ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2014年4月号目次

2014-04-30 | 目次


A table of content:
2014-04-01
2014-04-02
2014-04-03 My こけしちゃん
2014-04-04 3度目の慶州、キョンジュ(Gyeongju)
2014-04-05 満腹の慶州さくらマラソン
2014-04-06 3度目のサ・ラン・チェ
2014-04-07
2014-04-08
2014-04-09
2014-04-10 雨のブカレスト
2014-04-11 ヨーロッパ初の砂浜マラソン
2014-04-12 小雨の黒海ビーチ
2014-04-13 第1回ママイア砂浜マラソン
2014-04-14 コウモリが満開?!?
2014-04-15
2014-04-16
2014-04-17
2014-04-18 まつげ美人
2014-04-19 子羊一匹、丸ごと買い
2014-04-20 静かな復活祭
2014-04-21 地下鉄の終夜運転
2014-04-22 復活祭に卵のトロフィー
2014-04-23 ルーマニアで国際小包を受け取るとき・その1
2014-04-24 ルーマニアで国際小包を受け取るとき・その2
2014-04-25 日本の犬はなんと鳴く?
2014-04-26
2014-04-27 ルーマニア初上陸!The Color Run
2014-04-28 馬跳びで飛び越えるもの
2014-04-29 今年の復活祭記念切手
2014-04-30 2014年4月号目次


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今年の復活祭記念切手

2014-04-29 | ルーマニア・わたしの日常

 
絵葉書やカードを書いて、切手を貼って、投函して届くのを待つ、という習慣が廃れつつあるけれど、こういった手作業が好きな人は好き。わたしもいつも、切手とカード類を常備しています。
 
通常切手を常備していても楽しみは、記念切手。復活祭やクリスマスなどには、宗教画を描いた大きな記念切手が発行されます。ルーマニアの国内郵便料金(はがき・20gまでの封書)の1レウ(=今の為替で約32円)。
 
いくつか郵便局を廻って手に入れたのが一番上のはがきに貼ってある大きな切手。初めてドイツに出すのに、この切手を使いました。でもユーロ圏内の郵便料金は2.1レイ。1レウ記念切手を使いたいので、差額は1.1レイだけれど、ちょうどの切手が無くて、1.2レイの切手を貼り足しました。

郵便局で「あなた、1.2レイの切手を何に使うの?」~「これはとても綺麗な記念切手だから、ヨーロッパの友達にも送りたいの。」と問答があったけれど。
 


今入手できるヨーロッパ圏内向け2.1レイの記念切手はグライダー柄。ルーマニアの航空界の創世記をつくったアウレル・ヴライク(Aurel Vlaicu)のイメージ。横にあるのが小さめなのが通常切手。小さめとはいえ、日本のものよりも大きいです。通常切手の1レウは、ルーマニアの誇るカルパチアン・ベアー、熊柄。
 


わたしのようにはがきやカードを書くのが好きな人がいて、ポーランドから届いた封書がこれ。卵柄なのできっと、イースター関連。ちなみにドイツやフランスには、ゆで卵に絵をかいたり色付けしたりする習慣は無く、卵形のチョコレートが売り出されるとか。ポーランドの卵は本物かな?チョコレート製かな?


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馬跳びで飛び越えるもの

2014-04-28 | ルーマニア語・いろいろ

 
イタリア・ピッソの砂浜で馬跳びをする大学生達。エラスムスの交流プログラムのひとつ「Sports for All」で集まってきたルーマニア、トルコ、そして地元イタリアの学生達、それぞれの国から10人ずつ。
 


エラスムスはEU圏で有名な学生と教員たちの交流システム。さまざまなテーマをもってワークショップを行っているもの。ブカレストの女子大生M子ちゃんは4月にこのプログラムに参加、10日間の思い出のひとつ、馬跳び。
 


「Sports for All」とはいえ、馬跳びばかりやっていたのではありません、メインのワークショップはダンス。でも、この写真を見せてもらって、馬跳びって全世界共通の運動あそび==。
 


しかしながら、呼び名はそれぞれの言語で異なります。

日本では、馬跳び。または、馬跳びをする。跳び越えるのは馬。
ルーマニア語では、jocul capra、capraは山羊だから、跳び越えるのは山羊。
 
英語では何と言うの?気になって調べてみました。
馬跳び = leapfrog、leapは跳ぶ、frogは蛙だから、跳び越える様子が蛙かな?
馬跳びをする = a sări capra、a săriは跳び越える。

フランス語では?
馬跳びをする = saute-mouton、sauteは跳ぶ、mouton(ムトン)は羊。羊を跳び越えるらしい。

イタリア語では馬でした。
馬跳びをする = giocare cavallina、giocare=遊ぶ、cavallina=馬跳び、cavalli=馬

ドイツ語ではこんな感じ。
馬跳びをする = sich spielen Bockspringen、springen=ジャンプ、bock=うしろ、後ろ跳び?背中を跳び越えるから?

