ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2011年9月号目次

2011-09-30 | 目次


A table of content:
2011-9-01 秋祭り延期
2011-9-02 山用品の店、サロモンのセール!オンラインでも!
2011-9-03 夏の終わりのキャンピング
2011-9-04 チュカシュ・トレイル・ランニング
2011-9-05 ルーマニアは秋の気配
2011-9-06 紐を切られたサロモンシューズ、その後
2011-9-07 夏の終わりのフィットネス
2011-9-07 引き分けた!フランス戦
2011-9-08 いざ、ワイン飲み放題マラソンへ
2011-9-09 日本人グループが立ち往生
2011-9-10 仮装列車で行くメドックマラソン
2011-9-10 メドックマラソン、シリアス・レース編
2011-9-10 アフターのお約束、ワイン飲み放題
2011-9-11 転がり込んだ年代別表彰
2011-9-12 パリは素通り
2011-9-13 おめでとう、新入学
2011-9-14 ぶり返した暑さ
2011-9-15 なぜアメリカビザが要るの?
2011-9-16 バカロレア合格率、20%
2011-9-17 今こそスイカの叩き売り
2011-9-18 第1回白馬国際トレイルラン
2011-9-19 「ブカレストの日」
2011-9-20 午前7時前の朝焼け
2011-9-21 「ニーハオ!」と呼びかけられたら
2011-9-22 ひとりのお昼ご飯
2011-9-23 秋の味覚、メドックマラソン
2011-9-24 クロアチア旅行か、300リットルのガソリンか?
2011-9-25 ナンバーカード取替え疑惑?
2011-9-26 健康づくりのフェスティバル
2011-9-27 音楽フェスティバルで出会う日本人アーティスト
2011-9-28 夕陽のいたずら
2011-9-29 我が家の買い置き
2011-9-29 季節の変わり目といえば、風邪!
2011-9-30 冬の保存食作り、開始
2011-9-30 2011年9月号目次


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冬の保存食作り、開始

2011-09-30 | ルーマニアのご馳走
 

今年は思いのほかの残暑(~ルーマニアにもこういう言葉はあるのかな?)。いつもはあっという間に涼しくなって秋が来るけれど、いまだ日中は街行く人たちも半袖やタンクトップが多いです。でも、中にはカーディガンを重ねている人もいたりして、服装は季節の変わり目の混在。
 


例年、9月の中旬までに、大きな瓶にキュウリのピクルスなどの保存食を漬け込んでいたけれど、この残暑のおかげで気温が高めだったので、時期を待っていたお姑さん。やっと涼しくなってきた今週から、保存食作り開始。
 


アルディ(パプリカ、または肉厚ピーマンともいえます)、ゴゴシャリ(アルディのさらに肉厚、ジューシー)、カリフラワーなど、よく洗って食べやすい大きさに切り、大瓶の中へギューギュー。その上から、お姑さん特製レシピの酢・水・各種スパイス・塩を沸騰させたものを注いでいきます。洗ったそのままをガラス瓶に詰めているので、水滴は残ったまま。これでカビも生えず、ひと冬、保存が利くのだから、すごい~。
 


すでに、ゴゴシャリの大瓶が2本、涼しいバルコニーに並んでいます。2週間ほどで食べられるようになるけれど浅漬け、という感じ。真冬まで置いておいて、まったり浸かったゴゴシャリも美味しいです♪酢と塩とスパイスで漬けたお漬物なので、塩分過多がちょっと心配。
 
ほかに、トマトとアルディを細かく刻んで漬け込む方法もあります。このときも塩分多い目。これは、冬場にチョルバ(=ルーマニア風酸味の効いたスープ)を作るときの、具材になります。日持ちさせるために多少、塩をたくさん入れても、スープの味付けをするときに調整できるので気になりません。

今でこそ、大型スーパーが出来て、ルーマニアの大地は雪で覆われる真冬でも、輸入物の生鮮野菜が店頭に並ぶけれど、輸入品がなかった社会主義の時代やそれより以前の時代は、冬場はまったくの野菜不足だったそうです。ルーマニア・ママの越冬の知恵はたいしたもの。


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季節の変わり目といえば、風邪!

