ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2007年4月号目次

2007-04-30 | 目次


A table of contents:

ブカレスト、春4月 2007-04-01
「枝の主日」のミサ 2007-04-01
スプレー式生クリーム 2007-04-01

ブカレストの巨大ブロックハウス 2007-04-02
ルーマニアの鉄道駅・オボール 2007-04-02
ルーマニアの最新車両 2007-04-02
ジャガイモのメキシコ風 2007-04-02

海外ご家庭事情 2007-04-03
貼るカイロと熱さまシート 2007-04-03
国道で馬車走行禁止 2007-04-03

キドニービーンズの煮込み 2007-04-04
街中が復活祭 2007-04-04
復活祭までワイン漬け 2007-04-04

イースターエッグ作り 2007-04-05
ルーマニア語の「カキクケコ」 2007-04-05
イースターのお菓子「コゾナック」 2007-04-05

花の谷通り 2007-04-06
市場に並ぶ新鮮野菜 2007-04-06

愛用のサンシルク 2007-04-07
たくさんの花束 2007-04-07
吸血鬼ドラキュラの末裔 2007-04-07
夢見るルーマニア乙女・銀行OLさん 2007-04-07
ルーマニアで見つける日本  2007-04-07
ひまわりの種 2007-04-07
スーパーお姑さん 2007-04-07
復活祭のご馳走・チョルバ 2007-04-07
復活祭のご馳走・サルマーレ 2007-04-07
復活祭のご馳走・パスカ 2007-04-07

復活祭のミサ、深夜0時 2007-04-08
夢見るルーマニア乙女・外洋客船へ 2007-04-08
復活祭の日曜日 2007-04-08

復活祭のおよばれ 2007-04-09
洋の東西、幼女誘拐殺人事件 2007-04-09
今後の大会予定 2007-04-09
イースターマンデーのお出かけ 2007-04-09
世界に誇れる日本企業 2007-04-10
喜ばれたお土産・浮世絵の絵葉書 2007-04-10
わたしの会話レベル 2007-04-10
ナンバープレートでルーマニア語学習 2007-04-10

ルーマニアのポケットティッシュ 2007-04-11
コンクリート塗り替え中 2007-04-11
坂道往復ジョギング 2007-04-11
拉致被害者家族会のルー訪問 2007-04-11

世界一周中の青年オヤジ 2007-04-12
世界一周格安航空券 2007-04-12
ブカレスト23℃ 2007-04-12
フィールドホッケー観戦 2007-04-12

うれしい訪問客 2007-04-13
目抜き通り縦断ジョギング 2007-04-13

体重測定マン 2007-04-14
アフターランはテラスでビール 2007-04-14

東京発「しゃべる地球儀」 2007-04-15
一転して今日は断続的に雨 2007-04-15

長野マラソン公式サイト 2007-04-16
おやつは焼きプリン 2007-04-16
グリーンサラダ 2007-04-16

ルーマニア田舎の暮らし 2007-04-17
タクシー営業中?! 2007-04-17
外洋客船から凱旋 2007-04-17

ルーマニアで買うマラソンシューズ 2007-04-18
ルーマニアのオードブル風 2007-04-18
お誕生日のご馳走 2007-04-18

銃によるふたつの事件 2007-04-19
しゃべってみるルーマニア単語 2007-04-19
マイクロウェーブがやってきた日 2007-04-19

モルコヴィ・サラダ 2007-04-20
ルーマニアの交通事故 2007-04-20

マイクロウェーブ2日目 2007-04-21
ルーマニア通貨の為替レート 2007-04-21
ランニング途中、お世話になるもの 2007-04-21
トラックペース走16キロ 2007-04-21

骨董市めぐり 2007-04-22
ぶどうの皮に包んだサルマーレ 2007-04-22

これって特価品? 2007-04-23
美女が誘惑するビール 2007-04-23
チシミジウ公園チューリップ祭り 2007-04-23
チシミジウ公園のチャウチャウ犬 2007-04-23
ルーマニアの郵便事情~切手には消印を 2007-04-23

