ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2008年8月号目次

2008-08-31 | 目次


A table of contents:

2008-08-02 空を見上げて
2008-08-08「ありがとうの会」Rest in peace
2008-08-09 北京オリンピック、ルーマニアの有力競技は?
2008-08-10 ルーマニア、金メダルの報奨金は?
2008-08-12 北京で1勝、女子バレーボール
2008-08-13 サン・ジョルジュ・ハーフマラソン
2008-08-14 振り込め詐欺ばりの?~「民事訴訟裁判告知」
2008-08-15 ルーマニア産・特大スイカ
2008-08-16 猛暑で泡ふくスイカ
2008-08-17 家宝に昇格、トメスク選手のサイン!
2008-08-19 女子マラソン、ルーマニアの視聴率は?
2008-08-21 トメスク選手から若手育成へ
2008-08-23 ランニングブームは底辺拡大から
2008-08-24 お地蔵さんの施し
2008-08-26 マスターズ記録を更新
2008-08-27 日ルー、夏野菜くらべ
2008-08-28 どっちが暑い、日本とルーマニア?
2008-08-29 練習再開、1ヶ月
2008-08-30 トレーニング再開の成果、より故障
2008-08-31 新聞紙面を賑わす素人コンテスト

過去の記事、いろいろ。カテゴリーに「目次」を設けています。興味のありそうなところから拾い読みにでもしていただければ嬉しいです。


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新聞紙面を賑わす素人コンテスト

2008-08-31 | ルーマニア・ブカレストの日常


「一番美しい胸の女性に投票しましょう!」~夏前からの連続企画、ずらり並んだトップレス美女に、読者投票するコンテスト。これ、ルーマニアの一般大衆誌より。

「この人たちって、女優や歌手の卵なの?」
「Nu(=No)、普通の女性。」

素人女性でも、いつもながらの見事な脱ぎっぷり。これくらいの企画はルーマニアでは誰も驚きません、そこらあたりのプールでもビルの屋上でもトップレスが続出している開放的な国民性。

新聞の天気予報もこんなふうだし、テレビのお天気コーナーもこんなにセクシー。素人女性だって負けてはいません。
 
紙上コンテストでは名前、年齢、出身地とスリーサイズのみがプロフィールとして紹介され、ボランティア活動をしているとかこんな研究をしている、などは一切関係なし。純粋に胸の美しさで競っています。ここでは「プライベートゾーン」という概念はなさそうです。ところ変わればプライベートゾーンも、「どうぞご覧下さい・ゾーン」。

(プライベートゾーンって?こちらこちらをご参照ください。とてもわかり易い解説です。)

いずれにせよちょっと空しいかも??若くて美しいときは容姿がすべてと思えるのかもしれないこと。でも誰しもが歳をとっていきます、容姿以外の自分の特性を磨いていくことが10年後20年後の自分に大事なことだと思うし、容姿を自分の長所とする人も容姿だけに頼らず内面を重視するようになって欲しいです。なおかつ容姿が整っているほうが、良いけど。
 
ヨーロッパ民族の中でもルーマニア女性の美しさは群を抜いています。その容姿を最大武器に外国のリッチマンと結婚していくルーマニア女性も少なからず居ると聞きます。新聞で成婚報道されるのは女優とか歌手のレベル。リッチマンはたいてい歳の差あり。

「リッチマンはお金を女性に与え、女性は若さと美しさをリッチマンにプレゼントするのさ。」と割り切って解説してくれるルーマニア人男性あり。

「女性が歳をとったらどうなるの?」~「リッチマンはまた、若くて美しい女性を探すのさ。」って、ラテンのノリで答えてくれました。そんなことって、ありなの?まあ、庶民にとっては雲の上のお話ですが~。


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トレーニング再開、成果より故障

2008-08-30 | 日本でランニング


ひと月で、やっと2時間くらい歩きをいれながらゆっくり走れるようになってきたところで・・・3~4時間連続ラン、はまだ無理。
 
今はただ、ひたすら、ゆっくりラン&歩きなのです。でも、これが基本!ゆっくりの方が、1歩あたりに体重が脚が乗っている時間が長くなり、さらにストライドが狭い分、歩数も増えるので、走行時間中の総「体重が脚に乗っている時間」がより多くなります。これによって基礎な脚筋力が養われるそうです。
 
