ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2014年9月号目次

2014-09-30 | 目次


A table of content:
2014-09-01 Landscape of Sapporo
2014-09-02 ルーマニア軍隊、アフガニスタンから撤退
2014-09-03 Relay For Life in Ashiya、参加表明
2014-09-04 創始者の急逝
2014-09-05 週末はリレーフォーライフ芦屋
2014-09-06 ピンクリボンTシャツで走る
2014-09-07 厳しかった夜間12時間の単独走
2014-09-08
2014-09-09
2014-09-10 香港マラソン、優先エントリー完了
2014-09-11 グルジアのカズベジ・マラソンで優勝!
2014-09-12 グルジアってどこ?
2014-09-13 秋のトレイルレース、ひとまず表彰台
2014-09-14
2014-09-15 厚塗り重ね、あちこちで
2014-09-16
2014-09-17
2014-09-18 黒猫も、所変われば
2014-09-19 ブカレストの蚊対策
2014-09-20 ブカレスト近郊、森のトレイル42キロ
2014-09-21 ブカレストの日、555周年
2014-09-22 物産展で出会った美味しいもの
2014-09-23 雨の中の鳩の家
2014-09-24 お釣りを返せ==自動販売機使用上の注意
2014-09-25 何のための駐車場
2014-09-26 またもや、黒猫
2014-09-27
2014-09-28 足掛け10年、クロス・ロッテリー
2014-09-29 ブカレスト地下鉄切符情報
2014-09-30 2014年9月号目次


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足掛け10年、クロス・ロッテリー

2014-09-28 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
初参加したのが2005年の第8回大会、そこから10年。国民の館前を発着点とし、統一大通りをアルバユリア広場手前まで走り折り返すコースは、市内で開催されるクロス(=短い距離のマラソン大会)の中で最も規模の大きいもの。



中央分離帯に並ぶ噴水の水しぶきが、ランナーの汗を飛ばしてくれるような綺麗な大通りを走れるのです。


 
主催はルーマニアの宝くじ会社、参加料無料でTシャツ(綿)がもらえます。そしてこの大会はバリアフリーの大会、車椅子部門とハンディキャップ部門(聾唖者)があります。脚が少し不自由だけれど、自分で歩ける人はハンディキャップ部門、補助具を使いながら完走する人もいます。残念ながら、ルーマニアには視覚障害ランナーはいません。
 
この大会の特色は何といっても優勝副賞の大きさ。長い間、一般の部(seniorii、19-34歳)の男女優勝者には国産のダチア・ロガン車、ジュニアの部(juniorii、14-18歳)の各優勝者には軽自動車、またはバイクが副賞として授与されていたこともあり、国家養成選手レベルのランナー達がこぞって参加して来ています。
 
何年か前に、ジュニアの部の男子選手が一般の部の選手を上回って総合優勝したものの、競技規定によりジュニアの部の優勝副賞(そのときはバイク)が授与され、ちょっと問題になりました。が、規定は規定。その次の年から、車やバイクと言う「おおきな副賞」がなくなり、各年代に同じように賞金が行き渡るようになったのです。
 
これで有り難かったのは、子供の部(copii、11-13歳)と、35歳以上のベテランの部の入賞者。それまでこの部門の優勝副賞は車やバイクとは程遠く、自転車やテレビ・DVDプレイヤーだったのです。ベテランの部にも相当額の賞金が廻ってくるようになった初回は3000レイ(各部門優勝賞金)いただきました。次の年から賞金が減って優勝しても1000レイ、それでも有り難かったです。しばらく1000レイが続いて、今年は各部門優勝賞金1500レイにアップ。しかしながら、一般の部とジュニアの部では10位まで表彰されますが、それ以外の部門は5位まで。参加人数を考えると、妥当な措置かも~子供の部は11-13歳、ベテランの部は35-49歳と50歳以上に細分化されているし、障害者部門の参加者はまだまだ少ないです。
 


このようなビッグな賞金レースなので、毎年スキャンダルが起こります。つまり、不正するランナー。無料の大会なので記録計測用のチップは導入されておらず、コースを全部走らずして“早い目に”ゴールしてくるランナーが後を絶たないのです。
 
私の年代でも、以前にありました(『ゴールに横入り』こちらから、またこちらにも)。とはいえ、どの年代でも入賞の常連となるとお互い知り尽くしているし、多くの人にも知られています。たとえ、子供の部でもです。各地で短い距離のマラソン大会がどんどん開催されていて、各年代がそれぞれ参加しているからです。そして、誰かが見ています。
 