謂れがよく判らなかったのがスペイン語。
馬跳びをする = tocar el campo izquierdo、
たしかにweb辞書ではこうなっていたのですが、単語を分解すると「左のフィールドを再生する」。

どなたかスペイン語に堪能な方がいらっしゃったら、よろしくお願いいたします=。
(記事中の外国語訳はすべてweb辞書に頼っています。詳しくご存知の方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします==。)


追記(5/1):
スペイン語では「pidola」、と大学のスペイン語クラスの学生から教わりました。
正確には「pídola」、英文字の「i」ではなく、「í」(上の点が右から左に流れています)

エラスムスの交流プログラムとは:
ヨーロッパ圏内の学生と教員の質的・人的・知的交流プログラム。エラスムスは、欧州各地を渡り歩いては研究を続け、当時欧州で活躍していた多くのの知識人と交流していたことからこの命名となりました。

さらにヨーロッパ外に開かれたプログラムとしてエラスムス・ムンドス計画があり、世界中の大学の修士課程の学生の交流促進と、国境を超えての学習の支援を目的としていて、日本からも参加できます。

今回のワークショップでは:
参加費用は300ユーロ、ワークショップ・食費と宿泊費を含む。さらに開催国までの渡航費の70%がEUから支給されたそうです。大学在学中にとどまらず、18~27歳の人たちの参加があったそうです。

共通語は英語、若者達のことで毎晩どこかで何かのパーティを開いていたとか。ワークショップのプレゼンテーションは、街中の広場にてそれぞれのチームがダンスを披露&大喝采。Bravo!


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ルーマニア初上陸!The Color Run

2014-04-27 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
カラーパウダーを浴びながら走る『The Color Run』(カラーラン)、2012年1月にアメリカ・アリゾナ州で初めて開催され、昨年までに世界26ヶ国で200万人以上が参加しているランニング・イベント。これがルーマニアにもやって来たので、これは見に行くしかない==。


 
ルーマニア初の開催はブカレストにて4月26日、土曜の夕方。そぞろ歩きをする人も多いティネトルイ公園内湖畔のコースを走ります。そこに到着するまでの地下鉄の中でもすでに、大会オフィシャルの白のTシャツを着た人たちがいっぱい。事前にタウン誌や地下鉄内の広告で十分告知されていたので、イベントを垣間見てやろうと言うギャラリーも集まっています。



大きなダンスステージの両側にスタートゲートとフィニッシュゲート。そこからぐるりを取り巻くようにイベントスペースが設けられていて、そこがスタートゾーン。でもこのゾーンに入れるのはナンバーカードをつけた人だけ。周りには目隠しフェンスが目の高さよりもはるかに高く設けられていて、近づいて中の様子を見ることが出来ません。
 


でもイベントスペースのちょうど横に高台があるので、ギャラリーはみんな中腹まで登って中を覗き見ています。



スタートは午後5時だけれど、早い目から続々と人たちが集まってきて、スタートゾーンはぎゅうぎゅう詰め。わたしと同じくギャラリーしに来たラン仲間にも出会い、ランニングイベントを見に来たのだから、コースに出てみることにしました。
 


コース上に4箇所設けられているパウダーゾーン。ここを走り抜けるたび、ランナーたちはカラーパウダーを浴びせかけられる のです。



パウダーボトルをもって待ち構えるボランティアたち。距離は5キロなので、カラーゾーンは1キロごと。最初の色は、黄色。
 


パウダーの壷係りのボランティアさんもすでに黄色に染まっています。この壷からパウダーはボトルに詰め替えられ、噴射されるのです。
 


最初のランナーがやって来た!先導の自転車にも容赦なくカラーパウダー。



次の色はオレンジ。最初は自分達が色に染まるのを躊躇してガードの外からパウダーを噴射していたボランティアたちも、ノリにノッてきて、ランナー集団に入り混じってパウダーを噴射しています。