まだ、こんな段階で、2時間を超えると歩きが中心になってしまいます。おまけに、土踏まずとくるぶしの下のあたり、炎症を起こしてきて、これが走り続けられない一因。痛みがでると、困りもの。これでまた、フルマラソン、走れるようになるのかな~、って、今は本人も不確かです。
 
この間の冬の故障のときには、合間、ウォーキングしたりしていたので、脚筋力の衰えが食い止められていました。その後、一ヶ月の復帰練習でフルマラソンを完走できたので、タカをくくっていました。

でも、今回は丸1ヶ月以上完全にランから遠ざかっていたし、故障の回復のための何もしていませんでした。クーラーの効いたところに70時間以上カンヅメになることが何度もあったりして、自律神経の不調すら起こっていたのです。
 
たった2ヶ月余りでここまで衰えるとは、と、私自身が驚いている状況。走れなくなっても、どんな形であれ、運動は続けるべき。


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Sammary in English for friends from overseas:
I restarted my training for running, but for walking for the first step. I feel that my legs weaken very much. Pas cu pas.


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練習再開、1ヶ月

2008-08-29 | 日本でランニング
故障と体調不良・実家での一大事が重なって2ヵ月半以上、ランニングに向き合えませんでした。そしてようやく7月末に走り始めたとき、5キロの距離を続けて続けて走れなくなっていました。脚がどんどん重たくなってきて、止まってしまうのです。走るフォームにすら、なっていません。

初心に戻ってスタート、と思っていましたが、ランニング初心者よりなお悪い、なぜかというと、よく走れていたときの自分の動きを感覚的に覚えていて、それが再現できないことへの苛立ちが募ってくるのです。
 
人と一緒に話しながら走れば気が紛れるかしら、とゆっくりジョギングの人と一緒に走ってもらって、1時間以上かけて、8キロ余りの距離をヨタヨタ走り。最後には脚が体重を支えきれていなくて、もつれて、転びそうになっていました。

走るときに膝を上げたり、とか太ももを持ち上げたり、と意識したことは無かったのですが、意識しないと、脚が前に出ない状態。何せ脚は重たくて動いてくれませんでした。
 
走り始めは平地から走るべきだろう、と平地ジョギング。でも、まったく走れませんでした。脚が止まってしまって、歩いてしまうのです。これでは練習にもならない、「平地で2時間くらいLSDが出来るようになってから、起伏地LSDが常道。」と思っていましたが、平地での一度あたりの走行距離、まったく伸びません。
 
考え直して、山のハイキングに取り組むことにしました。いちばん良く練習できていたころ(5~6年前)には、生駒山の大阪側のふもとまでの約7キロを走っていって、そこからさらに山の中腹まで走って上がっていましたが、いまや7キロの平坦な道を走り続けることができません。

幸いにして、電車一本、約20分で山のふもとまでいけるのです、始発に乗って、出かけました。ハイキング道を歩いて上ります。急なところもあるけれども、筋力が落ちているので、心拍数が上がるところまでしっかり動作できません。ぼっちらぼっちら、上っていきます。
 
ハイキング道を、元気に走っているときには気付かなかったことがひとつ。ゆっくり歩くと、虫がブンブン寄ってくる~顔の周りやら腕の周りやら、ブンブン。追っ払っても追っ払っても、たかってきます。

ハイキングの人が、よくウチワをパタパタさせているのを見ていました、あれは、暑いのではなくて、虫追いだったのですね~。

わたしは、腕をぐるぐる回しながら、生駒山のハイキング道をあがって行きました。なかなか、脚は走ろうと言ってくれません。走れそうな、勾配のゆるいところでも歩いてしまいます。
 
ハイキング道を歩いていても、くだりは要注意。膝を支える筋肉も弱っているので、すぐ、膝が痛くなってきました。くだりを回避するために、山の中間駅からバスに乗って下山したこともあります。半月ほど、何度かそんなハイキング練習をしていました。
 
が、土踏まず痛、再発。一年以上前から、アーチの部分が張っているな、硬くなっているな、と自覚あり。揉んだり青竹踏みしたりしていたのですが、改善なし。硬い部分がしこりのように残っているのです。

距離をたくさん歩いて(山道を10キロくらい)脚が疲れてくると、土踏まずとくるぶしの下が腫れてくるような感覚で痛んできます。山中ハイキングの難点、余りにも痛くなってきても、電車の駅まで仕方なく歩き続けて帰って来ないといけないこと。不整地だとよけいに足裏に負担がかかるのかも。

