ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2006年9月号目次

2006-09-30 | 目次


A table of contents:

ルーマニアの茄子 2006-09-02
週末こそ山行き! 2006-09-04
猛暑、再び 2006-09-05
日本国皇室に「ロイヤル・ボーイ」誕生 2006-09-06
新聞スタンドの太ったおばさん 2006-09-07
ブチェジ山のスフィンクス 2006-09-09
ブチェジ山あたりのトレッキングルート 2006-09-09
ルーマニアの国家プロジェクト・ピアトラ・アルス 2006-09-09
標高2000mの牧場 2006-09-09
シナイアへ降りるルート 2006-09-09
ジプシー襲来事件発生!! 2006-09-10
ギリシャ行き決定! 2006-09-11
メル友募集中・Japanese Girl見かけ25歳以下に限る?!? 2006-09-13
日本から台風情報届く 2006-09-14
ペペネ、打ち止め 2006-09-15
秋篠宮ご一家 2006-09-15
ルーの越冬用保存食作り 2006-09-16
保存食はアスピリン入り 2006-09-16
ギリシャツアー・まずはカテリニへ 2006-09-21
ギリシャツアー・アテネに到着 2006-09-22
ギリシャでの選手権大会 2006-09-23
ギリシャツアー・アテネの衛兵さん 2006-09-23
ギリシャツアー・アテネオリンピックのマラソン競技場 2006-09-24
ギリシャツアー・再びカテリニへ 2006-09-25
ギリシャツアー・最後にバスが立ち往生 2006-09-26
ギリシャツアー・ちょっと強行軍 2006-09-26
ギリシャのお土産~ムートンのスリッパ 2006-09-27
マイダーリン、クロアチアへ出発 2006-09-28
ミエクラチュックへ一人旅 2006-09-29
ミエクラチュック・ハーフマラソン~l給水車は馬車! 2006-09-30


thank you for your one click

ミエクラチュック・ハーフマラソン~l給水車は馬車!

2006-09-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 朝もやが残る中でスタートしたレースは99.9%、緑の草原と山道を走るクロスカントリーの21キロ。スタートから8キロ地点まで一気に420m上ります。これが半端なのぼりではなく、平地だけのブカでまったく山練習が出来なかった私は何度も歩きを入れてしまいました。上り坂に慣れていないのですぐに息が上がってしまうし、反対に脚は上がりません。地元の女性ランナーと一緒に走っていたけれども、彼女はずっと走りモードを続け、山練習をしていれば走って上がれる坂であることがわかります。

 それでも何とか踏ん張って登りつめたところは緑の草原。放牧の牛がモーと顔を出し、かけっこしている私たちを不思議そうに眺めてはまた草を食べています。山の上10キロ地点の給水車はなんと馬車でした!

 山頂付近の太陽はまだもやの中にかすんでいて、形だけは見えるのですが走っていくランナーの影を落とすほど強いものではありません。日差しは霧の中だけれども景色は遠くまで見渡すことが出来、おだやかな稜線を見せる緑のその先、遠くにも茶色や白と黒の牛の集団がいることがわかります。草原の草は露に濡れていて、ランニングシューズを少しずつ濡らしてしまいましたが、走るには絶好のコンディションだと言えます。

 そんな風景のパノラマに助けられて、気分よく走りきることが出来ました。日本では考えられないコースで、このようなクロカンハーフは初めてです。かかった時間=1時間53分。LSDみたいになってしまいました。それでもかろうじて2位と1分差で女子優勝。とりあえず良い練習になりました!というのも、次の日にブカで4キロのロードレースがあり、これは豪華商品レースなので、こちらを頑張りたかったからでもあります。

 レースの後は地元から参加の子供達と思いっきり遊びました。みんな初めて見る日本人のおばちゃんが面白いらしく、「ヒロコ、カモン!ヒロコ!」とすぐに名前を覚えてくれて、藪の中の秘密の遊び場などに案内してくれます。ブッシュの間の急坂を駆け上がり、少し地面が濡れているので私は何度も滑りかけ、転ばないようにと子供が私に手を貸してくれます。10歳くらいまでの子供達で、本当に無邪気です。こちらが子供達の歳を尋ねたりするので、「歳、イクツ?」と逆襲にあいましたが、これは「トップ・シークレット!」、秘密にしておきました。アジア人は一様に若く見えるらしいし、歳を言っても信じてもらえないことも多いからです。

写真は、地元の子供たち。

ミエクラチュックへ一人旅

2006-09-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

マイダーリンが6日間クロアチアに出かけてしまったので、ブカレストに一人取り残されてしまいました・・・・が、私はマラソンランナー。レースを探し走りに行くことにしました。ここルーマニアではほぼどの大会も当日エントリーが可能です。

週末の行き先はミエクラチュック。ブカレストから270キロくらい離れているけれど、ハーフマラソンの大会があるというので、一人で電車に乗って(=列車運行事情が悪いので、途中乗り継いで7時間以上かかります!)行くことに。おまけに宿泊もしなくてはなりません。

