ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

拷問の道具がお土産に?

2008-09-11 | バカンス・山へお出かけ


観光地のお土産やさんで見つけたこの木製品、肩たたきに使うのかな?ちょうどいいサイズ。用途は自由、でも、元祖は16~17世紀の拷問の道具。そういえばまさしくそれっぽい~。 

こちらBuzouganと言います、モデルは17世紀初頭ワラキア公国ミハイ勇敢公(Mihai Viteazul =英語名Michael The Brave)の時代の道具。ミハイ勇敢公といえば、1600年、モルドヴァ公国、ハンガリーのトランシルバニア公国を破り、統一および独立を達成した武勇公(在位1593-1601)。

領土争いを繰り広げてきたワラキア、モルドヴァ、トランシルバニアの三国はこのときはじめて 一時的に統一され、ルーマニアの原型となったのです。一時的、と言うのは・・・統一の翌1601年、ミハイ勇敢公はオーストリア皇帝の命で暗殺されてしまいました(生誕は1558年)。

1600年といえば日本では関ヶ原の戦い。美濃国(岐阜県)関ヶ原に於ける総決戦を中心に、東西両軍、日本全国を巻き込み、徳川家康の覇権を決定付けた戦いでした。同じころルーマニアでも総決戦、三国統一。

日本ではその後、400年にもわたる徳川将軍時代で鎖国政策のもと、江戸文化を花咲かせました。ルーマニアはさらにドイツ・オーストリー・ハンガリー、トルコなどとの領土争いを続けていくことになったのです。

繰り返される侵略と占領、耐え忍ぶ人々の姿が浮かんできます。




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