逆に、妬みから「この日本人は、コースを全部走らなかった。」と陰口を言われたこともあります。が、間違いなくみんなと一緒にスタートし、ライバル達とお互いけん制しあいながら、いつも走り終えています。こんなとき擁護してくれるのは、同じライバル達。そしてこういった陰口も、勲章のひとつ。
 


そういえば、今年の大会では部門別にブロックわけされたところからスタートでした。ベテランの部は子供の部よりも後ろ、最後のブロック。ぐずぐずしている私の手をとって、「ヒロコ、こんなところにまぎれていてはダメ、前方からスタートするのよ。年代がばれるからナンバーカードを隠して。」と導いてくれたのは、同年代のライバル、イオアナ。「そうね、わたしたち、気持ちは若いつもり。」と、一緒になって人垣を掻き分けていったのでした。
 
スタートの雑踏は相変わらずすさまじく、巻き込まれて転ばないようにするだけ。しばらくして走路が確保できかけたと思ったら、急に立ち止まる子供がいたりして、とにかく危ないです。が、こんなランナー達にもすっかり慣れ、自分のペースで。


 
普段からスピード練習はゼロ、5キロのレースなんて4ヶ月ぶり。息を上げて走るのが久しぶりだったので、ほんとうにキツかったです。最後はライバル、イオアナの気配が無いことを確認しつつ流してしまいました。二人とも定位置でゴール。子供部門の不正ランナーのスキャンダルに申し立てがあり、表彰式が2時間以上遅れたけれど、コンサートもあり秋晴れにも助けられ、本日も無事終了=。



問題点:
不正ランナー、どうやって排除する?~幅の広い大通り、グリーンベルトの豊かな植栽も人間が隠れるには絶好の場所、くまなくコース係を配置するのなら、人間の鎖(=手をつなぎあう)ぐらいの人数が必要かも。

初参加の2005年:


風の強い日でしたが、初めての土地でマイダーリンに引っ張られ夢中になって走ったら年代別優勝。周りの様子を見る余裕も無く、ダーリンの背中だけ見て走っていました。表彰台の上にあがっていたときはうれしくて気づかなかったけれど、ルーマニア・ランニング界の入賞の常連からは「この子、誰?」、こんな写真が残っています。

その後、1度だけ走っていない年があり、足掛け10年で9回参戦して1度だけ2位、連勝ではないけれど、ことしで8勝目。


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ブカレスト地下鉄切符情報

2014-09-27 | ルーマニア・ブカレストの日常


*料金
2回券=4レイ
10回券(3ヶ月余くらい有効)=15レイ
1日フリーパス=6レイ
7日間フリーパス=20レイ
月間62回券=50レイ(ちょうど1ヶ月間有効)
月間フリーパス=60レイ

*乗り方

(改札口で、自動検札機に切符を通し、3本バーのロックが解除されるのを待って、バーを押して通過します。)


(改札があるのは入場するときだけで、出て行くときは切符を持っていなくても出場口の3本バーはロック無し。)

(パリのメトロのような、地下鉄改札内での抜き打ち検札はありません~だからいったん入場したら切符を捨ててしまう人も多く、あちこちに切符が落ちています。とはいえ、切符には「検札に備えて切符を所持しておくこと」と書かれています。)
(出場口で切符を回収するシステムが無いため、磁気式切符のリサイクルはありません。)

*注意情報
(1回券はありません)
(料金は距離に比例するのではなく、どこまで乗っても改札口を出ない限り同じ料金)

(フリーパスは乗り放題券、有効期間内なら何度でも乗り降りできますが、複数人数で使われるのを避けるため、一度改札口を入ったら、15分以上経たないと使えないシステムになっています。)
(乗り放題券以外は、複数人数で同時に使えます。)

(切符は磁気式、有効期間内であっても磁気が読み取れなくなると、使えなくなります、取り扱いに注意。)
(一番上の写真、広告入りの切符は窓口で買ったときのもの、シンプルなデザインは自動販売機で購入したもの。)
(すべての切符は同じサイズでクレジットカードの大きさ、紙製で磁気テープが貼られています。)

(切符を自動販売機で購入するとき、お釣りは出ませんので、くれぐれもちょうどの額でお買い求めください。)


(ちょうどの額を持ち合わせていない場合は、係員のいる窓口で購入しましょう。)

(窓口が空いていない時間帯、または出札窓口のない地下鉄駅の場合、改札口にいる係員から各種切符を購入することが出来ます。時間帯によっては、係員が警備員である場合もあり、驚かないで。)

関連記事:
「お釣りを返せ==自動販売機使用上の注意」はこちらから。


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またもや、黒猫

2014-09-26 | ルーマニア&あちこちで・びっくり


たぶん、「くろねこ」と書こうとした?
Poate intenționează să scrie "くろねこ(Kuroneko)" ...