でも、8月にもミエクラチュックに行っているので、大丈夫、知り合いもたくさん出来ているので皆、「一人で来たの!よく来たね!!」と大歓迎。

レースのスタート地点となっているペンションに泊まったので、前夜はレースの主催者の人たち(=うち2名はマスターズ連盟で一緒にアテネ遠征に行った人たち)に地元のワインをご馳走になりました。店で売っているワインじゃなくって、自家醸造のワイン!100%ナチュラル~です。ドライで美味しい~~~。私の好みは赤のドライワイン♪

さらに翌日、早朝に絞りたての生100%の牛乳もいただきました。泊まったペンションのお手伝いをしている人が家から持ってきてくれたのですが、母牛の暖かみがまだ残っていて、美味しかったです。

2L入りのペットボトルでお土産にもいただきました、ブカレストに持って帰って、家のみんなで飲んでいます。2日目からは少し発酵して、さらに濃厚なサワーヨーグルト味になってきています。でも大丈夫、腐っているのではないことは味わってみたら判ります、私は腐っているもの、かびているものには人一倍敏感なのです。

日曜日は久しぶりにハーフのレースを走るのですが、高低差420mのクロカンハーフ、前年度の男子総合優勝者のタイムですら1時間26分だそうで、私の明日のタイムとしては2時間を覚悟いたしました。第一、この2ヶ月間、一日20キロ以上走ったのは1回だけ(=ギリシャでハーフマラソンの沿道を走ったとき)。大抵10キロ未満のジョグのみ。さてさて走りきれるかな?(~翌日のレースレポートに続く)

写真は、宿泊のペンションから見える風景。この山に登ってくだるのがハーフのコースです。


マイダーリン、クロアチアへ出発

2006-09-28 | ルーマニア・ランニング事情
 マイダーリンは、友人のランニング仲間ステファンの采配でポリスセクションからお金をもらい、ギリシャから帰って中1日の勤務だけで、今日からクロアチアに行きました。

 クロアチアの首都ザグレブで行われるランニング大会は、警察官の三人ひとチームの対抗レースで10月1日に5キロレースを走るそうです。ザグレブの滞在費は主催者持ち、ザグレブ往復の交通費はポリスセクション持ち、さらに期間中の食費補助として85ユーロをもらっています。マイダーリンがギリシャに行っている間にステファンが全部取り仕切ってくれたようで、一般企業のスポンサー(=約2万円支給)まで付けてくれたのは有難いことです。

 食費補助85ユーロ、これは6日間の食費としては充分すぎる金額です。一般的なルー人の常として旅行に出かけるときに持てるだけの食料を持っていくからです。主に缶詰のビーンズや魚類、パンに塗って食べるペースト類、チーズ、トマトやキュウリなどの生野菜から瓶詰めの野菜、日持ちのするパン・2リットル入りのビール・ワインなど、かさばるもの・重たさお構いなしに持っていきます。こちらでは20円ほどで買える主食のパンが、西ヨーロッパへ出ると1ユーロ近くすることもあるからです。

 平均的なお給料が300ドルと言うのだから無理もないことです。ここらあたりの事情もまたよく考察してみたいと思います。

*その後、クロアチアの物価事情を知ることが出来ました。
*500mlビール=1ユーロ、1.5リットルミネラルウォーター=100円くらい、いずれもルーよりも3割ほどお高いです。

 写真はマイダーリンお気に入りのクロアチアウェアーを着たベアー。ルーマニア語でくまのことを「ウルス」といいます。赤と白のチェッカーフラッグ模様はクロアチアの国旗に使われています。

ギリシャのお土産~ムートンのスリッパ

2006-09-27 | ルーマニア・わたしの日常
 こちらの家庭ではお姑さんが一切をしてくださるので、相変わらずにっこり笑って「いただきます。」といって両手を合わせ(お姑さんはいただきます、のときに胸の前で十字を3回切られます=こちらのキリスト教式)三食をいただいております。お姑さんも息子(といってももう二人とも30代)二人の面倒を見るのが生き甲斐のようで、そこに私が加わって、同じように面倒見てもらっています。

 ありがたいので、ギリシャでムートンのスリッパをお土産に買って帰ったら、と~~~~~~っても喜んでくださいました。おそらく女の子でないと持ち帰らないお土産だと思われます。なぜ暖かい国ギリシャでムートンを売っているのかよくわからないけれども、ごっつい毛皮のコートもたくさん売っていました。

 お姑さん、息子二人で、気の毒なくらいよく働いて下さいます。マイダーリンの弟さんがお母さん似で、気が優しいみたいです。たぶんマイダーリンは、お姑さんが離婚した旦那さん(=お父さん)似のようです。実は少し気が荒いところがあるのです。

 それと、暖かい国ギリシャでムートンを売っているわけを考えてみました。ロシアをはじめとする寒い国からのリゾート客向けに、毛皮のコートを売っているようです。欧州人は夏のバカンス大好き、海大好きなので、寒い国からも夏の太陽を求めてリゾートにやってまいります、その人たち向けなのでしょう。行き帰りに合計3泊したギリシャ北部のカテリニ(海岸沿いのリゾート地)でムートンスリッパを買ったのですから。

