ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2017年8月号目次

2017-08-31 | 目次
A table of content:

2017-08-01
2017-08-02
2017-08-03 国際返送されたDVD
2017-08-04 『ハッピー法被』で盆踊り
2017-08-05
2017-08-06
2017-08-07 学科長、学会で日本訪問
2017-08-08 BS日テレ『ヨーロッパ大人の街歩き#59ブカレスト』が教材に!
2017-08-09 "Nihonjin no shiranai Nihongo" (日本人の知らない日本語)
2017-08-10 熱波去り、また熱波
2017-08-11
2017-08-12
2017-08-13
2017-08-14 なぞなぞ漢字~「土が大好きな魚は?」
2017-08-15 "The world of Sushi" @ASE大学日本語サマースクール
2017-08-16 寿司デモンストレーション@ASE大学日本語サマースクール
2017-08-17
2017-08-18 雨傘で闊歩@大学広場
2017-08-19 いよいよ出番だ!~3D折り紙スワン制作
2017-08-20
2017-08-21 ついに新聞に!
2017-08-22 夏の盛りに思い出す~第一発見者となった出来事
2017-08-23 ルーマニア人にとってのオデッサ
2017-08-24
2017-08-25 これはお手上げ、声優あて&イントロあてクイズ
2017-08-26 ルーマニアの金山、ロシア・モンタナへ
2017-08-27 ロシア・モンタナを走る!
2017-08-28 ロシア・モンタナをユネスコの世界遺産に!
2017-08-29 ルーマニア・ミニバスの旅~ロシア・モンタナ復路編
2017-08-30 続けています、小児結核病棟訪問ボランティア
2017-08-31 2017年8月号目次


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

続けています、小児結核病棟訪問ボランティア

2017-08-30 | ルーマニア・わたしの日常


夏の暑い時には、風の通る屋外のピクニック・テーブルでレクリエーション・ボランティア。結核を患っている子供たちの病院訪問ですが、一日中病室に居なければならないほどの重症の子たちはいません。毎回の訪問で見る限り、みんな動き回っていて元気そう。



この日はギターコンサートと、ペーパーフラワー作り。即興でハイビスカスなど。私はたくさんギャザーを寄せて、胸に安全ピンでとめコサージュに。

自己紹介などしているうち、私が日本人であることを知った子供からは、「僕の名前を日本語で書いて!」~こういう場合、カタカナで書くのではなく、漢字の当て字で、多い画数で、いかめしく書くのが受けます。



最初は白い紙に書道風に書いていたけれど、ついにタトゥー風に、腕にマーカーで。腕に書いてあげたのは男の子たちばかりだけれど、とっても受けが良かったです♪

でもね、ここは結核病棟、長く居てはいけません、一日も早く良くなって、退院して行ってね。入れ墨風のマーカーが、消えるよりも早くにね。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑


ルーマニア・ミニバスの旅~ロシア・モンタナ復路編

2017-08-29 | ルーマニア&あちこちで・びっくり

 
ルーマニアの金山、ロシア・モンタナでのマラソン大会を無事に走り終え、翌朝。ブカレストへ、主催者手配のチャーターバスでブカレストへ帰る日。
 
当初の予定では、午前中フリータイム、正午出発予定でしたが、急遽9時半出発に変更。金鉱博物館まで少し距離がある(約2キロ)ので、みんなでバスで行こうという作戦になったから。
 
ところが、博物館前まで来てみると、見学は出発時間の決められたグループツアー(=少人数のグループにガイドがついて説明を受けながらまわる)のみ、次回の出発は11時とのこと。待ち時間が1時間以上あります。
 
見学するか、このまま出発するか、みんなで多数決となりました。他に特に立ち寄るところのないこの場所、私は前回来た時にすでに金鉱博物館を見学しているし、余裕をもって早く帰りたいな=。ほかの人も早い目に帰りたいという意見の人がほとんどで、博物館見学を取り止め、即出発することに。
 
