのサッカー選手は、ムトゥとキヴだけじゃないですよ~。

日本のファンサイトはこちら

男性も女性も、見とれてしまうほど美しい人、多いです、ルーマニア。目の保養にぜひ!

たとえば:
☆新聞紙上の素人美人コンテストは、トップレス。
お天気予報のお姉さん(TV編)もこんなふう。


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

慣れてきたら可愛いワンコ

2009-07-26 | ルーマニア・ブカレストの日常


ブカレストの名物、野犬。最初の頃はうろついているワンコたちに辟易し、この子たちを放置している動物調査管理局(Animal Survey Administration)とは名ばかりか、と一人お怒りのワタクシ・マドモワゼルでしたが、いまだに襲われることもなく、今ではすっかり慣れてきました。
 
最初の頃、野良犬が怖くて仕方なかったけれど、よく見れば可愛いな、って。こちらが何もしなければ、いきなり襲ってきたりしないです。
 


少しずつ増えてきた検疫済みの野良犬。耳に付けられた黄色のイヤータグが目印。動物調査管理局、ちゃんと仕事をしています。
 


中心街にも、居ることは居ます。今では旧市街だけに残っている石畳の舗道。石畳がごつごつしているので、ワンコたち、歩きにくそうだと思うけれど。
 


居住区のブロックハウス前で、出迎えてくれるワンコ。よく見て、3本足のワンコです、一生懸命生活しています。



人間さまの縄張りを心得ていて、玄関ドアが開いていても入り込むことはありません。



帰り道、歩道の上で野良犬に出くわしました。マイダーリンは平気で横をすり抜けたけれど、わたしは脚が止まってしまいます~「早くおいで、大丈夫だから。」、ワンコが頭をたれ、迂回してくれました。 
 


気温がどんどん上昇して暑い日には、わずかの日陰で過ごしたり・・・けなげ。
 


たぶん風が通って涼しいのかな、すやすやと休んでいるワンコ。
 


ちゃんとダンボールの座布団の上に、我が物顔で乗っかっているワンコも居ます。まあ、ダンボールだから、良かろう。



路上の花屋さんの横に置かれたバケツから水を飲むワンコ。猛暑となればアスファルトの上はものすごく熱くなるのです。



庶民の台所、ピアッツァ(=市場)にて。こんな台の上に果物や野菜を並べて売っているのですが、早仕舞いの店舗でくつろいでいます。明日又この台の上で、野菜が売られるのです。新品のタオルなどかもしれないです??
 


「犬、お断り」の標識が街区の緑の前に。ノラは読めません~。最近では、ちょっとした芝生公園の周りをぐるりと柵で囲んであるところも多くなりました。
 


おなじく、「犬、入店お断り」、ノラには読めません。飼い犬を連れて一緒にお店に入らないでね、という意味。



でも、店の入り口から犬が顔を出している店もあります。ここは食品店兼スタンドバー。
 


子供の顔の高さに、大きな野良犬。でもこの子は怖がっているふうでも無く・・・道路や店舗前のごく当たり前のところに犬が居るので、子供のうちから慣れてくる様子。
 


「ここは僕の縄張り==」と言わんばかりのワンコ、その1。大きな駐車場、このワンコが居るときには、奥へ進んでいくのは止めたほうがいいかも。
 


縄張りを守っているワンコ、その2。後ろにそびえるのは、ブカレストの凱旋門。パリの凱旋門よりもかなり小ぶりで、頂上に上がることが出来るのは年に1回だけ。普段は車窓から通り過ぎるだけの観光名所。やっぱり観光名所にも・・・居る!
 
余りにもたくさんの街角の犬たちを登場させたので、ワンコ・ネタ、これで終わり~。特に犬ばかり追い求めて意識してカメラに収めていたわけではなく、常に&頻繁に&複数と出会う、ということなのです。

最後に:
公園で放し飼い散歩やウンチの後始末をしない、など、犬の飼いかたに対するブカレストの人々のモラルは驚くばかりです。マナーさえ守れないのだから、犬の人生や命も守れない・・・残念なこと。まずは飼いかたのマナー向上運動が大事かも。


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

ブカレストに野犬が多いわけ

2009-07-25 | ルーマニア・ブカレストの日常
なぜそんなにブカレストに野良犬が多いの?昨日や今日、始まった話しではないのです。



チャウシエスク以前のルーマニア・ブカレストは戸建住宅の立ち並ぶきれいな街並みを誇っていました。が、共産主義の政策により、個人の住宅は没収され、破壊され、そこらあたりにどんどんブロックハウスが建てられました。
 
このとき、自分の持ち家を終われ、犬を飼うことが出来なくなった人が続出。飼い主を失った犬は町中に流れていったと言います。いちばん上の写真は19世紀半ばのブカレスト。個人の低層住宅が立ち並びます。ルーマニア歴史博物館のミュージアムショップのポスターより。
 


また一説には、ずっと大昔には、外からの侵略や攻撃に備えて、村全体で犬を放し飼いにすることが行われていました。それがそのまま残っている地方、また、ブカレストにも地方出身者がその習慣を持ち込んだ、とも言われています。
 
いずれにせよ、人間が面倒を見切れなくなった結果。昔から犬は人の役に立つ動物だったし、人を癒してくれていたはず。狩猟のパートナーにしつけられたり、外敵を知らせるガードマンになったり、愛玩動物として人と一緒に生活してきたのです。
 


