ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2010年5月号目次

2010-05-31 | 目次


A table of content:
2010-05-01 ルーマニアのテレビガイドから
2010-05-02 満月の次のウィークエンド
2010-05-03 山では頑張らなくてもいい~走ることに向かう気持ち
2010-05-04 ルーマニアの田舎のグルメ
2010-05-05 飛行機は飛んでいるらしい
2010-05-06 お値段すえおき、ファーストフード
2010-05-07 ルーマニアの消費税25%へ
2010-05-08 ブカレストでスポーツ用品を買うなら
2010-05-09 ルーマニア風サラダお好み焼
2010-05-10 アディダス3足、まとめ買い
2010-05-11 ブカレストの地下鉄、保安隊
2010-05-12 ランを始めてみようかな、という方へ
2010-05-13 ジェロビタールに新商品EVOLUTION
2010-05-14 webの旅行代理店
2010-05-15 これは売れるかな?ダイソーの2010春商品
2010-05-16 青レモンのジュース
2010-05-17 ジェロビタールEVOLUTION、ゲット!
2010-05-18 7度目の入賞、フランスTPC大会
2010-05-19 12日間留守のあいだの出来事
2010-05-20 フランスTPC大会を走って
2010-05-21 1万人のダンスdeデモ集会
2010-05-22 24時間走世界選手権、日本が優勝
2010-05-22 気候の変わり目の劇雨
2010-05-23 おそろしや!マラソンブーム!
2010-05-24 ヘラクレス・マラソン(5/23)
2010-05-25 ブカレスト・大規模ストライキ情報
2010-05-26 子供のためのマラソン大会
2010-05-27 一気に夏、プール開き
2010-05-28 今年もポリスチャンピオンシップへ
2010-05-29 クロス・ロコモティヴァ2010
2010-05-29 子供と家族のためのクロス
2010-05-30 森林クロス2010
2010-05-31 クロス主催の反省会

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クロス主催の反省会

2010-05-31 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
市民ランナーの組織「Ro Club Maraton」が主催した「子供と家族のためのクロス」(本題は「健康のチャンピオン~子供と家族のためのクロス」)。思っていたよりも多くの人たちに集まってもらい、賑やかに開催できました。本記事はこちらから。
 
でも残念なことは、先の記事にも書いたように、一部の親が着順に熱中するあまり小さな我が子を引きずるようにして走るシーンが見られたこと。同じように親が応援に熱狂するあまり、スタート前から子供が何事が起こるのかとちぢこまってしまうシーンもあり。
 


そんななかでビクターが小学校4年生のエリカちゃんと走ったとき、つねにエリカちゃんに声をかけていたそうです、「息は大丈夫か。」「暑くないか。」「脚は痛くないか。」etc、そしてうまくエリカのペースをリードし、トップゴール。
 


クラブの会長さんの目指したものは「子供と親がコミュニケーションできるマラソン大会」、親が子供をうまくリードし、子供が走ることを好きになってくれたら良いな、と。着順表彰を設けているものの着順は度外視、大会の雰囲気や走ることを、小さなうちから味わって欲しいな、と。
 
引きづられるようにして走っても、子供にとっては苦痛なだけ。幼いときにこんな走り方をしてしまったら、走ることが怖くなってしまうよ、と。転びでもして痛い目にあったら、子供はけっして再び走ろうとは思わないでしょう。子供のためのクロス主催の意図をすべての参加者に伝えるのは難しかったのです。
(写真はすべて楽しそうに走っている親子ペアを集めています)


 
ルーマニアで子供を育てるのは、やはり競争社会。少しでも良い成績を、人より優れたところを保持して、優等生であって欲しい。親御さんの思うところは一緒。お金をかけて習い事、子供にあったものを見つけ出そうと各種教室を転々とすることも。
 
共産主義時代の「多産政策」(=国の働き手とするためたくさん子供を産ませる)から脱却して、「少なく産んで賢く育てる」風潮となり、いずこも同じ、子は宝、少数精鋭主義で教育に大変なお金をつぎ込むようになっています。