 お姑さん、日中はばたばたと家事に忙しいので普通のスリッパ、夜になって少し冷え込んできてゆっくり部屋で過ごされている時にこのムートンスリッパを履いてくださっています。使ってもらっているとわたしもとても嬉しいです~。

ギリシャツアー・ちょっと強行軍

2006-09-26 | お出かけ先のナイススポット
 最後に、マスターズというと年配の人が多いのに、ちょっと強行軍のバスツアーでした。宿泊もカテリニでは6人一部屋(2段ベット2台+シングル2台)、アテネでもツインの部屋にエキストラベットを入れて3人一部屋。安く上げるためだと思うのですが、ルー人の旅行感というのを垣間見たような気がします。6泊7日200ユーロなので無理もないかな、とも思います。首都アテネの宿泊代金ってきっと高いはずですから。ここらあたりはまたゆっくり考察したいと思います。

写真はカテリニでのホテルの部屋。狭いけれどもみんなでワイワイ。

ギリシャツアー・最後にバスが立ち往生

2006-09-26 | お出かけ先のナイススポット
そして最終日、26日5時出発で一路ブルガリアを縦横断してブカに帰ってくるはず・・・が、ブルガリアのソフィア近郊でバスがエンスト。4時間立ち往生したけれども、文句を言っても仕方ないので気を荒立てることなくみんなバスの外に出て、そこらあたりを散策したり、自由に楽しんでいます。

この長距離を一人運転の運転手さん、ブカから別のバスが迎えに来てくれる算段もしてくださったけれども、ソフィアの修理屋さんも手伝ってくれて何とか直って、夜11時半を廻ってブカに帰還。

地下鉄も終わっているからタクシーで帰宅。でも流しのタクシーというのがないので、タクシー乗り場まで1キロ以上歩く・・・・。ギリシャ特産のお酒OUZOを買い込んでいたため荷物も重たかったけれども、「コレガ、スチュエーション(=situation=状況)サ。」のマイダーリンの一言に納得です。

写真は、立ち往生したバスから降りてめいめいにくつろぐマスターズの仲間。

ギリシャツアー・再びカテリニへ

2006-09-25 | お出かけ先のナイススポット
 25日まだ真っ暗な中6時出発でアテネからギリシャ北部のカテリニまで移動。やはり9時間近くかかりました。

 夕刻ビーチに出てみました。先にカテリニに宿泊したときには、私は同行のマスターズの人たちをほとんど知らなかったのでマイダーリンとだけ一緒に行動していましたが、2日間の競技会などですっかり仲良くしてもらうようになり、グループでビーチを楽しみました。

 私達は水着を持ってきていなかったのですが、ほかの人はみな持参。楽しみ方を知っておられます。マイダーリンはランニング・パンツで泳いでいました~~。~(続く)

ギリシャツアー・アテネオリンピックのマラソン競技場

2006-09-24 | お出かけ先のナイススポット
 翌24日の夕刻にマイダーリンの5000mがあったので、それまでの空き時間に、アテネオリンピックのマラソンフィニッシュ地点の大理石造りの競技場に行ってきました。
 
 古代オリンピックの競技場でもあったところで、ここに野口みずきがトップで帰ってきたことを思うとちょっと感動です!競技場内トラック&フィールドはアテネオリンピックのために修復され、「Athens 2004」とペイントされたオールウェザーになっています。黒のタータンなので、大理石の観客席にとても映えています。市民ランナーが大勢参加するアテネマラソンのフィニッシュ地点はこの競技場だそうです!!(←もう、その気になって来ています・・・)

(余談ですが、私のマラソン友達の学校の先生、夏休みにアテネオリンピックツアーに参加して、この競技場のマーブルの観客席に座って野口みずきのゴールを声援していたそうです、身震いするほど感激した、と言っておられましたが、その7日間ツアーのお値段60万円だそうです・・・~(続く)

 写真はマーブル競技場。日本人もたくさん訪れていました。

ギリシャツアー・アテネの衛兵さん

2006-09-23 | お出かけ先のナイススポット
 朝一番にハーフを走ったのでそのあとはフリー。午後は競技場観戦をパスしてアテネのアクロポリスに行って来ました。あいにくの小雨模様となりましたが、市庁舎前で衛兵の交代式も見ることが出来ました。衛兵さんたち、とても手足が長く、長身です。次の交代式までの1時間、同じ姿勢でずっと立ちんぼうだそうです。
 
 アクロポリスの丘へ上る急な坂道も自分の脚でじっくり味わいながら、丘の上に出ました。歴史の教科書で見た、パルテノン神殿です。これはたしかに大きいです、どっしりしています、こんな丘の上によくぞこれだけの柱を立てたものです。建築時には柱だけではなくきちんとした神殿だったのでしょうか。ただいま修復工事中ですが、最新の技術を持ってしても修復はたいそうなことのようです。~(続く)

写真はアテネ市庁舎の前の衛兵さん。