全長5キロと言うのは絶妙な距離、普段トレーニングをしていなくても、友達といっしょだったら歩いたり走ったり出来てしまう距離。



小さな子供にとってはちょっと長いかもしれないけれど、お母さんといっしょでこんな衣装を着ていたら大丈夫、スタート前に出会った親子たち。なんといっても制限時間は2時間半。



車椅子を押しての参加もありました。



そしてピンクを経て、最後の色は水色。ここまで来るとランナー達もたくさんパウダーを浴びたくなってきて、パウダーゾーンでくるくる廻ったり、寝転がったり。パウダー係もランナーの行く手をさえぎるように、噴射。



用意周到な人はこんな装備で来ています、これならパウダーを吸い込まないし、目元も大丈夫。



沿道で応援している私に、こんなプレートをもたせてもらいました~「Culorile înseamnă bucurie(色は喜びを意味する)」



子供から80歳までの年代層から2000人を超える参加者と場内DJがあったけれど、圧倒的にグループで来ている若い人たちが多かったです。カラーに染まってゴールした後は、音楽とDJ、そしてダンス。



場外でもノリノリ。



こうなったら色濃く染まったほうが見栄えする!



ふだんのマラソン大会で出会うランナー達にはほとんど出会いませんでした、これはランニング・イベントというより色に染まるお祭り。夜がとっぷり暮れるまでダンスが続いたに違いありません。




カラーラン、その後:
オフィシャルの荷物預かりが無く、リュックサックを担いで走っている人もいました。もちろんリュックもカラーパウダーまみれ。更衣室やシャワーも無く、ほとんどの人がカラフルに染まったTシャツのまま帰途についたようです。

車で帰るというラン友は、ちゃんと大きなビニールシートを座席に広げていましたが、地下鉄で帰る人はどうしたんだろう~?座席にも座れないし、人に擦れると大変!

『The Color Run』とは:
「the Happiest 5k on the Planet(地球上でもっともハッピーな5km)」をコンセプトに、健康的でユニークかつエキサイティングな時間を過ごす、笑顔あふれるファン・ランニングイベント。(日本語版サイトより)

ランニングブーム最高潮の日本に上陸したのも今年の春。そしてブームの上り調子にいるルーマニアにも同じ時期にやってきました。2013年までに世界26ヶ国で200万人以上を動員しているけれど、この数の中にはまだ日本もルーマニアも入っていなかったのです。

ルーマニアではこのあと6月にトランシルバニア地方クルージュ・ナポカで開催。

ワタクシ、マドモワゼル、どうして参加しなかったの?:
わたしは午前中からチェルニカの森でトレイル42キロの大会を走っていて、翌日もトレイル12キロのレースがあります。第一、カラーパウダーに染まったら、後の洗濯が大変でしょ==(大会のメインスポンサーは洗濯粉のDERO、うまいこと出来ている!)

トレイル42キロを完走したランナーの中には、同日夕方開催のカラーランと掛け持ちの人もいて、いっしょに会場へ向かいました。翌日の12キロも出走。今のブカレストとその近郊にはこれほどたくさんの大会があるのです。


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日本の犬はなんと鳴く?

2014-04-25 | ルーマニア語・いろいろ

 
大学の日本語クラスで、双六ゲームをしたときの、とある一こまの質問。

Cum lătra un câine in japonia?(日本の犬はなんと鳴く?)
①ばうばう
②らこっらこっ
③わくわく
④がおがお



双六のそれぞれの色別のこまに質問事項があって、その質問はすべて日本に関すること。「会話」「漢字」「語彙」「読み方」「カタカナ」「日本のアニメ・映画」「聴解」などの部門をそれぞれ学生達が担当し、質問を作りました。
 
わたしとしたことが、この紫カードの質問を読み上げたとき、「③わくわく」と読んでしまって大笑い。これはこのカードを担当した女子大生の筆跡の癖。付き合いの長い女子大生なので知っていますが、ぱっとこれを見たとき、「わくわく」と読んでしまった・・・。
 
そういえばこれらの擬音語、カタカナで書くべき。そういえば彼女はカタカナを書くのも苦手だった・・・。カタカナは使う機会が少ないし、シンプルすぎてどれも似たように見えてしまうそうで、中級レベルになってもカタカナがすらすら出てこない学生もいるのです。


 
「会話」の札では、「doctor/febră(医者・熱)」などとキーワードが書いてあって、それをトピックに先生(=つまりワタクシ、マドモワゼル)と会話をします。診察室に入ってきたところから始まって・・・。