「少なく産んで賢く育てる」:
私のラン仲間&知り合いのところも、一人っ子または二人きょうだいが多し。3人以上のきょうだいがいるところは皆無。30歳代~40歳代のごく一般的なルーマニア人家庭です。

それぞれ習い事(語学・体操・スイミング・ダンス・空手・柔道など)を掛け持ち、幼稚園から私立に通い英語教育を受けているお嬢ちゃまも。みんなとても大事に子供を育てています。

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森林クロス2010

2010-05-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
今日も真夏日、ブカレスト。緑豊かなヘラストロウ公園は格好のマラソン大会会場、「Crosul Pădurii」(=păduriiは森林)は文字通り、緑を守るクロス。参加費20レイ(約600円)は、植樹のためのチャリティに。

エントリーに際して課せられた3キロの古新聞持参、これもリサイクル意識高揚のため。主催はブカレスト・シティマラソンと同じ、来る10月17日のブカレストマラソンのプレイベント第1弾。 
 
走る距離は4.2キロ。公園内に設けられた1周1.4キロを3周回。ここでもジュニアの部・一般の部・マスターズの部と年代別クラスわけあり。昨年に引き続き第2回目の開催ですが、昨年は参加費20ユーロとあって少人数のランナーしか集まりませんでした、今年は倍以上の規模に。
 
さて当日受付を済ませてウォーミングアップをしていると。「あれ、ヒロコ、そのナンバーカードは一般の部だよ。マスターズの部は赤色だよ。」~わたしのナンバーカードは白色。これは受け付け時に年代別クラスわけの誤り。こうやって教えてくれるラン友がいて、無事、自分の年代にナンバーカード変更。走り終わってから申し出てもややこしくなるだけ、コンピューター管理されているから。 



走りのほうもそれなりに快調、緑の木立の遊歩道を自分のペースを守って走り、後半もばてることなく女子総合2位、年代別トップゴール。脚は疲れが残っていて軽くは無く、いったん追いついた女子トップに最後で離されたけれど、これは力負け。全体的に経験値でまずまず走れました。
 
嬉しいご褒美は、協賛のWorld Class(ラグジュアリーなホテル併設のフィットネスクラブ)の1ヶ月フリー利用券。大満足で会場をあとにしようとしていると。「ヒロコ、それね、更新してもらえるよ。」~World Classのブースに持っていくと利用期間が3ヶ月に延長されました。こうやって教えてくれる入賞常連のラン友がいて、さらに大満足。
 
World Classのフリー券、利用期間の3ヶ月も今日からではなく任意の期間でよいとのこと。6月は3度遠征(2回は国外、1回は国内、合計17日間)があるので、ろくすっぽブカレストにいません、自分の好きなときからはじめられる3ヶ月フリー利用券、これはありがたいです♪
 
ブカレストで開催されるクロス(=短い距離のマラソン大会)は、協賛各社がついて参加料無料が当たり前。そんななか参加費20レイは破格ですが、賑やかにランナーが集まりました。多くは趣旨に賛同して大会参加を楽しむ人たち、ルーマニアでのランナーの意識はどんどん向上しています。

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子供と家族のためのクロス

2010-05-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
ブカレストにマラソン大会多しといえども、子供のためだけのマラソン大会は初めて。そんな大会を主催したのはルーマニア初の市民ランナーの組織「Ro Club Maraton」、クラブの設立2周年記念として行われました。
 
どれくらい人が来てくれるのだろう、と心配していたけれど、一人で学校関係に1300枚もチラシを配ったビクター(クラブの副会長で、エンジニアの仕事のかたわら学校教材納入の仕事もしている)たちの尽力で、びっくりするくらい多くの子供と家族が集まってくれました。


 
10時半から、幼いほうほうから年齢別にスタートしていきます。



まずは2歳未満ベビーカーの部。お母さんが押したりお父さんが押したり。



続いて2~4歳女児の部。そして男児の部。4~6歳のクラスわけへと続きます。幼稚園の子供たちは、親と手をつないで走るのがルール。

お父さんであってもお母さんであっても良いのですが、時として親が順位争いに熱中するあまり、ゴールスパートで幼な子を引きずるようにして走っていたり。ひきずっていたはずのお母さんが最後に脚をもつらせて転倒したり、とハードなシーンが見られました。
 