国境を渡った女性たち④~中国人の妻 2007-04-24

まさに畑のお肉!ルーマニア・ソヤ料理 2007-04-25
セモリナ入りミルククリーム 2007-04-25
中国人の妻、面会へ 2007-04-25

ルーマニアで作る日本の洋食 2007-04-26
甘醤油味は日本の風味 2007-04-26

インターバル7本で終了 2007-04-27
ルーマニアでの「恋のギツァ」 2007-04-27

1日2回練習 2007-04-28
フランスからの招待状 2007-04-28

ルーマニアの祝日 2007-04-29
ブカレストの日曜日 2007-04-29
ルーマニアでのレース予定 2007-04-29

どっしり美味しいプレジトゥラ 2007-04-30
街区で森林浴 2007-04-30
ルーマニアでクラブ登録 2007-04-30


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ルーマニアでクラブ登録

2007-04-30 | ルーマニア・ランニング事情
選手権になっている大会に参加するにはクラブ登録が必要、とあって、「何とかしてくださ~い。」とお願いしていたクラブ登録
 
マイダーリンの所属する「ラピッド・ブカレスト」のラザール氏のご厚意により登録手続き中。私の場合外国人なので、身元を証明するものとしてパスポート(コピー)の提示、顔写真、登録費20レイ。そして健康診断。どこかの病院に行って健康診断を受けることになりました。

ウ!ルーマニアで病院に行くの!?!余り評判の良くないこちらの病院ですが、健康診断くらいなら大丈夫よね~レントゲン検診などもあるようです(X線漏れなんてないですよね?)。その上で、ドクターの「健康デス!」のはんこを押してもらって書類完備。

そして書類を作成するに当たって住所・氏名の記入は当然だけれど、さらにこちらの特徴なのか、「お父さんの名前・お母さんの名前」記入欄があるのです。誰と誰の間に生まれた子供か、ということ。こちらの市民IDカードにも必須の事項。所変われば、の記載事項にちょっとびっくり。My motherとmy fatherは、日本で元気かなあ?



クラブ登録にご尽力いただいたラザール氏は今月77歳になった大ベテランアスリート。昨年3月のオーストリア・リンツでの室内マスターズ世界選手権にも参加、200mのルーマニア年代別記録の保持者でもあります。そして週末、5月5日、ルーマニア・マスターズ選手権の10キロ競歩に出走よ予定。

上の写真の右側がラザール氏。背も高く、しゃんと伸びた背筋、毎日元気にスタジアムに顔を見せてくださいます。ブカレストの2大クラブは「ロコモティバ」と「ラピッド・ブカレスト」、わたしは「ラピッド・ブカレスト」に入会予定。


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街区で森林浴

2007-04-30 | ルーマニア・ブカレストの日常


私の住んでいるところはブカレストの居住区。たくさんのブロックハウスが立ち並ぶところです。でも、建物に囲まれているのを感じさせないくらい、緑を楽しむことが出来ます。冬の間は葉っぱを落としていた樹々もみるみる間に新緑に被われています。
 
上の写真は、もうひとつ先の角を左に曲がると我が家に到着するという街区です。ここで見られる樹々はまだまだ背の低いほう。もっと背の高い、建物の5階にも達しようかという樹々がいっぱいです。毎朝、樹にとまってさえずってくれる小鳥の声で目が覚めます。日の出は6時半ごろ。
 


でも、古くて高すぎる木は、残念ながらかわいそうなくらい枝払いされています。幹がもろくなって折れやすくなっていて危険だからです。枝払いの様子はこちらから。


 
そしてブロックハウス前面にも充分な庭があり、季節の花が植えられています。戸建住宅ではないので占有の庭ではありませんが、きちんと手入れをしてくれる人がいていつも花が咲いています。そして我が家ではバルコニーでお姑さんがたくさんの緑の鉢植えを育てておられます。
 
昨日の日曜日の午前中はとてもいい天気だったのですが、午後になり急変、夕方には雨に降られてしまいました。夜にも断続的に雨。2週間ぶりの雨だったので、乾ききった街区にしっとりとした風が吹いています。少し湿り気のある中での森林浴、早起きは三文の徳。


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どっしり美味しいプレジトゥラ

2007-04-30 | ルーマニアのご馳走


お姑さんのスイーツ作りはいつもいとも簡単そうに手早いです。すべてのレシピが頭の中に入っていて、目分量で材料を混ぜ合わせ、オーブンに入れて出来上がり。

今日はもっと簡単に、混ぜて冷蔵庫で冷やすだけのプレジトゥラ。(日本のガイドブックにはプレジトゥラ=焼き菓子と載っているのですが、お姑さんのレシピによるとこれがプレジトゥラ。)
 