ネットで調べてみたけれど、「足底筋膜炎」ともちょっと違うかも?足裏全体が痛くなる、ということもなく、土踏まずの一番アーチの高い部分だけ、ぼわ~っと痛くなってきます。基本的には偏平足に近いです。

スポーツトレーナーの先生に相談してみると、鑑別疾患として「有痛性外脛骨」というのがあるとのこと。これは骨の異常なのでレントゲンを撮れば特定できます。ほかにもいくつかの似たような症状の疾患あり。が、治療法としてはほとんど同じ。柔軟性の回復・筋力強化動き・使い方の改善策を、ひとつひとつ指示してもらいました。
 
故障を抱えたまま、ルーマニアに戻るのはちょっと不安。トレーナーの先生は、実際に身体を見てもらうには余り機会がなく、ほとんどいつもメールで相談しています。そのつど的確で親切な返信をいただいています。ルーマニアからでもメールなら相談できるのですが、やっぱりこのままだと不安。十分走れないまま次のシーズンが来てしまうこと、これも不安。以前と同じように大会参加は出来なさそう。


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どっちが暑い、日本とルーマニア?

2008-08-28 | ルーマニア・ブカレストの日常


日本ではお盆を過ぎてから、かなり過ごしやすい気候になりました。いつもならうだるような残暑が9月半ばまで続くところ。

でも、ルーマニア選手権大会が行われた先週末、ブカレストはいまだ35℃にヒートアップ。この夏はさすがに昨年のように40度まで上がることはなかったそうですが、6月始めごろからこれくらいの気温になっているのです。おまけにルーマニア南部は今年も雨が少なく、日照りが続いているとのこと。

だから、6月末に日本に戻ってきたときにはちょうど梅雨のころとあって今年の梅雨は穏やか、「あれ?日本のほうが涼しい!」
 
「日本とルーマニア、どっちが暑いの?」~よく聞かれる質問ですが、暑さの質が違うので、比べるのが難しいです。確かに大阪の夏は、蒸し暑さ。汗が肌の表面に残ってじっとり。一日何回でもシャワーを浴びたくなります。
 


ルーマニアの暑さは、突き刺すような太陽で、キンキンに暑いです。ブカレストのほうが湿度が低いのですが、乾燥しているということは、大気中の水蒸気が少ないということ~太陽光線をさえぎる、または乱反射させる水蒸気が少ないので、直接太陽光線が地上に降り注ぎます。空の色がより青く見えるのはこのためかな。
(上の写真、ドナウ川沿いでの一枚)

戸外で走ることが多いわたし、ルーマニアでは「焦げる~」というのが実感。かんかんに晴れた日、公園でよく見かけるのは水着姿で日光浴する人たち。海辺でも皆、ビーチに寝そべり平気で肌を焼いています。
 


こちらは、5月上旬の日光浴。もうすでに上半身裸。太陽に肌をさらすのに抵抗なし、というか、焼きたい人が多いです。5月下旬ころからは、水着姿になってきますが、さすがに大人にカメラを向けるのはちょっとためらってしまいました。
 
日本で走っていて感じるのは、日本の太陽のほうが、やわらかくて、肌に優しい。
どちらかというと色黒のわたし、肌が強そうに見えますが、紫外線にはめっぽう弱い~短時間でも太陽の下にいると、すぐに肌がほてってひりひりしてきます。白人のほうが、肌が強いとしか思えない・・・。すぐにほてって赤くなる人が多いのにね。

降り注ぐ紫外線のおかげで、外出時にサングラスをしていないと、まぶしくて目を開けていられません。白内障気味のわたし、眼球が紫外線で焼かれているのを感じるくらい!

ただ、大陸性気候なので朝夕は気温が下がります。早番でまだ朝が開けないうちから出かけるマイダーリン、ジャケットも必要になってきました。夜も、走った後ちょっとぐずぐずしていると、「はっくしょ~ん!!」、冷えてくるのです。

いずれの国でも、季節の変わり目。夏ばても出てくるころ。ちょっとしたところから体調を崩さないように。


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Sammary in English for friends from overseas:
Which is hotter in summer, Japan or Romania?
It is difficult to answer as they have different types.
Our summer is the humidity and is sticky. I need to take shower a couple of times a day when I am in Japan.
It is very dry and the sunshime is very strong in Romania. I feel like the sun sticks my skin. Because of the low level of atmospheric steam, I feel a sunbeam more strongly. Ultraviolet rays are stronger in the Romanian summer.
When I was hit by ultraviolet rays on my skin, I feel hot and sting as mine being weak.
As for the white people, a color is white, but skin seems to be stronger. Most of them do not avoid getting sun-tan. Rather they seem to like tanning.


