2013年5月号目次

A table of content：
2013-05-01 田舎ドライブのお楽しみ
2013-05-02 振込手数料をまけてくれる銀行
2013-05-03 卵のもたらす幸運言い伝え
2013-05-04 ひとあしお先に凱旋門
2013-05-05 フランス到着
2013-05-06
2013-05-07
2013-05-08
2013-05-09
2013-05-10
2013-05-11
2013-05-12
2013-05-13
2013-05-14
2013-05-15
2013-05-16 10年連続完走、女子総合3位に返り咲き
2013-05-17 この週末もラン遠征
2013-05-18
2013-05-19 黒猫が走る
2013-05-20 早くも真夏日
2013-05-21
2013-05-22
2013-05-23
2013-05-24 ブカレストに暴突風
2013-05-25 テナリス・マラソン大会第2弾
2013-05-26
2013-05-27 ルーマニアの可愛くて速いジュニア女子選手
2013-05-28
2013-05-29
2013-05-30
2013-05-31 2013年5月号目次


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ルーマニアの可愛くて速いジュニア女子選手

ルーマニアの可愛くて速いジュニア女子選手、その名もガブリエラちゃん（Gabriela Caraiani）。先週末の2戦連勝、表彰台の一番高いところの常連さん。



まだ小柄ですが、私と脚の長さが同じ＝＝。隣にいるワタクシ、マドモワゼル、体型バランスの悪さの見本のよう。



昨日のコーラマラソン大会でも、大人に混じって最前列に近いところから堂々のスタート。気がはやる人たちが多いので、当たったり押し合ったりして転倒が一番の心配。彼女を知っている人たちが彼女の横と後方に入り込み、小柄な彼女が後ろから押されないようにサポート。もちろん私もその一員に。「さあ、行け＝」と送り出すと、あっという間に見えなくなってしまいました。
　
が、中盤の短い登り坂で追いつき、追い越せ～。スピードには劣るけれど、ペース配分と経験では勝るマドモワゼルが先着。

ゴール後「スタートダッシュがものすごく速かったけれど、あれでよかったの？」と聞くと、「最初に行けるだけ行っておかないと、何も出来ないわ！」と、これまた強気の戦法。
　
確かに自己ベストを狙うときは、自分が今までかつてレースで走ったことのないスピードで走り始め＆走り続けなければ、それは達成できないのです。若くて伸び盛りの彼女、堂々の発言に老獪マドモワゼルはたじたじ・・・。これからも注目していきます、次に一緒に走るのはどのレースかな～♪



ガブリエラ・サボーさんとも談笑。シドニー五輪のゴールドメダリストと同じ名前、さらにキュートさが増します。



彼女の素晴らしいフォームはFBにて。


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テナリス・マラソン大会第2弾

テナリス・スポーツデー、マラソン大会第2弾はブカレストから東へ120キロほどのドナウ河畔の街、カララシにて。昨年この地に植樹ボランティアに来たので、思い出深いところ。植樹した土地を再訪する時間はなかったけれど、いっしょに植えた地元のおじさん達に守られてきっと元気に育っているはず。記事はこちらから。
　


今日のレースはトラックで開催、1周400ｍのラップを刻んでいくので今の走力がよく判りました。やっぱりトラックレースはピリッと引き締まった気分になっていいな♪（どろっとしたＴシャツを着ているのは、みんなこの参加賞Ｔシャツを着なければならないから）

正確にイーブンペースを刻んでいましたが、後半7キロ過ぎに同年代のライバル、イオアナを周回遅れに抜き去ってからは少し気が緩んでしまいました。
　


年代別表彰式。私の向かって左側（ピンクのＴシャツ）のかたは、ガブリエラ・サボーさん。華奢で可愛らしいオリンピック・チャンピオン♪～いまではルーマニア陸上競技連盟で若手の養成に力を入れておられます。
　


子供達と走るサボーさん！やっぱり可愛い＝＝小柄で可愛らしくてきれいな方です。ヨーロッパではトラック競技愛好の風潮があるので、ルーマニア出身のシドニー五輪女子マラソン銀メダリストのリディア・シモンさんよりも有名で人気があります。
　


サボーさんのシドニー五輪5000ｍでの記録（14分40秒79）は今も残るオリンピック記録。同じシドニー1500ｍでも銅メダル獲得。ちなみに女子1500ｍのオリンピック記録は、1998年ソウルの3分53秒96 秒で、ルーマニアのパウラ・イバン選手。
　