スーパーのレジ袋いっぱいのプレーンビスケットを砕き、常温にてやわらかくしたバター600gとよく混ぜ合わせ練り生地を作ります。これをお皿に広げ土台完成。真ん中にオレンジとバナナのスライスを挟み、さらに生地をかぶせ丸く形作ったら出来上がり。スプレー式のホイップクリームで飾り付け、冷蔵庫で寝かせます。
 
つめたく冷えたプレジトゥラは、バターとビスケットが絶妙に混ざり合いさらにオレンジの香りとバナナの甘みで美味しいです。大皿に作ったので片手では持てないくらいのどっしりさがあります。
 
でも気になるのがカロリー。バターの包み紙によると、100gあたり750Kcal以上あります。バターだけで4500Kcal、プラス、ビスケットを袋いっぱい使っています。オレンジとバナナも3つずつ使いました。

ビスケット1枚40Kcalとしても100枚使ったら4000Kcal、もしかして全体で10,000Kcal超??ちょっと気にして小皿に一切れ盛ろうとすると、「ソンナ、チッポケナノ。」とお姑さん、デンとスープ皿に持ってくださいました。
 
お姑さんと弟さんは甘いものを食べないので、この大きなプレジトゥラをダーリンと二人で食べきらなければなりません!果物を使っているので、日持ち3日位か?ダーリン、「コレ、カロリー、多インダヨネ。」と言いながらもお皿一杯食べています。こういうときに友達が来て、一緒に食べてくれるとありがたいです・・・。


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ルーマニアでのレース予定

2007-04-29 | ルーマニア・ランニング事情


「走ッテル?」の呼びかけはブカレスト唯一のスポーツ専門店インタースポーツのポスター。

5月5日:マスターズ・ロードレース(10キロ&20キロ)
何とかルーマニアでのクラブ登録が間に合いそうで、レースとして20キロの部に出走予定。マスターズという年代別の大会で、全国からの選手権大会になっています。でもランニング人口の少ないルーマニア、参加するだけで入賞、と言うクラスもあります。

5月13日:アロエ・クロス
フランスへ出発する日ですが、昨年度年代別優勝したアロエクロスははずせない大会。午前中に大会を終え、その足でフランス入りも可能ですが・・(ルーマニア~フランス間は飛行機で3時間ほど)。昨年の様子はこちらから

5月13日~21日:フランス遠征
思いがけずフランス主催者から招待をいただいて、4日間連続で6レース、合計91キロを走る「ツール・ド・ペイ・ド・コー」大会。レースは16~19日。
詳しくはこちらから

5月27日:10キロレース
ブカレストの最大公園、ヘラストロウ公園でのレース。昨年はフランス遠征と重なっていたので参加できず、今年が初参加です。

6月中旬:オール・ポリスマン・チャンピオンシップ
警察官対抗の大会です。今年はクルージ・ナポカにて開催。3日間の大会日程に往復2日、ダーリンの応援に私も付いていきます。私たちはランニング大会があればどこまでも出かけて行きますが、それ以外はまったくの出不精。観光旅行、といえるのは一切なしのマラソン遠征ばかりです。

6月23日:DHLマラソン
2度目の参加となるフルマラソン。この距離を6人でつなぐ駅伝(チームリレー)もあります。昨年のこの大会で日本人男性3名と出会いましたが、みなブカレスト在住の人たちでした。でも、ルーマニアでの任期が終了し、無事帰国されてたことと思います。DHLマラソンは大会趣旨が「恵まれない子供達のために」というもの、大会運営もしっかりしているし、ぜひ、日本からでも参加して欲しいマラソン大会です!昨年の様子はこちらから



上の写真は先週の新聞に掲載された参加者募集の記事。中央右より白のランシャツ+赤のランパンがマイダーリン。私は一歩送れてスタートしたので完全にダーリンの後に入ってしまっています。今年の要綱や昨年の写真・記録はDHLマラソンのHPよりご覧いただけます。

7月7日:黒海ビーチリゾートマラソン
第1回大会となるフルマラソン、マンガリア~コンスタンツァという黒海屈指のリゾート地をたどりワンウェイを北上してフィニッシュ。要綱は未定ですが、ビーチバカンスを兼ねて参加予定。

下の写真は「5月1日迄、待テナイワ、ビーチリゾート」、黒海ではこんな女性がいっぱいです!