ブカレストの街中で見かけたキャンバス地のトートバッグ(14レイ)。「れしねこ」では、意味を成さないし。



こんなシャツを着たお兄さんもいますぞよ、ルーマニア。意味を重視せず(と言うか、まったく判っていない)、イラストのような感じで着ているにちがいない、「巨人8点」~阪神ファンが見たら気を悪くするかも。「全治1ヵ月半」~なんだ?こりゃ?


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何のための駐車場

2014-09-25 | ルーマニア&あちこちで・びっくり


ルーマニアに限らず、古くからの建物を大事に使う風習のあるヨーロッパ、100年を経た建物もたくさん残っています。しかしながらブカレストでは、共産主義の時代に多くの歴史的な建物が破壊されたことがありました。「東欧の小パリ」と称された美しい街並みが取り壊され、何の変哲もないコンクリートの塊のような建物に建て替えられてしまったところも多いです。
 


そこから半世紀以上を経て、使い続けるこれらの建物。その時代と何が異なるかと言えば、車の普及率。今建てられるビルディングには駐車場は完備していますが、昔の建物にはそのスペースはありません。街中の道路に、公然と駐められている車の多さ、二重駐車や三重駐車もあちこちで。
 


本来は駐車違反ですが、駐車スペースが無いのだから致し方なし。ごくたま~に、クレーン車とレッカー車を使って強制退去されているのを見かけますが、罰金は800レイにも及ぶそうです。路上に駐められている車に『駐車違反』の警告ビラが貼られているのは、見たことがありません。
 


時々街中で見かける駐車場。もちろん、駐車料金が必要。こちらの大きな木の陰に設けられた駐車場には、車が一台も無し。その前にはずりと路上駐車。
 


こちらのビルの地下に設けられている24時間営業の駐車場、もはや『24H』は看板に偽りあり。シャッターを下ろしてしまっています。何のための駐車場なの?

*小遣い稼ぎ? 
駐車場なのだか路上駐車なのだか判別がつきにくいけれど、道路脇に止めようとするとき、係員(?)が誘導して手招きしてくれるときがあります。ドアを開け車を降りたその瞬間、「はい、お金(を払え)。」と手を出してきます。ほとんどが自称の係員で、勝手に車を誘導し、小銭を稼ごうとするもの。
 
5レイも払えば十分で、2~3レイでもなんでも、出せばオッケー。変に拒否をして、物影からボスみたいなのが出てきて揉め事になると怖いので、たいていの人が普通に支払っています。駐車場よりこっちのほうが儲かりそう!

*居住区では?


居住区のブロックハウス(共同住宅、団地)周辺では、路上や空きスペースに駐車場が設けられています。自分の車のナンバープレートをしっかり地面に表示、これは自分の駐車スペースでちゃんと料金を支払っているもの。


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お釣りを返せ==自動販売機使用上の注意

2014-09-24 | ルーマニア&あちこちで・びっくり
日本の常識は世界の常識にあらず。これを思い知らされるのが、ルーマニアの自動販売機。結論から書きます、すべてお釣りがでません。
 


証明写真を撮るのに便利なセルフ・ポートレート。1回15レイですが、お釣りはでません。よく見るとルーマニア語でちゃんと「機械はお釣りを出しません」と書いてある。
 


地下鉄構内にあるユニークな自販機、1.5リットル・ペットボトル入りの牛乳を売ってくれるもの。やはり、お釣りはでません。



同じようによく見ると、「機械はお釣りを出しません」と書いてある。
 


カップベンダーのコーヒーの自動販売機。ボタンを押してミルクや砂糖の量が調節できるし、プラスチックの小さなかき混ぜ棒も一緒に出してくれます。でも、これもお釣りはでません。やはり「機械はお釣りを出しません」と書いてある。
 
このコーヒー自販機の面白いところは、本来1杯1.5レイのコーヒーがときどき、1レウで買えてしまうこと。どういうことかというと、前に買った人が2レイを入れていて、そこから0.5レイが機械の中に残っているから。
 