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日ルー、夏野菜くらべ

2008-08-27 | ルーマニアを想うとき


日本に帰ってきている私、3年ぶりの日本の夏を過ごしています。妹が嫁ぎ先の自家菜園で育てているきゅうりを持ってきてくれたことがあって「これは絶対に美味しいから!スーパーなんかに売っているのとは、比べものにならないから!」との自信作。
 
ポリッと一口かじって・・・「ルーマニアのきゅうりのほうが、美味しい。はるかに、美味しい。」~ルーマニアの夏野菜や果物は自然の発色がきれいし、味がしっかりしています。そんなわけで日本のスーパーでトマトやきゅうりを見ても、買う気が起こらなくなってしまいました。 

スイカも・・・スイカの記事をエントリーしているうち、食べ損なってしまいました。大阪で出会ったのはこんなスイカだし。

夏野菜で大好きなのはゴーヤ。これはルーマニアでは見かけたことなし。3年ぶりに出会うこの味、毎日のようにゴーヤ・チャンブルー、豆腐や麩、豚肉・ちくわ・チーズ、いろんなものを日替わりで混ぜ込んで炒めています。
 
かぼちゃはルーマニアにもあるけれど、少し味が違うかな。ルーマニアのかぼちゃはこれから出回りますが、水分が多くてベチャッとしています。オーブンで素焼きにすると美味しいタイプ。日本のかぼちゃはほっくりしていて、煮物に美味しいです。
 
ルーマニアで桃を丸かじりすることを覚えたわたしですが、日本では桃は丁寧に作ってあることがわかる高級品。1個皮をむいたら、母と半分こして食べています。
 
梨は、日本のほうが美味しいです。ルーマニアで出会った梨は中国からの輸入物。日本では幸水、二十世紀、長十郎。いろんな種類あって、みずみずしい味、もうしばらく楽しんでルーマニアに戻ります。



いつも色とりどりのルーマニア野菜。強い太陽の恵みを受けて、発色もきれい。天然の色なのです。

いちばん上の写真は、地蔵盆のお供えより。


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マスターズ記録を更新

2008-08-26 | ルーマニア・ランニング事情

 
ルーマニアから嬉しい知らせ。先週行われた全ルーマニア・マスターズ選手権で、ブカレストのラン仲間ステファンが1500mの年代別ルーマニア・マスターズ記録を更新して優勝!18年ぶりの更新というから、満を持してのステファンの登場だったのです。800mとの2冠達成、こちらはわずかに新記録を逃しました。
 
もしかして、立役者はこれかもしれません?!?「陸上競技専用取替えスパイク」。ルーマニア国内で、この二段平行タイプ取替えスパイクピン、どこを探しても売っていません。ステファンたちはアンツーカトラック用(土の上用)の、先端がとがったものがちびて丸くなってきているスパイクピンで、オールウェザーのトラックも走っているのです。
 
6月に行われた全ブカレスト・マスターズ選手権のときに、ステファンの使っているスパイクシューズを見せてもらってびっくり~「あれ、なぜこのピンで走っているの?普通は、土の上とオールウェザーのトラックでは、ピンを取り替えるけど?」

「だけど、取替えピンをどこで買うんだい?ルーマニア国内には売っていないし、特殊なものだから外国へ出たついでに買いに行っても、陸上競技の専門店を見つけないといけないのさ。誰も取替えスパイクピンなんて持ってないよ。」
 
ワタクシ、マドモワゼルにお任せあれ!取替えピンなら、大阪・長居のステップに行けばいろいろ揃っています、実家から10キロ圏内。日本に帰ったときに買ってくることをお約束。取り急ぎ、私の持っているスパイクシューズからピンを取り外し、マイダーリンには付け替えてもらいました。
 
で、その後急遽実家に戻ることになり、帰国。ワタクシ、約束したことは忘れません~ランニング専門店ステップは、父の入院していた病院への道中。さっそく買いに立ち寄り、郵送しました。