「熱があるから、お尻に注射をします。熱がすぐに下がります。お尻を出してください。」
「え!!いいえ、もう熱はありません、先生、さようなら。」などと終わりました。
 
注射・熱・お尻などが、今日の新しい単語。みんなしっかりメモっていて(ひらがなで)、ゲームをしながらも熱心なクラス。今日の授業は何度も大笑いをしながら終わりました♪


追記(4/28):
この記事をブログとFBにアップしてから、女子大生のM子ちゃんに確認したところ・・・。

②の読みは「らふらふ」でした。
これにはまったく気づきませんでした=。

出典は国際交流基金の『エリンが挑戦! にほんごできます。』より。

「日本人はみんな私のことを笑っている=」とM子ちゃんはべそをかいています。クラスの中で一番日本に来たがっている子です。

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ルーマニアで国際小包を受け取るとき・その2

2014-04-24 | ルーマニア&あちこちで・びっくり
 

続く話題もまた、日本からルーマニアに小包を送りトラブルがあったという友人の経験談より。
 
彼女の場合、確かに日本から船便で届いた荷物を受け取りました。自宅の郵便受けまで届いた『小包配達票』を国際小包配達局に持参し、無事に荷物を手にしたはずが・・・。
 
家に帰ってから開封して確認してみると、中味が数点、抜き取られていたと言うのです。郵便局で受け取るとき、小包はテープで封印されたままだったし、受け取りの際の検査もなかったので、何も気にせず受け取り自宅に持ち帰ったあとで発覚した抜き取り。どこでそんなことになったのか?
 
ここで、教訓の二つ目です。小包が届いたならば、郵便局で受け取る祭に必ず重量の確認を。発送の祭に重量によって郵便料金が決まるので、添付の伝票には総重量が記載されています。

小包を開封しない状態(=テープが貼られた状態)で、この重量よりも極端に少ない場合、物申すべし。自宅に持ち帰り、開封したあとでは、どうにも異議の申し立てようがありません(=物申したとしても受け付けてもらえません)。
 
局に届いた荷物の重量を測ってくれなんて面倒がられそうだし、あたまから経路を疑ってかかる態度だけれど、これも自分の荷物を守る手段の一つ。泣き寝入りになるまえに、自分の荷物は自分で守らないといけないのです。

一番上の写真は、いつぞやフランスから航空便で届いたワイン12本の梱包。メドックマラソンの賞品。このときは抜き取りなど疑いもしなかったけれど、開けてみてワインが数本なくなっていたらショックだっただろうな~(2年連続で送ってもらって、そんなことはなかったけれど)。


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ルーマニアで国際小包を受け取るとき・その1

2014-04-23 | ルーマニア&あちこちで・びっくり


日本からルーマニア宛に国際小包を送るとき、まずもって気になるのが「ちゃんと届くだろうか?」。気にするなら、書留扱いにするとか、民間の国際宅配会社DHLを利用するなどすればいいのですが、かなりお高くなるし・・・。
 
今回、私自身も今年2月下旬に船便で日本からルーマニア宛小包を発送しました。書留にするのをケチって保険だけをつけ、これは万が一荷物が紛失した場合、保険金額までの補償があるというもの。(保険金額は自己申告、私は郵便料金を上乗せして申告しました。これで万が一紛失しても、自分のポケットから出て行ったお金は戻ってくるはず。保険については、どこの国宛でも付けられるものではなく、付けられない宛先もあるので郵便局で確認を。)
 
書留にしなくても、小包の伝票番号で『国際小包追跡サービス』があります。追跡してみると、わたしが最寄の郵便局から発送して数日後に日本のどこそこの港を出て今は船で航海中らしい。無事にルーマニアまでたどり着きますように。
 
無事にたどり着いたとして、次に最も気をつけなければならないのが、『国際小包配達票』をちゃんと受け取ること。ルーマニアでは、ポストに入らない大きな郵便物・小包は『小包配達票』(=あなたのところに小包が届いていますよ、と言う知らせ、日本でいうところの不在者票みたいな感じの小さな紙切れ。一番上のウサギが持っているのがそれ。)というのが個別ポストに投函されて、それを持って指定の郵便局に取りに行かなければなりません。これに気づかないでいると、または、これが個別ポストから何らかの事故で紛失した場合、いつまでたっても受け取りに行くことが出来なくなります。
 