きちんと事前に金鉱博物館のグループツアーの時間を調べていれば、こんな無駄はなかったけれど。その場で物事を決めるのに慣れているルーマニア人、下準備は無し。
 
ブカレストに向けて出発してからは、途中立ち寄り休憩地をどこにするかで、さらにもめました。所要2時間ほどで到着するアラドに立ち寄り、時間をとって遺跡見物をし、その後一路ブカレストに戻る、という案。

これには運転手からクレームが付きました。4時間に一度、45分間の休憩をとることを義務付けられているので、アラド~ブカレスト間でもう一度45分間の休憩が必要だ、というのです。


 
ロシア・モンタナ~ブカレスト間の時間的なほぼ中間と言えば、コジアあたり。湖畔にはレストランもあるし、ちょうどいい休憩場所はここ。ここで1時間ほどゆっくりしても、ロスなく進んでいくはず。



「アラドを見物しコジアでも休憩」派と「コジアでゆっくりしたい」派に分かれて、意見交換。もめたけれど、主催者側のバス係が取りまとめてくれました。

「これは観光ツアーのバスではない。マラソン大会往復のランナー輸送のためのバスだ。」とのことで、アラド観光は無し、時間的に都合よく運行できるコジアでの一度の大休憩となりました。

団体行動でバスで移動するとき、休憩ポイントが事前に決まっていないというのは、私にとっては不慣れなことでびっくり。日本のバスツアーだと、1.5~2時間おきに、きっちり休憩するためのドライブインが決まっているものです。

休憩ポイントがこんな調子だから、トイレポイントは誰かが「トイレに行きたい!」と言い出してから探すというもの。ちゃんと間に合ったからいいものの、もしかして「野原で用を足してください。」なんてこともあるのかな。

とにもかくにも、早く出発し無駄なくバスが走ったおかげで、まだ日の高いうちにブカレスト帰着。みんなでワイワイガヤガヤ、楽しかったバスツアー、終わり良ければ総て良し♪


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

ロシア・モンタナをユネスコの世界遺産に!

2017-08-28 | お出かけ先のナイススポット


ルーマニアの紀元前からの金山、ロシア・モンタナをユネスコの世界遺産に!貴重な鉱山からは今もカナダ資本で金が採掘されています。自然を守ることは、次世代に残せる唯一の意思。



そのためにも、カナダ資本に良識を訴えなければなりません。いまのところ、町中をきれいに整備しつつ、鉱山博物館に観光客を呼び、良いところばかりを見せてくれていますが、いざ何か事故が起こった時どこまで対処してくれるのでしょうか。金が掘りつくされ採掘権が切れた後、町はどうなっていくのでしょうか。



ロシア・モンタナマラソン大会初の『大会アンバサダー』となったので、各地へ出かけるときには大会Tシャツを着て行ってアピール。日本人の私が、『ロシア・モンタナの自然を守ろう』のTシャツを着ているのが物珍しいらしく、「ロシア・モンタナへ行ったの?」とよく声をかけられます。

ルーマニア人の多くが、自国がすでにロシア・モンタナ金山の利権を売り渡してしまったことを知っています。
「知っているよ、でも、もう僕たちには何もできないよ。」と諦めているだけ。
「他国資本のすることは、信用できないよ。利益のほとんどをかっさらって行って、後のことはどうなるんだ、ひどいな。」と顔をしかめているだけ。

ロシア・モンタナが世界遺産になってもおかしくないほどの紀元前の金山遺構を持っていることも、良く知られています。
「あの金山は、紀元前から古代ダキア、つまり僕たちのものだ。でも、世界遺産になるかな?それはちょっと無理だろう。」と、無関心。



古代ダチア人がこの金山を持っていたがゆえに、西からローマ帝国に攻め入られ、ダチア王国は滅んでしまいました。ルーマニア人がラテン系、となったのは、ローマ帝国に攻め入られ、ここから古代ローマ人と混血が進んだから)。

その後も、ルーマニアの国土であるこの金山ゆえに、マジャール族、タタール族、フン族などに攻め込まれ、中途の歴史を示す文献すら見つかっていません。

しかしながら、ロシア・モンタナ金山は紛れもなく古代ダチア人が最初に開発し、金を掘り起こしたところ。古代ダチア人はルーマニア人の先祖、つまり金山はルーマニアのものなのです。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

ロシア・モンタナを走る!