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ブカレストの日曜日

2007-04-29 | ルーマニア・わたしの日常
ブカレストはとても良い陽気の日曜日です。でも24時間365日体制のポリスマン、マイダーリンは日勤です。この陽気に家に取り残されてしまった私、公園に走りにでも行こうかな~と朝食後をのろのろ過ごしてふとお姑さんの部屋をのぞくと~お姑さん、部屋で体操しておられます。

冬の間にさらに太ってしまったのを気にして、時々、部屋でその場駆け足をして走るまねをしたり体操されているのです。
「部屋デ走ルヨリ、外ノ公園ニ散歩ニ行キマショウ!私ガオ供イタシマス。」

いつも買物に行くのに誘ってもらったりしているので、今日は私が誘ってみました。「ソウネ。」とお姑さんも乗ってくださり、「歩クノガ一番良イデスヨ、ダイエットニハ。」「ソウネ。」などといいながらふらりと外へ出てみました。
 


お姑さん、行き先をいつものチタン公園ではなく、児童公園になっているドルネイ公園に定めてくださいました。街区の中にある公園ですが、散歩の小道が幾つも整備され、子供達のための遊具やテニス・バスケット・ミニフットボールのコートも幾つもしつらえてあります。児童遊具はちゃんとルーマニアカラーで彩られています。



付近の人たちが子連れで、子供同士で、おばあさん同士で、老夫婦で、たくさん出てきています。ブカレストでは実に多くの人が公園でのんびり時間を過ごすことを楽しんでいます。ローラーブレードですいすい駆け抜けていく子供達もいます。



今朝の公園では、老夫婦が木陰のベンチにクロスを広げ、そのうえでトランプゲームに講じる姿が印象的でした。ご婦人の被っておられるのは、白に黒ベルベットのリボンのつばの広い帽子、そして胸元には真っ赤なブローチ。ご主人もテンガロンハットにサスペンダーつりのズボン。とてもお洒落な老夫婦でした。



少し歩いてきたので、噴水の横のベンチで休憩。セルフタイマーでお姑さんと一緒に写真撮影しました!お姑さん、髪の毛は白くて染めておられませんがとてもふさふさ。カットだけできれいな髪形です。



さらに大きな噴水には、5段の滝もあります。周りの花壇に植えられた赤紫の花が今ちょうど一番きれいなときです。お姑さんと一緒なのでゆっくりペースで散歩、そしてベンチに腰かけ子供達の様子を見ていると自然に一緒に笑みがこぼれます。 

いつも急ぎ足でかけっこばかりしている私ですが、たまにはゆっくり腰掛けてみるのも良いなと、お姑さんと出かけるたびに思います。


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ルーマニアの祝日

2007-04-29 | ルーマニア・ブカレストの日常


日本ではGW突入、今日は昭和の日ですね!日本から持ってきた手帳を見ていて初めて気付きました、今年から29日が昭和の日(昭和天皇のお誕生日でした)となり、5月4日がみどりの日。
 
ルーマニアでも3連休、明日の月曜日もお休みのところが多く(郵便局や博物館など公共機関はお休みです)、続いて5月1日にメーデー、祝日となっています。スーパーや商店などはいつもとおりに開いていますし、警察官のマイダーリンに祝日は関係なく今日は日勤です。
 
ルーマニアの祝日はとても少ないです。
2007年カレンダーで調べてみるとわずか7日。

1月 1日  元日
4月22日  復活祭(イースター、東方正教会の暦により歳によって移動する祝日)
4月23日  イースターマンデー
5月 1日  メーデー(労働の日)
12月 1日  統一記念日(1918年トランシルバニアとルーマニアの統一を祝う)
12月25日  クリスマス
12月26日  クリスマスの翌日
(ボクシングディ、これはアメリカ式の表記かもしれません)

このなかで、イースターは必ず日曜日にあたるので、カレンダーに赤丸が付くのは計6日!意外なほど祝日が少ないです。ルーマニア人は働かないなんて誰が言ったの?
 