郵便事情がちょっと心配でしたが、「封書」ではなく「小型包装物」として発送すると、それは個別に配達されず「小包到着通知書」が個々のポストに投げ込まれ、その通知書を持って郵便局に受け取りに行きます。というわけで無事にステファンのところに到着。
 
ステファンの実力+このピンで、記録更新できたこと、良かったです。もちろん実力あっての新記録、ピンはほんのわずかの手助け。
日々の努力にNoroc!(=乾杯)


ルーマニア語あれこれ:
ルーマニア語でスパイクシューズのことを「cuie」といいます。
本来「cuie」は、先端のとがったピン、という意味。そこから転じてスパイクシューズを「cuie」。
日本でも本来は、スパイクとは「ピン」のこと。そこから転じてスパイクシューズを簡単に「スパイク」と呼んでいます。
「ちょっと、スパイク、貸して。」というのを、「ちょっと、cuie、貸して。」と言うわけです。


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Sammary in English for friends from overseas:
Noroc pentru new record !
I am very glad to hear that Stefan set the new record in veteran championship.
Before the championship, I sent cuie(=pins) to him for useing at that competition, as said he could not buy any pins for running shoes in Romania because no exist there.
I hoped it helped him 0.000001%, the rest, 99.999999% is from his effort.



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お地蔵さんの施し

2008-08-24 | 日本のいろいろ


この週末は地蔵盆。地蔵菩薩の縁日(旧暦の8月24日)にちなんで、前日の宵縁日からお地蔵さんを清め、ちょうちんの飾り付けをし、お供えをして「子供の守り神」のおまつりをします。
 
お地蔵さんの祠(ほこら)は小さいので普段その前を通っていても気付かないことも多いのですが、この時期になると祠の前が提灯で飾られ、縁台が置かれ、夜になるとひとつひとつに明かりが灯ってにぎやかになります。
 
ところが!商店街の辻にあるお地蔵さんを管理している親戚の人の話。

「きれいにしたお地蔵さんの前に、ちょっとした供え物を置いておいたら、しばらくしてから見たら、もう無くなっとったんや。」
「最近は、仏飯も食べて行かれるんや。朝、炊き立てのご飯と新しいお茶を供えて、昼に見たら、もう、無くなってるんや。炊き立てご飯の湯気の上がってるを、よう知っとるわ。」
 
商店街の中とはいえ、祠は前面道路よりも1mほど奥まったところにあります。うまく凹んだところに立っているお地蔵さん、とても施し上手なのです。
 
お供えを何も言わずにもらっていく人、仏飯を手づかみで食べていく人(または持ち帰る人)、お茶まで飲んで水分補給していく人。その人たちの思いはそれぞれ、せちがない世の中に盗まれたと思えば腹も立つけれども、人のものを盗むよりも人に盗まれること、施されるよりも施しのできること。こう考えれば心も穏やかになります。
 
とはいえ、何を考えて、お地蔵さんに供えてある仏飯まで食べていくのかなあ。この世の中…。

一番上の写真は、わたしが子供のころにわたしの名前を書いた提灯が飾られていたお地蔵さん。ここはお家の中に祠があるのでお参りをするには玄関をくぐらなければならず、通りがかりの人が仏飯を食べていくことはありません、念のため~。


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ランニングブームは底辺拡大から

2008-08-23 | ルーマニア・ランニング事情


ルーマニアのランニングシーンの底辺を支えるのは、今、この地で走り続けているランニング愛好家のラン仲間たち。ジョガー、市民ランナー、ランニング愛好家、皆同じくくり、趣味で走っている、というわたしたちです。
 


走ることは趣味で楽しみ、ときどき旅行をかねてマラソン遠征にも出かけます。先週末はブカレストのラン仲間たち3人が、オーストリア・サンソンマンで行われたマラソン大会に参加してきました。
 


あいにく当日は雨風の悪天候、でも走り始めれば気象条件は皆同じ。悪条件でも冷静に力を発揮するタイプのビクターが国外で堂々の優勝を果たしてきました。外国での42.195キロマラソン大会での一番高い立ち位置は格別のもの!Noroc pentru Victor!
 