2017-08-27 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
ルーマニアの金山、ロシア・モンタナを走るマラソン大会は、トレイル全長43キロで延べ標高差1700m。ほかに23キロ・10キロコースと、地元の子供たちのためのキッズ・クロス併催。



大会当日。トレイルを駆け上がり、岩肌が削られた山の全貌を見ました。山全体が開発されているので、トレイルや未舗装道とはいえ意外なほど日影が少なく、おりからの熱波到来と重なり、暑さひとしお。



酷暑の中、手付かずで残っている坑道の入り口からは、驚くほどひんやりした風が吹き出してきて、それは長年にわたって地中深くまで掘り下げられている金山内部からの声にならない声なのか、過酷な労働であったに違いない金山掘り起こしに思いを馳せながら走っていました。



暑さに強い、と自負があるので、熱波を苦にせず走り、女子総合2位でゴール。中盤では優勝した女性に並んで走っていたけれど、後半で3位の女性に追いつかれ、そこから必死にスパートして逃げ切り。

でも、履きなれたトレランシューズのはずなのに、気温・湿度が高かったせいか足の指がむくみ、下りで爪と靴があたって、ひどく親指の爪を痛めてしまいました。血ではないけれど、体液が爪の周りから流れ出し、今までで一番ひどい爪の状態。剥がれるのも時間の問題。痛くてとても靴を履いていられないけれど、こんな時に限ってサンダルを持ってきていない・・・仕方なくシャワーサンダルで歩き回り、表彰式へ。



中央のジェタは、ルーマニアの女子トレイルランナーの中でベスト3に数えられる強豪。
3位の若手、オアナは最後登り坂で追いついてきた粘り強さを持つホープ。

そしてこの大会は、『教育はロシア・モンタナの長期的発展のための必須条件の一つ』として、地元の学校を支援し続けています。今年は、6台のプロジェクターを子供たちの教育のために。参加料の10%がこのキャンペーンに充当。



子供のレースはもちろん無料(ルーマニアのほぼすべてのマラソン大会に併催される子供の大会は、どこでも参加料無料~それでも、参加Tシャツや完走メダルが授与されます)。着ぐるみの熊も登場して盛り上がる子供部門のフィナーレ。



地元密着型の大会のため、地域住民からも手厚い協力があり、スタート前に伝統楽器の演奏。



表彰式に先立ち、子供たちによる民族舞踊のステージ。



そしてコンサート。夜更けるころまでのキャンプファイアーもあり、丸一日楽しめる山のイベント。
(私は、車で20分以上かかるところの宿だったし、日中の疲れもあり、バタンキューでしたが・・・)

 


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑



ルーマニアの金山、ロシア・モンタナへ

2017-08-26 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


ロシア(Rosia)は、ルーマニア語のrosu(=赤い)から来ていて、金山から流れ出る水が赤く山肌を染めていることから。紀元前から採掘されているにもかかわらず、ルーマニア政府が自国での保存・開発を放棄し、カナダ籍の発掘会社に利権を売り渡してしまった問題の金山。


 
2013年にはじめてこの地を走った時、まだ、採掘権がカナダ資本に売却される前で、カナダ資本による開発「賛成」・「反対」に町が真っ二つに分かれて対立していました。



マラソン大会主催者が「自然を守ろう」・「開発反対」の立場だったので、私も迎合して「自然を守ろう」の旗を掲げていると、「外国人のあんたに何がわかるんだ!」と開発賛成派の地元民から罵声が飛ぶほど、ヒートアップしていたのです。