この系譜をつぐかのように思えた2004年アテネ女子1500ｍ銅メダル獲得のルーマニア選手マリア・チオンカンさんは、ブルガリアでの合宿の帰りに交通事故死されてしまいました・・・。クルージュ・ナポカ出身の彼女、その地の陸上競技場に銅像が建てられました。
　


10キロと3キロの部、それぞれの入賞者。みんなブカレストから。この大会では年代別優勝、先週に引き続き2台目のタブレットいただき！すでに大事にルーマニアカラーのリュックの中にしまいこんでいます。でも、せっかく頂いたタブレットですが、日本語サポートしていないし、使い方が判りません～～（ＩＴ音痴！）
　


テナリス・マラソン大会（Ziua Sportului Tenaris）のおまけはこれ！サボー選手とのツーショット♪なんと小顔で可愛らしいサボーさん。「ヒロコ！」と名前を覚えてくださっています♪

関連サイト：
サボーさんの活躍を詳しく現地取材した記事（日本語）はこちらから。


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ブカレストに暴突風

5月は季節の変わり目、雨の多いシーズン。日本の梅雨のような長雨ではなく、雷とともにザーッとやってくる劇雨。ときとして雹（ひょう）が降ったりして、トタン屋根に穴が開いたりすることもあり。

今年はまだ雨の日が少なく、今月上旬の11日間の留守（フランス遠征）の間に2回だけ雨が降ったと聞いていました。その後も二晩、サーッと降って朝には止んでいたので、例年のような劇雨は来ないのかな、と思っていたら。
　


やっぱり来ました。昨日の夕方近くになってあれよあれよという間に雲が垂れ込め、ゴ＝ッとほんの一瞬ものすごい風が吹き荒れ、窓という窓を閉めたけれど雨風とともに街路樹の葉っぱや小枝が飛んできました。でも、ほんの一瞬の出来事。
　


その一瞬の突風で、近所でも大きな木が根こそぎ倒れ、道路をふさぎ、すごいことに。



同時に救急車の音が響いてきたのでテレビをつけると、ブカレストのあちこちの大きな木が倒れたそうな。道をふさぐどころか、車3台分の上に倒れ掛かったりしたところもあって、ブカレスト全市の被害状況は即座には伝わってこないほど。
　


近所で起こった上の写真の惨状後、消防隊により倒れた木は切り分けられ、4時間後にはきれいに撤去されました。



近所の人もわんやわんやと、お手伝い。大多数が野次馬ですが。



これらの木屑もじきに片付けられました。



ルーマニアもやることが早くなっています。こんなに太い木がお向かいの食料品店に向かってばっさり倒れたけれど、人的被害なし。電線などが引っかかって切れたのもあったけれど、停電せず、電話回線も大丈夫でした。ひとまず安心。
　
だけどやっぱりルーマニアの5月は要注意、これから6月半ばくらいまで、朝は快晴だったとしても天候が急変するのが常。局地的なゲリラ雨も多し。東のほうでは大雨だったけれど、中心部では何も降っていなかったり、とピンポイント的だったり。

ザーッとやってくる劇雨は、しばらく雨宿りしていればやり過ごすことが出来るけれど、雷雨の後は気温が急降下するときもあるので、うっかり半袖だけで出かけるのは不用意。傘と上着を忘れずに。　

Furtună in Bucuresti!
Mare copac a căzut în vânt.



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早くも真夏日

　
早くも真夏日となったブカレスト、今日の気温は正午前に34℃。



乾燥している気候のおかげで、これくらいなら木陰で過ごせます。例年、5月は雨が好く降るけれど、今年は意外に雨にあいません、11日間のフランス遠征で留守にしている間に2度だけ降っただけ。
　


このまま暑くなると、いったいどれくらいヒートアップの夏になるのかな。


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黒猫が走る

この格好で走ると自然と楽しくなってきて、笑顔。スマイルが出るということは、リラックスして走っているということ＝＝。仮装もランニングに一役買ってくれていること、間違いなし！

　

ブカレスト国際ハーフマラソン、6200人のランナー（キッズランから10.55キロ、ハーフマラソン、リレーまで）・300人のボランティア・400人のオフィシャルサポーター（沿道の警察官・機動隊・救急隊やスポンサー企業からの出向サポーター）を集めて行われたこの大会で、仮装ラン・デビュー。開催要項に「仮装部門表彰あり」と記載されていたのをきっかけに、フル・コスチュームで出走。