2011-09-29 | ルーマニア・わたしの日常


先週までは、暑い~と言いながら半袖Tシャツの袖をさらに捲り上げていたのに、前日はその上に長袖カーティガンを羽織り、さらに翌日はその上に薄手ジャケットを重ねて外出。ルーマニアの気候は、それほど劇的に変化します。
 


充分、気をつけているつもりでも、先の週末から風邪を引き込んでいました。ハックショ~ンと鼻水たらしの連続。ルーマニアでは、くしゃみをすると周りの誰かが「サナターテ」(=健康に)とか「ノロック」(=乾杯)と言ってくれます。ヨーロッパでよく言われている、くしゃみは悪霊に取り付かれ始め、それをとり除くおまじないみたいなもの。でも、今回私のハックショ~ンは、連発に次ぐ連発。間髪をいれず「サナターテ」、これが効いたのか、大事に至らず(=寝込むことなく)、何とか風邪ひき状態を脱出。
 


でも、おかげでもう、半袖Tシャツ一枚で過ごす時期も終わり。秋になり初めとか、冬のはいりしなに風邪を引くと、そのたび、服を一枚、多く重ねる癖がつくのです。家族のみんなはまだ、家の中ではTシャツ一枚で過ごしているけれど、私だけ、薄手のパーカーを重ねています。私の寒がりは、こんなところから始まっているのかも~?
  


こんな和風の飾り額縁が似合う季節になってきました、酒井抱一「秋草鶉図」より。


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我が家の買い置き

2011-09-29 | ルーマニアのご馳走
 
 
こちらは、お姑さんが居ないときに極秘撮影した我が家の食品庫内の買い置き。砂糖や小麦粉、マライ(トウモロコシ粉)、スパゲッティのたぐい、食卓に上がる紙ナプキンなど、いずれも無くならないうちに、ちゃんと補充されています。
 


風通しがよく涼しいめのバルコニーには玉ねぎはいつも買い置きがあります。ちょっと多めなのは、冬に向けてのストック。にんにく(左上の紙袋)もたくさんストック。



さらに冬の保存食を作るために買出ししたゴゴシャリ(ピーマン似のアルディよりさらに肉厚で、丸い形をしている)ひとかかえもあるような大きな瓶に、キュウリのピクルスなどの保存食を漬け込みます。ゴゴシャリもピクルス風に、酢と塩・胡椒とスパイスで漬けていきます。
 
 

右側の大きな2リットルボトルは、お姑さん手作りのボルシ(保存に水のペットボトルを再利用)。これは、酸味のきいたスープ、チョルバに無くてはならないもの。市販のインスタント・ボルシとは、まったく味が違います♪

そして左のボトルは==、食用油、ひまわりオイル。すべて1リットルボトル。いったい何本あるのだろう?イチ・ニ・サン・シ・・・。奥に隠れているものもあるかもしれないけれど、目に見える限り13本、あります。油が13リットル!日本の家庭では考えられない量。
 
ルーマニア料理は、オイルを多用します、その量は半端ではなく、たとえば多くの料理を仕込むクリスマス前や復活祭前となると、日本の大晦日のような台所の忙しさで、2~3日で1リットル入りのひまわり油のボトルが、空になってしまうことも・・・。おせち料理には醤油と砂糖を多用するけれど、ルーマニア料理にはひたすら油!
 
日本の実家では考えられません。1リットルの食用油があるなら、これは軽く一年以上、キッチンに鎮座しています。余りにも長持ちしすぎて、賞味期限が切れてしまうこともしばしば。油は酸化するので、長期にわたって同じボトルから使い続けるのも危うし。と言うわけで、最近は1リットルボトルをおかず、オリーブオイルとごま油のミニサイズのボトルを使っています。

ここで言わせていただきたい、ルーマニア人が中年以降、もれなくふくよかな体型になっていくのは、このオイル多用のルーマニア料理を食べ続けているから?遺伝子もあるだろうけれど、食生活も見逃せないはず。
 
でも、ルーマニアの肥沃な土壌で採れた味わい深いジャガイモを、シンプルに油で揚げたフライド・ポテト。美味しいです♪日本の我が家でポテトを揚げるなんて、けっしてないことだけれど、ここ、ルーマニアでは、シンプルなフライド・ポテトが本当に美味しいご馳走。ああ、食欲の秋==。

おまけの飾り物:


これも今のバルコニーに鎮座しています。れっきとしたカボチャとスイカだけれど、食べるためではなく、飾って楽しんでいるもの。食べても余り美味しくない、とのこと。
 
揚げ物のカロリー:
家で、揚げ物をしてみればわかります。食材を揚げるときに、いかに多くの油を吸収しているか。特にコロッケやかき揚げなど、衣が多くついているものは、その衣がどんどん油を吸収して、そしてふんわりしあがります。美味しいけれど、食べ過ぎたら胸焼けするし、体重増もちょっと心配かも。


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夕陽のいたずら

2011-09-28 | ルーマニア・ブカレストの日常
 
ブカレスト市街地のはずれに近い殺風景な道路。幹線道路なので道幅は4車線、その中央にトラムの路線。道路わきには光り輝くイルミネーション?早くもクリスマスの飾り?
 


そんなわけはありません、これは近頃とんと日暮れが早くなった夕陽のいたずら。見る角度によって夕陽が電線に反射して、輝いているように見えるのです。ルーマニアの電線といえば、垂れ下がっているものや必要以上にぐるぐる巻きになって放置されているものが多いけれど(記事はこちらから)、この日の夕方に見た電線は、その中途半端な垂れ下がり方がかえってきれい。
 


これは大変、ブロックハウスの中層階が燃えている?これもまた、夕陽のいたずら。チタン公園から湖越しに見えるブロックハウス、見る角度によって夕陽が反射して、炎上しているように見えます。ひょうたん型のチタン湖の周りの遊歩道をしばらく歩くうち、夕陽が反射しない角度になって、火事(?)は無事、沈火。
 


それにしても日が暮れるのが早くなりました。夏至のころの日没は午後9時をはるかに廻っていて、夜の10時前まで薄明かりが残っているのです。ちょうど秋の彼岸が過ぎたこのころ、日没は午後7時前(それでも日本に比べると、日の入りは遅いです~)、日の出にいたっては午前7時を廻っています。


 
つまり、一日のうち太陽の出ている時間はほぼ12時間ということかな。これからどんどん、日が短くなっていきます。そして、秋も急速に深まっていくルーマニア。


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音楽フェスティバルで出会う日本人アーティスト

2011-09-27 | ルーマニア・わたしの日常


もう20回目となる「ジョルジュ・エネスク・フェスティバル」、ルーマニアの生んだもっとも偉大な作曲家ジョルジュ・エネスクにちなんだ音楽フェスティバル。例年、9月いっぱいかけてブカレスト市内の各音楽ホールで、毎夜、違った出し物で行われます。
 
以前、聴きに行ったことがあるのは、ブカレストでいちばん大きなコンサートホールで行われたクラシックコンサートでした。エネスクがクラッシックの作曲家なので、このフェスティバルはクラシックばかりのコンサートだと思っていたけれど。
 
「ヒロコをぜひ、招待したいの。一緒に聴きに行けるかしら?」、ロムンカ(=ルーマニア人女性)のお誘い。いつも、コンサートや観劇に誘ってくれるお友達。ラン友ではなく、2年半ほど前に、クルージュへの一人旅の車中で知り合った女性です。同年代と言うこともあり、不思議と意気投合して仲良くなりました。職業は、高校の哲学の先生。堅苦しいタイプではありません、いつもきちんとした服装で、姿勢正しく、そして笑顔を絶やさない人。
 
最寄の地下鉄駅で待ち合わせ、「歩いたら少し距離があるから、私の以前の生徒が車で迎えに来てくれるから。」、学校の先生というのは、すばらしい職業です。こうやってずっと生徒と交流を持つことが出来、生徒の成長を見守り、そして、生徒もずっと先生を尊敬し続けるのです。そのことを彼女に伝えると、「交流が続くのは、良い生徒たちだけよ。」


(コンサートの行われたホール)
 
わたしもいまだ、学校時代の恩師に年賀状を書き送っています。小学校~高校の間の先生がた。残念ながら高校最後の担任の先生は、お亡くなりになってしまって、現在8名の先生方です。私って良い生徒だったのかなあ~?先生方もきちんと返事をくださいます。そういえば、大学時代の教授とは交流がありません、私って、クラブ活動に夢中のサボりの学生だったに違いない。


(社会主義時代からのもので重厚な造り)