小包取り扱い郵便局では、毎日大量の荷物が到着するわけで、それらを長期間保管することは出来ません。たいてい預かってくれている期間は2週間。この期間を過ぎても取りに来ない荷物は、差出人に戻されるのです。
 
ここで、在ルーマニアの日本人の友人から経験談を聞きました。彼女が日本の友人に頼んで送ってもらった小包、彼女の元へ届かず、日本へ送り返されたというのです。行きも帰りも船便、内容物は保存食品とはいえ、賞味期限が切れてしまったものもあったとか。
 
いったんルーマニアまで来た小包が、なぜ、ルーマニアにいる彼女が受け取ることが出来なかったの?それは、彼女は『小包配達票』を手にしなかったからです。彼女の居宅の郵便受けまで配達されたはずであろう『小包配達票』が、何らかの理由で彼女の目に留まる前に紛失したに違いない、と言う推測。
 
ここで、教訓です。小包が届く予定があるならば、『国際小包追跡サービス』でつねに荷物の追跡を。ルーマニアに荷揚げされたのならきっと位置情報が出ます。そして配達局から『小包配達票』が届くのを待ちながら、待ちぼうけにならないよう問い合わせを。
 
自分のすぐ近くまではるばるやって来た国際小包に気づかずに、受け取ることが出来ないなんて、まったく悔しいに違いないから。

参考情報:JP JapanPost、日本郵便のサイトより
国際小包追跡サービスはこちら
国際郵便の郵便追跡サービスに関するお知らせはこちら


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復活祭に卵のトロフィー

2014-04-22 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


卵は新しく生まれる命を宿しています、イエス・キリストが死という殻を破ってよみがえったとされることで、殻の中に新しい命をもつ卵は復活のシンボル。そして多産であるウサギは繁殖の象徴。これらは復活祭で愛されるイースター・エッグとイースター・バニーのかんたんな言い習わしで、卵とウサギは古くから豊穣をあらわすものでした。
 
復活祭の2日目(月曜日)に行われたマラソン大会で、いたただいたトロフィーはまさにその象徴どおり。卵の殻を打ち破り、ルーマニアが出てきています。赤・黄・青のトリコロールはルーマニアの象徴、新しいルーマニアなるか?親欧米路線をとる現政権にとってクリミア情勢は目が離せないところ。自国だけでしっかり自立するには、あまりにも地理的にも要にいるルーマニアです。
 


さて話を復活祭に戻して、キリストの死を痛んでの断食期間には、卵を食べることは出来ません。西方教会(ローマンカトリックなど)では、卵は「肉類」のもの、東方教会(キリスト正教会、ルーマニアオルトドックスなど)では、酪農食品と分類され動物の血を流すことなく食べられるけれど、動物由来のもの、肉や魚と同じ扱いで食べることが出来ないもののひとつです。であるからゆえに、断食期間が終わることを祝う食べ物になるのです。
 


イースターエッグで一番好まれるのは赤い卵。これは、キリストが十字架の上で流した血によって人々が救われることを表しているし、古代の皇帝が「イエス・キリストの復活は赤い卵と同様ありえない」と言ったことに由来していて、そのありえないことが起こったお祝いに使われるようになったのです。
 


復活祭は水曜日の聖ゲオルゲの日まで、お祝いが続きます。この間、人に出会ったときの挨拶は「キリストはよみがえった(Hristos a înviat!)」、そして答えるほうも「それは本当です(Adevărat a înviat!)」と返します。職場でもその挨拶は使われ、マラソン大会の表彰式でも使われていました。
 


Hristos a înviat!

(記事中のイースターエッグの写真は、この期間に訪れたそれぞれの友人宅のもの。みんな工夫を凝らしてつくっています)


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地下鉄の終夜運転

2014-04-21 | ルーマニア・ブカレストの日常


地下鉄の通常営業は午前5時~午後11時過ぎまでですが、復活祭の前の日は教会のミサに行く人などのために土曜日~日曜日の未明にかけて終夜運転されています。

23:00~1:00の間は10分おき、1:00~5:00の間は20分おき。いつもは火の気など持ち込めないけれど、この夜ばかりは多くの人がろうそくの火を手にしていて、それは大事な復活の明かり。規則があっても黙認で運ばれていきます。