が、仮装ランナーはほとんどおらず、唯一出会ったのがこのネズミさん。意気投合して一緒に記念撮影。



白の手袋にペイントしてくれたのは娘さんだそうです。動物鼻がかわいい♪
　


この方は毎回この装束で走っておられます、仮装というよりこれがランニングスタイル。アフリカからの宣教師さん。
　


サンタクロースも10キロレースに出走したようですが、気温30℃を越えるなか、この装束とおひげは暑いでしょ＝、ゴールまでたどり着けず途中棄権だったそうです。（写真はどなたさまかのFBアルバムより拝借）
　


仮装もランも、手を抜かず！～ちょうど心地よいペースは1キロ5分。ペースメーカーの少し前を走り、10キロ通過を49分42秒。太陽をさえぎるものが何もない大通りを走りながらもペース衰えず、予定通り15キロ過ぎの登り坂（のぼりだがちょうどビル陰になる）で加速し、そのまま1時間42分51秒（ネットタイムは1時間42分19秒）でゴール。



後半、暑さのためばてているランナーをかなりたくさん抜きました。ルーマニアでは黒猫が目の前を横切ると「バッド・ラック」というけれど、ちと可愛げのない黒猫だったかも。



それにしても「Pisica（＝ルーマニア語で猫）」とたくさんの声援をいただきました。もちろん「miauuu＝＝」とルーマニア語で猫のご挨拶。そのうち面白くなってきて、沿道の人に「miauuu＝＝」と呼びかけ、ニコッと笑ってもらえる反応を楽しんで。強面の沿道の警察官のおじさんもニコッと笑ってくれて、さすが陽気なルーマニア人。



走った後のこの仮装で、キッズレースの走路員。ギャラリーに間違えられ「ここは危ないから下がりなさい。」とたしなめられるも、「RO CLUB MARATON」の腕章はクラブ員のしるし。ちゃんとお手伝いできました。
　


次に首都で行われる大きなマラソン大会は、秋のブカレスト国際マラソン。10月第一週末の開催。ここでたくさんの仮装ランナーに出会えるかな～？



summary in English:


Running with costume is very fun. It makes me relax.
It is effective for running.
Next time, you can try it==!!
　

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この週末もラン遠征

　
フランスから水曜夕方に帰国して中1日で、今日からルーマニアの地方都市へラン遠征。ザルウ（Zălâu）というところ、ブカレストから500キロの距離のあるクルージュ・ナポカからさらに50～60キロ先。土曜日に10キロレースを走って、550キロ余の距離をとんぼ返り。

この距離を走る中、高速道路はブカレスト～ピテシュティ間の約100キロと、クルージュ近郊の40キロだけ。この二つは通行料を取らないから助かるけれど、それ以外は普通の道をえっちらおっちら行きます。途中で食事休憩を挟むと、8時間はかかる行程。それでも参加したい週末の2連戦、土曜日の優勝賞品はタブレット。

日曜日にはブカレスト国際ハーフマラソン。この国際マラソンでは仮装ランします。ルーマニアではまだ仮装ランナーは余り見かけないので、ワタクシ、マドモワゼルがパイオニアに～猫になります♪

黒のつなぎ服はそこらあたりの洋品店で買ってきた子供用（11-12才用と表示あり～でもこれでほぼぴったりサイズ）、これに猫耳と尻尾を手作り、ランニングクラブのロゴ「RO CULB MARATON」も自分でワッペンを作って縫い付けました。

こういうことを考えるのは楽しくて大得意。日本で走っていた頃も、頼まれもしないのに仮装用の衣装をたくさん用意し、ラン仲間とグループ仮装ランしていたっけ。有無を言わせず着せられるほうは迷惑だったかも。
　
仮装ランのうんちくはお任せあれ、マドモワゼルの仮装ラン・デビュー in ルーマニア、当日の写真をどうぞお楽しみに♪