 
その後政府は、あっというまにカナダ資本に権利を売り渡し、今は静かにその後の状況を見守っているところ。開発され何かが起こったら、大きな自然破壊、二度と川の水が飲めなくなることもあります。紀元前からの歴史を持つこの金山、その当時の遺構が残っていていつユネスコに登録されてもおかしくない、と言われているのですが・・・・。



2013年・2016年に引き続き3度目の参加。カナダ資本投入で、町はどう変わっているのか。行って、見て、確かめて。



(一番上の写真は昨年のもの、その他の黒フレームは2013年のコラージュ)


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

これはお手上げ、声優あて&イントロあてクイズ

2017-08-25 | ルーマニア・わたしの日常

 
日本語サマースクール最終日は、リラックスしてクイズ大会&映画鑑賞。日本文化に関するクイズは、学生のクリスティアン君担当。日本文化の一つ、アニメに関することにします、との申し出を事前に了承済み。彼は海外通販で日本の漫画本を取り寄せるほどの、アニメファン。
 


ハナから難題、アニメのセリフを聞いて、何のアニメのどのキャラクターで、声優は誰かを当てるもの。学生たちからは、積極的に手が上がり、次々と回答が。全10問。
 


この日のクイズ大会も、二人一組のペア対抗戦。この日だけに参加してきた、日本語クラスではない男子学生もいて、相当な日本アニメファン、次々と正解を繰り出していました(~ワークショッププログラムは事前に公開されているので、日本語クラスの学生が、友人のアニメファンの学生を連れてきたものと思われる)。
 


J-POPのイントロあてクイズは、全25問。まったく答えが出なかったのが2~3曲で、みんなよく知っているものです。インターネットサイトで探して聞いているのかなあ。
 


私は、と言えば全くお手上げ。な~~~んにもわかりませんでした(ルーマニア語で、「De loc!」。同僚のルーマニア人の先生も同じ。

「世代が違うから。」といつも逃げ腰ですが、少しは学生たちの興味のあるものに近づいたほうがいいかな。話題にもできるし。

 

日本映画は、新海 誠監督のアニメーション映画『言の葉の庭』(ことのはのにわ、The Garden of Words、2013年5月31日公開。上映時間46分)を鑑賞。ルーマニア語では、『ploaie, parc si transparente』(単語を直訳すると、雨、公園、透明)。

英語字幕と日本語音声で、風景描写の緻密さ・美しさだけでなく、ルーマニア語訳にある言葉通りの透明感のある「新海ワールド」に引き込まれました。 
 
私にとっては2本目の新海作品鑑賞。今年になってから『君の名は。』(2016年公開)を見たばかり。実在の風景をアニメで描いているので、描かれているスポットを訪ねる「聖地巡礼」現象が起こっているらしい~『君の名は。』では東京・国立競技場横の横断歩道、『言の葉の庭』では新宿御苑の屋根のある休憩所。映画の中で何度も現れ、非常に印象に残るので、私も実際に行って、この目で見て、写真に収めてみたくなってきています。



そしてこの日で、6日間のASE大学日本語サマースクールは全日程を終え、みんな大満足で無事終了。



毎日欠かさず来てくれたロックス(Roxanaさん)からは手作りカード、そして学生みんなからとのことで2冊の本をもらいました。



「これならヒロコさんも、読めそうかな。」と選んでくれたに違いない、『30の本当の話』・『エベレスト山頂でゆで卵ができる?~695の本当の話』、これって私の夏休みの読書研究?~皆もがんばったし、わたしもね。


Scoala de vara japoneza in ASE:
Day 6 - anime si quiz de melodii din anime
O zi relaxata, cu activitati antrenante gandite de Cristi si Laura, si cu o proiectie de anime de Makoto Shinkai (ploaie, parc si transparente).
Fiind ziua de final as vrea sa multumesc (sper sa nu omit pe nimeni): asociatiei ARC, restaurantului Wasabi, dojo Arashi, prof. Mariana Nicolae, Denisa Neacsu, Maria Raducanu, Irina-Mihaela Raducanu, Hiroko Ogawa, Laura Iatan, Cristian-Cosmin Puiu, Novac Alexis, tuturor studentilor participanti si ... ASE-ului pentru gazduire (intr-o sala cu aer conditionat)!