こういった宗教上の祝祭日のとき、休み無く働くのが公僕であるマイダーリン。ブカレスト地下鉄に詰める警察官ですが、勤務は8時間毎の3交代制。昨夜から夜勤、朝6時半ごろ帰ってきて、今日はまた昼勤、午後1時半ごろ出て行きました。こういった特別な行事のとき、地下鉄は終夜運転するので、さすがに昨夜は仮眠もなくずっと勤務していたようで、帰って来たらすぐ寝て、ご馳走を食べるだけ食べてまた出勤。
 
ちょっとハードに見えるけれど、普段マラソン大会参加のために、土・日曜に休みを取ることも多いので、復活祭の休みは家族のいる人たちを優先させてあげているようです。たぶん誰かの勤務を代わってあげたのじゃないかな。そしてまた、自分のマラソンのために休みを取ろうという目論見だろうけれど。
 
ほかに昼勤(午後2時~午後10時)のときなど、しばしばサッカーの大会に当たり、それはたいてい午後9時がキックオフ。となると試合終了後、地下鉄で帰路に付く人たちの雑踏が収まるまで居残りになります。
 
先週など、ルーマニアの2大サッカーチーム、ステアとディナモが国立競技場でチャンピオンリーグへの出場をかけて激突、試合が終わってもサポーター達の興奮冷めやらず、地下鉄イアンクルイ駅で200人のステア・サポーターと300人のディナモ・サポーターの大乱闘となったそうです。試合の決着が付いたあと、競技場内でもすでに乱闘気味の様子がテレビでレポートされていました。それがそのまま地下鉄駅になだれ込んだようで。
 
ガードマンもいるけれど、駅に詰めていた警察官は4人だけ。危なくてヒヤヒヤものだったと。職務上とはいえこんなのに巻き込まれると一大事。何とか勤務を終えて帰ってきてくれているので良かったけれど。やっぱり大変、この仕事。

記事中の写真は、復活祭前後のタイムスケジュールなどを知らせる新聞記事。大きなスーパーなども軒並み当日は休業。その日でも開いている薬局などの情報も載せられています。


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静かな復活祭

2014-04-20 | ルーマニア・ブカレストの日常


今日は復活祭の日曜日、やっと天気も回復してゆっくり過ごしています。ルーマニアでは復活祭とクリスマスが伝統的な宗教行事、同じように大掃除をしご馳走を用意します。日本の年末の様子に近いけれど、日本の年末年始は年中行事。初詣へも行くとはいえ、宗教的な意味合いはやはりキリスト教の国のもの。

そしてルーマニアではいずれも前夜は教会のミサへ行くのが、宗教的な決まりごと。ところが4月に入ってから天候不順が続いていて、前日は各地で大雨洪水警報。地方都市や村では土砂降りの雨が襲い、道がまるで川になり、「どうやって復活祭のミサに行ったらいいの=?」と人々の悲嘆の声。
 


ブカレストでは昼前から雨が降り続き、時に激しく降ったけれど、午後11時を過ぎて小止みの中をお姑さんは教会へお出かけ。マイダーリンは夜勤、ほかの家族は皆、家に居残り。教会ではずっとミサが続き、午前0時に「キリストはよみがえった!」との宣誓の下、火がともされるのでその明かりを各自の手持ちのキャンドルに移してもらい、家庭まで消えないように持ち帰るのです。うまく消えないうちに持って帰ることが出来たら、その年一年は良いことがあるといわれています。
 
復活祭の朝はみんなちょっと朝寝坊することも多いです。とても静かなのは、日本の元旦のよう。深夜0時に断食が終わり、用意していたご馳走を食べてから床に付く家庭もあるようだけれど、我が家は断食をしているのはお姑さんだけ。男連中と異教徒の私は、復活祭用のご馳走は出来たときからすぐ試食、と称してどんどん胃袋に収めています。
 


復活祭の日のテレビ番組は、各地方の民族衣装を着た人たちが歌やダンスを披露。または各地の復活祭の様子をレポート。さながら日本のお正月のような。
 


天気がいいので、午後から近くのイオレ公園へ。さすがにたくさんの人がそぞろ歩きする昼下がり。あす、ここでマラソン大会があり、ナンバーカードのピックアップが大事な用事。この公園には、マラムレシュ様式の木造教会があり、きっと昨夜のミサは人であふれかえったことでしょう。
 


マラソン大会はこの教会前のゲートが発着地点。いままでならイースターマンデー(in cea de-a doua zi de Paşte)にマラソン大会をするなんて考えられなかったけれど、完走メダルにはキリスト復活の肖像画。これもルーマニアのランニングブームの象徴。




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