次に小学校1~2年の部、3~4年の部、男女別のスタートへと続きます。走る距離もだんだん長くなっていきます(約800m)。小学生の子供たちは手首のリボンで伴走の親と結ばれていて、年齢が上がるにつれ、子供がすばしこくなって、お腹の出たお父さんが子供に追いつけず、ドタバタと奮闘しています。ここでも転倒するお父さん、続出。しっかりしてね~。
 


主催の「Ro Club Maraton」、クラブ員はすでに120名を越え、設立当初からのメンバーで会員番号16番のわたしも全員を知っているわけではなく、これまた驚くほど多くのメンバーが手伝いに来ています。受付係・スタート係・着順係・記録係・選手整理係・コース係・雑用係~マラソン大会はたくさんの人手を必要とするのです。
 


わたしが受け持ったのは沿道でテープを持ってコースを確保し、走っていく子供たちを声援する係。「ブラボー」「ビーネ(=good)」と声をかけながら大拍手。ゴール付近にいたので、ラストスパートで半泣きになっていた子供も笑顔に、走るのが楽しくてニコニコ走ってきた子供は手を振ってくれたりします。
 
競技終了後、記録係は記録集計&各クラス3位までの表彰状作成に忙しいけれど、わたしのできることは力仕事のみ。ルーマニア語が不十分なので、表彰状の名前書きを、たとえば「ニコラエ・グレゴリスク」と言われても、スペルがきちんと綴れないのです。
 


できる仕事は、子供たちにスポンサー提供のお菓子や飲料水を配ったりすることなど。お菓子といっても健康に配慮してスナック菓子の類は一切なし、シリアル系のお菓子とヨーグルト飲料各種。そして果物。あくまでも子供のための大会なのです。
 
後に出来る仕事は会場のゴミ集め。もっと子供たちと会話できる仕事がしたいけれど、それはまた次のお楽しみ。初夏を感じさせる最初の土曜日の、好天に恵まれた一日でした。



クラブの会長さんシェルバンのところの5歳のドーラ。お気に入りのドレスでお父さんとキッズラン。走った後はみんなの声援。とくにスポーツ少女でなくても楽しんでいます。

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クロス・ロコモティヴァ2010

2010-05-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


この週末は忙しい、なにせ3つもクロス(=短い距離のマラソン大会)が重なっているから。まず第1弾、土曜の朝、9時スタートでクロス・ロコモティヴァ。集合はヨアンダ・バラシュ陸上競技場内、ルーマニア陸上競技連盟会館横にて。走るのはブカレスト1区の大きな湖をたたえたヘラストロウ公園にて。サイトはこちらから。



ルーマニアのスポーツ組織「ロコモティヴァ」の主催。ベテランズと称される年配の方々が多いけれど、皆さんそのお元気なこと!市内のみならず、100キロ離れたピテシュティからも、早朝のミクロブース(乗り合いミニバス)で駆けつけてこられています。上の写真は、今年40歳になるので「ベテラン」というと「僕はまだ若い!」とお怒り、マイダーリン。
 


こんなところで記念撮影、ブカレストの誇る凱旋門。ここは大きな交差点(スクエア)で、白ゼブラの安全地帯にはなっているけれど通常歩行者はここに立ち入りません。ここで記念撮影するなんて、どんな団体観光客でもやっていないかも~?この記念撮影の一枚は、来年度のクラブ・ロコモティバの年鑑の表紙を飾るそうです。
 


クロス・ロコモティヴァはマスターズ陸上競技の年代別クラスわけと同じ、男女別5歳刻み。参加人数は100名ほど、それでも細かいクラスわけなので多くの人が入賞するし、賞状&参加賞(ロコモティヴァのロゴ入りイメージカラーの黄色のリュックサックと果物&お菓子セット)はみんながもらえます(参加無料)。写真の向かって左端、腰痛から1年ぶりに復活したリビュー、ウエル・カム・バック!
 