Saturday, the last day of Japanese Summer School in ASE. Today we have fun with many types of games, ex, game from anime songs, game from voice of anime characters. Students know about anime much better than me, I am far from them because I am in different generation. (just an excuse..)
Thank you for all participants, you will receive doploma next week, and thank you our professor, Nihongo Yoroshiku.


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑


ルーマニア人にとってのオデッサ

2017-08-23 | ルーマニア・わたしの日常


外国からの友人を案内してブカレストの観光名所をぶらぶら歩いていると、何時もになく賑わっている革命広場付近。旧式の軍服を着た人たちや、時代映画から抜け出たような装束の女性たち。それもそのはず、映画のロケに出会いました。



「こいつはドイツ兵役だよ。僕がルーマニア軍人役。」とお茶目にスナップ写真に納まってくれた俳優さんたち。(長身の方がルーマニア軍人役)
「どんな映画ですか?」~「1941年のオデッサの戦いで、ルーマニア軍はソ連と勇敢に戦ったんだ。その時の映画さ。」


  
オデッサ!
ウクライナ南部の黒海に面した港湾都市。私はこの地を今年6月に訪ねています、マイダーリンの勧めで。ちょうど隣国のモルドヴァ共和国に用事があり、「その首都キシナウまで行くのなら、ぜひ足を延ばしてオデッサを見ておいで。」と、熱烈推薦を受けたのです。


 
オデッサ・・・
映画『戦艦ポチョムキン』で有名なオデッサ階段がある~ざっと調べて、そんな知識で出向いていったところ。が、ルーマニア人にとってオデッサは、歴史上で大変な戦いがあったところなのでした。



それは第2次世界大戦勃発まもなくのこと。旧ソ連が、ルーマニア領だったヴァサラビアと北ブコビナを割譲したことに反発し、ドイツと枢軸国を組みソ連領であったオデッサを攻撃したのです。侵攻開始は1941年8月5日、ちょうど夏の盛りのころ。



二ヶ月余りの激戦のち、辛勝したもののルーマニア・ドイツの枢軸側の被害は兵士だけで9万人を超え、そのうちルーマニア兵は7万人以上。ドイツ軍と比較して装備が劣っており、兵器も旧式だったから。



革命広場北側のアテネ音楽堂前広場には、その当時の本物の戦車が何台も。



一緒にロケ現場を通りかかった友人は戦車に詳しく、興味深そうに写真に収めていました。



オデッサ占領の後、壮絶なユダヤ人狩りが行われたというのが史実ですが、この映画はどんなストーリーなのか。題名を聞かなかったのが残念。



私の見てきた現在のオデッサの様子は、追ってご紹介。



ゲームファンにとっては:
機動戦士ガンダムに登場する都市名。ウクライナにオデッサという都市があると知って、「実在の都市の名称だった。」とのことで、「ガンダムの聖地巡礼」という訪ね方があるくらい、カンダムを愛する人にとっては重要な都市のよう。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑

夏の盛りに思い出す~第一発見者となった出来事

2017-08-22 | 日本のいろいろ


もう15年以上前のこと。私は、大阪と奈良の県境にある生駒山中でランニング中に縊死の第一発見者となってしまいました。現場から2キロほどの管理事務所に駆け込み(~異常な速さの猛ダッシュでした、怖さのため)、通報を依頼。

口がこわばってまともな発声が出来なかった私を、「落ち着いてください。」と諫めてくれた管理人~後で聞くと、生駒山中、少なくない数の自殺者が居るそうです。しばらくたって警察の車が私を迎えに来て、現場に案内しました。
 
民家からほど近い里山のため、早朝散歩の人のコースにもなっているはず。パトカーで移動中にも無線が入っていました、第2発見者がいた模様で、こちらの警官からの応答は、「同じ現場だと思われます、現在、第一発見者と現場に向かっています。」
 