(当日券売り場。観客が空いている席を自由に指定できる新しいシステムが導入されました。本日のチケットは前売りで40レイから。いま、1レウ=25円くらいなので1000円と言うお値段。このチケット価格で一流のコンサートが楽しめるのはルーマニアならでは。)



話が横にそれてしまったけれど、誘ってもらった彼女、「ヒロコ、今日のソリスト、知っている?」~「いいえ、プログラムをチェックしていないの。」「それはお楽しみよ。」
 


そして、会場でいただいた本日のプログラム。今日のこのホールでの出し物は日本人アーティスト。2006年にユネスコの平和アーティスト(UNESCO Artist of Peace)にも選ばれているMissa Johnouchiさん。昨年の平城遷都1300年祭でも招かれて演奏しておられるピアニスト兼指揮者。
 


琴を含めて3種の和楽器(注:参照)と、ルーマニアの管楽器ナイ(英語名パンフルート)のジョイント、そしてルーマニア人のソプラノからバスの4名の歌い手が付き、ルーマニア人オーケストラの伴奏と、豪華なプログラム。「ジョルジュ・エネスク・フェスティバル」のなかでも「WORLD MUSIC」に分類される出し物です。
 
琴の弦がしっかりはじかれる強い音と、ナイの優しい音色が微妙にマッチして、さらにポップなメロディを奏で、オーケストラも歌声も見事な合体。演目は「Sakura Kaoru」「Asian Wind」「シャングリラ」など、アジア風の曲名も多かったけれど、聞き知ったものは1曲だけ。でも、ワクワクするコンサートでした。
 
ルーマニアにいて良いな、と思うのは、この地までやってくる日本人アーティストは選りすぐりの方たちばかり。日本にいるとあらゆるジャンルでたくさんの人が活躍していて、素人ではどれを見に行ったら良いのか迷うところだけれど、ルーマニアで出会う日本人アーティストは素晴らしい人たちばかりです。
 
そして、「きっとヒロコに楽しんでもらえると思って。」とルーマニア人の友人が選んでくれたこの日のコンサート。こんな友達が居ることがとても嬉しいです。

コンサートで録音&録画中?:


ちょっとびっくりしたのは、この日のコンサートで、観客が手元のカメラで明らかに録音&録画をしていたこと。中央席のやや後方の席にいたので、前の様子はよくわかります。専門的な録音装置ではないようす、家庭用のビデオカメラで、一曲ずつ、ずっと録音&録画を続けていました。

ほかに、デジカメや携帯カメラで撮影する人、何人も。フラッシュをたいて撮影していた人も。日本だったら絶対に禁止で、フラッシュをたいたりしたものなら、係員が飛んできて、厳重注意を受けるところだけれど。

そんなのに乗じて、私もフラッシュなしで撮影してしまったのが、記事中の舞台の写真。本当は、関係者に対してごめんなさい~というところ。

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健康づくりのフェスティバル

2011-09-26 | 海外&ルーマニア・マラソン大会



先にスキャンダルをレポートしてしまったクロス・ペトロム、でも、これは大会をより良いものにしたい、という主催者側の、自動計測装置導入でおこってしまったこと。当日エントリーなので、名前も年代もその場でコンピューター入力、短時間に人間のすることに間違いが出てしまうのはいたしかたのないこと。ナンバーカードの取替え疑惑(記事はこちらから)にも、救済措置(=ビデオ録画)があって良かったです。
 


開催も6回を重ね、メインスポンサーに飲料水の会社(CARPATIANA)、フィットネスクラブ(WORLD CLASS)、スポーツ用品店(Hervis)が協賛し、健康づくりフェスティバル的なイベントとなりました。


 
メインのマラソン大会は、国民の館をちょうど1周、3キロ足らずの距離ですが、普段スポーツをしていない人でも何とか走りきれるだろう距離。
 


その前後に、WORLD CLASSのインストラクターを動員してのエアロビクスコーナー&バイクコーナー。
 


エアロビクスは自由参加ですが、バイクは台数に限りあるので、レッスンチケット配布制。無料体験に長蛇の列が出来ていました。



反対側では、バスケットコート・卓球台などが設けられ、自由に遊ぶことが出来ます。
 


メディア・パートナーに名を連ねるRO CLUB MARATONからは、クラブ会長であり栄養学のドクターでもあるシェルバンの「スポーツと食」の講座。ドクターの優しい語り口調のわかりやすい講義に、立ち見続出。
 