気分的に余裕のあるクロスなのでゆるゆるとスタート、途中でいつも競っている女性ランナー達3名が一団に。「私達、別のカテゴリーだから、気にしなくていいわよね。」と言いつつも、調子の良さそうな若いクラスのクッツァがするすると抜け出していきました。
 
湖のまわりの周回コースは1周約6キロ。その1部を使ってのクロス約5.2キロ。さすがに5月は大きなマラソン大会が続いたので重い脚。1週間前のトレイルマラソンで挫いた左足首も余り良くなっていなくて、からだの動き具合など調子を見ながらのランとなりました。
 


このクロスの楽しみは、走った後のちょっとしたパーティ。飲み物と軽食が振舞われ、ベテランズの人たちとおしゃべりが弾みます。ここで全員の表彰もあるのですが、今日はこのあとすぐに別会場でのクロスへ。ルーマニアでの所属ランニングクラブ「Ro Club Maraton」主催の「子供と家族のためのクロス」。
 
「することは山ほどあるから、走ったらすぐに移動してきて。」とクラブの会長さんから掛け持ちの許可を得ています。同じく掛け持ちのビクター(ロコモティバの主軸メンバーでもあるしRo Club Maratonの副会長でもある)と急発進で移動。
 
駆けつけた次の会場、チタン公園、WAO!!~ものすごく賑わっています、「子供と家族のためのクロス」。レポートは次のエントリーにて。

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今年もポリスチャンピオンシップへ

2010-05-28 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


全ルーマニア警察官対抗選手権大会、過去の開催地。
2006年 スフントゥ・ゲオルゲ(サン・ジョルジュ)
2007年 クルージュ・ナポカ
2008年 ヤシ 
2009年 クライオヴァ

そして今年はカルパチア山脈のリゾート地ピアトラ・ニャムツで開催、ポリスチャンピオンシップ。マイダーリンが1994年に警察官になって以来、ずっと参加している大会。私もルーマニアに来てからもれなく応援に行っている大会。今年もダーリンは、首都警察代表選手に選抜されました。
 
この大会、毎年各地で持ち回り開催、宿泊や食費・交通費は所属警察から支給され、開催費用は国家警察もち、3位までに入賞するといくらかの賞金までもらえる(賞金額は年度によりまちまち、賞金はもちろん個人のポケットへ)という「大名旅行」。なんとも豪勢な、と思っていたら国家財政の引き締めで昨年度からぐっと規模が縮小。
 
首都警察も緊迫財政で、3年前までは大型バスを仕立てて2チームで参加していたのが、2年前は1チームのみ選抜。昨年はこれまで取りまとめてくださっていた監督さんの退職もあってまとまってチーム参加できず、ダーリンのみ参加。

首都警察がチームを仕立てて参加しないのはちょっと寂しい、とあって、今年は過去の入賞経験者のみほんの数名が選抜され、派遣されることになりました。
 
大会参加のためのトレーニング時間として、今週火曜日からマイダーリンは日々2時間の職務免除。一日8時間勤務のところ、6時間で早上がりできるようになりました。2年前までは3週間の職務免除でこの期間一切職場を離れ、陸上競技場で合同練習をしていたけれど、そのスケジュールはなくなり、個人練習に。
 
3週間の職務免除、これは大きかったです。それに大会遠征の期間を加えるとほぼ4週間、仕事をしなくても良かったのです。仕事は必要最小限&走って大会参加していればご機嫌のマイダーリンにぴったりの職場だったけれど、だんだん厳しく(→普通に)なってきました。
 
ピアトラ・ニャムツ、2年前にヤシに行くときにちょっと立ち寄ったことはあるけれど、今年はそこへ数泊の遠征。もちろん私も旅行気分でついていきます~。

でもわたしの交通費や宿泊費は誰も出してくれません、わたしのポケットから。オフィシャルのホテルは3ツ星なのでちょっと出費になるけれど、警察官といっしょに行動し、警察官ばかりが宿泊しているホテル、これは何にもましてセーフティ、安全&安心な旅行♪