でも大丈夫、こちらでは有給休暇をすべて消化するのが当たり前。当然の権利は法律でもしっかり守られているのです。マイダーリンの年次有給休暇は38日。ダーリンはこれをすべてランニング遠征に充てています。
 
こちらの弟さんは国立博物館にお勤め。昨夏など、日本人には信じられないような休暇のとり方をされていました。連続5週間!と言っても、土・日は通常のお休みなので、ウイークディの月~金計5日×5週間=25日間の有給消化です。ほとんどひと夏、学生でもないのにごろごろ家で過ごしておられました。週末になると、友達と誘い合って黒海ビーチリゾートへ。いつも真っ赤に日焼けしてご帰還でした。うらやましい夏休みです。


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フランスからの招待状

2007-04-28 | ルーマニア・わたしの日常

poster of TPC 2007

今年も、フランス主催者側の計らいで「昨年度ルーマニアから参加の6選手を招待したい」と打診のメールが舞い込みました。これがなんと先週末。レースは5月16日から始まるので、練習不足が心配ですが、ルーマニアチームの人たちと一緒に参加することになりそうです。

今週の正式なインビテーションによると私のナンバーカードは16、マイダーリンは18。もう、ナンバーカードも用意して待っていてくださっているのです。
 
このフランス・ノルマンディーでの「ツール・ド・ペイ・ド・コー」大会、4日間連続で6レース、アップダウンありの合計91キロを走り、トータルタイムで順位も決まります。

2004年に日本選手団4名のうちの一人として初参加、日本では例を見ないランニング大会ですが毎日走ることだけに専念できるなんて願ってもないこと、と全力で走り抜けました。
 


この2004年の大会にルーマニア選手団として参加していたのが今のマイダーリン。招待選手たちが8日間同じ宿舎で寝泊りし、バスで各地を移動しながら連戦を戦うなかで、各国選手たちとも自然と輪が出来てきます。

宿舎ではいつも手作りの温かい食事とワイン・ビールが振舞われ、各国選手たちと入り混じりながら身振り手振りでランニング談義をしたものです。走ることは世界共通であることを知ったのもこの大会です。

「君ハ結婚シテイルノ?」「イイエ、シテイナイワ。残念ナガラ、一度モシタコトナイワ。」「オ~、マドモワゼル・ヒロコ!」、このときの呼び名が今の私のハンドルネームです。
 
日本選手団メンバー選考の際の暗黙の取り決めとして、過去にこの大会に派遣された人は次回からは選考対象外とする、というのがあることを聞かされていたので、私にとっては一生に一度のフランス遠征、走る気持ちも高まり、初参加で女子総合2位の成績を収めていました。



帰国後、ルーマニア人ランナーの彼はメールや手紙などを日本に送ってくれましたが、なにぶん歳が離れているし(ダーリンは当時33歳、一般の部のエントリー。私はベテランの部のエントリーでしたが、「歳、イクツ?」と尋ねられても「女性ニ、歳ヲ。尋ネルモノジャナイワヨ~。」と煙に巻き、幾つ年上であるかを明らかにしていませんでした!)、住んでいるところも離れているし、フランス遠征は一生に一度のはずだし、「ルーマニア人ランナーの彼」とは二度と会う機会もないだろうと思い“全く”関心なし、ラテン気質の熱いメールをもらっても、「大阪ハ、良イ天気デス。」などと返信していました。

ところが!思いがけず日本選手団として2度目の派遣をいただくことに!「前年度、2位だったからそのリベンジをしておいで。」と2年連続の大抜擢となったのが2005年。たまたまこの年の選手団3名はすべて過去の派遣経験者となっていました。

メールでルーマニアの彼に知らせたら、それはそれは喜んでくれました~彼らもまた同じ大会に引き続き招待されていたのです。
 
「二度と会う機会もないだろう」と思っていたルーマニア人ランナーの彼と再会したのもまたこのフランスでの大会。大会期間中は、移動のバスに乗り込んでもすぐに隣に座ってくる彼、食堂でトレイを運んでテーブルに着いたらまたすぐに横に座ってきて一緒に乾杯です。日本選手団として行動していたので、パリでの二人だけのデートなどはありませんでしたが、とにかくよく一緒に居ました。
 


ランナー同士がマラソン大会で運命の出会いをするのは良くあることです。私の友人達も何人もがランナー同士結婚して二人で一緒に走っている、赤ちゃんが出来たら奥さんはちょっとお休みだけれどもまた一緒に走っている、ベビーカーを押して走り、そのうち家族で一緒に走り出す、というカップルが居るものです。
 
ひと夏メールでやり取りがあって、初めてルーマニアを訪れたのが2005年の秋。これもまたイスタンブールで合流してマラソンを走ってから陸路ルーマニア入り、といういかにもランナーらしい再々会でした。
 