Hervisからは、来場者に30RONの金券プレゼント。90RON以上お買い上げで使えるチケットですが、あれば嬉しいおまけの金券♪
 


そしてこの健康づくりフェスティバルは嬉しい出会いの場でもあります。「ヒロコ、またあなたに会えて嬉しいわ。」と声をかけてくださるのは、2週間後のブカレストマラソンの主催者のビッグ・ボス、ヴァレリアさん。「走るわよね、もちろん?」~「はい、ハーフマラソンを走ります。」、ロサンジェルス五輪のカヌー競技金メダリストでもあられる方です。
 


「僕、日本語で話をしたいです。」と話しかけてくれたのは、アンディくん。「どこで日本語を勉強しましたか?」~「高校です。」、学校名を尋ねれば、ブカレストで唯一、日本語専攻のある国立イオン・クレアンガ高校。そう、ルーマニアでは、公立高校で日本語専攻クラスがあるのです。
 


そしてこの彼女とは、先週のマラソン大会ボランティアに引き続き、2度目の出会い。このダナさんもさらに上手に日本語を話します。今月末から、東京の大学に3ヶ月半余り、研究留学。良い成果を収めてきてください。
 


こんなに大きな表彰状をもらってご機嫌のマドモワゼル。この日の帰りの道すがら、「チャイナ!」と呼びかけてくる輩にこのビッグサイズの賞状を見せて、胸を張ってエッヘン!良からぬ輩も「オオ=、グ==!」と親指を立ててびっくりしてくれるのでした♪



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ナンバーカード取替え疑惑?

2011-09-25 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 

今年で第6回目の開催となったクロス・ペトロム。当日エントリー&参加費無料ながら、Tシャツとドリンクがもらえ、お楽しみ抽選会の賞品も盛りだくさんなので、たくさんの人が集まる人気大会。例年、ゴール地点で通し番号の札を渡され、それで順位を判定していたけれど、今年からは自動計測装置を採用。無料の大会でここまでやってくれるとは==。
 
出走時間が来て、ヨーイ・ドン。今シーズン、同年代ライバル、イオアナとの最初の対決。先行したイオアナを中盤で抜き去り、そのあともかなり必死で走りました(=みんなが期待しているガソリン300リットルと、イオアナとの差を確認するために)、22秒差をつけてゴール、年代別1位ゲット。
 


そして、表彰式。ナンバーカードに付いた小さなプラスチックの自動計測装置でタイム計測と順位を判定しているのだから、何の間違いもないはず。表彰は年代の若いクラスから順に進んできています。
 
私よりもひとつ若い年代の女子の表彰で、この年代1位であること間違いなしのクツァが、3位のところで名前を呼ばれました。表彰台に上がっていくクツァ。え?クツァが3位?そんなはずないけれど・・・ラン仲間たちのざわめき。
 
2位で名前を呼ばれ、ステージに上がったランナーは、まったく見知ったことのない女性でした。さらに1位となったのは、およそsportiveとはかけ離れた、ぽっちゃり型の女性、ジーンズにTシャツという普通の服装でサンダル履き。それでも、主催者発表の1~3位なのだから、そうであるはず。観客が皆拍手をして、1位になった女性は表彰台の一番高いところで、両手を挙げて歓声に答えていました。でも、この人、誰?見たこともないし、走れそうな感じでもないし??ラン仲間の疑惑が残ります。
 


さらに私の年代の表彰で、1位=ワタクシ、マドモワゼル、2位=同年代のライバル、イオアナと、定席に上がりましたが、3位入賞の女性が現れません。3位は、サン・ゲオルゲ市から走りに来ているサボーか、元ルーマニア国家養成選手のA・バルブであるはず。最近コーチ業になっているバルブは走らなかったかな?とにもかくにも、3位入賞の選手は、これまた聞いたことのないランナーでした。いずれにせよ、表彰式に現れないのだから、今まで余り大会参加の経験もない、新しいランナーなのかも?
 