では、5レイ札を入れると、3杯続けて買えるの?機械が5レイ札を吸い込んだまま、1杯しかコーヒーが出てこなかったら大損だから、実験しませ~ん。
 


一番失敗しそうなのが、地下鉄切符の自動販売機。2回券(4レイ)から月間フリーパス(60レイ)までの6種類を売ってくれるのですが、お釣りがでません。

この機械は英語表示に切り替えも出来、ちゃんと「no charge」と書いてあるものの、初めてこの地に来た日本人が利用するとき、つい日本の習慣から、お釣りが出ないなんて、疑ってもかからないかも。
 
ワタクシ、マドモワゼル、今のところ失敗無し、用心に用心を重ね、こちらの習慣に慣れてきました。地下鉄切符の自販機はクレジットカードも使えます。4桁の暗証番号も入力しなければならず、「もしかして、情報を盗み取られるかも?」と疑っていたときもありましたが、現在までのところ、事故は無し。スキミングされてからでは遅いけれど。

*郷に入っては郷に従え:
ルーマニア人によっては「地下鉄切符の自販機を使うなんてもってのほか。お金だけ吸い取られて、切符が出てこなかったらどうするの。そんな苦情なんて、聞いてくれないかもよ。販売窓口で係員から買うのが確かよ。」と、ここまで疑っている人もいます。これくらい用心していても良いくらいなのかな。

*関連記事:
かき混ぜ棒も一緒にサーブされる「ルーマニアの発明、コーヒー自販機」、記事はこちらから。


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雨の中の鳩の家

2014-09-23 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
今日は朝から冷たい雨。止みそうになくとうとうと降り続けています。気温も20℃を超えず。よっぽどの用事が無ければ、外出したくない悪天候。いつもの公園へ走りに行きたかったけれど、ちょっと無理。
 
昨日はTシャツ一枚でいても汗ばみ、マイダーリンなんぞ家の中でパンツ一丁(ランパン)でうろうろしていたのに、今日はしっかり長袖&トレーニングパンツを着込んでいます。
 
大陸性気候で寒暖差の大きいルーマニア、一日の中でも気温差が大きいし、特に秋を迎えようとするこの時期、前の日は夏日だったのに急に気候が入れ替わり、前日との最高気温の差が20℃近くになることもあります。服装計画を入念にしなければならない時期。
 


何度も窓から空を見やっていると、一番雨の当たる枝に止まっている鳩が2羽。この木はもっと背が高かったけれど、古い木のため頭が重たいと突風で倒れる恐れもあるので、春頃に高い部分が切られてしまったのです。
 
この枝がもともと、鳩の家なのかなあ、いつもこの場所に留まっています。今日のこの雨の中でも。
 
*今日の雨は山間部では雪に
今年初めての雪が降り積もりました。2日前に『トランス・マラソン』(64キロ・フルマラソン・ハーフマラソン)が行われたばかりのトランス・ファガラシャン・ドライブウェイにも。標高2000mの湖まで上がるドライブルート、冬場は雪が深くなり閉鎖されますが、テレキャビンでアクセス可能、アイス・ホテルが作られます。
 

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物産展で出会った美味しいもの

2014-09-22 | ルーマニア・ブカレストの日常


ルーマニアで美味しいものと言えば、パン。強力粉でしっかり作ってあって、どっしりずっしりしたパン、最高に美味しいです。ときどきびっくりするほど重量のあるパンに出会うし、街中でもかまど焼きのパン屋さん、時々見かけます。



これも美味しいもの、森の中からミツバチが集めてきてくれるエッセンス、蜂蜜。アカシア・菩提樹など、さまざまな種類があります。



その場で生地をこねて、目の前で広げて揚げてくれるうす揚げドーナツ。砂糖をまぶしたりして、さくっとしてこれまた美味しい。



これもパン系ですが、食感はベルギーワッフル。それを筒状に巻き上げ、くるくる廻しながら焼いています。出来上がったらシンプルに砂糖やココナツ・シナモンやナッツなどをまぶして、木製の焼き棒をすとんと抜いてくれます。ルーマニアのお菓子のように思われていますが、kurtos Karacsと言う名前からも判るように、ハンガリー伝来。



コブリッジはこうやって、紐に通したまま売ってくれます。ひと巻き、と言うのかな、単位が判らないけれど、5レイ(約150円)。カリッと焼いたプレッツエル。紐からはずすときはパリンと割ります。