車では入れないハイキング道、最寄りの車道で車を降り、歩いて案内。
「このトレイル路の、そこのカーブの先です。」・・・警官に告げたものの、私自身はもう一度その場に足を踏み入れることは出来ませんでした。

先に進んだ警官の、「おお、まだ温かいぞ!」~その声を耳にして、もしかしたら私が通りかかった早朝ならば、助けてあげることができたのかも、と今になって思います。でも、その時は腰が抜けるほどびっくりして、その割にはめちゃくちゃダッシュの逃げ足で管理事務所に向かっていました。なぜ、逃げ足になる必要があったのか?

目の当たりにした、宙づりになった人。足が地面についていなくて、手が少し持ち上がっていて、着衣が風に吹かれているようにも見えました。

ひと夏中、風に泳ぐ洗濯物を見ても(特にズボン)、その光景を思い出しました。また、ひと気のない公園のトイレなど、中で誰かが死んでいるかも、などと余計なことを考えて、利用することができなくなりました。
 
生駒山中のお気に入りのコースでしたが、その後5年以上、その現場付近を通ることすら出来ませんでした。・・・。
 
思考力や判断力どころか普通の感覚すら失ってしまい、選んでしまう自殺。親しい人や身近な人がいちばん悔やむのは、「なぜ、気づいてあげられなかったのか。」、お亡くなりになった方に、合掌。

いちばん上の写真は、矢田丘陵から見た生駒山。この風景の中のどこかが、現場です。

追記:
大学時代の先輩を、過労自殺で失ないました。学生時代は体育会の主務を務め、みんなから頼られ慕われる先輩で、もちろんスポーツマン。社会人になってからも、同じスポーツを続け社内でもサークルを作り、活動されていたのに。

仕事を頼まれると、断ることのできない性格でした。なぜ、スポーツ仲間の自分たちが気付いてあげられなかったのか・・・。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑


ついに新聞に!

2017-08-21 | ルーマニアの新聞記事より


ついに新聞に!~ルーマニアの新聞『Adevarul』に紹介記事が掲載。『Adevarul』と言えばルーマニアではだれもが知っている有名一般紙。
(天気予報のお姉さんがいつも大サービスの装束で登場する、某大衆紙とは品格が異なります!)

金曜日発刊の週末特集号、1ページを全部使って長文記事を書いてくれたのは、マラソン大会で私を見つけてくれた『Adevarul』の記者さん。彼自身もマラソンランナー、110キロあった体重が90キロを割り込むところまでダイエットに成功、週に一度は30キロを走るそうです。

彼の取材は、ルーマニア語と英語を交えてのインタビューを録音。「オフレコでね。」と前置きしながら話したことも記事になり、いやあ、もうルーマニアで何も秘密にすることが無くなりました。開き直ってニコニコ。
 
この春から、WEBスポーツサイトに記事掲載、雑誌『今日の健康』に記事掲載、そして新聞『Adevarul』に記事掲載と、短期間に相次いだので、おかげさまでたくさんの人に声をかけてもらえるようになりました。

マラソン大会の時だけではなく、各地の練習会に参加しても「ヒロコ!」、街を歩いていても「ヒロコ!」、スーパーで買い物していても「ヒロコ!」、私の記憶にほとんどない人からも親しげに「ヒロコ!」、ありがたいことです♪
 
ラン友でSF作家の友人からは、「今度、僕の小説に日本人の女性が出て来るんだ、その名前を『ヒロコ』にしてもいい?」

わたしがブカレストASE経済大学で日本語を教えていることも周知されたので、地方都市のアラドからも「コラボしましょう。」とメッセージが。

一緒に練習しているラン仲間からも、「僕、日本語の単語を二つ知っているよ。一つは『オガワ』、もう一つは『ヒロコ』。」と茶目っ気で。「『オガワ』は、小さな川、という意味よ。」と教えてあげました。
 
これはもはや、「ヒロコ・ブーム」到来かな!?


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