一番上の写真は昨年の開催地クライオヴァでの全ルーマニア警察官対抗選手権、閉会式にて。ルーマニア警察のお偉いさん方がずらり並んだ式典は見もの。

過去の記事はこちらから:
2007年 クルージュ・ナポカ(パトカーで移動編観光編・競技編その1・競技編その2
2008年 ヤシ(移動編観光&競技編) 
2009年 クライオヴァ(参加事情編移動編・観光編その1・観光編その2競技編

毎年応援に行っているので私も「陸上競技&マラソン好きな日本人」として覚えてもらっています。
去年は特別ゲストのリディア・シモンにも出会い、「あのシモンと親しそうに話をしている日本人は、きっとすごいランナーに違いない。」と大きな勘違いをしてもらい、さよならパーティで「ダンス大賞」までいただきました~。現在アメリカでトレーニングをしているリディア、ルーマニア人とはいえルーマニアで出会う機会はめったにないのです。

マラソン遠征ばっかり!:
せっかく3ツ星のホテルに泊まりながら、この大会に行けば連日ホテルと陸上競技場の往復だけ。スケジュールのあいたときに2~3時間、そのあたりを散策できるかも。実費で行くのなら、ほかのときにゆっくり行けば?という声が聞こえてきそうですが、いいえいいえ!ここは陸上競技好き&マラソン好き。そこに大会があるから、その地に行くのが楽しいのです!(断言!)

先のヘラクレス・マラソンも、温泉の保養地ヘルクラネに程近いチェルナ谷での開催(約10キロ離れているだけ)。かの有名な温泉には浸からず、さんざん浸かったのは泥だまり。
アハハのハ~。

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一気に夏、プール開き

2010-05-27 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
今月半ばに続いた局所豪雨から一転して、この週後半から30度以上に気温が上がる予報のブカレスト。梅雨がないので、季節は一気に夏に早変わり。



近くの公園のプールは週末のグランドオープンに向けて大掃除中。すでにメインの円形プールは営業開始していて、待ちかねた人たちが水遊びや日光浴を楽しんでいます。ムードを盛り上げる音楽が外にも響いてきて、ウォーキングで通りかかるわたしもつい、脚を止めてしまうところ。
 


なんのなんの、公園の芝生の上ではトップレスで日光浴をする人がいっぱい。あまり近づいて写真を撮れないのが幸い、ここにはお年を召したご婦人が多く、ビキニのショーツから見ごたえのあるわき腹がはみ出していたりするのです~(失礼!)
 


本当に水遊びを楽しんでいるのは公園のカモ達。春先に産まれた小鴨がだんだんと大きくなってきて、もうすぐひとりだち出来そう。 
 


湖畔の周回コースぐるりと回ると、いくつか設けられた花壇もすでに夏の花に植え替え。きれいに手入れされ、いつでも色とりどりの花が見られるようになっています。
 


散歩のベビーカーには小さなパラソル。日光浴が良いとはいえ、赤ちゃんの肌はやわ肌。紫外線対策が必要。すでにソバカスだらけの私も遅ればせながら紫外線対策。帽子にサングラス・アームカバーに手袋と完全防備でウォーキング(=ただいま大きなマラソン大会を2つ終え、身体再生リハビリ中)。

でもこの姿、肌を焼くのが大好きなヨーロッパ人には異様に見えるみたいで、いままで以上にじろ~っと見られたりします。小さな子供は正直、「この人、なんで手袋してるの?」~手の甲を焼きたくないからです、手の甲が日焼けしていないと、秋口になって長袖ブラウスを着るとき、秋らしい雰囲気になるのです。
 


木陰のテラスも午前中から人で賑わっています。湿度が高くないので、木陰だと気持ちよく過ごせます。日の当たるところは本当にかんかん照りだけれど。
 


こうやって風の通るわずかな影で寝そべるワンコを見かけるようになったら、夏だな~と。寒暖の差の大きいこの地で過ごすワンコたち、涼しく昼寝できるところをよく知っています。そんなかんなでルーマニアはすでに夏に突入!