このあとビクターに贈られたのは、優勝カップと優勝グラス(?)。ビクターが持っている巨大グラスにはビールが並々。こんな優勝商品、見たことな~い。ルーマニアではこんな優勝商品にもお目にかかりました、こちらから。
 


一緒に出かけた3人です。でも、まだまだEU水準には程遠いルーマニアの給与水準で、お給料から国外遠征費を捻出するのは難しいこと。今回は健康食品会社のヴァールマークがスポンサー。ネーム入りのジャケットとランシャツで記念撮影。

市民ランナーにスポンサーがつく、というのは日本ではほとんど考えられないシステム。ルーマニアに見られるような、市民マラソンに理解のある企業によるスポンサリングというのはありがたいことです。

今回ビクターは優勝こそすれ、10キロに参加のマリアンは総合13位、ハーフマラソンに参加のシェルバンは時間内完走目標のランナー。入賞常連ランナーだけにスポンサーがつくというわけではないのです。



市民ランナーのためのランニングクラブがブカレストに設立され、3人はその設立メンバー。お揃いのロゴ入りチームTシャツがとても新鮮。中央は主宰者のシェルバン。こんな動きがあって、少しずつでも走る人が増えてきたらな~と。


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トメスク選手から若手育成へ

2008-08-21 | ルーマニア・ランニング事情
 

ルーマニアのラン仲間とトメスク選手のことで盛り上がっています。ルーマニアではコンスタンティナと名前で呼ぶのが一般的、または愛称でPusaと呼ぶ人も居ます。彼女自身はトレーニングの拠点がアメリカなので、ルーマニアのラン友はなかなか直接会う機会も無いそうです。
 
一人、昔、トメスクと一緒のチームだった、というのはブカレストNo.1ベテランのステファン。「そのときのコーチは彼女の才能を見抜けなかった、だから彼女は別のチームに移ったんだ。」と。
 
1990年代までは彼自身も年間を通じて職務免除を受け、ハイレベルをめざしてトレーニングをしていたそうです。今年40歳になった彼は、今ではマスターズのレベルで活躍、マスターズ世界選手権でブロンズメダルを2度、獲得しています。マスターズの年代別記録も持っています。
 
また、ルーマニア選手権で彼女と一緒に走った、という女性ランナーもいます。彼女はいまやルーマニア・マスターズの長距離ナンバーワン、いま37歳。
 
でも、マスターズといえば「生涯楽しく同年代の人と競技する」がモットー。5歳刻みの年代別クラスわけの中で競技します。オリンピックのレベルとは別次元のものです。

今回ルーマニアの女子マラソンメンバーは全員30歳代、リディア・シモン選手もこの10年間以上世界のトップクラス。ルミニッツァ・タルポシュ選手も2007年4月のウィーン・シティマラソンでマラソン初優勝を飾った選手。このときの記録は今回とほぼ同じ、2時間31分台。そんな中でも最年長、38歳のベテランのトメスク選手、今でも世界の第一線、息の長さに敬服です。
 
ただ、心配なのは若手が育ってきているのか?ルーマニアでは国家をあげてスポーツ選手を育成しています。が、社会主義時代に国威掲揚をかけて育成するシステムになっていたスポーツ選手、また貧困から抜け出すためにオリンピック体操選手を目指して娘を体操教室に通わせる親、そんな構図がなくなり、国家養成選手の待遇も変わってきています。

「若手が育っていない。」と指摘されても、「国はスポーツのために予算を廻さなくなった。」と嘆きが聞こえてきます。設備や環境や育成システムが整うこと、これも大事なことなのです。

システムが根幹から変わってしまう社会主義崩壊から19年、ルーマニアの獲得メダルは金4、銀1、銅3。これは多いのか少ないのか?こんな指摘もあります。
>旧共産圏の国、ウクライナ(11位)、ベラルーシ(16位)、ルーマニア(17位)などは、経済力は低くてもメダルランキングの20位以内に入ってきている。



社会主義の時代には、公園でジョギングをしていると「そんな暇があったら、家の片付けでもしなさい。」と言われるほど、市民レベルへのスポーツ行政の取り組みは皆無だったといいます。まずもってみんなが気軽にスポーツを楽しめるようになって欲しいものです。この国のランニングブームはまだまだ、底辺拡大から

一番上の写真はルーマニア陸上競技連盟のエンブレム。
2枚目は、ヨアンダ・バラシュ陸上競技場での一枚。この公認スタジアムは一般による一時利用も出来ます。


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