トルタ・ドルチェ。固焼きビスケット。これは日持ちがします。クリスマスの時期にはツリーやサンタをかたどったもの、イースターの時期にはウサギをかたどったものなど、オールシーズン食べられるけれど、模様がそれぞれ。



サラミ・デ・ビスケット、名前と見かけは「サラミ」だけれど、砕いたビスケットをチョコレート生地で固め、外側にココナッツをまぶしてあります。ずっしり甘~くて、マイダーリンの好物。



ハルバは、軽いウエハースにヌガークリームをはさんだもの。これも甘~い、ダーリンがよく食べています。ダーリンは甘党?~いいえ、ツイカもワインも大好き=両刀遣い。



こういったものも手作り品、金属を打って作るから、手打ち品?右の鍋は煮込み料理やママリガに。左のものは何を作る?ちなみにお値段、2500レイ。



はい、ルーマニア特産のツイカやパリンカを作ります。ツイカはプラムやりんご、梨などの果物から蒸留して作るお酒。それをさらにもう一度この機械にかけて蒸留してアルコール度数を高めたものがパリンカ。



大鍋でことこと煮込んだサルマーレは、ルーマニア風ロールキャベツ。材料はシンプルに、合挽きミンチ肉・玉ネギ・お米。スパイスやトマトペーストなどを加え、とにかく時間をかけて煮込むので、柔らかくて味がぎゅっと詰まっています。



いよいよ歩きくたびれてきました、サルマーレもゲットしたし(サルマーレ3個と自家製ソーセージ、それに付け合せのママリガでお持ち帰りパック10レイ=約310円)、湖のほとりでちょっと休憩。



ボート遊びも出来ますが、冬場はこの水を抜き、氷を張って屋外アイススケートリンクになります。真冬には平気で氷点下になるけれど、寒ければ寒いで外で遊ぶのがまた、冬の楽しみ方。



こんな企画市がなくてものんびりできるチシュミジウ公園、ベンチはたくさんあるのでいい気候の間に公園ランチも良いかな=。

 

今回はブカレストの日にちなんだ『ブカレスト市(いち)』でしたが、これから市内各地の公園で秋の味覚を味わう物産展が行われます。採れたて・出来立ての美味しいものと一緒に、ルーマニアの代表的なお土産も並ぶし、地方からやってくる味覚市もあります。

秋晴れの日に公園をジョギングしていて美味しそうな匂いが漂ってきたら、間違いなく物産展。トレーニングウェアーのポケットにお小遣いをもって行くのを忘れずに=、ラン後の小腹がすいたときの買い食いに~♪ 


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ブカレストの日、555周年

2014-09-20 | ルーマニア・ブカレストの日常
 
 
1459年9月20日にヴラッド・ツェペシュ公がこの地をルーマニアの首都に定めてから555年。見栄えのする数字で555周年、街のあちこちにこの3桁のトリコロール(赤・黄・青)が飾られ、お祭りムードの一番上の写真は大学広場の交差点。ちょうど週末にあたることもあり、金曜日からの3日間、例年以上に盛大にブカレストの日のお祝い行事が催されました(例年はブカレストの日に近い週末にイベントを開催)。
 


たぶん一番盛り上がったのは、土曜日に国民の館前で行われたコンサート。入場無料で午後11時開始。近くの統一広場からナイトバス(3桁の数字の前にNがついているもの)が深夜まで走っているので、終電を気にせず出歩くこともできるけれど、習慣的にそんな遅くに外出しないワタクシ、マドモワゼル、明けて日曜日の『ブカレスト市(いち)』に出かけてみました。
 


旧市街に程近いところにあるチシュミジウ公園、深い緑とボート遊びも出来る湖があり、都心にありながら普段からゆったりとそぞろ歩きをする人たちが大勢います。
 


『ブカレスト市(いち)』とはいいながら、ルーマニア物産展。各地の代表的なお土産が集められています。どこの地方のもの、とは明言できないけれど、とにかくルーマニアのお土産がいっぱい。