そして次の男子の表彰で、常勝のビクターが2位で、1位として名前を呼ばれたのは別の男性ランナーでした。が、この男性、「僕はこの年代じゃないよ。なにかの間違いだ。」と言って、さっさとステージを降りたのです。優勝賞品を受け取るときに、IDカードを提示しなければならず、それで年代が明らかになります。ズルをして、若いランナーが年代上の部門にもぐりこむことは出来ません。この男性ランナーの年代をコンピューター登録するとき、主催者側で入力を間違えたようです。
 
ここで明らかに問題が残ったのは、常勝の女王、クツァの年代です。1・2位になった女性たちは、間違いなくその年代であるらしく、IDカードを携え、賞品(=ガソリン券)授与係のところに並んできました。コンピューター計測なので、彼女らのタイムも記録されています。2位の女性は私よりも6秒速い11分ちょうどでゴール。ぽっちゃり型ながら1位となった女性は、なんと10分を切るタイムで走っていることになっています。3キロ足らずのコースで9分台とは、男子並み。この見かけで、そのスピードはありえません==。
 
「ヒロコ、レース中にこの女性ランナー、見た?ラストでヒロコの6秒前にいたことになっているけど。」クツァが尋ねてきて、2位となった女性ランナーが私の目の前にいます。「いいえ、見ていない。わたしの前に居たのは、明らかにずっと若い、ジュニアの年代くらいの選手たち2人。この女性ランナーは、いなかった。」
 
断固として言えます。男女混合のレースで、目標となるのは前を行く女子。それが同年代であれば入賞を争い合うことになるし、若い年代であると励みになるもの。でも、わたしの前に、40歳前後の女性ランナーはいませんでした。
 
1・2位となった女性ランナーには、友人であるらしい男性がついてきていて、「自動計測だから、間違いがあるはずないじゃないか。」と豪語し、賞品をよこせ、と言ってきています。
 
こんなことって、あるの?ラン仲間のマリアナとひそひそ話。「きっと誰か男性が、この女子のナンバーカードで走ったんじゃないの?」、年代を間違って入力するのは主催者側のミス、それはありえること。それに該当して入賞者リストに上がった男性は、ちゃんと間違いを指摘して表彰台から降りています。女子のナンバーカードをつけて男性が走ったとなると、これは確信犯?
 
こんなことでクツァの優勝がさらわれるなんて、ルーマニアのマラソン大会、信用できないよ==、これはたやすく自分の年代でも起こりうること。とても悲しい気持ちで成り行きを見守っていたとき。
 


主催者側が、ビデオ判定をする、と言い、記録録画を持ってきました。ゴールゲートに入ってくるすべてのランナーを映し出しているその横に、ちゃんと記録タイマーも映っています。・・・一秒ごとにコマ送りし、リザルトの記録どおりに、ランナーがゴールしているかどうか、精度が高いもので表情もわかります。
 
これであっさり、1・2位と発表された女性たちは『退場』。自分が走っていなかったことを認めたのです。やっぱり賞品目当ての確信犯だったのかなあ?それともなにかの間違いで、自分がまさか優勝するとは思っていなかったけれど、お楽しみ抽選会に当たったノリで、表彰台に上がったのかなあ?
 


でも、主催者がちゃんとゴールシーンを記録タイマーも含めて録画してくれていて良かったです。万が一の、自動計測装置の故障などに備えていたのかな。これがなければ、なんとも、立証しがたかったです。クツァ1位、ヴィオリカ2位、と、順位が判明しました。これは昨年どおりの順位、そしておおかたのラン仲間の予想通り。上の写真は改めて行われたクツァの年代の表彰式。
 
その後、私の年代でもその録画の検証が行われ、ワタクシ、マドモワゼル、11分06秒で間違いなくゴール、2位となったイオアナ、11分28秒でゴール、3位となったけれど表彰式に現れず&賞品も取りに来ない女性、11分44秒くらいのところで確かにゴールしています。主催者も録画を何度も見返し、「これは明らかに若い。年代が若い女性を、間違って年寄りの部に入力してしまったようだ。」と判断。(私の年代を「年寄りの部」とは失礼な==。)4位とリザルトに載っていたサボーが3位に繰り上がり、賞品をゲットできました。私の年代のこの順位も、ラン仲間おおかたの予想通り。