ブカレストの人はたしかにイヌ好き。人口の80%がブロックハウスに住んでいるといわれているけれど、犬を飼うことに制約はほぼ無し。だから、たくさんの人がブロックハウスで犬を飼っています。そして公園に犬を連れて来て、放し飼い散歩させる人もとても多いのです。



放し飼い散歩でほかの通行人をびっくりさせることもあり。公園で自由にトイレをさせて、自分の飼い犬の産物を持ち帰る人、ほぼ見かけません。上・下、二枚の写真、首輪をした犬ですが、つながれては居ません。



こんなふうだから、やっぱり居るのかなあ、自分の都合で飼えなくなって捨ててしまう人。今の時代なら、飼っているときも、そして最後まで、責任を持って飼ってほしいものです。



ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑
ご面倒ですがふたつともクリックしていただけると嬉しいです。

とことん犬好き

2009-07-25 | ルーマニア・わたしの日常

 
戌年生れのマイダーリン、動物が大好き。とりわけ身近にいる犬、野良犬でもすぐに撫でたりします。
 


陸上競技場で出会った、白い子犬。
 


ねえ、遊ぼうよ、あそぼ、遊んで。
 


ねえねえ、遊んでよ。
 


やったー、足の上に乗っかったよ!
 


クンクン・・なんだか、足くさい?(シューズはアシックス・・あしっくす・・足くす・・足くさい・・・?・・・古いギャグでごめんなさい!)
 


お気に入り「日本土産」のアシックスのシューズをがぶりとやられても、じゃれてくる子犬と一緒に遊んであげています。でも、家で飼えないからね・・・



注:「日本土産」のアシックス 
ルーマニアのスポーツ店で見かけるアシックスのランニングシューズは、わずかの種類だけ、しかもトレーニングモデルのみ。マラソンシューズやレースモデルは、日本で探して持ち帰ります。





ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑
ご面倒ですがふたつともクリックしていただけると嬉しいです。

ブカレストの野良犬

2009-07-24 | ルーマニア・ブカレストの日常


ルーマニアの首都ブカレストでまず驚くのは、野犬がうろうろしていること。国際列車発着のノルド駅前でもうろうろ。オトペニ空港周辺ではさすがに少ないけれど、バネッサ空港あたりでは何匹ものんびり昼寝しています。



この野犬、確かにたくさんいます。一説には5万匹の野犬がいて、毎日50人の人が噛まれているとか。でも、むやみに近づいたり刺激したりなければ、ワンコたちもだれかれと無く襲ってはこないとのこと。

万が一、犬と出くわし、目があってしまったら、人間のほうが頭をたれ、背を丸め、視線をそらせて少しだけ遠回りをしてやり過ごすようにするといいようです(←わたしもいつもこの方法で尻尾を巻いています)。



2006年と2008年(注:参照)に大規模な捕獲作戦が行われたおかげか、街の中心部ではほぼ見かけなくなっていますし、観光名所となっているあたりでも、余り見かけなくなっています。多く見かけるのは、中心街から少し離れた居住区。
 


私も最初の頃(2005年秋)は、一歩外に出ると野犬に出くわし(中心街ではなく、居住区に住んでいるため)、公園ジョギング中にも複数の野犬に遭遇し、それだけで怖い思いをしましたが、こちらが何もアクションを起こさなければ、彼らもやみくもに襲っては来ません。
 
そして、3~4年前に比べれば、我が家の街区でも野良犬の数はわずかながらに減っているように思います。その代わり、ノラ猫が増えてきているのは確実!
 
ただ、暗い夜道(メインの車道から入った路地など)では要注意。夜は野犬たちの活動の時間。縄張り争いなどでいつも吠えあっています、人間といえど、彼らの縄張りに入り込もうものなら、ものすごく吠えられます。わたしも一度、家に帰るのに近道をしようと、路地を通ろうとして、ものすごく吠えられ、怖い思いをいたしました。



街灯のある、人が普通に通る道を行けばまず大丈夫~街灯がオレンジかかっていて、少し暗い目ですが、目が慣れれば大丈夫、ご心配なく。
 
今ではすっかり野良犬に慣れ、よく見ればかわいい子もいるわ、と思うようになりました。まだ、咬まれたことはないし、幸いにして、追いかけられたことも無いので。

注:2006年の捕獲作戦
2006年1月にブカレスト在住の日本人男性が野犬に噛まれて失血死、という事件発生~この野犬はムシの居所が悪かったのか、被害者に一目散に走り寄り、がぶりとやったそうです。咬まれどころも悪く脚の動脈。ときどき野良犬にえさを上げたりしていた男性だっただけに、残念なことでした。この事件を受けて、動物調査管理局が捕獲作戦を行いました。が、いつものことながら、動物愛護団体などから抗議を受けるのです。女優のブリジット・バルドーさんが過去に旗印を掲げたことは有名。

注:2008年春の捕獲作戦
NATOのブカレスト・サミットを前に、開催国首都の名誉をかけて大規模な捕獲作戦。が・・・当時のアメリカ大統領ブッシュさんの乗った車の前を2~3匹の野犬が横切ったのでした。(警備に当たっていた警察官仲間から伝わってきた、内々では有名なハナシ)

こちらのブログでも何度も野良犬、登場しています。
「野良犬天国」は、こちらから。
「慣れてきたけどやっぱり怖いワンコ」、こちらから。
「二重毛のワンコとエチケット」、こちらから。
「雪国のワンコ」、こちらから。
「ランナーの大敵~野犬VS自転車」、こちらから。

ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑
ご面倒ですがふたつともクリックしていただけると嬉しいです。