代表的なお土産、手工芸品。手刺繍、手織りなど。


 
麻縄で編んだお面。魔よけらしいけれど、見てたらひょうきんで可愛い。



ルーマニアのお土産、でも、ブカレストっ子たちも見とれつつも品定め。



こういうふさふさの毛皮帽子が売られているのを見ると、やっぱりこの国の冬は寒いのだ、と。



これも代表的な陶器、ホレズ焼。



木工品。これらはすべて手作業のもの。



マグネットも、風景をかたどったものではなく、ルーマニアの伝統柄をモチーフに。



民族衣装のブラウスとスカート。手刺繍なので一枚200レイ(約6200円)ぐらいから。



リングラ・デ・レム、木のスプーン。これは飾りですが、シンプルなものは実際にも使い勝手がいいです。



いつの間にか私も大好きになった三色、ルーマニアでトリコロールと言えば「赤・黄・青」。ルーマニア国旗に使われている色です。



空き瓶を、乾燥した植物の葉っぱで飾ったもの。これも一つ一つ手作り。



同じ植物の葉っぱで、人形も出来ます。さて、何の植物でしょう?



答えは、トウモロコシ。その実は乾燥させ粉砕し、トウモロコシ粉になります。沸騰したお湯で煮て溶いて、ママリガ(イタリア料理のポレンタ)、ルーマニア料理の付け合せの定番に。



このコーナーで売られているこれらはすべて、植物の種。一番前が代表的なひまわりの種。買うときはしっかり大粒のものを選びましょう、でないと、一生懸命殻を割って食べようとしても中味がちっぽけだと食べた気になりませ~ん。ルーマニア人たちが屋外でひまわりの種を食べるとき、殻をペッペッとそこらじゅうに飛ばして食べているけれど・・・、あまりお行儀が良いようには思えません。あまりにも作法が悪いと、罰金を命じられることも(関連記事は『罰金か、掃除か』こちらから)



ぶらぶら歩いていたら、こんな装束のビラ配りの人たちにも出会いました。これは本格的なパレードの前座、午後からは民族衣装パレードです。


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ブカレスト近郊、森のトレイル42キロ

2014-09-20 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
日本では通常、森、イコール山、とイメージ出来るもの。ですが、バルカン半島の付け根に位置するルーマニア南部は広大なワラキア平原、そこに広がる木が生い茂ったところは、森になります。と言うわけで、ブカレストから南へ約30キロ、コマーナ(Comana)の森で行われるトレイルレース42キロに出走。
 


これ、完全に甘く見ていました。山では無いから、ほぼ平地に違いない、周りに木が生い茂っているだけのアップダウンのない土道、と思っていたら、穏やかながらも小刻みな上り下りがありました。森の中のトレイル道をたどり、2周回するコース。 

予想外のアップダウンにこれは大変、と、2周回目はGPSを高度表示に切り替え、数字が増えたり減ったりしていくのをつぶさに観測。標高20~80m辺りをいったりきたり、アップダウンだから登ったり降りたり、と言うべきか。標高100mを超える地点も2度通過。
 


と言うわけで、脚にくるコースでした。森の中は静かで、太陽も遮られ走っていてちょうどいい気温、5キロごとのエイドのほかには、誰にも出会わず。1周目はコースもわからなかったので男子ランナーと一緒におしゃべりしながら走ったけれど、2周目に入る前から単独に。足場の悪いところや登りの部分で歩きを入れながらも、ひとりの世界を堪能。
 


今日は余り頑張らず、山の中のLSDのつもりだったけれど、表彰台の真ん中に上がりました。ラッキーだったかな。


 


良い意味でルーマニアらしいな、と思ったことがひとつ。スタート前のコース説明のとき、フルマラソンの距離に少し足りないことが明かされ、ランナーの一人が「それはダメだ、フルマラソンなんだから、42キロでないと。」と言い出し、すぐさま距離調整が行われたのです。 
 


もともとのコースでスタート直後に湖の周りを1周することになっていたので、これが約1.3キロあることから、ここをさらに2周追加、合計3周することにして、40キロに満たなかったコースの距離を稼ぐことになったのです。参加ランナーもそれに賛同し、人数も多くなかったことから混乱も無く湖の周りを3周回。きちんとフルマラソンの距離(42.195キロ)ではないにしても、走りがいがある距離になりました。
 


コマーナの森は湿地帯もある大きな国立公園、トレイル道は散策するも良し、マウンテンバイクでも走れるし、自然の中に子供たちの遊具も作られ、バーベキューができるコーナーもあります。ここは泉も湧き出ていて、そのまま飲むこともできるのです。



ブカレストからとても近いけれど、意外と知られていないコマーナ、秋が深まる前に訪れてみるのもいいかも。



バス時刻表はこちら。所要約45分、8レイ。 


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