わずか1週間滞在したブカレストでたまたまランニング大会があり、フルマラソンの疲れや何のその、彼に引っ張ってもらって(=前を走りながらペースを作ってもらって走ること、風除けにもなってくれました)、いきなりの年代別優勝。



表彰台の一番高いところに上がった私に、いつもの入賞の常連のルーマニア人女性達が「コノ子、誰?」とばかりに見上げてくれている写真を撮っていただきました。このときに、「わたしはルーマニアで走ることになるかもしれない。」と運命の展開を予感しました。

そして2006年春にルーマニアへ。フランスでの大会で出会ったことがきっかけとなった経緯を大会主催者の方々もとても喜んでくださり、ルーマニアチームの一員としてダーリンたちと一緒に3たび「ペイ・ド・コー」大会に招待されたのです。
 
新婚旅行をかねて参加した私たちに最大のもてなしをしてくださったフランス主催者側。この大会はただ走るだけの大会ではなく、大きな家族的なつながりを持った大会なのだと再認識しました。
 
そして再び、ペイ・ド・コーの舞台へ。どれだけのパフォーマンスが出来るか、全く自信のないところですが、私らしく走りたいと思っています。

2005年大会の様子はこちらから。


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1日2回練習

2007-04-28 | ルーマニア・ランニング事情

 
今日は午前中に10キロペース走をしたいというマイダーリンに触発されて、私も一緒にスタジアム練習。朝のうちはどうも身体が動きにくいので100mの流しを10本しながら様子を見る中で、今日の練習メニューが決まりました。2キロ走を1本。ちょっと追い込む!(1キロ3本にするかどうか、迷っていました)
 
ぐずぐずしているうちにダーリンはキロ3分45秒ペースで10キロを終了。「8分以内ニ終ワルカラ待ッテイテ。」と言い残してスタートしたものの、2キロ8分は最大目標。練習で2キロを走るのは本当に久しぶりなのです。
 
400mトラックを5周するうえで、先ず、ペースを落としたくない、イーブンペースで走りたい~1周目1分28秒ではいり、1キロ当たり3分45秒ペースが目安となりました。ラスト1周をラン仲間に引っ張ってもらえたこともあり7分34秒で終了、まあまあ走れたようです。
 

(スタジアムの前面道路のトラム乗り場。後方黄色の柵がスタジアムへのメイン入り口。後方左側の茶色の建物は最大の誘惑、ビールなどを飲ませてくれるテラス)

今後のレース予定がほぼ決まったこともあり、距離を走っておきたいわたしは、夕方にもスロージョグ、公園3周14キロが目標でしたが脚が「もっと走りたいよ~」と言ってくれ、20キロをゆっくり走りました。午後にお姑さんと一緒にスイーツ作りをしてたらふく試食をしていたので、これでエネルギー、プラスマイナス、OKかな?


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ルーマニアでの「恋のギツァ」

2007-04-27 | ルーマニアの新聞記事より


ルーマニアの新聞記事を見ていつもは私が「コレ、何テ書イテアルノ。」とマイダーリンに尋ねているのですが、昨日はダーリンが「コレ、何ッテ?」と記事を持ってきました。「ホラ、4月18日ニクレオパトラガ、日本デアルバムヲ出シタノヨ。」~クレオパトラが日本デビューすることはルーマニアでも話題になっていました。

昨夏ルーマニアでヒットチャート6週連続トップ、テレビから流れてきたその映像を一目見たときに「この子は只者ではない!」、一目惚れしてしまいました。当時まだ3歳、レコーディング年齢が3歳半というのはギネスブック認定物なのです。
 
子供らしく少したどたどしい発音だけれども一生懸命音程をとって歌うところ、メロディーは幼い子供が最初に歌うような童謡とはかけ離れています。歌番組に出演しても3歳児なので愛想笑いも出来ないけれどもインタビューの受け応えはしっかりしているし、「プロTVサンヘ」などと添え書きをしてサインをする姿もまたかわいらしいです。3歳でちゃんと字を書いているのです。10月生まれのクレオパトラ、今は4歳半になっていますが利発そうな可愛らしさを備えてきました。
 
日本では「泳げたいやきくん」「団子3兄弟」「ちびまる子ちゃん」など子供向けの歌が大ヒットした経緯あり、クレオパトラも子供番組から登場とのこと~ヒットして欲しいです、いやヒット間違いないです!個人的にはアルバムの中の「mama」が好きです。
 
ルーマニアでのクレオパトラちゃんの様子はこちらから

 
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