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子供のためのマラソン大会

2010-05-26 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


来たる6月1日はルーマニアのこどもの日。これにちなんでこの週末は各地で子供のためのイベントが目白押し。ブカレスト3区のチタン公園では、子供と家族のためのマラソン大会開催。これはルーマニア初の市民ランナーのためのランニングクラブ、Ro Culb Maratonの2周年記念行事となります。要項は次の通り。

大会:"Campionii sanatatii - crosuri pentru parinti si copii"
日時:5月29日(土)午前10時
場所:ブカレスト3区チタン公園、アレクサンドル・イオン・クザの胸像付近
参加費:無料、当日エントリー、参加賞盛りだくさん
対象とクラスわけ:
- copii 6ヶ月- 2才 (ベビーカーの部)
- copii 3-4 才 (男女別、以下同様)
- copii 5-6 才
- copii clasa I-II (小学1~2年)
- copii clasa III-IV (小学3~4年)
完走者はディプロマ(完走証)がもらえます。

各地でお祭りやイベントが催されるなか、マラソン大会は「参加型」のイベント。ステージを見に行ったり野外音楽を聞きに行くのもいいけれど、走ってみる、というのもいいかも。

普段特にスポーツをしていなくても、小さい子供は親といっしょに走れるので安心して参加できます。近所のお友達にも声をかけています。ぜひ誘い合ってルーマニアでキッズ・ラン、デビューを!
 
地理情報:


チタン公園はかなり広い公園です、アレクサンドル・イオン・クザの胸像は公園の北西角入り口付近にあります。この入り口はいちばん入り口らしい入り口で、クザの胸像といえばほぼ誰でも知っています。ちかくにルーマニアの作家の胸像もあるので、お間違えのないよう。



地図で探すと、Baba Novac通りとCampia Libertatii通りが交わるところ。公園付近、路上駐車できるスペースも多く、自家用車での来場もOK。

in Romanesti:
Ro Club Maraton implineste 2 ani de existenta!
Vino pe 29 mai in Parcul IOR pentru a te bucura alaturi de noi si a ciocni o cupa de sampanie.

Incepand cu ora 10 vom organiza concursul "Campionii sanatatii - crosuri pentru parinti si copii", in parteneriat cu Asociatia Emovere, cu sprijinul Primariei Sectorului 3 Bucuresti, Sindalimenta, Inspectoratul Scolar al Mun. Bucuresti, Asociatia Bucharest Running Club si Danone (sponsor principal).

Acest concurs se adreseaza in egala masura copiilor si parintilor. Se va alerga pe categorii de varsta de la 6 luni la 10 ani, in perechi copil + parinte, legati printr-o panglica (de mana).

Loc de intalnire: intrarea in Parcul IOR (Al.I. Cuza) de la intersectia Baba Novac cu Campia Libertatii, pe aleea din spatele statuii lui Cuza, ora 10.
Intrecerile au loc pe categorii de virsta (dupa virsta copilului) avind starturi separate:

- copii 6 luni- 2 ani (in carucioare)
- copii 3-4 ani (fete; baieti)
- copii 5-6 ani (fete; baieti)
- copii clasa I-II (fete; baieti)
- copii clasa III-IV (fete; baieti)

Se acorda diplome si premii primelor trei cupluri parinte-copil care trec linia de sosire (de la fiecare categorie de virsta), precum si tricou pentru parinte.

Toti copiii care participa la cros vor primi cadouri din partea partenerilor si diplome.
Citeste aici mai multe detalii.

Incepand cu ora 12, vom sarbatori cei 2 ani de existenta a clubului cu alergare, sampanie si cadouri de la Isostar.

Va asteptam!

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ブカレスト・大規模ストライキ情報

2010-05-25 | ルーマニア・ブカレストの日常
政府の財政改革や大統領の公約無視などに抗議するべく、ルーマニアの首都ブカレストでは今月末から大規模なストライキが予定されています。今回は市バス・地下鉄・トラムなど公共の交通機関もストップ。都市機能の麻痺になります。賃上げどころか公務員のお給料25%カット(6月より実施決定)なのだから、みんなお怒り。 
 
さらに国営航空タロムを巻き込んで、空港職員がストライキ。空港機能もストップ。この間のタロム以外の発着便がどうなるのか心配なところ。なにぶん空港機能が止まってしまうので手荷物検査もできなくなり、通関ができるかどうか?パスポートコントロールは警察官の仕事、警官にはストライキ権はないので、ここは通過できるとしても。 
 
今月末からの時限なしストライキの予定、この期間にルーマニアにおこしになる予定の方は、不便に合わないよう十分ご注意下さい。
 
・・・というか、人の心配よりも自分達の心配。6月4日からのストックホルム遠征、利用予定はオーストリア航空(直行便がなくなったためウィーン経由)ですが、ストに突入したその週の出発予定。さて、空港職員のストライキはどうなるのか??