 
40歳代以上くらいのアマチュアで、入賞の常連となると、ラン仲間同士、ほとんどが顔見知りで、どの大会に行っても声をかけあい、そして互いに入賞を争い合います。そこへ、新たにランニングを始めた人や、伸び盛りで記録を伸ばしてきた人が参入してくることは、ルーマニアではまだありません。ランニングは少~しずつブームになりつつありますが、まだまだこれから。

今回、知り合いの多い年代別部門でこんなことがおこってしまったけれど、ほかのの部では大丈夫だったのかしら?この大会では、ジュニアの部(14ー18歳)からベテランの部(60歳以上)まで、クラスわけは5部門。ベテランの部でも、私たちの年代と同じように、入賞は常連が占めることが多いけれど、伸び盛りのジュニアとなると、新勢力が台頭してくる可能性大。それに乗じて、賞品狙いのナンバーカード貸し借りがあるか??ないか??

ルーマニアの市民スポーツ:
中年以降になってランニングを始める人は、ほとんどがダイエット目的。つまり、ポヨンと出てきたお腹を引っ込めるのが目的で、パフォーマンスには程遠いところ。また、中年以降もスマートな体型を保っている人は、もうすでになにかのスポーツを続けているか、または「わたし、充分細いので、特にスポーツをしなくても健康よ。」と思っている人が多く、ランニングなどに興味がないのが現状。


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クロアチア旅行か、300リットルのガソリンか?

2011-09-24 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 

毎年恒例となった、マイダーリンのクロアチア・ザグレブ遠征。試合は、警察官対抗のクロス(5キロのマラソン大会)。クロアチア警察からルーマニア首都警察に招待が来て、首都警察ナンバーワンのステファンをチームリーダーに、数名が派遣されていくもの。
 


ブカレストから陸路、ルーマニアを横断し、西の端アラドから国境を越え、ハンガリー入り。ブダペスト・ケレティ駅で電車を乗り換え、ザグレブまで。ブカレスト・ノルド駅を出発して実に24時間近くかかる行程。
 


ステファンから「ヒロコも一緒に行かない?一般対象の5キロのレースもあるよ。途中の乗り継ぎ時にブダペストも観光できるよ。」と言われても、ダーリンたちは旅費・派遣費は首都警察持ち。私は自分の財布から出費して、5キロを走りに行くのはちょっと~。
 


おまけにこの週末は、クロス・ペトロム。我が家のお姑さんも弟クンも、そしてわたしの周りの人までもが、期待しているクロス。優勝賞品、ガソリン300リットル。もちろん、これは部門別優勝の賞品なので、一生懸命走って優勝しなければもらえません。 
 
でも、この4年間、逃したことはなし。第1回大会の5年前は、どんな大会であるか情報が入ってこなかったので、前日に50キロのマウンテンマラソンを走っていて、レースの疲れと移動の疲れがあって2位。その年度は第1回大会、大盤振る舞いで、1位=1000リットル、2位=750リットル、3位=500リットル、というガソリンの量だったのです。
 
その次の年から、年代別クラス分けが少し細かくなり、賞品のガソリンは1位=300リットル、2位=200リットル、3位=100リットル。これでも充分な量です。ガソリンは現物支給ではなく、ガソリンに交換できる金券を渡され、自家用車のない我が家はこれを格安で売りに出すので、周りの人も期待している、というわけ。今年はもうすでに、100リットルずつ、3名から予約が入っています。つまり必ず1位になれ、ということ==?!?
 
そんなわけで、私はクロアチアには行けません。例年、ダーリンのクロアチア遠征とクロス・ペトロムは同時期。ハンガリーを超えてクロアチア、列車の旅も一度は行ってみたいけれど、ダーリンの厳命=「ヒロコはブカレストに残って、クロス・ペトロムを走り、ガソリンをゲットせよ。」、ダーリンの上司や同僚から、ガソリン券購入の予約が入っているのです。
 


と言うわけで、今年も私はブカレスト残留、ダーリンたちをお見送り。9月上旬に2本、42キロのトレイルランとフルマラソンを走り、脚は重く、そこから2週間、リカバリーに勤め、あいだで一度だけ余り速くないペースで20キロ走(K5'50"超)をしただけ。走れるかなあ・・・。

一番上の写真は、今週木曜日、ブカレスト・ノルド駅からハンガリーに向かう列車に乗り込むマイダーリンとミハイ。ミハイは大のビール党。中でもベックス(BECKS)がお気に入り。「ミハイはベックス以外のビールを飲むと、お腹を壊すんだよ。」と言われているくらい~?