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10年連続完走、女子総合3位に返り咲き

　
10年連続の参加となったTour du Pays de Caux大会、4日間連続で6レース、合計90キロを無事完走、女子総合3位入賞♪～過去9年間で2位が5回、3位が3回、昨年は5位（年代別では優勝）だったけれど、今年は再び3位に返り咲きました。直前の冬シーズン、どんなに調子が悪くてもこのレースになると何とかつじつまが合ってきて、さらに連続参加の経験がモノを言い、表彰台が続いています。
　
6つあるレースで走る距離は8.4キロからハーフマラソン（第2ステージと最終第6ステージがハーフ）。フラットなコースは第3ステージの10キロのみ、あとは丘陵地帯を走るアップダウンの多いコース。日本に類を見ないレースなので、参加し始めた最初のころはステージが進むにつれ筋肉痛との闘い、宿舎の階段の上り下りにも苦労していたけれど、ここ4年ほど、コツをつかみました。
　
それは、1ヶ月ほど前に〝ガツン”と筋肉痛になっておくこと。トレイルを走れば容易にそれは経験できます。直近の過去3年間は5月第1土曜にトレイル42キロレースがあり、これが良い練習になっていました。
　
今年はTPC大会が5月初旬と日程が早かったので、少し前倒しで練習～春になりかけのころに日本でしっかり山を走ってきました。と言ってもリュックサックを背負ってのマラニック。スピードを上げて走ったわけではなく、おしゃべりしながらの走り歩き。それを何度か繰り返し、3週間前（正確にはレースまで中16日）に気合を入れてフルマラソン（アスファルト）。ここで少し筋肉痛を経験。さらに10日前にトレイル42キロ。ここはゆっくり走ったので、筋肉痛は残らず。
　
そんな具合で、レースが進むにつれ調子が上がってくるくらいの脚作りとなっていて、確かに連戦で疲れては来るものの、走れなくなるほどの故障とか筋肉痛はありませんでした。

スピードも持久力も必要とされるこの大会、今年は女子のレースに波乱～これまで4連覇していたポーランドの女王・アグネシカが第4ステージで途中棄権、故障のためその後もステージランナーとして復帰することはありませんでした。何が起こるかわからない長丁場、10回連続完走は嬉しい！

各ステージ、詳細は追って。
（一番上の写真、女子総合入賞の表彰式。向かって右から女子総合2位のリリアナ from ポーランド、マイヨジョーヌを一度も譲らなかった新女王ナタリー（地元フランス）。左端、ワタクシ、マドモワゼル。花束をいただけるのは女子だけ♪）

　
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フランス到着

ルーマニア正教では復活祭の朝、午前中に2箇所ほど友人の家を訪ね歩き、午後から移動して無事フランス入り。2時間45分のフライト。パリのうんと郊外のブベー（Beauvais）というところで一泊、明日選手村に移動します。


　
なぜブベーに居るのかというと、ルーマニアから飛んでいるLCCがこの空港に着くのです。パリまでは空港バスで70分もかかるところ。でも、これでもブカレスト＝パリ路線。週5便（一日で往復してくるから週5日）飛んでいます。たいてい満席だけれど、本日の乗車率は95％くらい。ルーマニアのLCCだから圧倒的にルーマニア人が多いけれど、フランス人も搭乗しています。
　
ルーマニアとフランスの時差は1時間。フランスのほうが1時間遅れ。少し眠たくなってきたので時計を見るとルーマニア時間で23時を廻っています。時差もともかくとして、フランスのほうが北にあるため、日没が遅かったので、時間が経っているのに気づかなかったです。そろそろ休むことにしましょう、明日からはレースモードに。

　
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ひとあしお先に凱旋門

　
日曜日からフランス遠征。じつに10度目の参加となるTour du Pays de Caux。4日間で6レース、合計90キロを走るスーパーマラソン。マイダーリンに出会ったのもこの大会 in 2004。私の大会参加暦の中で、10年連続参加している大会はありません。ましてやスーパーマラソンで10回連続完走している大会もありません。
　
フランスの北西部ノルマンディー地方で行われる大会、元気に完走して、パリの凱旋門に“凱旋”するのが楽しみ♪



記事中の写真は復活祭前日のブカレストの凱旋門。ちょっとお天気が心配。5月1日の祝日から5日の復活祭、9日のヨーロッパの日・10日の国王の日とお祝い事が続くので、門から南北に通じる大通りにはたくさんのルーマニア国旗。



それらを全部スキップしてしまう（魅力的なマラソン大会も2つスキップ）のはちょっと残念だけれど、TPC大会はどんなレースにも代えがたいもの。行ってきま～す。

　
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