ブカレストの気象情報:
先週の局所豪雨から一転して、今週後半は30度以上に気温が上がる予報のブカレストです。梅雨がないので、季節は一気に夏になりそう。

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ヘラクレス・マラソン(5/23)

2010-05-24 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


ルーマニアでのトレイルラン、3戦目は高低差2030m、全長37.5キロの山のコースを5時間8分かけて楽しく走ってきました。



前週から雨が断続的に降り続き、レース前日も雨・レース途中から雨、時として足首まで泥につかる山のトレイル。本当に楽しかったの?~ランニング暦14年にして初体験の泥まみれのレース、なんだか泥んこ遊びみたいで面白かったぁ~。


 
最初は気にして泥水たまりを避けるようにして走っていたけれど、道幅いっぱいに泥だまりができていればもうどうしようもなくなって、泥んこに突入。



下り坂の泥道など、泥の中を滑りながら走り下りてきました。泥はルーマニア語で「noroi」(ノロイ)、「ノロイの呪いだぁ~。」とわけのわからないことをつぶやきながら。実際の泥道は道幅いっぱいのところも多し。
 


救いは時おり雲がはれて、目の前に現れるルーマニアの山の風景。急斜面で羊や牛たちがやわらかい新緑を無心にほおばっているようす。
 


牧畜人(羊飼い)たちも、自分達のいつも通る道に突如としてふって湧いたように侵入してくるランナー達を達を気にすることもなく、牛や羊を追っています。
 


何人もの羊飼いたちに出会い、そのたび「こんにちは~!」、羊飼い達も「やあやあ!」「こんなドミショアラ(=年若い女性をさすことば)まで走っているよ。」と言葉を返してくれます。ドミショアラと言ってもらってうれしくなるワタクシ、マドモワゼル、やっぱりおばちゃんかな~。
 


ときとして放牧中の牛達がコース上に現れ、行く手を遮ってくれるときも。こんな大きな牛たちが何頭も目の前にいたら、その脇をすり抜けて行くのはちょっと怖いかな~。でも牛たちは走り抜けていくランナー達をまったく気にも留めず、「なんでこんなところ、走っているの?」といぶかしげ。
 


村を通過するときには、これまた放し飼い中のニワトリ・アヒルたちがたくさん。雄鶏の羽毛でふんわり膨らんだお腹に触ってやろうと思い、追いかけてみたけれど逃げ足速し。アヒルたちはきれいな湧き水の流れる側溝へ逃げ込み、水音をバシャバシャたててくれます。
 


大きな山をふたつ昇り降りするこのコース、ふたつ目の山ののぼりで前の女子選手に追いつきました。のぼりは無理をしない、頑張り過ぎないことが、最後まで走れる脚を残しておくのが大事なポイント。追いついてからは彼女のペースで山頂まで。が、くだりに入ったとたん、あっという間に離されていきます。とにかく私はくだりが苦手。(上の写真はマイダーリンの前後を走っていた女子4位の選手)

ポツリと一人になってから、石がごろごろしているくだりで不覚にも脚を踏み外しました、かなり足首をひねったみたい、しばらく痛くて歩いていました。そのうち軽く走り始めてみるけれど、足首をかばいながら。ゆっくり走っていても踏ん張りがきかないので、思いっきり泥だまりの中に脚を突っ込んでしまいました。足首まで泥に浸かったけれど、これが良かった!泥水だけれど冷たい水でひねったところが冷やされ、クーリング効果。それからは小川が流れているところを通過するたびわざと足首を水に浸して冷やしながら走ることに。
 