これからレースは続きます:
9/25クロス・ペトロム(3キロ)、10/2クロス・ロッテリー(5.5キロ)、10/9ブカレストマラソン(私はハーフに出走予定)。残念ながら今年は10/1のピアトラ・クライウルイ(42キロのトレイルラン)を回避。これはくだりの技術を要するトレイルなので、意気込んで走ろうとすると転倒&怪我の危険性もあり。今、怪我をしている時期ではないです。

疲れも残るだろうし・・・昨年はピアトラ・クライウルイを走り、そのゴール会場でヒッチハイクしてブカレストまで帰るランナーの車を見つけ、夜10時を廻って帰還。筋肉痛の残る脚で翌日のクロス・ロッテリーを制したのでした。でも、一年ずつ確実に歳はとって行きます、疲れも取れにくくなっているし、無理も出来ないです。


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秋の味覚、メドックマラソン

2011-09-23 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


エイドステーションでワインが振る舞われることで有名な、フランスのメドックマラソン、走ってきました。走り始めて最初のエイドは、赤ワインのみ。え?このマラソンって、エイドにワインしか置かないの?と一瞬、たじろいだけれど、その次のエイドからはちゃんと水も用意されています。


 
その後も2~3キロごとにワインがずら~り並んでいて、各所でワインシャトーにも立ち寄り、そこはまるでパーティ会場のよう、さらに後半のエイドでは牡蠣やステーキ・アイスクリームなどが振る舞われ、6時間半の制限時間ではとても足りない、満喫度、一押しのマラソン。
 


おまけにランナー全員が仮装して走るのが出走のルール。今年のテーマは「動物」、さながら着ぐるみアニマルのマラソン大会。外人さんの仮装、とっても華やか。
 


私の大事なラン友の一人、ブラインドランナーのSモットさんから、「わーわーず(=大阪・長居を本拠地とする視覚障害者と伴走者の集まり)で、フランスのワインのマラソンに行こうと盛り上がっているんです。」と聞き、レポーター役をおおせつかりました。


 
日本人に人気のマラソンで、定員8000名のところ、今年は日本人が189名もエントリーしていました。ツアーもいろいろあるみたいで、日本からのツアーの幟も沿道に見かけました。過去の入賞者の中に、佐々勤(さっさつとむ)さんの名前があったりして、彼は確か実業団だったはず、でも、きっと呑み助で、ワインが大好きなんだろうな、と思いました。
 
走り終わっても、もちろんワイン&ビール、飲み放題。ゴール後のお食事会場は、ちょっと食べ物が貧弱だったけれど(各種フルーツとパン、乾き物など)、飲んでしゃべっていればご機嫌、たくさんの日本人の人に出会って、マラソン談義です。
 


偶然知り合った日本人グループの中に、白状を持ったブラインドランナーさんがいらっしゃいました。伴走の方もマラソンに申し込んでおられて、ナンバーカードをつけて走られました。
「僕、眼が見えないけれど、とっても楽しかったです。」と、語ってくださいました。
 
いっぱいお伝えしたいことはあるけれど、行ける機会があるなら、そして行こう、と盛り上がっているのなら、絶対に走りに行くことをお勧めしたいです。
 
私の稚拙レポートは日付の順にアップいたしました、以下のエントリーからご覧いただけます~。

2011-9-08 いざ、ワイン飲み放題マラソンへ
2011-9-09 日本人グループが立ち往生
2011-9-10 仮装列車で行くメドックマラソン
2011-9-10 メドックマラソン、シリアス・レース編
2011-9-10 アフターのお約束、ワイン飲み放題
2011-9-11 転がり込んだ年代別表彰
2011-9-12 パリは素通り

追記(9/24):
陸上競技ファンのラン仲間からメールでお知らせいただきました。
>マドモワゼル・ヒロコさん、佐々勤さんは無類のワイン好きで…
>旭化成陸上部の寮生活の際には、ワインクーラーに何10本も保管していたと聞いてます(笑)
>現在は会社に残って研究関連の部署にいるって聞いてますよ…


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