 


くだりを走るのが遅いので、男子選手が何人かわたしを追い越して行きます。「僕の後ろについて。」と泥と石のくだりをリードしてくれる男子選手がいて、助かりました。誰かうまく走ってくれる先導者がいると、意外と楽について走れるものなのです(彼のペースが速すぎない場合、速すぎると付いていけないだけ)
 


35キロを過ぎてあとは下るのみ、意外と脚は踏ん張りが効きます。なんだか強くなっているみたい、わたしの脚?先週のTPC大会の疲れが残っているはずなのに、けっこう走れます。序盤から中盤にかけて、のぼりで無理をしなかったので「脚」が残っているみたい。脚は最後まで動き、谷底からフィニッシュゾーンの賑やかな音楽とアナウンスが聞こえています。
 
ゴール前から「ヒロコ==!」の大声援に迎えられ、ルーマニアでのトレイル3戦目にして初の女子総合3位!「いっしょに写真を撮ってください。」という人たちがいっぱいいて、小さな子供たちまで「ヒロコ=!おめでとう!」と名前を呼んでくれます。
 


そばに寄って来て一生懸命お話してくれる子供たち。あ~、でもこの子達の質問にすべて答えられるだけのルーマニア語力は無し、返してあげられるのは笑顔だけ。ちょっと哀しい・・・。



初の女子総合3位入賞だったけれど、夜8時からの表彰式に出ている時間は無く、ブカレストへ向けて車を出発。メダルと賞状だけもらってきたけれど、入賞と走りきれたことがとっても嬉しかったです。
 


雨の週末のテント生活も、仲間がいるとまた楽し。



美しい双子姉妹のところのペスも一緒。心強い用心棒。私の持っているのはペットボトル入りのツイカ。ぐっと飲んで温まります。



傘を差してのキャンプファイヤー。



開催地はルーマニアの有名な保養地ヘルクラネからさらに10キロあまり山の中に入ったところ。ヘルクラネは通過しただけで、ゆっくり訪れる時間もなし。往復800キロを乗せて行ってくれたラン仲間に感謝。

ルーマニアの保養地ヘルクラネ:


ギリシャ神話の英雄ヘラクレスにちなんだ温泉の保養地。街の中心部にヘラクレスの銅像があります。今回のマラソンでは、そのヘラクレスがトレイルシューズを履き、肩にノルディック・ポールを携えた画像がポスターに。なんともおしゃれ!

ルーマニアでのトレイル成績:
昨年10月:マラソン・ピアトラクライウルイ(全長41km、高低差2150m)
女子総合8位、年代別2位
今年5月:エコマラソンinモイエチィウ(全長42km、高低差2300m)
女子総合5位、年代別1位
5月23日:ヘラクレス・マラソン(全長37.5km、高低差2030m)
女子総合3位、年代別1位
結果はこちらから。

いずれも40キロ前後のトレイルレース。ピアトラ・クライウルイだけはテクニックを要するコース設定で、ロープを伝って昇り降りする難所あり。トレイルランのエキスパート達はノルディックポール(ストック)だけで斜面を下っていきます。私はロープにしがみついていても怖くて足がすくむほどの急斜面。細かい石がざくざく崩れ落ちる斜面は斜度もきつく、難度高し。

モイエチィウとヘラクレスは、ともに2000m以上の高低差はあるものの斜度はそれほどきつくなく、走力さえあれば走りきれるコース。トレイルブームを反映して2大会とも今年になって新設された初心者向け。ともに15キロ・21キロの部もあり、気軽に参加できます。

マイダーリンは?:


9日のモンサンミッシェルマラソン、12~15日のTPCと大会が続き、お疲れ気味のダーリン。おまけに雨のレースが大嫌い。最初からレースを捨て、カメラ片手にマラニック。たくさん写真を撮ってくれました。記事の中の写真はすべてダーリンの写真帳から。そんなダーリンより先着したわたし、めったにわたしの走力を褒めないダーリンですが、「12分も速かったのか==。ヒロコの脚は強い。」と今回ばかりは褒めてくれました~。

@Bucharest


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